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<title>七夕文庫～オリジナル小説連載中～</title>
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<description>オリジナルの小説を連載しています。現在はロックと青春がテーマです。応援よろしくお願いします。</description>
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<title>当面お休みします。</title>
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<![CDATA[ <p>皆さん、こんにちは。</p><br><br><br><p>申し訳ありません。</p><br><br><p>少しの間、お休みさせてください。</p><br><br><p>少し、考えたいことがあります。</p><br><br><p>いつ復活するかはなんとも言えません。</p><br><br><p>楽しみにしてくれている人には本当に申し訳ないけれど、</p><br><p>そういうことで、ご了承いただければ幸いです。</p><br>
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<link>https://ameblo.jp/tanabatabunko/entry-11130897848.html</link>
<pubDate>Mon, 09 Jan 2012 11:50:42 +0900</pubDate>
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<title>連載小説「クリスマスは君のために」第20話</title>
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<![CDATA[ <p>無造作ヘアの青年の方が、ポケットに手を突っ込んで近寄ってくる。<br>「久しぶりじゃないですか、真夜先輩。お元気そうで何よりです」<br>「ああ。俺が高校を卒業して以来だから、三年と二百二十八日ぶりだな」<br>「はぁ。相変わらずそんな感じなんですか？」<br>舞次も、里澄羽や立や奏万と同じく、高校時代に真夜が部長を務める軽音部の一員だったようだ。<br>真夜に向ける視線は冷やかすようでもあったが、その後「百合も……久しぶり」と言いながら百合に向けた、はにかんだ笑顔は本物に見えた。<br>「舞君！　久しぶり！」<br>駆け寄る百合に背を向ける、彼が舞次だ。<br>もう一人の青年が、銀髪を揺らしながら、後ろから追いかけてきた。彼はMOON ROSEのボーカル、蜂人(びーと)である。<br>「あー、この人たちがLilly and lieー？」<br>杏翔たちを順番に、じろじろと眺めてくる。蜂人は杏翔より背が低かった。更に舞次が杏翔より十センチほど背が高いから、並ぶと蜂人が余計に小柄に見える。<br>「凄い売れっ子なんだよねー？　本物初めて見たよー、嬉しいなー」<br>そういう蜂人の笑顔は、とても本物には見えない。<br>警戒する杏翔たちに向かって、蜂人は右手をヒラヒラと振った。<br>「あ、自己紹介が遅くなったね。どーも。僕、蜂人。よろしくねー」<br>「百合です。よろしくね」<br>「あ、俺、杏翔です。Lilly and lieでギターやってます」<br>「僕は……明。ボーカル」<br>「真夜だ。舞次、お前の後任として、ベースをしている」<br>「ご苦労様です」<br>「全くだ。さて、自己紹介はここまでとしよう。お互い時間がないんだから、さっそく本題に入るぞ」<br>　真夜は、いきなり舞次と蜂人の間あたりを指差した。<br>「お前たちに質問がある。今度お前たちが発売した『黒い雪』は、タイトルも歌詞も、俺たちが近々発売する予定だった新曲と全く同じなんだ。これはどういうことだ？」<br>「は？　歌詞？」<br>舞次と蜂人は、再び一瞬固まって、それから目を見合わせ、くすくすと笑った。<br>先に口を開いたのは蜂人の方だった。<br>「まさか、僕らがそれを奪った、なんて言うんじゃないだろうねー？　よそのバンドの歌詞なんてさ、ＣＤが発売されるまで分かりっこないじゃない」<br>「もちろん、直接的に奪ったとは考えにくい。何故なら……Lilly and lieに、立というボーカルがいたのは知っているな？　立は作詞も担当していたのだが、『黒い雪』も彼が遺した歌詞の一つだ。これが書かれた手帳は、里澄羽が引き継ぎ、肌身離さず持っていた。つまり、実際にその一ページを奪えるのは、Lilly and lieのメンバーしかあり得ない。だが、その立の手帳の存在さえ知っていれば、MOON ROSEのメンバーが、Lilly and lieのメンバーに歌詞を奪うよう指示することはできる。そして、逆に、その指示がなければ、Lilly and lieのメンバーが立の歌詞をMOON ROSEに渡す利点がない」<br>「だったら、おたくのバンドのメンバーの中で、よそのバンドに歌詞渡しちゃうような非常識な人を捜し出す方が先なんじゃなーい？」<br>へらへら笑いながら嫌味を言う蜂人に、杏翔はイライラしてきた。何か一発、がつんと言おうと息を吸った、その時だ。<br>真夜が蜂人の頭の上に手を置いた。<br>「子供なりに頑張って考えてくれているのに悪いが、小学生は静かにしていてくれないか。ややこしくなるんだ」<br>蜂人の顔が、みるみる茹でダコのようになる。真夜の手を払うと、ドン、と足を踏み鳴らし、唇を震わせた。<br>「小学生って何だ！　僕はもうすぐハタチだっつーの！」<br>「ハタチ？」<br>真夜は心底驚いたようで、目を見開いている。<br>「それは失礼した。てっきり小学生かと……身長が、ちょうど小学五年生の平均程度だったからな」<br>「普通に考えて、小学生のわけないじゃん！　常識ないのかよ、お前……！」<br>真夜に飛びかかろうとする蜂人の服を掴んで、舞次が止める。その様子を見て、子供だなぁ、と呆れていた杏翔に向かい、明がニヤニヤする。<br>「蜂人って人……ちょっと杏翔に似てるね……」<br>「お、俺に！？」<br>真夜も頷く。<br>「なるほど。名前も虫繋がりだからな。訳すと『蟻』になる『杏翔』と、『蜂』人」<br>「に、似てないっつーの！」<br>杏翔と蜂人の声が綺麗にハモった。<br>「……ともかく……」<br>舞次は頭を掻き、億劫そうに現状をまとめに入る。<br>「どうしても、俺たちの中に、Lilly and lieのメンバーをけしかけた奴がいるって言うんですね？　真夜先輩は」<br>「そうだ。特にお前」<br>真夜に指差され、舞次はポカンとする。<br>「お前が一番怪しいと、俺は踏んでいる」<br>「俺、が？」<br>「本件より以前にLilly and lieのメンバーと関わりがあったのは、MOON ROSEの中ではお前だけ……昔からの知り合いであれば、色々なことが頼みやすいといえる。色々なことが、な」<br>「ちょっと、真夜先輩！」<br>百合が、真夜と舞次の間に割って入る。<br>「あの優しい舞君が、そんなことするわけないじゃないですか！」<br>「舞次が優しいとは、俺は思ったことがない」<br>「地元にいた時は、私が道に迷って困ってると、いつも真っ先に手を引いて助けてくれました。私はそれが凄くありがたかった」<br>「ピンとこない。それに……人というのはすぐ変わってしまう生き物だ」<br>真夜の鋭い目に、しかし舞次はにこりとした。<br>「真夜先輩って、もうちょっとオブラートに包んだ発言できないんですか？　そんな言い方したら、こっちが余計に口を硬くしちゃう、って分かりません？　たとえ、真夜先輩の考えが正解だとしても……ね。というわけですから。僕は何も話す気はありません」<br>「……じゃあさ、勝負しようよ……僕たちが勝ったら、何でも話してよね」<br>明がポツリと言った一言に、みんなの頭の上にクエスチョンマークが現れる。<br>「何だ、勝負というのは」<br>「具体的に何の勝負なのー？」<br>「決まってるじゃない……僕らは歌手だよ？」</p><br><p><br>明はマイクを持つジェスチャーをして、ウインクした。<br>「音楽で勝負するのさ」</p>
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<link>https://ameblo.jp/tanabatabunko/entry-11121312673.html</link>
<pubDate>Sun, 08 Jan 2012 00:00:00 +0900</pubDate>
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<title>連載小説「クリスマスは君のために」第19話</title>
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<![CDATA[ <p>杏翔たち四人は、真夜が運転する軽自動車に乗り込んだ。<br>具体的にどう調査するか、百合にも確かな考えがあったわけではない。そこで四人で相談し、MOON ROSEのメンバーに直接会って訊いてみようということで落ち着いた。<br>百合としては、Lilly and lieのメンバーに、MOON ROSEの誰かへ未発表の歌詞を渡した者がいるとは考えたくなかった。<br>だが、どちらであるとしても、少なくともMOON ROSEのメンバーのうち一人は、事情を知っている者がいるのは確かだ。<br>真夜が、以前所属していたバンドの頃からの繋がりを最大限に活用し、何とかMOON ROSEにアポイントメントを取ってくれた。<br>今日、彼らは、一日中スタジオに籠って楽曲製作だということだ。<br>「忙しいのに悪いかな」<br>心配した百合に、真夜は被せるように言った。<br>「忙しい、という言い訳は、暇な人間ほどよく口にするものだ。例えそう言われても、気にすることは全くない」<br>「だいたい、忙しいのはこっちの方だよ……」<br>明が窓の外を見ながら、ぶつくさ言う。<br>「早く誰がやったのか見つけて、コテンパンにやっつけてやらなきゃ、また未発表の歌詞が持っていかれちゃうかも……」<br>「そのとおりだ。悪いのは俺たちではない」<br>「コテンパン、って……とりあえず、そういうことをやった人に対して、どういう責任を取ってもらうかは、事情も全部分かってから考えようよ。ね？」<br>百合が一生懸命に場を取りつくろう。真夜の保護者としての効果が疑わしい。<br>そんなことより、杏翔は、隣に座る百合にどうやって近付くか、考えていた。<br>「寒いなぁ。寒くないですか？　百合さん」<br>「私は平気、だけど……杏翔君、寒いなら私の上着を着てみる？」<br>「じゃあ、僕も……」<br>「明さん、真似しないでくださいよっ！」<br>叫んだ杏翔の視界が、急に真っ暗になる。慌てて首を横に振ると、何かが膝に落ちた。<br>ぬいぐるみだ。<br>アサミューによく似ている。いや、ミューミューだろうか。ともかく、ギョロギョロした目が二人のそれにそっくりなぬいぐるみだ。真夜が投げて来たらしい。<br>こんなぬいぐるみ、どこに隠し持っていたのだろう。<br>「う・る・さ・い」<br>真夜が言葉にスタッカートを入れた時は、本気で怒っているサイン。<br>しゅんとしていると、明が大笑いしてきた。言い返せないのが悔しかったが、百合が明にデコピンを食らわせてくれたので、少し嬉しかった。<br></p><br><p><img alt="三日月" src="https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/249.gif" width="16" height="16"></p><br><p><br>MOON ROSEがいるというスタジオの控え室に到着した。<br>重いドアを、杏翔が全身で押すようにして開ける。<br>そこには確かにMOON ROSEのメンバーがいた。といっても、四人のうち、二人だけだが。<br>一人の青年は、フリルの付いた白いシャツを着て、銀髪に黒縁の眼鏡。もう一人の青年は、エンブレムの付いた紺色のジャケットを着て、光に当たると微かに緑色に光る無造作ヘアだ。<br>彼らは向かい合って座り、奇抜な色の液体が入ったペットボトルを右手に、ゲラゲラ笑っている。声が大きすぎて、マイクがあったら音が割れているだろう。<br>「あの……すみません」<br>百合が、細いながらもよく響く声を出すと、MOON ROSEの二人が同時に振り返った。<br>二人は一瞬固まって、それから目を見合わせ、くすくす笑った。<br></p>
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<link>https://ameblo.jp/tanabatabunko/entry-11121311674.html</link>
<pubDate>Sat, 07 Jan 2012 00:00:00 +0900</pubDate>
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<title>連載小説「クリスマスは君のために」第18話</title>
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<![CDATA[ <p>「あら……お久しぶり。お元気そうね、Lilly and lieのお二人さん？」</p><br><p><br>　美散に声をかけられ、里澄羽と奏万は同時に振り返る。美散は楽しそうに笑った。<br>「そんな怯えた目しないでちょうだいよ。ご活躍なさってるみたいね。私の耳にも入ってくるわよ、貴方たちの仲良しごっこは」<br>　すっかり目を逸らしている奏万の前に進み出て、里澄羽が無理やり笑顔を作る。<br>「安心しろ、奏万。俺は、ことを穏便に済ませるのは下手だけど、怒りをストレートに伝えるのは得意だ」<br>「里澄羽……あんまり余計なこと言っちゃ駄目だよ？」<br>　かえって不安にさせてしまったようだ。まぁ、それは当然かもしれない。<br>　里澄羽は咳払いして、声を張り上げた。<br>「貴女も相変わらずみたいだな。噂は聞こえてくるぜ、色々な。今は、うちの事務所の社長の秘書になって、お付き合いまでしてるらしいじゃねぇか」<br>「よくご存じね」<br>「弟に才能がねぇと大変だよなぁ。売れるために、姉ちゃんが躍起にならなきゃならねぇんだから」<br>　その瞬間、美散の空気がビリッと音を立てるように、電撃を帯びたのが肌で分かった。<br>　美散は眩いまでの笑みになって、早足で里澄羽に近付いてきた。<br>　そして、里澄羽の足の上に、自分のヒールを叩きつけた。<br>　全力で。<br>　命中する寸前で里澄羽が避けなければ、骨の二、三本は折れていたかもしれない。<br>　美散はまだ笑っている。里澄羽の笑みは完全に引きつっていた。<br>「――ところで、里澄羽さん。あの子は元気？　あの、誰だったかしら、私のことが大好きな可愛い男の子。明とかいう名前だったかしら」<br>　美散と明は、数か月前まで付き合っていた。<br>　より詳しく表現するなら、美散は恭嗣というエリート警察官と同棲していたのだが、同時に明とも交際していた。<br>　明はそれでも幸せそうだった。恭嗣も美散を大切に思っていた。<br>　だが、それは全て、売れないボーカリストである弟を花開かせるための、美散の作戦だったのだ。<br>　酷いフラれ方をした明はまだ、里澄羽の目には、少しショックを引きずっているように見えた。<br>「私、あの子に、ちょっと用事があるの。連絡先、変わってないかしらね？」<br>　小首を傾げて困った顔をする美散を、本性を知っていながら愛らしいと思ってしまうのが、里澄羽は怖かった。本音を言えば、彼女の演技と作戦には、誰も敵わない気がしていた。<br>「貴女がどんなに呼んだって、明は来ねぇよ。あれだけ散々なこと言われたんだぞ」<br>「来るわよ」<br>　美散は、里澄羽の背筋が凍るほど自信満々に断言し、真っ赤な唇を歪めた。<br>「フラれ方が突然で酷ければ酷いほど、未練って残るものでしょう？」<br>　里澄羽はとうとう、何も言えなくなった。<br>　美散がくるりと体を反転させる。<br>「とにかく、明って子に伝えてちょうだい。近々会いましょう、って私が言ってたって。じゃあ、またね」<br>　右手をひらりと振って、去って行く。<br>「あの人、最後まで、明君のこと忘れたフリを貫き通したね……」<br>　奏万が、ぶるぶると震えた。<br></p>
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<pubDate>Fri, 06 Jan 2012 00:00:00 +0900</pubDate>
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<title>連載小説「クリスマスは君のために」第17話</title>
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<![CDATA[ <p>「百合さん、今日は何か予定あるんですか？　もしなければ、俺と――」<br>　杏翔の囁きに、百合はポンと膝を叩いた。<br>「今日、私はね、調査に行くの！」<br>「調査？」<br>「Lilly and lieの歌詞が、どうしてMOON ROSEに渡ったのか。そのルートを調べるの！」<br>「百合さんが、ですか？」<br>「そう！　だって、あの歌詞は、立がLilly and lieのために作ったものなんだよ？　他のバンドに歌われたら堪らないでしょ！　私、絶対許せないんだから！」<br>　ガッツポーズを作って、力説だ。杏翔は唇を尖らせた。<br>「えー。せっかく今日、デートに誘おうと思ったのにな……まぁ、仕方ないか」<br>「うん？　何か言った？」<br>「いえいえ！　あの、俺も一緒に調査に行っていいですか？」<br>「手伝ってくれるの？　嬉しい！　ありがと！」<br>　パッと笑顔になった百合に、杏翔も微笑んだ。<br>　少しでも好きな人の役に立てるのは嬉しい。それで好感度が上がればもっと嬉しい。<br>　すると、そんな杏翔を指差し、真夜はズバリと言い切った。<br>「初めて『お手』ができた子犬のような顔だな」<br>「ちょっ……失礼ですよ！　真夜さんっ！」<br>「俺は褒めた」<br>　百合が口元を隠して肩を震わす。<br>「可愛くていいんじゃない？　子犬って」<br>「百合さんも笑わないでくださいよ！　と、とにかく俺は今日、百合さんについて行きますから！」<br>「じゃあ、僕も行く」<br>　廊下から声がして、杏翔と真夜は同時に振り向いた。<br>　明が、壁に寄り掛かって立っていた。その服装は黒いジャージだが、橙色のフリルで飾られていて、更に左胸にはフリルと同じ橙色の花の飾りが付いている。<br>　それを見て、杏翔は左に、真夜は右に首を傾げた。<br>「明さん……それ、パジャマですか？」<br>「もちろん」<br>「さぞや寝辛そうだ」<br>「別に……左を下にして寝なければいい話でしょ……」<br>　明は、胸元の花の位置を磨き上げられた爪で丁寧に直しながら、目を細めた。<br>「僕は、僕の一番お気に入りの着せ替え人形……僕が着たいものを、着たい時に着ることが優先なんだ。そのためにはダイエットだって何だって頑張るよ」<br>　真夜が首を傾ける角度を大きくする。それから杏翔に向き直った。<br>「成る程、明は変わっているんだな」<br>「真夜さんに言われたくないと思います」<br>　というか、この真夜という人は、悪口を言う時は声を潜めるという常識を知らないのだろうか。何と変わり者ばかりのバンド。杏翔は頭が痛くなってきた。<br>「……そんなことはどうだっていいけどさ」<br>　明はそう言うと、強引に百合の隣に座り、百合の頬に顔を寄せた。百合が体を引いていなければ、危うく唇が触れていたところだ。<br>　柑橘系の香水の香りが鼻をくすぐる。起きぬけの明の目は、カラーコンタクトが入っていないのだろう、いつもの緑色ではなく漆黒である。朝日を浴びても、底が透けて見えることはない、深い闇の色。誰でも、この奥をこわごわ覗いてみたくなる――そんな色。<br>「僕は今日、百合さんにお供するからね。ねぇ……いいでしょ？」<br>　段々と近付いてくる明に、百合は頬を掻いて苦笑した。<br>「人数は多い方がいいか……じゃあ、お願いね」<br>　すると、すかさず真夜が百合を指差す。<br>「なら、俺は保護者ということで、ついて行かねばならないな」<br>「ちょっとみんな、俺と百合さんの仲を邪魔しないでくださいよっ！」<br>　杏翔がテーブルをバンバン叩いて訴えても、明も真夜も満足げに頷くだけだった。<br></p><br><p><img alt="とかげ" src="https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/001.gif" width="16" height="16"></p><br><p><br>　一方、その頃の里澄羽と奏万は、事務所の廊下を並んで歩き、同時にため息をついたところだった。<br>「社長も『事情を説明しろ』なんて怒鳴っても無駄だって、気付かねぇのかよ。俺たちだって何も分かってねぇのに」<br>「とにかく、どうにか怒りを回避するしかないね」<br>「そういうのは奏万が得意だよな。頼んだ」<br>「えっ、そんな……」<br>　つつき合う二人の背中に、一つの足音が迫る。<br>　コツ、コツ、という、高いヒールの足音。<br>「あら……お久しぶり。お元気そうね、Lilly and lieのお二人さん？」<br>　漆黒のジャケットを着て不敵な笑みを浮かべる、絹のような美しい茶髪の女性。<br>　美散（みちる）だった。</p>
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<link>https://ameblo.jp/tanabatabunko/entry-11121309943.html</link>
<pubDate>Thu, 05 Jan 2012 00:00:00 +0900</pubDate>
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<title>連載小説「クリスマスは君のために」第16話</title>
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<![CDATA[ <p>　翌朝、百合は午前八時に自然に目覚めた。<br>　バッグからセーターを取り出し、着替える。色は目に見えないが、買う時に聞いたのを覚えている。秋晴れの空の色。百合の好きな色だ。<br>　それから、腰まである銀髪に櫛を通す。時間をかけるが、生まれつきのウエーブは完全には取れない。これは百合が気にしているポイントでもあった。<br>「はぁ……ツヤツヤのストレートヘアならよかったのに。舞君みたいにね」<br>　舞君、とは舞次のこと。百合は、直接褒めたことこそないが、舞次のサラサラの黒髪が大好きだった。<br>　百合の頭の中では、幼馴染たちの外見は、十二歳の時のままほとんど更新されずにいる。舞次がパーマをかけたなんて知らないのだった。<br>　そろそろリビングに行こうか、と思ったその時、ドアが開く、かちゃりという音がした。<br>「百合？　起きてる？　奏万だけど」<br>「足音で分かったよ。おはよう」<br>「おはよう」<br>　奏万は、ベッドサイド――百合の横に座った。<br>「昨日の晩はよく眠れた？」<br>「うん。何か、ずっと誰かの温もりが傍にあって、見守っていてくれたような気がしたから安心したんだ……誰だったんだろう。立かな？」<br>　思わずそう言ってから、俯く。<br>　口にすればするほど、悲しくなる期待。どうして捨てられないのだろうか。<br>「そっか」<br>　奏万は何か言いたげに、しかしそれ以上何も言わずに立ち上がった。<br>「僕と里澄羽、もう出かけるけど。帰りは遅くなると思う。ほら、昨日の一件のことで、会社に呼ばれてるんだ……百合のことは、明君と杏翔君と真夜さんに任せてあるから。それでも困ったことがあったら、いつでも僕の携帯電話に電話して」<br>「そう……奏万も大変だね。帰って来たら愚痴は聞くよ！　だから、早く帰って来てね」<br>「ありがとう。行って来ます」<br>　ドアが静かに閉まった。<br></p><br><p><img alt="晴れ" src="https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/022.gif" width="16" height="16"></p><br><br><p><br>　百合がリビングに来るのを、杏翔は首を長くして待っていた。<br>「おはようございます！　百合さん！」<br>　リビングに入ってきた百合がびっくりするほどの大きな声で、杏翔は挨拶した。すかさず百合の手を取って、席まで案内する。<br>「ここに座ってください！」<br>　椅子を引いて、百合を座らせ、それから手に茶碗と箸を持たせる。もちろん、ご飯はもう盛ってある。<br>「俺、里澄羽さんに頼まれて、今朝は六時に起きて、ご飯作ったんです！　テーブルに並べたのも、俺なんですよ。順番に説明しますね。まず、右上にあるのが、何の魚だか分からないんですけど西京焼きです！　左下にあるのが里芋の煮たやつで、その上がアサリの味噌汁。あ、海苔もあるから食べたい時に言ってください。昨日の晩が洋食だったし、朝ごはんはやっぱり和食がいいかと思って」<br>「凄い！　これ全部、貴方が作ってくれたの？」<br>「っていうか、実はご飯を炊いただけで、おかずと味噌汁は近くのコンビニで全部買って来たのを温めただけなんですけどー。えへへ」<br>　百合は苦笑する。<br>　杏翔は気付いていない。準備が早すぎて料理が冷めていることに。<br>「とにかく、ありがとね。いただきます」<br>「召し上がれー！」<br>　杏翔は百合の向かいに座った。<br>「俺、父さんと母さんが二人だけでよく夜にライブとか出かけちゃって、一人で留守番とかしてることが多いんです。そういう時はいつもこうやって、自分でご飯作って食べてるんですよ。それで、この西京焼きはお勧めですから」<br>　喋りたいことがたくさんあって止まらない。<br>「そうなの？　偉いね」<br>　百合が感心したように頷いた。ますます気をよくする。<br>「あ、魚の骨、俺が取りましょうか？　貸してください！　俺、魚の骨を取るの、超得意なんです！」<br>「大丈夫だよ、これ、骨は入ってないみた――」<br>「いえ貸してください！」<br>「うるさいぞ」<br>　真夜がリビングの入り口に立っていた。腕組みして、眉間に皺を寄せながら。<br>「真夜先輩！　おはようございます！」 <br>　急に元気になった百合に、杏翔が頬を膨らせる。<br>「真夜さん、もう起きたんですか？　もっとゆっくり寝てりゃいいのに……」<br>「俺は休日は午前八時二十二分二十二秒に起きることに決めているんだ」<br>「何ですか、その中途半端な時間……」<br>「全ての数字が二で割り切れる。素晴らしい時間じゃないか。ちなみに休日の眠る時間は、午前十二時十二分十二び……」<br>「はいはい、分かりましたよ。真夜さんって本当に数字が好きですよねー」<br>「特に偶数が好きだ」<br>「適当にご飯盛って食べてくださいね」<br>　真夜は炊飯器を開け、しゃもじにご飯を乗せながら、そのたびに「百二十一粒」「二百三十粒」「二百九十九粒」などと呟いている。彼はいないものとして、杏翔は百合に顔を近づけ、小声で囁いた。<br>「百合さん、今日は何か予定あるんですか？　もしなければ、俺と――」 </p>
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<link>https://ameblo.jp/tanabatabunko/entry-11121307332.html</link>
<pubDate>Wed, 04 Jan 2012 00:00:00 +0900</pubDate>
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<title>連載小説「クリスマスは君のために」第15話</title>
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<![CDATA[ <p>　突然、明からキスされた百合は、呆然とするばかりだ。<br>　やっと事態を飲みこんだ里澄羽が、椅子を蹴って倒し、明に迫る。<br>「こらぁっ、明！　お前、何てことしてくれたんだよ！」<br>「お、落ち着いて、里澄羽！」<br>　奏万が里澄羽を後ろから押さえ込む。里澄羽は足をバタつかせて喚いたが、もはや何を言っているかも分からない状態だった。<br>　その間に明は大きく欠伸をし、<br>「……ホント単純だよね、みんな……」<br>と言い残して、またごろんと横になったのだった。<br>　百合はまだ呆然としている。</p><br><br><p><img alt="黄色い花" src="https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/057.gif" width="16" height="16"></p><br><p><br>「何なんだよ、明は！」<br>深夜、里澄羽は寝室に入るなり、枕を壁に投げつけた。<br>その隣――床に布団を敷いて眠ろうとしていた奏万は、里澄羽を見て苦笑する。<br>「落ち着いて、里澄羽……」<br>「落ち着けねぇよ！　あいつ、百合に急に、ちゅーなんてしやがって……ちゅーだぞ、ちゅー！」<br>「うん、だから、気持ちは分かるけど、とにかく落ち着こう。ネズミみたいになっちゃってるよ」<br>「だって、ちゅーだぞ……幼馴染の俺だって、じ、冗談でもしたことねぇのに……っ」<br>怒りを通り越して泣きそうになっている。奏万はその背中を摩った。<br>里澄羽が涙目で奏万を見上げる。<br>奏万の口元は、笑っていた。<br>その微笑みに里澄羽は何かを感じ、睨みつけた。<br>「奏万。俺、百合がこっちに来る前に、お前に訊いたよな？　百合のこと、どう思ってるか。これからどうしたいのか。そうしたらお前、百合のことは、もう俺に任せるって言ったよな？」<br>「うん」<br>「今さら『やっぱり百合が諦められない』なんて言ったって、無駄だからな」<br>　目に全身全霊の力を込めて、声に棘を纏って。<br>　すると、奏万は困ったように目を逸らした。<br>「もちろん言わないよ」<br>　負けを認めたサインだ。里澄羽はホッとした。<br>「なら、いいけどな」<br>「そうだ、僕、百合のところに様子見に行ってくるね。もしかしたら、明君にあんなことされたのがショックで、落ち込んでるかもしれないし」<br>　奏万は腰を上げた。</p><br><p><br><img alt="黄色い花" src="https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/057.gif" width="16" height="16"></p><br><br><p><br>　百合は、一番奥の部屋に泊まっているはずだった。<br>　奏万は、床に転がっている明たちを踏まないように注意して進んでいった。</p><p>　電気が消えている。<br>　そっと扉を開けて、中に入った。<br>　この日のために里澄羽が買ったベッドで、真新しいピンク色の布団に包まれ、寝息を立てている。<br>　その額を、奏万は撫でた。<br>　うっすら開いた桃色の唇の、なんと無防備なこと。<br>　それをじっと見てから、そっと前髪を上げ、額に唇を付けた。<br>　明の真似をするように――しかし、それは明のそれよりずっとぎこちなく、長い時間。<br>「……諦められるわけ……ないよね」<br>　奏万は、ずっと百合の傍にい続け――こうして、長い夜は更けていった。</p>
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<link>https://ameblo.jp/tanabatabunko/entry-11121305235.html</link>
<pubDate>Tue, 03 Jan 2012 00:00:00 +0900</pubDate>
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<title>連載小説「クリスマスは君のために」第14話</title>
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<![CDATA[ 「ねぇねぇ、私が作ったスープも飲んでみて！」<br>　百合が、里澄羽たちに鍋を差し出す。<br>「おう！　感激だなぁ、百合のスープが飲めるなんて……」<br>　そう微笑んで、里澄羽は男たち全員にスープを盛る。<br>「じゃあ、いただきます！」<br>　さっそく一口飲んだ里澄羽と奏万と杏翔の間に、変な空気が流れた。<br>　コンソメスープなのに、甘い。<br>　それも、少々甘いのではない。猛烈に甘い。<br>「どう？　美味しい？　けっこう自信作なんだからー」<br>　にこにこしている百合に、奏万は申し訳なくなる。<br>　百合に塩を渡してくれと言われて、砂糖を渡したのは自分だったかもしれない。そうではないかもしれないが、そうだということにしよう。そうだ、それなら百合が傷つかない。<br>　奏万がそう言おうとした直前、里澄羽が、とびきり明るい声で叫んだ。<br>「美味い！　こんな美味いスープは初めて飲んだぜ！　百合は天才だ！」<br>「そう？　そう言ってもらえると嬉しいな」<br>「よし、俺、おかわりする！　なぁ、奏万も美味いと思うだろ？」<br>　奏万は「うん」と言って何度も頷いた。<br>　里澄羽は続けて、涙目になっている杏翔の肩を掴む。<br>「杏翔も美味いと思うよな？　なぁ？」<br>　その声に漂う、有無を言わせぬ威圧感。杏翔は口元を押さえながら、<br>「はい、お、美味しいです……」<br>と、呻くように言った。その様子から全てを察したのか、真夜はスープに口を付けない。<br>　明がスープを啜る音が響く。百合が期待するように明の方を向いた。<br>「明君のお口には合うかな？」<br>「美味いよな？　明？」<br>　すると、明は、顔中をぐちゃぐちゃにした。<br>「まずい」<br>「何、だと……？」<br>　呆然とする里澄羽を見もせず、明は、スープの入った皿を百合に押し付けた。<br>「ねぇ、百合さん……このスープ甘いんだけど。何これ、どうなってるの？」<br>「え？　あ……本当だね、変な味。調味料、間違えたのかな」<br>　百合はどんどん落ち込んで、明はどんどん不機嫌な顔になっていく。<br>「味見くらいしてよね……料理作る人の責任、っていうか、常識でしょ……」<br>「ごめんね、私……」<br>「僕、もう何も食べたくなくなっちゃった」<br>　バン、と大きな音を立ててテーブルに箸を叩きつけると、明はさっさとリビングに歩いていった。<br>　里澄羽が口の端を怒りで震わせる。 <br>「あーくーるーっ、お前ーっ！」<br>「いいの、里澄羽。私のせいだから……」<br>　ソファの上で丸くなる明を、里澄羽はいつまでも睨んでいた。<div><br></div><p><br></p><p><img alt="ぶどう" src="https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/078.gif" width="16" height="16"></p><p><br><br>　夕食が終わるまで、本当に、明は食卓に戻って来なかった。リビングのソファの上に丸くなって、キッチンに背を向けている。<br>　百合がずっとそれを気にしているのは、みんな分かっていた。<br>　そのうち、百合は耐えかねたのか、皿を持って明の元に駆け寄った。<br>「放っとけよ、明なんて」<br>　里澄羽は言ったが、百合は首を横に振り、明の傍に両方の膝を付いた。<br>　皿の上には肉団子が四つ。<br>「ねぇ、起きてくれるかな？」<br>　明は動かない。<br>「肉団子、持って来てみたんだけど……食べて欲しいの。これなら美味しいと思うの。奏万が作ってくれたものだから、私みたいに味付けを間違えたりしないと思うし」<br>　明は動かない。<br>「あんなちょっとしか食べないんじゃ、明日の朝までにお腹空いちゃうよ？　ねぇ」<br>　百合が揺さぶると、明はやっと上半身を起こし、百合を見た。<br>　そのまま、止まっている。<br>　人形のように固まったまま、百合を見詰めている。<br>「あの……明君？」<br>　困惑する百合に、短いため息をついた。<br>「……君さ」<br>「は、はい？」<br>「前髪に、ゴミが付いてるよ……」<br>「え！」<br>　百合は慌てて自分の前髪に触れる。すると、明が「違う」と低い声で呟いた。<br>「もっと右」<br>　百合が右に手をやると、「もっと左」と言う。左に手をやれば「もう少し右」、右に手をやれば「もっと左」との指示。百合は顔いっぱいにクエスチョンマークを貼り付けたような表情になった。<br>　明の眉間に皺が寄る。<br>「仕方ないな……僕が取ってあげる。こっち来て」<br>　明の手招きは百合には見えていないだろうが、百合は声を頼りに、正確に明に顔を近づける。<br>　その瞬間だった。<br>　明は素早く百合の後頭部に手を回し、動けないように押さえると、その額に、ちゅっとキスをした。<br>　キス、だ。<br>　その場にいた全員――明以外の全員の目が、点になる。<br>　明はといえば、二ヤッと笑った。<br>「引っかかった」<br>　百合も呆然とするばかりだ。</p>
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<link>https://ameblo.jp/tanabatabunko/entry-11121303098.html</link>
<pubDate>Mon, 02 Jan 2012 00:00:00 +0900</pubDate>
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<title>オマケショートストーリー　「初詣は君のために」2</title>
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<![CDATA[ <p>TIME:12/27　22:38<br>FROM:里澄羽<br>TO:奏万，真夜，杏翔<br>SUBJECT:情報求ム<br>本文:<br>明からだけ返信がねぇんだが、あいつ何やってるか知ってるか？<br></p><br><br><p>TIME:12/27　22:50<br>FROM:杏翔<br>TO:里澄羽<br>SUBJECT:( ´_ゝ｀)<br>本文：<br>里澄羽さんが可愛い女の子ならすぐ返信あるんでしょうケドね～ｗ(´∀｀)<br>明さんのコトだし、きっとデートじゃないんですか( ´_ゝ｀)<br>何か色々頑張ってください里澄羽さんｗｗｗ<br>じゃあ俺は早いですが明日の仕事に備えてもう寝るんで！<br>オヤスミナサ～～～イ（＾o＾）☆<br></p><br><br><p>TIME:12/27　23:00<br>FROM:奏万<br>TO:里澄羽<br>SUBJECT:心配だね…<br>本文：<br>僕、今電話かけてみたんだけど、出なかったよ…<br></p><br><br><p>TIME:12/27　23:02<br>FROM:真夜<br>TO:里澄羽<br>SUBJECT:Re:情報求ム<br>本文：<br>返信がない理由が俺に分かるわけがない、が、参考に。<br>＜参考＞<br>明からの返信までの平均時間→41時間36分1秒<br>今日中に来ない確率→100%<br>よって、一応参加ということにしておき、明日仕事で会うのだから、<br>その際に出欠を訊くのが一番と思われる。<br>以上<br></p><br><br><p>TIME:12/27　23:19<br>FROM:里澄羽<br>TO:奏万，真夜，杏翔<br>SUBJECT:情報ありがとう<br>本文:<br>杏翔へ→子供は早く寝ろ。<br>どうでもいいけど、お前の顔文字、いつもすげぇよな…<br>奏万→わざわざ電話までしてくれてありがとな。<br>ひょっとしたら一日寝てるのかなって気がしてきた。<br>真夜→おう。このまま返信なかったら明日訊くわ。<br></p><br><br><p>TIME:12/28　01:55<br>FROM:明<br>TO:里澄羽<br>SUBJECT:無題<br>本文:<br>僕も行く<br></p><br><br><p>TIME:12/28　02:18<br>FROM:里澄羽<br>TO:明<br>SUBJECT:Re:<br>本文:<br>ここまで待たせてたった４文字かよ！<br>しかも締め切り過ぎてるわ！！<br>まぁいいか……OK、明も参加な。<br>みんなで仲良く行こうぜ！<br></p><br><br><br><br><p>Finish!<img alt="クラッカー" src="https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/098.gif" width="16" height="16"><br></p><br><br><br><br><br><p><img alt="ペンギン" src="https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/015.gif" width="16" height="16"><img alt="ペンギン" src="https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/015.gif" width="16" height="16"><img alt="ペンギン" src="https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/015.gif" width="16" height="16"></p><br><br><p>皆様、あけましておめでとうございます。<br></p><p>作者の七星でございます。<br></p><p>２０１２年も小説を頑張って書いていこうと思いますので、応援よろしくお願い申し上げます。<br></p><br><br><p>今回は連載小説のオマケ、ということで、<br>小説ではなく、<br>Lilly and lieのメンバーのメールのやり取りを、<br>いつも本編を読んでくださっている皆様にこっそり公開することにしましたｗ<br>メールには人柄が凄く出ると思います。<br>（ブログもそうだけど）<br>返信までの時間なんかも含めて、<br>文字だからこそ伝わる「声」みたいなものがあるっていうか。<br>例えば、よく読むブロガーさんの文章だけ切り取って幾つか並べたら、<br>どれが誰の文か分かる気がしませんか？（たぶん）<br>だから、今回は特にそれぞれキャラの特徴を考えながら楽しく書いていきました。<br>里澄羽は顔文字なしで、記号も「！」や「？」くらいしか使わないとか、<br>奏万は「^^」ばかりとか。<br>（顔文字の種類とか全然知らない二人ですね）<br>一方で杏翔の顔文字オンパレードは辛かったですｗ<br>俺は顔文字ってめったに使わないので(´・ω・｀)←<br>他にも、件名の付け方から返信までの時間など、<br>細かいところまで気を使っているので、<br>じっくりお楽しみください。<br>行った先でどんなドタバタがあったのかは、<br>読者の皆様のご想像にお任せしますｗｗｗ<br></p><br><br><p>本編も間もなく再開になると思いますので、<br>皆様も謎解きしながらのんびり読んでいただければと思います。<br>では、またお会いしましょう！</p>
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<link>https://ameblo.jp/tanabatabunko/entry-11110223681.html</link>
<pubDate>Sun, 01 Jan 2012 12:51:30 +0900</pubDate>
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<title>オマケショートストーリー　「初詣は君のために」１</title>
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<![CDATA[ <p>TIME:12/27　09:31<br>FROM:里澄羽<br>TO:明，奏万，真夜，杏翔<br>SUBJECT:初詣行くぞ！！<br>本文:<br>Lilly and lieのメンバー諸君！　久々のオフ、楽しんでるか？<br>突然なんだが、1月1日、みんなで○×神社に行かねぇか？<br>俺のマンションに１２月３１日午後８時集合！<br>そこから車でみんな一緒に神社最寄の駐車場まで行こうと考えてる。<br>車を借りる都合があるから、全員今日中に出欠を返信するように！<br></p><br><br><p>TIME:12/27　09:40<br>FROM:奏万<br>TO:里澄羽<br>SUBJECT:参加します^^<br>本文:<br>メール有難う^^喜んで参加させてもらうね^^<br>車のことだけど、里澄羽は車を借りるにあたって選ぶのが大変だろうから、僕が運転しようと思うけどどうかな？<br></p><br><br><p>TIME:12/27　10:56<br>FROM:里澄羽<br>TO:奏万<br>SUBJECT:Re:参加します^^<br>本文:<br>運転は唯一郎に頼むつもりだから大丈夫だ！<br>いつも心遣いありがとな！<br></p><br><br><p>TIME:12/27　11:01<br>FROM:真夜<br>TO:里澄羽<br>SUBJECT:Re:初詣行くぞ！！<br>本文:<br>あまり混雑している場所に行くと、混乱を招く可能性もあるので、○○神社への場所変更をお勧めする。<br>なお、その場合、お前のマンションからは○×神社と比べて3.44Km離れており、<br>当日は、過去3年間のデータから割り出したところ付近道路の渋滞が5.1Kmに渡って予測されているため、<br>集合時間の変更も併せて行うべきと考えるが、どうか。<br>＜参考＞<br>○×神社を当日訪れる人数予測→522人<br>○○神社を当日訪れる人数予測→307人<br>（いずれも過去3年間のデータを平均したもの）<br>場所・時間変更がされた場合は俺も参加する。<br>以上<br></p><br><br><p>TIME:12/27　11:44<br>FROM:里澄羽<br>TO:真夜<br>SUBJECT:Re:Re:初詣行くぞ！！<br>本文：<br>分かった分かった！　要するに場所変更すりゃいいんだな？<br></p><br><br><p>TIME:12/27　12:05<br>FROM:里澄羽<br>TO:明，奏万，真夜，杏翔<br>SUBJECT:行き先変更だ！！<br>本文:<br>行き先を○○神社に変更するぞ！<br>俺のマンションへの集合時間も午後７時半に変更だ！<br>みんな早く返信よこせ～！<br></p><br><br><p>TIME:12/27　12:08<br>FROM:奏万<br>TO:里澄羽<br>SUBJECT:了解^^<br>本文:<br>真夜さんにでも勧められたのかな？<br>僕はどちらでも大丈夫^^当日よろしく^^<br>神社に行ってから寒いと思うから暖かい飲み物を持っていくね^^<br></p><br><br><p>TIME:12/27　12:56<br>FROM:里澄羽<br>TO:奏万<br>SUBJECT:Re:了解^^<br>本文:<br>そうなんだよ、真夜に言われたんだ。<br>ったく、真夜のメールはいつも数字ばかりで嫌になるぜ…<br>メールアドレスも全部数字ってどういう意味があるんだよ…<br>ともかく、飲み物までありがとう！<br>奏万はさすが気が利くな～！！<br></p><br><br><p>TIME:12/27　16:11<br>FROM:杏翔<br>TO:里澄羽<br>SUBJECT:返信遅くなってすみませんm(__)m<br>本文：<br>お疲れ様です(^_-)<br>ちょっと用事があって学校行ってましたぁ～(´・ω・｀)<br>それで、急に初詣企画とか( ´艸｀)☆<br>わーい＼(＾o＾)／超行きたいです( ´艸｀)( ´艸｀)( ´艸｀)ｗｗｗ<br>俺も参加ってコトでよろしくお願いしマースｗ(´∀｀)<br></p><br><br><p>TIME:12/27　17:10<br>FROM:奏万<br>TO:杏翔<br>SUBJECT:こんばんは^^<br>本文：<br>ちょっと質問なんだけれど、杏翔君は、里澄羽の初詣企画行くの？<br>もし行くのなら、僕が迎えに行くから、一緒に里澄羽のマンションまで行かない？<br>一人じゃ大変だよね？<br>あと、杏翔君はブラックコーヒーって飲めるんだっけ？<br>初詣のとき、みんなに暖かいコーヒーを持っていこうと思うんだけれど、杏翔君は飲めたかどうか、気になったんだ。<br>色々質問ばかりでごめん。時間のあるときでいいから教えてくれるかな？<br></p><br><br><p>TIME:12/27　17:59<br>FROM:杏翔<br>TO:奏万<br>SUBJECT:お疲れ様です(・∀・)ゝ！<br>じゃあお言葉に甘えて迎え待ってます( ´艸｀)☆<br>いやぁすみませんm(__)mありがとうございます！(≧∇≦)(≧∇≦)(≧∇≦)<br>それと、俺ブラックコーヒーも飲めますよ～(｀・ω・´)<br>大人ですカラ(｀・ω・´)（キリッｗｗｗ<br></p><br><br><p>TIME:12/27　18:05<br>FROM:奏万<br>TO:杏翔<br>SUBJECT:了解^^<br>本文:<br>僕の家から杏翔君の家は少し遠回りになるので、時間が読めなくて心配だから早めに行くね^^<br></p><br><br><br><br><p>2に続く<img alt="流れ星" src="https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/114.gif" width="16" height="16"></p>
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<pubDate>Sun, 01 Jan 2012 09:48:44 +0900</pubDate>
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