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<title>towatiti21のブログ</title>
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<title>あなたの周りに馴染めない人がいる方達へ</title>
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<![CDATA[ 今年は新型コロナウィルスの影響で、新年度、新学期等、遅れや延期、イベントの自粛など様々な弊害がありました。<div><br></div><div>遅れを取り戻すための短い夏休みが終わってしばらくして、子どもが、</div><div><br></div><div>学校に行きたくない</div><div><br></div><div>と言いました。</div><div><br></div><div>よくよく話を聞いてみると、クラスのみんなで撮った写真が送られてきたのですが、1番端で写っているはずの娘が切れて写っていなかったのです。</div><div>本人の少々内向的な性格も災いしてか、それまでもあまり打ち解けていなかったように感じていたようです。そこへ持ってきて今回の写真が送られてきたことで、強烈な疎外感を感じたのでしょう。</div><div>端っこ切れるから少し寄ってー</div><div>この一言すら言って貰えないのか、と思ったでしょう。</div><div>そんなことで！？と思うでしょう。</div><div>私も思います。</div><div>しかし、「そんなこと」を些細な事と捉えられない人間もいるのです。</div><div>私切れてるじゃん！笑、と笑って流せない人間は、確かに存在するんです。</div><div>もちろん本人の気分的なタイミングもあると思います。</div><div><br></div><div>みなさんも1度は聞いたことがあると思います。</div><div><br></div><div>「人」という漢字は支え合ってできている。</div><div><br></div><div>あんなもん嘘ですから。</div><div>書いて貰えばわかると思いますが、</div><div>大きい「人」が、</div><div>小さい「人」に、支えられてできている漢字なのです。</div><div>人は誰かに支えて貰わないと立てないんです。</div><div><br></div><div>私も娘もあなた達も、ひとりひとりが大きい「人」です。支えられて生きていることを忘れないでください。</div><div>そして周りの大きい「人」を支えていると思って生きてください。</div><div>誰か、倒れそうな人がいたら、支えてあげてください。</div><div><br></div><div>歴史に名を残すような偉人になれる人でもない限り、長い人生の中で人に誇れることは、そんなに多くありません。</div><div><br></div><div>願わくば、あなた達が大人になって学生時代を懐かしむ時、</div><div><br></div><div>自分達はあの時アイツを支えたんだ</div><div><br></div><div>と胸を張って言えるように。</div><div><br></div><div><br></div><div>そんなに難しいことじゃありません。</div><div>「アイツ」がそこにいることを認めてあげてください。</div><div>「アイツ」があなたの横に座っているのをわかってください。</div><div><br></div><div>できるなら、肩を叩いておはようと言ってあげてください。</div><div>あなたの横にいる「アイツ」はそこにいるだけで勇気を振り絞っているかもしれません。</div><div><br></div><div>あなた達が大人になって家庭を持って、お子様に学生時代の武勇伝を語ってください。</div><div><br></div><div>私はあなた達を一生誇りに思います。</div><div><br></div><div><br></div><div>辛い受験勉強を乗り越えて、縁あって同じ教室に座っているのだから。</div><div><br></div><div><br></div><div><br></div>
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<pubDate>Fri, 06 Nov 2020 00:49:11 +0900</pubDate>
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<title>ひげだん</title>
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<![CDATA[ 最近、二女が甘えん坊になっていることに気がついた。まだ高校生だからそんなものかと思うけれど、私が気を使わせているのではないかと少し不安になった。<div><br></div><div>最近家族の前で笑う事が苦痛だ。</div><div><br></div><div>暗い家庭にはしたくないので無理やりにでも笑顔を作ってみるが、おそらく目が笑ってないんだろうな。</div><div><br></div><div>いかんなぁ、と思ってはいるがなかなか本心から笑うことが難しい。</div><div><br></div><div>娘が妻と話している内容を盗み聞きしていると、オフィシャル髭ダンディズム？</div><div><br></div><div>なんでも巷ではひげだんと呼んでいるらしい。</div><div><br></div><div>私は、そいつらを知っている。</div><div><br></div><div>ルネッサーンス！と言ってカンパイをする芸人だ。それなら私も話に加わる事ができる。</div><div>そうか、彼らも再ブレイクしたんだ。</div><div>私は、一発屋芸人の苦労を1人想像して、感慨深げに頷いた。</div><div><br></div><div>再ブレイクするなんてすごいよな！</div><div><br></div><div>話しかけてみた。</div><div><br></div><div>2人はキョトンとした顔をしている。</div><div><br></div><div>パパ？もしかして髭男爵のこと？</div><div><br></div><div>訝しげに尋ねられた。</div><div><br></div><div><br></div><div><br></div><div><br></div><div><br></div><div><br></div><div><br></div><div>違うのか.....？ひげだんといえば髭男爵だろ？</div><div>そうだろ？え、違うの？マジ？髭男爵が名前を変えて再ブレイクしたんじゃないの？でも2人の反応は違うと言ってるじゃん？ひげだんって</div><div><br></div><div>なに？</div><div><br></div><div>2人の顔は笑ってはいけないけど笑っちゃうのを堪えている顔だ。</div><div><br></div><div>うん、これは違うな。</div><div><br></div><div>2人の会話の内容を思い出しながら、</div><div><br></div><div>違うよ！！ひげだんだろ？知ってるさ！ひげだん！そうオフィシャルひげだんだよ！</div><div><br></div><div>笑いを堪えて二女が、</div><div><br></div><div>ひげだんってなんの略？</div><div><br></div><div><br></div><div><br></div><div><br></div><div><br></div><div><br></div><div><br></div><div><br></div><div>そんなもん知らん！</div><div><br></div><div><br></div><div><br></div><div><br></div><div><br></div><div>髭男爵？</div><div><br></div><div><br></div><div><br></div><div><br></div><div><br></div><div>久しぶりに我が家に笑いが戻ってきた瞬間でした。</div><div><br></div><div>考えてみたらオフィシャル髭男爵って変だよな</div>
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<pubDate>Sat, 18 Apr 2020 23:26:59 +0900</pubDate>
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<title>桜</title>
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<![CDATA[ 今年の冬は記録的な暖冬だったのではないか。オリンピックイヤーの年にコロナウイルスなどというわけのわからんものが、猛威を振るっている。<div><br></div><div>そして、娘がいなくなって1年が過ぎた。</div><div><br></div><div>さるお方から、もっと私の声を聞きたい、と言っていただいた。私如き、至らない人間がなにを発信出来るのか、少々戸惑ってしまった。</div><div>私が常々娘に言っていた言葉に、望まれるうちが花だ、というのがある。</div><div>娘のように、人に衝撃を与えることもインスピレーションを与えることも出来ないが、1人でも望んで頂けるなら、と久しぶりに書いてみようと思った。</div><div><br></div><div>過日、娘の一周忌を終えた。</div><div>それまでは、心のどこかに娘がひょっこりと帰って来るのではないか、と期待している私がいたものだったが、遺影を見つめながら話しかける妻を見ながら、もういないという現実を突きつけられ、憚りながら号泣してしまった。</div><div><br></div><div>娘は非常に好奇心というものが強かった。</div><div>不思議に思うことはなんでも聞いてきた。</div><div>なぜ？なんで？どうして？何度この言葉を聞いたかわからないくらいだ。我が家にパソコンがやってきてからは、めっきり減ってしまったが。</div><div>私自身、わからない事をわからないままにしておく事が好きではなかったので、自分で納得出来る答えを出すまで娘とあーだこーだ話した。</div><div>映画を観てはあれはどういう意味だ？だの、それは違うだのなかなか難しい娘だったが、娘を構築していく上で重要な事だったのではないかと思っている。おかげで無教養な私が人並みに成長出来たのではないかと自惚れさせてもらった。</div><div><br></div><div>先日、ふと、娘の最後の言葉を思い出した。</div><div>決して忘れていた訳ではないのだが、その時の光景がまざまざと蘇った。</div><div>頑張る、と一言言った。</div><div>私達は、頑張れ！とも言えず、さりとて、もう頑張らなくてもいいなどとは絶対に言えず、ただ無言で頷くことしかできなかった。</div><div>今はもう二度と苦しむことの無い世界にいて、私達を見守ってくれているはずである。</div><div><br></div><div>もうすぐ娘が見たがっていた桜の季節だ。</div><div>お前の妹は見事に桜を咲かせて、今年から高校生になる。</div><div>弟は最後の大会で念願の優勝を勝ち取った。</div><div>見る事が叶わなかった桜は1年遅れで兄弟で咲かせたぞ。</div><div><br></div><div>いつでもいいから、私達にも夢の中で構わない、こぼれるような満開の桜の笑顔を見せて欲しいと切に願っている。</div><div><br></div><div>グダグダの駄文にお付き合い頂いてありがとうございました。、</div>
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<pubDate>Thu, 19 Mar 2020 20:43:38 +0900</pubDate>
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<title>金木犀</title>
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<![CDATA[ 未曾有の台風禍で傷ついた人や、亡くなられた方が大勢出た。近年、特に自然災害の大きさが増しているように感じられる。どれだけ科学が進歩しても、自然の前には人間の力なんて無力なものだと思い知らされる。被災された方々には心よりお見舞い申し上げる。<div><br></div><div>家を出ると金木犀の香りを風が運んできた。</div><div>朝、もう肌寒いと言ってもいいくらいの冷たい風の中に爽やかな香りを感じた。娘がいたら、きっと散歩に行っただろう。子鹿のようにピョンピョンと跳ねるみたいに歩く後ろ姿を眺めていたと思う。そんな事を想像していたらいつの間にか涙が止まらなくなった。そして、季節が秋を迎えていることに気がついた。桜を見ることができず、ひまわりを楽しむ事もできず、金木犀の香りを感じる事もできなかった娘の無念を思うと胸が張り裂けそうになる。季節の移り変わりを楽しむ事が好きだった娘の代わりに、私が感じてやろうと思うけれど、私のような風情の欠片もないような男には少しばかり難しい。意識しようとしてもなかなか出来ないものだと思う。しかしながら、風が運んできた金木犀の香りに気づいた私は、娘を近くに感じる事ができたのだろう。嬉しくなって、ほんの少しだけ笑っていた。娘の事を考える時に笑えたのは初めてだった。あぁ、これが時間の癒しなのか、と、1人納得した。</div><div>よくよく考えてみれば、小汚いおっさんが鼻をヒクヒクさせながら、泣きながら笑って、ウンウンうなづいているのは相当気持ち悪い光景だ。すれ違った何人かの人よ、通報するのを思いとどまってくれてありがとう。</div><div><br></div><div>今、娘の蔵書を読んでいる。</div><div>幼い頃に買ってあげた、椋鳩十の本。</div><div>何度も読んだのだろう、擦り切れてボロボロになっている。</div><div>買ってあげたはいいが、私自身読んでいなかった。</div><div>娘を形作るきっかけとなった本かもしれない。</div><div>今更だが、少しでも娘の事を知りたいと思う。</div><div>ちゃんと数えたわけじゃないのだが、恐らく数百はあるだろうか。</div><div>これらの本を読んで、娘が感じた事の少しでも理解出来ればいいなと思う。</div><div>近い将来か、遠い未来かはわからない。</div><div>でも、必ずまた会える。</div><div>その時にあの本は面白かった、つまらなかった、と語り合いたい。</div><div>その時が来るのが楽しみである。</div>
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<pubDate>Thu, 24 Oct 2019 23:34:12 +0900</pubDate>
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<title>夢の中</title>
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<![CDATA[ 昨日、娘がいなくなって初めて、娘が夢に出てきてくれた。生前と何も変わらない、美しい可愛らしい娘のままだった。不満らしい不満などついぞ言ったことのない娘だった。夢の中の娘はいつもの優しい笑みを湛えたまま私を抱きしめてくれた。いつだったか、私が仕事で失敗した時に娘は、夢の中の笑顔と同じ顔で、「後ろ向いて歩くとコケるよ？下向いて歩いても道を外れるよ？不細工でも前向けばいいんだよ、ちゃんと進めるんだから」と言ってくれたことがある。娘が夢に出てきてくれた時間はほんの一瞬だったかもしれないが、目が覚めた時、あの時の娘の言葉がありありと蘇った。娘がいなくなってから、涙を浮かべない日はなかった。愛する子を失った親は必ず自分を責める。たとえ娘がそんなことは無いと否定してくれても、責めてしまうと思う。あの時ああすれば、こうしていたら、何かが変わっていたかもしれない。娘は死なずに済んだのかもしれないと思わない日々はない。親戚連中は時間が解決してくれる、と無責任に言うが、必ずしもそうなのかと思う。時間は何も解決しない。年々薄れゆく私の記憶の問題だと。娘を失った悲しみが癒えることはおそらくないだろう。時が癒してくれるのは痛みなのだと思う。会いたい、話したいと願って、たとえ夢であっても娘とまた会うことができた。いつぞやの娘が言ってくれたように、後ろを向いて歩くことは困難であり、下を向いたまま真っ直ぐ進む事などできない。不細工な父親で申し訳ないとは思う。いつか、私が父として、夫として、責任を全うできる日がきたなら、その時は、おそらくツルツルになった頭を笑って、暖かく迎えてくれると信じている。不甲斐ない、ダメな父だからこそ神が、仏が私にくれた宝物だ。<div><br></div><div>っていうより、お前出てくんの遅いよ。</div><div>もっと頻繁に出てこい馬鹿野郎め。</div>
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<pubDate>Mon, 02 Sep 2019 01:57:27 +0900</pubDate>
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<title>忖度</title>
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<![CDATA[ 娘と私の文章を読み比べてみて愕然とした。私が無教養なのは置いておいたとしても、娘の書く文章には遠く及ばないだろう。私は、改行が苦手だ。どこで切っていいのかわからない。だから句読点を必要以上に多用している。しかし娘は違っていた。句読点はほとんど使わず、改行だけである。ひとことで言えば、読みやすいのだ。それだけではなく、どこか面白い。飄々としているようで、感情的になることもある。熱くなっていると思えば、第三者の目線になってたりする。結局何を言いたいのかわからないのに、妙な余韻を残したりもする。これが教養の差か。いや、おそらくセンスなのだろうと思う。以前、娘とボキャブラリーについて話した事があった。<div>娘は、</div><div><br></div><div>言葉を知っているのは大事な事だけど、それを自分の言葉にするのが難しいんだよ。</div><div><br></div><div>娘さん？父には少々難しいんだが？どういう意味だ？</div><div><br></div><div>うーん、例えばさ、今流行りの「忖度」ってあるじゃん？どういう意味だ？</div><div><br></div><div>空気読む？</div><div><br></div><div>そうそう、「忖度」の意味を知ってたら色んな言葉に置き換えられるよね？使い方の状況によっては「おもんばかる」の方がしっくりくる場合もあったりするわけじゃん。「忖度」って言葉をなんでもかんでも使うのは、ボキャブラリーじゃなくて言葉遊びじゃん？使うべき所で使うべき言葉を選べるのがボキャブラリーだと思うんだよ、娘は。</div><div><br></div><div>ははぁ、そんなものかねー。</div><div><br></div><div>と、私は忖度して納得したフリをしたのである。</div>
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<pubDate>Tue, 14 May 2019 21:43:15 +0900</pubDate>
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<title>道しるべ</title>
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<![CDATA[ 自分の体臭がわからないように、自分の事をわかっているようで実はわかっていないものだ。<div>娘が亡くなってから、私は態度を変えているつもりは全くないのだが、部下に対する口調や態度が厳しいと専務からお叱りを受けた。言われて見ればそうなのかも、と思う場面がチラホラと思い返される。くだらないミスをする部下に無性に腹が立っていた。鉄鋼業というのは、そのくだらないミスの連鎖で重大な事故に繋がる事が多い。大津の事故で幼い命が奪われた事も記憶に新しい。ほんの少し、一瞬でも注意を持てたなら防げた事故だと思う。娘を失ってから、私も含め、日常において如何に命の大切さを軽んじているか思い知らされた。家庭を守ることも、部下を預かることも命を守ることにおいて変わりはないと思っている。ツラだけを見ていたら、小汚いおっさんどもに過ぎないが、それでもかわいい部下であり大切な命だ。無意識とはいえ、私が厳しくなっていた事に、少なからず反感を持つ者もいただろう。言葉を選ぶ余裕を持てなかった。素直に反省したい。どれだけ注意していても、気持ちに余裕がないと意味がない。思えば、闘病中の娘はとても落ち着いていた。そのように見えただけかもしれないが、自分の置かれた立場や状況を受け入れて、少なくとも私達の前で取り乱す事はなかった。我が娘ながらなんと強い子だっただろうか。娘は生前に私の道しるべをちゃんと示してくれていたのだと思う。今更ながら娘に感謝したい。</div><div><br></div><div>ありがとう、娘。</div>
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<pubDate>Sat, 11 May 2019 12:12:56 +0900</pubDate>
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<title>娘の香り</title>
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<![CDATA[ 長い休みが終わった。初めの三日間は妻と子供たちを実家に帰し、私一人で家にこもった。何をするでもなし、ただ娘の遺影の前でぼーっと過ごしていた。楽しげな笑顔の娘がなにも言わずに私を見つめ続けている。誰もいないのだから恥も外聞もなく泣こうと思ったが、生来のあまのじゃくなのか、根性がひねくれているのか、泣くことができなかった。時折娘に話しかけては返事が来るのを待つ。不思議な事だが、返事など返ってくるはずはないのに、私の頭の中から娘が言ってくれているような、娘の返事が返ってくる事がある。私の言葉ではない、紛れもない娘の言葉だった。私が考える耳障りのいい言葉を娘のものと思い込みたいだけなのかもしれないが、どうもそういうふうには思えない。その娘の言葉をもっと聞きたくて、すがるように娘に話しかけると聞こえないのだ。情けない父を見て笑っているのだろうなと考える。<div><br></div><div>娘の使っていたシャンプーがまだストック分を含め、結構な量が残っている。私自身はシャンプーの銘柄等にこだわりは全くないが、娘の香りにもう一度包まれたくなって、その夜に娘のシャンプーを使ってみた。私の薄い髪の毛にはワンプッシュでも多いくらいだが、そこは気にせずツープッシュにする。全ては娘の香りの再現だ。髪の毛をワシャワシャとこすりながら娘の香りを嗅いだ。しかし何か違うのである。娘の香りを再現できていない。もう一度洗えば再現されるのか？と思い二度目の洗髪をするも結果は変わらない。これは髪の毛だけでは無理だと悟った私は大量のシャンプーで全身を洗ってみた。結果から言うと、少しいい匂いのするカッパになっただけであった。落胆して風呂からあがって娘に報告した。</div><div>お前の香りを再現できなかったよ。</div><div>すると、私の頭の中から娘の言葉が聞こえてくる。</div><div>バカだねぇ(笑)トリートメントしろよ(笑)</div><div>これはもう、娘が言っているとしか思えないではないか。衝撃を受けてまたすぐに風呂場へと直行して再び洗髪した。そして、トリートメントをしてみた。</div><div>これだ、この香りだ。</div><div>私は洗い場で号泣していた。</div><div>ひとしきり泣きわめいて、トリートメントを洗い流す。娘の香りに包まれていたはずの瞬間があっという間に消え去ってしまった。これはいかんと思ってまたトリートメントを繰り返す。洗い流しては落胆を繰り返す。この時ばかりは自分のハゲを呪ってしまった。結局、私は全身をトリートメントするという暴挙に出た。ベタついて気持ち悪かったが至福のひと時だった。次の日、全身が痒くなって二度とできない事を悟った愚かな父である。</div><div><br></div><div>次女にこの事を言うと、</div><div>お姉ちゃんを冒涜するな！</div><div>と言われてしまった。</div><div><br></div><div>父親なんて因果なものだ。</div><div>そして娘の香りに包まれて仕事をするのである。</div>
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<pubDate>Tue, 07 May 2019 21:00:25 +0900</pubDate>
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<title>二十日鼠と人間</title>
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<![CDATA[ 娘は知的好奇心がとても強い子だった。幼い頃は図鑑を見たりして興奮しながら虫や動物の事を熱く語ったものだ。その当時はまだ私の方が物知りで、したり顔でウンチクをたれては、娘からの尊敬の眼差しを浴びる快感に酔いしれたものだ。ほんの短い期間だけだったが。いつの間にか尊敬の眼差しは憐れみに変わっていた。いつしかその知的好奇心は多岐に渡り膨らんだようだった。本を読み、音楽を聴き、映画を観て、人の話を聞いてはその背景にあるものを調べ、自らの感性を磨いていったのだろう。映画を見る醍醐味の1つに終わった後の感想会議があると思う。娘も私もその会議がとても好きだった。洋邦ジャンルを問わず、面白そうだと思った映画はなんでも観ていた。私はどちらかといえば、アクションやSF.ホラー映画を好んで観る傾向がある。もしくは洗濯屋ケンちゃんのような映画も好きだ。<div>ある時娘が薦めてきた映画があった。勿論、エマニュエル夫人ではない。当然、洗濯屋でもない。</div><div>「二十日鼠と人間」という映画だった。世界恐慌の時代の話である。ネタバレになってしまうが、私の文章力が映画鑑賞に影響を与えるとは思えないのでこのまま書き進める。古きアメリカの話である。知的障害を抱えた怪力の男、レニーと、兄だったか叔父だったか、ちょっと忘れてしまったが、確か親類関係にあったと記憶している、ジョージという男の話だ。レニーが働く先々で、悪気はないのだが、問題ばかり起こしてしまうので転々と農場を渡り歩く二人。レニーは心の優しい男で、小さくて柔らかい生き物を撫でて可愛がるのが好きだった。しかし悲しいかな、力の加減がわからない。いつも力を入れ過ぎて殺してしまう。ジョージはいつもレニーに夢を語る。いつか俺達の農場を持とう。そのために二人で頑張ろう。とはいえ、レニーから離れて自由を求めている自分もいるのである。そして、ある農場で仕事を得て働き始めるが、そこには美しい女性がいた。レニーより小さく可愛く柔らかい女性が。しばらくは何事もなく過ぎていくが二人の夢の農場が現実味を帯びた時、レニーが女性を可愛がって死なせてしまった。駆けつけたジョージが見たものは、無残に横たわる女性の横で無邪気に笑うレニーだった。ジョージは静かにレニーに銃口を向ける。という映画。</div><div><br></div><div>娘と交わした会議の内容はまた後日お話したいと思います。</div><div><div><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20190429/03/towatiti21/7a/09/j/o0607108014399494845.jpg"><img src="https://stat.ameba.jp/user_images/20190429/03/towatiti21/7a/09/j/o0607108014399494845.jpg" border="0" width="400" height="711" alt=""></a></div><br></div>
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<pubDate>Sun, 28 Apr 2019 21:35:24 +0900</pubDate>
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<title>私</title>
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<![CDATA[ 慣れないブログの世界である。私はこのアメブロの中でのルールみたいなものがわからない。いいね！を押すタイミングやコメントのルールだ。娘が言っていた。知らない事は恥じゃない、覚えればいいんだ。恥というのはやるべき事をやらない事、人を傷つけること、なにより自分を偽ることだと思わないかい？父上よ。だと。娘よ、お前の言う通りだよ。加齢と共に人は自分の事を偽ることに慣れていく。例えば、心底腹が立っても笑顔を作れるように。私自身気の長い方ではないが、それでも簡単にキレる事はなくなった。昔の私では考えられない事だ。成長といってしまえばいいのかもしれないが、今の私は本当に私なのか分からなくなってしまう事がある。そんな毎日を送っていると、ここに居るのは私なのか？自分が自分だと思っている私は何者なんだろうか？娘の死を悲しんでいる私は間違いなく私だ。この不安定で理不尽な世界の中でこれだけは私が断言できる唯一の事実なのだと思う。
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<pubDate>Sat, 27 Apr 2019 07:16:49 +0900</pubDate>
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