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<title>5年前へ</title>
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<description>パンデミックが実際に起こったら？とあるニートの想像のみで描く、ぐだぐだバイオハザード。</description>
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<title>感染者</title>
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<![CDATA[ 最初にも申した通り、あの事件からもう1年が経ちました。<br><br>私は、生存者の集団に拾ってもらえたので何とか生き延びることができています。<br>今はhotelNA-NOという宿泊施設に拠点を置いて、他の生存者を探しています。<br><br>感染者について少しお話しします。<br>彼らはまさに「ゾンビ」です。<br>一応脈を打って呼吸もしていますが、何故か死にません。<br>心臓を突いても、頭を撃ち抜いても、まだ動きます。<br>ですが考える力はなく、行動もかなり限られています。<br>階段は上がれますが、梯子は上れません。<br>ノブの付いてるドアもほとんど開けられません。<br>映画のようなパワーはありません。<br>少し遅めですが走れます。<br>彼らの鳴き声はありません。<br>ニコニコ笑っています。<br>無音で近づいてきて一気に殴ったり噛みついたりします。<br>彼らは生存者を「食べる」のではなく「殺す」ことにかなり執着しているようです。<br>目や耳は見えて聞こえているらしく、物音や生存者の姿に反応します。<br><br>対処方法についてです。<br>一番早いのは梯子等を見つけて上ること。<br>建物の高いところに向かうこと。<br>孤立してしまいますが、最悪生き残れます。<br>そして足を攻撃すること。<br>足を切ったり撃ったりすると転倒するため、かなりの足止めになります。<br>くにゃくにゃしながら時間をかけて起き上がるので、その隙に遠くまで逃げることができます。<br><br>一年経って何とか見いだした生存の技です。<br><br><br>今日はこれくらいにします。<br><br>この更新が止まったら、私はこの世にいないと思ってください。
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<link>https://ameblo.jp/the-day0816/entry-12192004625.html</link>
<pubDate>Sat, 20 Aug 2016 09:58:46 +0900</pubDate>
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<title>5年前へ</title>
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<![CDATA[ 「これ以上世界の人口を減らすわけにはいかない。何がなんでも生き残りなさい。只今をもって、ホワイトハウスは放棄する。」<br><br>これは2020年8月20日緊急会見でのクリントン大統領の言葉です。<br>今日は2021年8月16日。<br>あの惨劇から1年が経過しました。<br><br>はじめまして。<br>私はヨシユキと申します。<br>ワケあって名字は言えません。<br><br>唐突に信じがたいことを申します。<br>実はこの文章は、未来から書いています。<br>私の今いる時代は2021年。<br>恐らく皆様の時代は2016年でしょう。<br>私はその5年後にいます。<br><br>この長い文章を過去に飛ばす理由はひとつ。<br>あの惨劇を食い止めてほしいからです。<br><br>2020年8月16日17時27分、世界中で同時多発テロが発生しました。<br>ウイルスを使ったテロです。<br>17時27分の時点で屋外、車内にいた人はほぼ全員、屋内にいた人も半数以上が感染しました。<br>ウイルスに感染した人は意識を失いました。<br>映画では済まされない、「バイオハザード」が実際に発生したのです。<br>感染者は本当に映画やゲームの通りでした。<br>意識を失ったまま徘徊し、生存者を暴行し、こちらが何をしても死なない。<br>違う点は、生存者は噛まれても感染はしないということだけです。<br>もちろん治す薬なんてありません。<br><br>当時私は某都市の消防隊員をしていました。<br>あの日は昼過ぎから消防署で訓練をすると決めていたので、先輩の「山野さん」と後輩の「村瀬くん」に付き合ってもらって、3人で空気呼吸器の訓練をしていました。<br>17時20分には訓練の片付けも終わり、山野さんが<br>「お疲れさま。ジュース奢ってあげるから買っておいで。俺はコーラね。」<br>と、私に500円玉を投げました。<br>私と村瀬くんは消防署2階の自動販売機まで行き、ジュースを買っていました。<br>その時でした。<br>事務所や食堂にいた署員たちが、突然喉を潰したような唸り声を上げ、次々と倒れだしました。<br>村瀬くんも私も、すぐに署員に駆けつけようと思いましたが、ギリギリのところでウイルスやガスの可能性に気づきました。<br>二人ともとっさにTシャツの裾で口と鼻を覆い、急いで外にいる山野さんの所へ走りました。<br>山野さんは喫煙所で座ってボーッとしていました。<br>村瀬くんが<br>「山野さん大変です。署内でガス事案かもしれません。」<br>と山野さんに叫びましたが、山野さんはこちらを向きさえしませんでした。<br>再び村瀬くんは<br>「大変なんです。」<br>と叫び、山野さんの近くに寄りました。<br>その時、山野さんは振り返り、村瀬くんの喉に噛みつきました。<br>メキメキっといった感じの鈍い音が響いて、村瀬くんは血だらけで声も出さず崩れました。<br>私は何が何かわかりませんでした。<br>ただ私をジーっと見つめる山野さんを、呆然と見つめ返すことしかできませんでした。<br>その状態で何秒何分経ったかわかりませんが、突然山野さんが<br>「あはぁは、はぁぁぁ」<br>と叫びはじめ、こちらへ向かって走ってきました。<br>殺される、と本能的に感じた私は全速力で駐車場へ行き、自分の車で消防署から逃走しました。<br>最後に見た消防署の光景は、各階の窓から、感染した署員が笑いながらバラバラ落ちる光景でした。<br><br>家に帰ると父と母は感染しており、祖父は血だらけで亡くなっていました。<br><br>この日、私の大切な家族、仲間、友達を全て亡くしました。<br><br><br>5年前の皆様。<br>何が理由かはわからない。<br>誰が何のためにしたのかもわからない。<br>でもお願いです。<br>この惨劇を食い止めてください。<br>もう過去にしか頼れないのです。<br><br>どうにか細かい情報を伝えるため、定期的に文章を送ります。<br><br>この文章が途切れたら、更新が止まったら、私はこの世にいないと思ってください。
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<link>https://ameblo.jp/the-day0816/entry-12190976559.html</link>
<pubDate>Tue, 16 Aug 2016 20:50:34 +0900</pubDate>
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