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<title>thomasmorのブログ</title>
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<title>映画「ローマの休日」を、公的役割という視点から見る</title>
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<![CDATA[ <p></p><div class="p-article__articleWrapper" data-v-2eac5bf8=""><article class="p-article__body" data-v-2eac5bf8=""><div class="p-article__content pb-4" data-v-2eac5bf8=""><div data-note-id="163826208" data-note-key="nf5d7a1b4f27d" data-v-2eac5bf8=""><div class="o-noteContentText o-noteContentText--font_sansserif" data-v-d624eda4=""><figure class="o-noteEyecatch" data-v-c8e27b30="" data-v-d624eda4=""><a href="https://assets.st-note.com/production/uploads/images/282841398/rectangle_large_type_2_b1fbdabcb2cff400a47c9d98657fc46a.jpeg?width=2000&amp;height=2000&amp;fit=bounds&amp;quality=85" aria-label="見出し画像を拡大表示"><img src="https://assets.st-note.com/production/uploads/images/282841398/rectangle_large_type_2_b1fbdabcb2cff400a47c9d98657fc46a.jpeg?width=1280" alt="見出し画像" decoding="async" loading="lazy" width="1278" height="669" class="a-image o-noteEyecatch__image is-slide" data-v-50e2377b="" data-v-c8e27b30="" data-modal="true"></a></figure><div class="o-noteContentHeader o-noteContentText__header" data-v-8ab879cc="" data-v-d624eda4=""><div class="o-noteContentHeader__titleContainer o-noteContentHeader__titleContainer--font_sansserif" data-v-8ab879cc=""><h1 class="o-noteContentHeader__title" data-v-8ab879cc=""><font style="font-weight: normal;" size="3">「ローマの休日」を観た。何度目かの鑑賞だったが、今回は妙に引っかかる場面があった。最後、王女アンが記者会見の場で報道陣に向き合い、公務へ戻っていく、あの結末である。</font></h1></div></div><div data-name="body" class="note-common-styles__textnote-body" data-v-d624eda4=""><p name="639172f1-deb3-4290-82a0-ff1b44670510" id="639172f1-deb3-4290-82a0-ff1b44670510">物語の筋はよく知られている。お忍びで宮殿を抜け出した王女アンが、ローマで新聞記者ジョーと出会い、たった一日の自由を過ごす。スクープを狙っていたはずのジョーは彼女に惹かれ、結局その記事を書かない。二人は結ばれず、王女は自らの意思で公務に戻る。</p><p name="8e282a67-fee6-459b-aff5-988d54ca1095" id="8e282a67-fee6-459b-aff5-988d54ca1095">私が考えさせられたのは、アンが最後に下した「戻る」という選択のほうだった。</p><p name="c55f0747-711a-4cea-977d-f8f827a61940" id="c55f0747-711a-4cea-977d-f8f827a61940">彼女には、ジョーと共にローマに残るという選択肢があった。一個人としての幸福を取る道だ。にもかかわらず、彼女は王女としての役割に戻ることを選ぶ。印象的なのは、その選択が誰かに強制されたものではなく、彼女自身の決断として描かれている点である。逃げ出した夜の彼女と、会見場に立つ彼女は、同じ人物でありながら明らかに違う。一日の自由は、彼女に「役割から逃げること」ではなく「役割を引き受け直すこと」を教えたのだと思う。</p><p name="a629c4d6-9dc1-458c-9e84-ed3eb9dca051" id="a629c4d6-9dc1-458c-9e84-ed3eb9dca051">注目すべきは、ジョーが最後にスクープ記事を書かなかったことだ。彼は職業人として、特ダネという最大の成果を自ら手放した。これは職責の放棄だろうか。私はそうは思わない。彼は「記者として何を報じ、何を報じないか」という、より上位の職業倫理に従ったのだ。目先の成果ではなく、自分が守るべきものを選んだ。アンの「戻る」とジョーの「書かない」は、方向こそ逆だが、どちらも「自分の役割の本質は何か」を問い直した末の選択という点で同じ構造を持っている。</p><p name="85f6a865-eff3-487f-b420-c8556b993548" id="85f6a865-eff3-487f-b420-c8556b993548">役割を果たすとは、与えられた務めを機械的にこなすことではない。その役割が本来何のためにあるのかを自分の頭で問い直し、引き受け直すことだ。</p><p name="59e622b6-e2d9-482a-9314-0e2ace5ef12f" id="59e622b6-e2d9-482a-9314-0e2ace5ef12f">ジョーがスクープを書かなかったのも、単に「恋した相手だから書けなかった」という表層的な理由だけではないと思う。彼は、アンが自ら戻る決断を下すその場に居合わせ、彼女の覚悟を間近で見ている。その覚悟を感じ取ったからこそ、彼もまた自分の役割を選び直したのだ。</p><p name="c0070847-828a-4c12-a3bb-e70f5836ef91" id="c0070847-828a-4c12-a3bb-e70f5836ef91">ここで、二人がついに結ばれなかったことの意味を考えたい。一般に、恋愛が結婚に至れば、その先に待つのは現実である。共働きが当たり前となった今、夫婦はともに家事・育児・仕事に追われ、インフレ下の生活苦も重くのしかかる。関係は、日々の現実の中で少しずつ摩耗していく。</p><p name="d4e21009-bb8b-4de1-8b27-e199e1b95e10" id="d4e21009-bb8b-4de1-8b27-e199e1b95e10">だが、アンとジョーの一日は、その摩耗にさらされることがない。これを「成就しなかった悲恋」と呼ぶのは、たぶん正確ではない。二人は、互いへの想いを現実の関係に持ち込まないことを、それぞれの意思で選んだのだ。アンが王女に戻り、ジョーが記事を書かなかったのと同じ選択である。だからこそ、あの一日は永遠に美しいまま二人の中に残る。凍結された美しさは、運命が二人から奪ったものではなく、二人が役割を引き受けることと引き換えに、自ら守り抜いたものなのだ。</p><p name="b9592907-ab95-4f9a-8fab-554778b5773b" id="b9592907-ab95-4f9a-8fab-554778b5773b">何度鑑賞しても、この映画はそのたびに違う角度から考えさせてくれる。「役割を選び直す」という一点で、すべての場面がつながって見えた。休暇が明ければ、私もまた自分の役割の場所へ戻る。苦しい、疲弊の毎日であるが、「家族を守る」「プロフェッショナルとしての自分の矜持を守る」これが私に果たされた使命である。</p></div></div></div></div></article></div><p></p>
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<link>https://ameblo.jp/thomasmor/entry-12974050227.html</link>
<pubDate>Tue, 28 Jul 2026 18:22:38 +0900</pubDate>
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<title>大好きだった猫ちゃんの話</title>
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<![CDATA[ <p></p><p name="5d82bad3-bc8c-420b-a710-e52ddccca03b" id="5d82bad3-bc8c-420b-a710-e52ddccca03b"></p><div><br></div><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20260728/18/thomasmor/50/75/j/o0330033015806938241.jpg"><img src="https://stat.ameba.jp/user_images/20260728/18/thomasmor/50/75/j/o0330033015806938241.jpg" alt="" width="330" height="330"></a><div><br></div><br><p></p><p name="5d82bad3-bc8c-420b-a710-e52ddccca03b" id="5d82bad3-bc8c-420b-a710-e52ddccca03b">私は三重県に住んでいたとき、二匹の猫を飼っていた。キジトラと、白ネコだった。</p><p name="b6d03ba9-be0e-4ed5-82af-6d02599b8391" id="b6d03ba9-be0e-4ed5-82af-6d02599b8391">私は、最初はペットに興味が無かった。私の家の庭に、心ない人間が、赤ちゃんの猫を捨てていったのだ。私の家族は、とてもかわいそうで、保健所に連れていくことはできず、飼うことにした。</p><p name="1a3d477e-47eb-48d9-bdf0-153a856e10ce" id="1a3d477e-47eb-48d9-bdf0-153a856e10ce">ちょうど、受験勉強でクソ忙しい時だったので、実は、最初は「大変だな」と思っていた。だが、それは愚かなことだと後から気づいた。</p><p name="93b21dcc-c8c2-4bbc-be8d-6fd4f0bc765b" id="93b21dcc-c8c2-4bbc-be8d-6fd4f0bc765b">偏差値や、年収も大切だろう。だが、ペットや子供は、一番の宝ではないだろうか？</p><p name="9e7542a5-44fc-4489-9748-731b4fcb4e18" id="9e7542a5-44fc-4489-9748-731b4fcb4e18">二匹とも、とても甘えん坊で、足にスリスリしたり、私の指をなめたりしていた。仰向けの私の腹の上で眠ることもあった。</p><p name="9330c5c6-9d19-449a-a8e3-d41ed0edd76d" id="9330c5c6-9d19-449a-a8e3-d41ed0edd76d">ある時、キジトラちゃんのほうが、紐を食べて腸につまらせた。手術をしても、助かるかわからないと言われた。ショックだった。その日は、泣き明かした。</p><p name="0b2f76b8-64fe-4ecf-a80a-d3227fe90952" id="0b2f76b8-64fe-4ecf-a80a-d3227fe90952">私の住む田舎では、中高一貫校は遠くて通えない。私は非進学校（自称進学校）から一橋大学を目指していた。だが、多くの女子は、私を「キモイ」「ガリ勉」などと思っていたようだ。身長180cmのスポーツマンがチヤホヤされていた。田舎の人は、勉強することの意義がわからないのだ。これは、アメリカの田舎、バンス氏が書いた「ヒルビリー・エレジー」の世界も同じだろう。だから、格差は再生産される。私は、孤独だった。トラウマにもなった。男性にはこうした苦しみが無いかのように無神経なことを言う人がいるが、それは間違いだ。女性も、男性も、LGBTQも、みんな苦しいのだ。</p><p name="3dec266f-4b6d-4c82-8bd7-e36311d0a6cf" id="3dec266f-4b6d-4c82-8bd7-e36311d0a6cf">だからこそ、私にとって、二匹の猫ちゃんは、かけがえのない存在だったのだ。決して失いたくはなかった。</p><p name="d60792e7-a14a-4bbd-9572-e2efbc73b662" id="d60792e7-a14a-4bbd-9572-e2efbc73b662">キジトラちゃんは、奇跡的に一命をとりとめた。獣医さんには感謝しかなかった。</p><p name="0237afeb-9a86-449a-967e-a7e799bd3cbb" id="0237afeb-9a86-449a-967e-a7e799bd3cbb">今は二匹とも亡くなった。私の家の墓には、二匹の猫が家族として、先に眠っている。</p><p></p>
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<pubDate>Tue, 28 Jul 2026 18:18:44 +0900</pubDate>
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