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<title>tohko-noteのブログ</title>
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<description>ブログの説明を入力します。恋愛、結婚、離婚、後悔、そして母になるまで。実話をもとに一部脚色を加えながら、誰にも言えなかった過去を綴っています。</description>
<language>ja</language>
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<title>宅浪を選んだ私は、ただ眠ってばかりいた</title>
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<![CDATA[ <p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20260408/19/tohko-note/08/8a/p/o1536102415769315544.png"><img alt="" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20260408/19/tohko-note/08/8a/p/o1536102415769315544.png" height="1024" width="1536"></a></p><p><span>高校を卒業したあと、私は浪人しました。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>今思えば、そうなるのは自然な流れだったのかもしれません。</span></p><p><span>勉強にきちんと向き合えていたとは言えなかったし、進路のこともどこか他人事のように考えていました。</span></p><p><span>目の前の毎日を何となくやり過ごしながら、私は大事なことをずっと先送りにしていたのだと思います。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>浪人が決まったとき、私は予備校には通わず、宅浪を選びました。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>自分一人でも何とかなる。</span></p><p><span>その時の私は、本気でそう思っていました。</span></p><p><span>今振り返ると、本当に幼かったと思います。</span></p><p><span>でも当時は、それが一番自然な選択に思えたのです。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>両親は、そんな私の希望を認めてくれました。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>親になった今ならわかります。</span></p><p><span>その決断が、どれだけ勇気のいることだったか。</span></p><p><span>本当に大丈夫なのか、ちゃんと勉強できるのか、不安がなかったはずがありません。</span></p><p><span>それでも両親は、私を信じてくれたのだと思います。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>私は予備校に通わない代わりに、Z会の通信教材を取ることにしました。</span></p><p><span>家で一人で勉強して、受験に備える。</span></p><p><span>頭の中では、ちゃんとした計画があるようなつもりでいました。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>でも、現実はまったく違いました。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>教材は、ほとんど思うように進みませんでした。</span></p><p><span>届いたものを開いて、少し見る。</span></p><p><span>やらなければと思う。</span></p><p><span>でも、できない。</span></p><p><span>その繰り返しでした。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>平日、家にひとりでいる時間、私は一体何をしていたのか。</span></p><p><span>今でも、あまりよく思い出せません。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>本当に不思議なくらい、記憶がないのです。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>ただ、ひとつだけはっきり覚えていることがあります。</span></p><p><span>私は、毎日とてもよく眠っていたということです。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>大げさではなく、一日二十時間くらい寝ていたような感覚があります。</span></p><p><span>もちろん本当にそこまで眠っていたのかはわかりません。</span></p><p><span>でも、それくらい、起きていた時間の記憶がないのです。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>起きて、少し何かをして、また寝る。</span></p><p><span>気づけば夕方で、気づけば夜で、また寝る。</span></p><p><span>そんな毎日でした。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>あの頃の私は、自分でも自分が何をしているのかわかりませんでした。</span></p><p><span>頑張らなければいけないことはわかっている。</span></p><p><span>でも、体も心もまるで動かない。</span></p><p><span>机に向かえば何とかなる、という感じではありませんでした。</span></p><p><span></span><br></p><p><span style="font-size: 16px;">怠けていたのももちろんあります。それに、</span><span style="font-size: 16px; -webkit-text-size-adjust: 100%;">たぶんもう、心のどこかが動けなくなっていたのだと思います。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>高校時代、ずっと周りに合わせて、うまくやれない自分を抱えて、学校の外にしか居場所を見つけられなかった私が、いきなり一人で受験に向き合う。</span></p><p><span>それは思っていたより、ずっと苦しいことだったのだと思います。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>でも当時の私は、そんなふうには考えませんでした。</span></p><p><span>ただ、自分はだめなんだと思っていました。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>何もできない。</span></p><p><span>進まない。</span></p><p><span>寝てばかりいる。</span></p><p><span>そんな自分を見て、情けないと思っていました。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>それでも時間は過ぎていきます。</span></p><p><span>受験は待ってくれません。</span></p><p><span>まわりが進んでいく中で、私は家の中で止まったままでした。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>そして秋になる頃、さすがにまずいと焦り始めます。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>ここまで何もできなかったのに、まだどこかで「何とか間に合う方法があるのでは」と思っていました。</span></p><p><span>地道にやり直すしかないのに、私はまた近道を探そうとしてしまったのです。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>その頃、ある「記憶術」の通信教材が売られていました。</span></p><p><span>これなら効率よく覚えられるかもしれない。</span></p><p><span>何とか受験勉強に生かせるかもしれない。</span></p><p><span>そんなふうに思って、私は自分のお小遣いでそれを買いました。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>今思うと、本当に浅はかだったと思います。</span></p><p><span>勉強に近道なんてない。</span></p><p><span>それはもう、今ならよくわかります。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>でも当時の私は、何かひとつ劇的に変わる方法がほしかったのです。</span></p><p><span>地道に積み重ねる自信も、最初からやり直す根気も、もう残っていませんでした。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>もちろん、記憶術を買ったところで、私の生活が急に変わるわけではありませんでした。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>結局、勉強に本気で向き合うことはできないまま、時間だけが過ぎていきました。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>今振り返ると、あの一年は、私の人生の中でもかなり苦しい時間だったと思います。</span></p><p><span>何か大きな事件があったわけではありません。</span></p><p><span>誰かに直接傷つけられたわけでもありません。</span></p><p><span>でも、自分で自分を見失って、何も積み上げられずに時間だけが過ぎていく感覚は、とてもつらいものでした。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>そして、そんな状態のまま、私は二度目のセンター試験を迎えることになりました。</span></p><br class="Apple-interchange-newline"><p></p><p><br></p>
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<link>https://ameblo.jp/tohko-note/entry-12962385055.html</link>
<pubDate>Wed, 08 Apr 2026 19:22:23 +0900</pubDate>
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<title>顔を知らない人たちの中で、私は初めて安心した</title>
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<![CDATA[ <p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20260407/22/tohko-note/01/76/p/o1536102415769046411.png"><img alt="" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20260407/22/tohko-note/01/76/p/o1536102415769046411.png" height="1024" width="1536"></a></p><p><span>高校生活の中で、私は少しずつ学校の外に居場所を求めるようになっていきました。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>学校では、なるべく周りに合わせて、なるべく浮かないようにしていました。</span></p><p><span>笑って、うなずいて、何となくその場にいる。</span></p><p><span>でも心の中ではいつも、少しだけ疲れていました。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>そんな私が夢中になっていったのが、ネットの世界でした。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>当時は、個人のホームページを作るのが流行っていました。</span></p><p><span>今みたいにSNSが当たり前ではなかった頃です。</span></p><p><span>自分で少しずつ調べて、HTMLをいじって、背景を変えたり、文字の色を変えたりして、自分だけの小さな場所を作る。</span></p><p><span>その作業が、私はとても好きでした。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>ホームページの内容は、漫画の二次創作でした。</span></p><p><span>イラストを載せたり、好きなキャラクターについて書いたり、掲示板を置いて感想をもらったりしていました。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>学校では自分の好きなものを十分に話せなかったのに、そこでは違いました。</span></p><p><span>私が描いたイラストを「好きです」と言ってくれる人がいる。</span></p><p><span>感想を書いてくれる人がいる。</span></p><p><span>続きを楽しみにしてくれる人までいる。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>それが、私には本当にうれしかったのです。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>しかも、相手の顔が見えないということが、私にとっては大きな安心でした。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>学校の中では、相手の表情や空気を読みすぎてしまうところがありました。</span></p><p><span>今の言い方、大丈夫だったかな。</span></p><p><span>変に思われていないかな。</span></p><p><span>そういうことばかり気にして、うまく話せなくなることがありました。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>でもネットの中では、それがありませんでした。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>まずそこにあるのは、作品でした。</span></p><p><span>好きなものがあって、それを見た人が反応してくれる。</span></p><p><span>顔色をうかがわなくていい。</span></p><p><span>その場の空気に無理に合わせなくていい。</span></p><p><span>私はそのことに、思っていた以上に救われていたのだと思います。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>掲示板でのやりとりも楽しかったです。</span></p><p><span>コメントをもらうたびに、何度も読み返していました。</span></p><p><span>誰かと本当に話せている気がしました。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>もちろん、今思えばそれは限られた関係だったのかもしれません。</span></p><p><span>好きなものが同じだからつながれただけ、と言われたらそうなのかもしれません。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>でも当時の私には、それで十分でした。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>学校では、何となく「いる」だけだった私が、そこではちゃんと「見つけてもらえている」と感じられたからです。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>たぶん私は、あの頃ずっと、認めてほしかったのだと思います。</span></p><p><span>変なふうにいじられるのではなく、笑ってごまかすのでもなく、</span></p><p><span>ただ「これが好きなんだね」とそのまま受け取ってほしかった。</span></p><p><span>それを、ネットの向こうの人たちはしてくれました。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>だから私は、どんどんその世界にのめり込んでいきました。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>学校から帰ると、まずパソコンを開く。</span></p><p><span>掲示板に新しい書き込みがないか見る。</span></p><p><span>返信を書く。</span></p><p><span>イラストを描く。</span></p><p><span>ホームページを少し直す。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>そんな時間が、私にとっては何より楽しみでした。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>今振り返ると、それは「逃げ」だったのかもしれません。</span></p><p><span>実際、私はよくそう思ってきました。</span></p><p><span>現実の人間関係や勉強がうまくいかないぶん、ネットの世界に逃げていたのだと。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>でも、今は少し違う見方もできるようになりました。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>あの頃の私は、ただ逃げていたのではなく、必死に息ができる場所を探していたのだと思います。</span></p><p><span>学校という場所で少しずつ苦しくなっていた私が、どうにか自分を保てる場所を見つけた。</span></p><p><span>それが、あの小さなホームページだったのかもしれません。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>ただ、その安心できる場所があったからこそ、私はだんだん現実の方を後回しにしていきました。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>勉強も、進路のことも、本当はちゃんと考えなければいけない時期でした。</span></p><p><span>でも私は、「まだ大丈夫」「何とかなる」と思いながら、パソコンの前にいる時間を増やしていきました。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>そのツケが、あとで一気に回ってくることになります。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>高校を卒業したあと、私は浪人することになります。</span></p><p><span>そしてその最初の一年を、想像以上に苦しい形で過ごすことになるのです。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>次回は、宅浪を選んだ頃のことを書こうと思います。</span></p><p><span>あの頃の私は、何をしていたのか自分でもよくわからないくらい、ただ眠ってばかりいました</span></p><br class="Apple-interchange-newline"><p></p><p><br></p>
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<link>https://ameblo.jp/tohko-note/entry-12962298418.html</link>
<pubDate>Tue, 07 Apr 2026 21:55:27 +0900</pubDate>
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<title>修学旅行、ふたりなのに、ひとりぼっち。</title>
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<![CDATA[ <p></p><p><span>高校時代の中でも、今でも忘れられない出来事があります。</span></p><p><span>二年生の修学旅行のときのことです。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>行き先はユニバーサル・スタジオ・ジャパンでした。</span></p><p><span>高校生の修学旅行らしく、みんな浮き立っていて、私も表向きはその中にいました。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>その頃の私は、だいたいいつも五、六人くらいのグループの中にいたと思います。</span></p><p><span>すごく仲がいい、という感じではなかったけれど、ひとりではない。そのくらいの位置でした。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>修学旅行でも、当然そのメンバーで一緒に回るつもりでいました。</span></p><p><span>私もそのつもりで疑っていませんでした。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>でも、途中でちょっとした行き違いがありました。</span></p><p><span>何がきっかけだったのか、今はもうはっきり覚えていません。</span></p><p><span>ただ、気がついたら私ともう一人の子、二人だけになってしまったのです。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>いわゆる、迷子のような状態でした。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>でも私は、その時あまり不安ではありませんでした。</span></p><p><span>だって二人きりだったからです。</span></p><p><span>大勢の中で何となく話を合わせるより、むしろ二人の方がやりやすいかもしれない。そんなふうに思ったのです。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>けれど、相手の子は少し違っていました。</span></p><p><span>どこか落ち着かない様子で、早くみんなと合流したいような、そんな空気をまとっていた気がします。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>その時の私は、そこまで深くは考えていませんでした。</span></p><p><span>とりあえず二人で園内を歩いて、アトラクションにも一つ二つ乗ったと思います。</span></p><p><span>何かを飲んだり、軽いものを食べたりもしました。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>今振り返ると、たぶん特別に楽しい時間だったわけではないのかもしれません。</span></p><p><span>でも当時の私にとっては、その時間が少しうれしかったのです。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>大勢の中ではいつも少し浮いているような気がしていた私が、誰かと二人で、それなりに自然に過ごせている。</span></p><p><span>そのことがうれしかったのだと思います。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>もしかしたら、この子とならうまくやれるのかもしれない。</span></p><p><span>そんな小さな希望みたいなものを、私はその時間に感じていました。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>でも、そのあと他のメンバーと合流したとき、私は一気に現実に引き戻されました。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>その子が、ものすごくほっとした顔をしていたのです。</span></p><p><span>「やっと会えた」というような、心から安心したような、そんな表情でした。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>その瞬間、胸がぎゅっとなりました。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>ああ、そうか。</span></p><p><span>この子にとって、私と二人でいた時間は、楽しい時間ではなかったのかもしれない。</span></p><p><span>私だけが、少しうれしい気持ちになっていたのかもしれない。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>そう思ったのです。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>もちろん、本当のところはわかりません。</span></p><p><span>その子は、ただ他のメンバーと会えて安心しただけなのかもしれません。</span></p><p><span>私といるのが嫌だったと決まったわけではありません。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>でも当時の私は、そんなふうに冷静には考えられませんでした。</span></p><p><span>私の中では、その出来事は一瞬で「答え」になってしまったのです。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>やっぱり、私は誰かと一緒にいても、相手は同じようには感じていないんだ。</span></p><p><span>やっぱり、私は“その場にいるだけ”の存在なんだ。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>そんなふうに思ってしまいました。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>今思えば、高校生のその年頃なら、誰にでも少しはあるような、ささいなすれ違いだったのかもしれません。</span></p><p><span>でも、あの頃の私にとっては、全然ささいなことではありませんでした。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>むしろあの出来事は、その後の私の人間関係の感じ方を、かなり強く決めてしまった気がします。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>誰かといて楽しいと思っても、それは私だけかもしれない。</span></p><p><span>少し近づけたと思っても、相手はそう思っていないかもしれない。</span></p><p><span>そんなふうに、いつも一歩引いて考える癖がついてしまいました。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>たぶん私はあのとき、はじめて知ったのです。</span></p><p><span>人と一緒にいることと、心が通じていることは、同じではないのだと。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>そして私は、その違いを必要以上に怖がるようになっていきました。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>今でも、人と話していて、楽しかったなと思ったあとに、ふと不安になることがあります。</span></p><p><span>あれは私だけだったのかな。</span></p><p><span>相手はただ合わせてくれていただけなのかな。</span></p><p><span>そんなふうに思ってしまう瞬間があります。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>大人になった今なら、それが考えすぎだとわかることもあります。</span></p><p><span>でも、心の奥の方には、あの修学旅行の時の私がまだ残っているのだと思います。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>少し期待して、少し傷ついて、そして何もなかった顔をする。</span></p><p><span>そんな自分が、あの頃からもう始まっていた気がします。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>修学旅行から帰ったあとも、高校生活は続きました。</span></p><p><span>私は相変わらず周りに合わせて笑っていました。</span></p><p><span>けれど心の中では、少しずつ学校の外に居場所を求めるようになっていきました。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>その頃の私を救ってくれたのは、学校の友達ではなく、顔も知らない人たちだったのです。</span></p><br class="Apple-interchange-newline"><p></p>
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<link>https://ameblo.jp/tohko-note/entry-12962161988.html</link>
<pubDate>Mon, 06 Apr 2026 16:35:06 +0900</pubDate>
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<title>友達がいるのに、どこかずっとひとりだった</title>
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<![CDATA[ <p></p><p><span>高校に入ったばかりの頃のことを、今でも時々思い出します。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>周りに誰もいなかったわけではありません。</span></p><p><span>話す子もいたし、休み時間に完全にひとりというわけでもありませんでした。</span></p><p><span>でも、心から「この子は友達だ」と思える相手がいたかというと、たぶんいなかったと思います。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>私はなぜか「まる」と呼ばれていました。</span></p><p><span>顔が少し丸顔だったから、というような、たぶんそれだけの理由です。今思えば他愛のないことなのかもしれません。でも当時の私は、その呼び名を少し複雑な気持ちで受け止めていました。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>嫌だった、とまでは言えません。</span></p><p><span>でも、うれしかったわけでもありませんでした。</span></p><p><span>そう呼ばれるたびに、自分が少しだけ雑に扱われているような、そんな気持ちになっていたのかもしれません。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>私が通っていた高校は、女子校から共学になったばかりのような雰囲気の学校でした。</span></p><p><span>男子はクラスに少しいる程度でしたが、その少ない男子の存在を、みんながどこか意識しているような空気がありました。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>女の子たちは彼氏の話や異性の話で盛り上がっていて、私はいつも何となくそれに合わせていました。</span></p><p><span>でも本当は、そういうことがよくわかっていませんでした。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>「彼氏っていいな」と思う気持ちはありました。</span></p><p><span>でも、自分が異性を強く意識しているかというと、そうでもない。</span></p><p><span>みんなが自然に盛り上がっている話題に、私はどこか置いていかれているような気がしていました。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>それでも、その場では笑っていました。</span></p><p><span>うなずいて、話を合わせて、何となくうまくやっているふりをしていました。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>今思うと、きっと周りの子たちは、私の違和感に気づいていたのだと思います。</span></p><p><span>私はどこか「いじられキャラ」のような立ち位置になっていました。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>当時の私は、それを必死で笑って受け流していました。</span></p><p><span>でも心の中では、「もしかして私、少しバカにされているのかな」と思うこともありました。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>それでも、そう認めてしまったら最後、学校に行けなくなる気がしていました。</span></p><p><span>だから私は、自分に言い聞かせていました。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>これはいじめなんかじゃない。</span></p><p><span>私はこういうキャラなんだ。</span></p><p><span>そう思っていれば、何とかやっていけるような気がしたのです。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>本当は、全然平気じゃなかったのに。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>一方で、私には好きな世界もありました。</span></p><p><span>当時、私は漫画の二次創作や同人活動が大好きでした。</span></p><p><span>けれど、その話を本当に楽しくできる友達とは高校で離れてしまって、高校生活の中ではその楽しさを共有できる相手がいなくなってしまいました。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>今思えば、それも大きかったのだと思います。</span></p><p><span>学校の中で周りに合わせている自分と、本当に好きなものを持っている自分が、少しずつ離れていく感じがしていました。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>話せる相手がいないというのは、思っていた以上に苦しいものでした。</span></p><p><span>学校に行けば人はいるのに、心の中ではずっとひとり。</span></p><p><span>あの頃の私は、そんな感覚を抱えたまま毎日を過ごしていました。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>それでも表向きは、何とかやっていたのだと思います。</span></p><p><span>グループの中にいて、笑って、話して、それなりに普通に過ごしているようには見えていたはずです。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>でも、うまく言えないのですが、私はずっと「本当にはここにいない」ような気持ちでした。</span></p><p><span>そこにいるのに、ちゃんとそこにいない。</span></p><p><span>誰かと一緒にいるのに、どこかひとり。</span></p><p><span>そんな感じです。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>高校時代の記憶を思い出すとき、私の中に残っているのは、楽しい思い出よりも、あの何とも言えない居心地の悪さです。</span></p><p><span>少し笑いすぎていたこと。</span></p><p><span>少し無理していたこと。</span></p><p><span>少しだけ、自分を偽っていたこと。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>そして、その「少し」が、私の中に静かにたまっていったのだと思います。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>今の私は大人になって、母になって、あの頃よりはずっと人づきあいもできるようになりました。</span></p><p><span>でもそれでも、ふとした時に「私はここにいて大丈夫かな」と思ってしまう瞬間があります。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>たぶん私は、あの頃の自分をまだ少し引きずっているのです。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>次回は、そんな高校時代の中でも、今も忘れられない修学旅行のことを書こうと思います。</span></p><p><span>あのとき私は、たぶん初めて、「自分だけが楽しいと思っていたのかもしれない」という痛みを知りました。</span></p><br class="Apple-interchange-newline"><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20260405/08/tohko-note/b8/8c/p/o1536102415768021114.png"><img alt="" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20260405/08/tohko-note/b8/8c/p/o1536102415768021114.png" height="1024" width="1536"></a><p></p><p><br></p>
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<link>https://ameblo.jp/tohko-note/entry-12962007404.html</link>
<pubDate>Sun, 05 Apr 2026 08:15:43 +0900</pubDate>
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<title>空港まで送った夜、私はまだ何も知らなかった</title>
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<![CDATA[ <p></p><p><span>はじめまして。透子です。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>この話を、ずっと書けずにいました。</span></p><p><span>書いてしまったら、自分がどんな人間だったのか、全部ばれてしまう気がしていたからです。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>私はこれまでの人生で、何度も人を傷つけました。</span></p><p><span>傷つけられたこともあります。</span></p><p><span>嘘もつきました。逃げたこともあります。</span></p><p><span>それでも誰かを愛して、結婚して、母になりました。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>たぶん今の私は、どこにでもいる普通の母親に見えると思います。</span></p><p><span>でも心の中には、誰にも話してこなかった過去があります。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>その中でも、どうしても忘れられない夜があります。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>彼を空港まで送った夜のことです。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>あれは夏でした。</span></p><p><span>彼は東京へ研修に行くことになっていて、私は自分の車で空港まで送っていきました。夜の空港は静かで、車の中では他愛のない話をしていたように思います。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>その少し前、私はやっとある決心をしていました。</span></p><p><span>自分の家族に、彼を紹介しよう。</span></p><p><span>ちゃんと前に進もう。</span></p><p><span>そう思っていたのです。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>ここまで来るのに、私は本当に時間がかかりました。</span></p><p><span>好きなのに、結婚に踏み出すのが怖かった。</span></p><p><span>過去のこと、自分の家族のこと、自分自身の弱さ。いろいろなものが引っかかって、私はいつも肝心なところで立ち止まってしまう人間でした。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>それでもその年の夏、私はようやく腹をくくったのです。</span></p><p><span>この人ときちんと向き合おう、と。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>空港で別れたあと、彼からLINEが来ました。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>「今日は疲れたから早く寝るね。おやすみ」</span></p><p><span></span><br></p><p><span>私は何も疑いませんでした。</span></p><p><span>というより、疑いたくありませんでした。</span></p><p><span>やっとここまで来たのだから、もう余計な不安に振り回されるのはやめようと思っていたのです。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>でも、その夜。</span></p><p><span>彼は東京で、別の女性と会っていました。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>しかもその相手は、私がずっと嫌な予感を抱いていた女性でした。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>あとからそのことを知ったとき、私はショックを受けるより先に、どこかで「やっぱり」と思ってしまいました。</span></p><p><span>心のどこかで、ずっと不安だったからです。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>そして同時に、こうも思いました。</span></p><p><span>ああ、これが因果応報なのかもしれない、と。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>自分がしてきたことは、いつか自分に返ってくる。</span></p><p><span>そんな言葉を、ただのことわざのように聞いていた頃もありました。</span></p><p><span>でもあのときの私は、それを現実として受け止めていました。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>なぜなら私は、ただ裏切られたかわいそうな女ではなかったからです。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>むしろその前に、私自身が誰かを傷つけていました。</span></p><p><span>弱くて、ずるくて、本当のことを言えなくて、たくさんの人を巻き込んできました。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>だからこのブログでは、自分を被害者のように書くつもりはありません。</span></p><p><span>誰かを一方的に悪者にしたいわけでもありません。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>ただ、あの頃の私は何を選んで、何をごまかして、どうしてこんなところまで来てしまったのか。</span></p><p><span>それを一度、自分の言葉でたどり直してみたくなったのです。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>今の私は結婚していて、娘もいます。</span></p><p><span>毎日の生活があって、やることに追われて、過去のことなんてもう忘れたような顔で暮らしています。</span></p><p><span>でも、本当は忘れていません。</span></p><p><span>ふとした時に、昔の自分が顔を出します。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>どうしてあの時、ちゃんと向き合えなかったんだろう。</span></p><p><span>どうして私はいつも、苦しくなるまで本当のことを言えなかったんだろう。</span></p><p><span>そんなふうに思うことがあります。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>思えば、その始まりは高校生の頃からだったのかもしれません。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>あの頃の私は、クラスの中でうまくやっているつもりでした。</span></p><p><span>でも本当は、全然うまくやれていませんでした。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>周りには人がいるのに、心から友達だと思える人はいない。</span></p><p><span>みんなが恋愛の話で盛り上がっているのを見て、自分も合わせなきゃと思うのに、どうしてもなじめない。</span></p><p><span>私はずっと、少しだけみんなとずれているような気がしていました。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>それでもそのずれを認めるのが怖くて、平気なふりをしていました。</span></p><p><span>笑って、合わせて、なんとなくその場をやり過ごしていました。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>たぶん私の人生は、その頃からずっと同じことの繰り返しだったのだと思います。</span></p><p><span>苦しいのに平気なふりをする。</span></p><p><span>本当のことを言えずにごまかす。</span></p><p><span>そしてあとから、その代償を大きく払う。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>あの夜、空港まで彼を送った私も、きっとそうでした。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>何かがおかしいと、心のどこかで気づいていたのに。</span></p><p><span>見ないふりをしていたのです。</span></p><p><span></span><br></p><p><span>次回は、高校生の頃の話から書いていこうと思います。</span></p><p><span>友達がいるようで、どこかずっとひとりだった、あの頃のことを。</span></p><br class="Apple-interchange-newline"><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20260405/01/tohko-note/fe/16/p/o1536102415767977530.png"><img alt="" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20260405/01/tohko-note/fe/16/p/o1536102415767977530.png" height="1024" width="1536"></a><p></p><p><br></p>
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<link>https://ameblo.jp/tohko-note/entry-12961992386.html</link>
<pubDate>Sun, 05 Apr 2026 01:22:45 +0900</pubDate>
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