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<title>uehauehaのブログ</title>
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<title>小説11</title>
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<![CDATA[ 「俺は父さんと一緒に行くよ」<br>颯太ははっきりとそう言った。それを聞いた父の顔が喜びに染まると同時にリビングのドアが勢いよく開いた。三人とも驚くなかで入ってきたのは遥香だった。遥香は颯太の前に立つといきなり抱きつき、そして泣き出した。颯太は驚き思考が停止したように固まった。しかし大人二人の顔がニヤニヤした笑顔に変わるのを見て頭をフル回転させた。<br>「えっと、遥香。どうしたんだよ？」<br>そしてやっと絞り出せた言葉がこれだった。<br>颯太に尋ねられた遥香はしばらく泣き続けてその後颯太を睨み付けた。<br>「どうしたじゃないよ！何で黙って出ていこうとするの？」<br>遥香はすごい剣幕で颯太に尋ねた。<br>「だってみんなに会うと心が変わるかもしれないから。それは嫌だったんだよ」<br>颯太は気まずそうにそう言って、<br>「今も少し揺らいでる。」<br>と、続けた。すると遥香は、<br>「それは私たちが大事ってことじゃないの？何で大事なのに手放そうとするのよ？やっぱり私たちは颯太の重荷になってたってことなの？」<br>そう言って颯太に詰め寄った。颯太は<br>「違う!そんなことはない。俺はお前らと一緒にいるのはとても楽しかったしお前らのことを本当の家族だと思ってた」<br>と言って目を伏せた。<br>「じゃあなんで出ていこうとするの？」<br>遥香はなおも颯太に尋ねると、颯太は尋ね返した。<br>「逆に聞くけど何で俺が出ていこうとするがダメなんだ？自分の仕事が増えるからか？」<br>「そんなんじゃないよ！何で颯太はそういう風にひねくれて考えるの？」<br>「じゃあなんでなんだよ！他に思い付かないよ。何でなんだよ。何で俺をそんなに惑わすんだよ。教えてくれよ」<br>最後の方はほとんど聞こえなかったが遥香には何をいっているのかはわかった。<br>「なら教えてあげる。私は....私は颯太のことが大事なんだよ。何を犠牲にしてもいいくらいあんたのことが大事なのよ。だからずっとそばにいてほしい。そばにいて辛いときは私を頼ってほしい。だから私は颯太を引き留めるんだよ」<br>そう言ってもう一度颯太をやさしく抱きしめた。<br>そして颯太も意識せずに遥香を抱き締めていた。
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<link>https://ameblo.jp/uehaueha/entry-12113609709.html</link>
<pubDate>Mon, 04 Jan 2016 08:50:00 +0900</pubDate>
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<title>小説10</title>
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<![CDATA[ 遥香と喧嘩した夜、颯太に来客があった。この家に来客があるということは誰かの引き取り手が見つかったことを意味する。そして颯太に声がかかったということは颯太を引き取る人が現れたということだった。その事が颯太を驚かせた。<br>(高２にもなった俺を引き取って何になるんだろう)と不思議にも思った。それらを笑顔の下に隠してリビングに顔を出すと、40代位の男が座っていた。<br>颯太はその男を見るとなにかが弾けた気がした。いつの間にか涙がこぼれていた。<br>「父さん？」<br>その言葉は無意識に出たものだった。心がそう叫んでいた。目の前のこの人は自分の父親だと。<br>「そうだ。私がお前の父親だ。ずっと１人にしていて悪かったな颯太。」<br>男はそう言うと颯太を抱きしめた。颯太が欲していた親の温もりがそこにはあった。<br><br><br>男の名は島崎保といった。颯太の存在はこの家に預けられてから母親から聞かされたらしい。よくある「若気の至り」だったらしい。<br>自分の力で颯太を育てるために保は大学を出て会社を立ち上げた。そうして会社が安定してきたので颯太を引き取りに来たということだ。<br><br><br>「私は颯太に殺されてもいいという思いでここに来た。自分に親と名乗る資格などないとも思った。でもやっぱり颯太を人目見たときに嬉しくなった。自分の息子が目の前にいるという事実に心が踊ったんだ。」<br>保はそこで少し間をおいた。そして颯太の方を見て<br>「私はお前を連れて帰りたいが、ここに残りたいなら無理強いはしない。どちらにしろこの家は私の会社が支援していくつもりだ。それが私に出来るこの家への恩返しだと思っている。」<br>と言って静かに目を閉じた。保母さんもなにも言わずに颯太を見ている。<br><br>数秒か数分かわからないときが過ぎた。颯太は決心した。<br>「俺は父さんと一緒に行くよ。」<br>颯太は保に向かって静かに、だがはっきりとそう言った。<br>
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<link>https://ameblo.jp/uehaueha/entry-12097821429.html</link>
<pubDate>Fri, 20 Nov 2015 23:36:00 +0900</pubDate>
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<title>小説9.5</title>
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<![CDATA[ 自室に戻った颯太は後悔と怒りを感じていた。<br>あの場でいきなりキレてしまったことに対する後悔と、怒りを押さえきれなかった自分に対する怒りだ。しかし颯太はさして問題だとは認識していなかった。これを機に皆が大人しくなってくれればそれでいいし、ならなくても自分がこういう人だということは伝わるはずだ。遥香とも今まで全く喧嘩をしなかった訳ではない。しても、一晩経てば悪いと思った方から自然に謝って終わっていた。今回もそうなると思っていた。<br><br><br><br>颯太を黙って見送った遥香は後悔と悲しみを感じていた。あの場で颯太を引き留めて謝れなかった後悔と、颯太の心を理解できていなかったことが分かった悲しみだ。颯太のことは自分のことより分かっていると思っていた。しかし遥香も颯太と同じように問題だとは認識していなかった。明日の朝謝ればいいと、そう思っていた。<br><br><br>しかし、結論から言えばこの時の二人は間違っていた。その時に謝るべきだったのだ。この間違いが二人を引き裂くことになるとは誰も思っていなかった。
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<link>https://ameblo.jp/uehaueha/entry-12079863773.html</link>
<pubDate>Fri, 02 Oct 2015 23:11:00 +0900</pubDate>
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<title>小説9</title>
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<![CDATA[ その他にも颯太に寄せられる質問は少なくないが、それらを全てクリアして皆を席に着ける。<br>「おーい皆。晩飯出来たぞー」<br>「やったー！もうお腹ペコペコだよー」<br>最初に来たのは遥香だった。遅れて勇樹や咲希、他の子もやってくる。<br>「遥香姉ちゃん早すぎだろ。どんだけ食い意地はってんだよ。そんなだとそのうち太っちまうぞ？なあ咲希」<br>「そんなことないと思うけど」<br>勇樹の軽口に咲希はやんわり否定しながらも、少し遥香の方を気にしているようだ。それを感じ取った遥香は、<br>「咲希ちゃん、遠慮はしなくていいんだよ？言いたいことがあるなら勇樹みたいにストレートに言ってもいいんだよ？」<br>と言った。ただし、目は笑っていなかった。しかし咲希がそこまで気づけるはずはなく、<br>「じゃあはっきり言うけど、遥香姉ちゃん最近太ってきてない？」<br>と言ってしまった。そして言ってから後悔した。しかし一度言ってしまったことは戻らない。当然勇樹のせいでたまっていた遥香の怒りは爆発した。そして爆発した。<br>「うるさーい！私だって分かってるよそんなこと。でもお腹はすくし、颯太のご飯は美味しいし仕方ないじゃない！そうだよ！颯太のせいだよ！」<br>そう言って遥香は颯太の方を指差した。当然皆もそれにつられるように颯太を見る。<br>(颯太ならいつもみたいにこれをおさめてくれるだろう)<br>皆がそう思っていた。確かにいつもの颯太ならこんなことは軽く流すだけで、相手にもしなかっただろう。しかし、颯太のようにいろんな人から頼られる人は、自分の感情を押し殺して出さない人が多い。颯太も同じだった。そしてこの日、颯太のイライラは爆発した。<br><br>「いい加減にしろよ！毎日毎日。よくそれだけトラブルを起こせるよな。そんで結局は俺に頼るんだろ？もううんざりなんだよお前らの仲裁役は！俺は今日はなにもしないからな！勝手にやってろ！」<br><br>そう言って自室に戻っていく颯太を皆は、何もできずに見送るだけだった。
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<link>https://ameblo.jp/uehaueha/entry-12079857340.html</link>
<pubDate>Fri, 02 Oct 2015 22:55:00 +0900</pubDate>
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<title>小説8</title>
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<![CDATA[ 「どうしたんだよ遥香。早く帰ろうぜ。皆待ってるよ」<br>颯太は家の前で立ち止まった遥香に向かってそう言った。 <br>「うん。そうだね」<br>遥香もそう答えて歩き出した。玄関に近づくにつれて家の中の声がよく聞こえるようになる。<br>「颯太兄ちゃんと遥香姉ちゃんまだかな？俺腹減ったよ。」「私も。今日の夕食当番はどっちになってる？」「颯太兄ちゃんだよ」<br>そんな声が聞こえた。<br><br>二人は家に入って準備を始める。<br>「ただいまー！お待たせ皆。すぐに晩飯作るからもう少し待ってろ。な？」<br>颯太は夕食の準備を。<br>「その間皆は私と一緒に宿題だよ？わからなかったら颯太に聞けるから皆でリビングでしよう！」<br>遥香は宿題の準備を。<br>「分かったー！颯太兄ちゃんが夕食を作るのと俺たちが宿題を終わらせるのとどっちが早いか競争だ！やるぞ皆ー！」<br>そう誰かが言うと皆が一斉にスタートした。その中には遥香も混ざっていた。<br>(全く。幼いのはどっちなんだろうな)<br>そう思いながら苦笑する颯太だった。<br><br>調理している間、颯太はいろんな人の面倒を見たくてはいけなかった。宿題がわからないと駄々をこねる遥香を筆頭に、中学３年になった勇樹。同じく中３の咲希。この二人は颯太と遥香を除けば最年長で年下の面倒をよく見ている。その二人も今は颯太が帰ってきて安心したのか自分達のことをしている。その会話の中に少し喧嘩っぽい雰囲気があるのはいつものことだった。<br>「何でそんな問題が分からないかな？あんたバカなの？」<br>「うるさいな。もう少し分かりやすく教えてくれよ。頼む咲希」<br>「それ以上分かりやすくならないよ。ねえ颯太さん？」<br>そう言って話が颯太のもとに入ってくるのもいつものことなので対応も早い。<br>「どれどれ？確かにこの問題はこれ以上分かりやすくならないけど、もう少し噛み砕いて説明することは出来るはずだよ。それに人に教えることで得られるものもあるから頑張れ咲希。勇樹も頑張って解けよ！」<br>颯太はそう言って調理に戻ってしまった。<br>「これ以上は簡単にならないのか。じゃあどうしたらいいんだ？」<br>「ここをこれに代入してこうしたら？」<br>「なるほど。そういうことか。はじめからそういってくれよ咲希」<br>「ずっとそういう風に説明してたんだけど？勇樹の理解力の問題だよ」<br>「ごめん」<br>その微笑ましい光景を眺めながら颯太は、<br>(勇樹と咲希がこのままいくと勇樹は確実に咲希の尻に敷かれるな)<br>なんて考えていた。そしてそれを咲希に感付かれて睨まれたことも言っておこう。
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<link>https://ameblo.jp/uehaueha/entry-12071389685.html</link>
<pubDate>Thu, 10 Sep 2015 00:09:00 +0900</pubDate>
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<title>小説7</title>
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<![CDATA[ 買い物をすませた二人は家に帰る。今までの会話からわかるように二人は同じ家で暮らしている。<br>「着いたな」<br>「そうだね。相変わらず中は騒がしそうだね」<br>二人の家は「さくら荘」二人は孤児院に住んでいたのだ。<br><br><br><br>颯太は生まれてすぐに親に捨てられた。少しの衣服と一緒にこのさくら荘の前に置き去りにされていたのだ。それが生まれてすぐだったのが不幸中の幸いで、颯太には親の記憶がなかった。そのため颯太にとっての親はさくら荘の人で兄弟は共に暮らす子供たちだった。<br><br><br>しかし遥香は違った。遥香は颯太が6歳の時に親の離婚が原因でさくら荘に連れてこられた。その頃にはいろんなことがわかるようになっていた颯太には彼女が「捨てられた」ことが分かった。遥香もそれは分かっていた。しかし、分かっていても受け入れられない現実というものもある。<br>颯太と遥香は同い年だったので同じ部屋になったが、遥香は何日も部屋に籠りきり泣き続けた。<br><br>数日がたって颯太は遥香と話をしようと思い、話しかけた。<br>「ねえ遥香ちゃん。少し話そうよ」<br>「嫌だ！話すことなんてないよ！どうせあなたも私のこと笑ってるんでしょ？『あいつは親に捨てられた可愛そうな子だ』って見下してるんでしょ？」<br>遥香の回答は颯太の想像をはるかに上回る物だった。ここまで考えているとは颯太にとっても想定外だった。そこで颯太は少し話し方を変えた。<br>「そんなことねえよ。少なくともこの家にいるやつらはそんなことは思わない。まあその辺はいいや。話さなくてもいいから俺の独り言を聞いててくれよ。そしたらお前の話は聞かない」<br>遥香は颯太の豹変ぶりに驚いたようだが、話を聞くことにしたようだ。その証拠にベッドの上に座った。それを確認した颯太は話し出した。<br>「最初に言っとくけどこれが本当の俺だから。さっきのは作ってるキャラだ」<br>「そうなんだ。分かった」<br>遥香が反応したのを聞いて颯太も少し安心した。<br>「俺は本当の親の顔を知らない。生まれて２週間で捨てられたからな。そんなことするなら最初から生むなよって話だよな。本当に笑っちゃうよ。要は、俺も『捨てられた可愛そうな子』ってこと。お前だけが特別に辛いんじゃないんだよ。他の皆だって同じだ。それぞれがいろんな理由でここにいる。分かったか？お前が一番辛いんじゃないの。ここに来たからにはここがお前の家だ。俺はお前の兄貴な。他の皆も家族だ。わかったら降りてこいよ。飯も出来てる」<br>そう言うと颯太は部屋から出ていこうとした。しかし遥香が服の裾を掴んで離そうとしなかった。<br>「おい。離せよ。これじゃ飯食いに行けないだろ？」<br>颯太がそう言うと遥香は小さな声で「一緒に行く」と言った。<br><br>それからというもの遥香はいつも颯太と一緒にいるようになった。颯太にはなんでも話すようになった。遥香は颯太の優しさに恋したのだった。そして颯太もこの頃から遥香をずっと守っていきたい相手として見るようになった。
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<link>https://ameblo.jp/uehaueha/entry-12069500890.html</link>
<pubDate>Fri, 04 Sep 2015 23:06:00 +0900</pubDate>
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<title>小説6</title>
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<![CDATA[ いつの間にか遥香は颯太の隣に座って一緒に寝ていたらしい。颯太は自分の心臓の鼓動が早まるのが分かった。<br>(なんだこの理想的状態。このまましばらくいたいな。)なんて思っていると、無情にもあと二駅で終点だというアナウンスが入った。颯太はしぶしぶ遥香を起こした。寝起きが悪いのを知っていたからだ。<br>「おーい遥香～。起きろ。もうすぐ着くぞ～」<br>「ん～。何～？どこに着くの？お家？」<br>遥香は直ぐには起きられずにこのような訳のわからないことを言っている。<br>「落ち着け遥香。ここは電車の中だ。もうすぐ駅に着くぞって言ってるんだ。」<br>颯太は優しく説明してやる。すると遥香はやっと状況を把握したようで素早く颯太の肩から頭を離す。<br>「ごめん颯太。いつの間にか寝てた。」<br>遥香はすぐに謝った。颯太は<br>「別にいいよ。どうせ俺たちが降りるのは終点だから。」<br>なんて軽く答える。しかし心の中では<br>(くそ～。もう少しあのままでいたかったな。神様の意地悪～。) <br>なんて考えていた。しかしそれは遥香も同じで、<br>(私ったらなんて大胆なことをしてたの？颯太の肩に頭をのせて寝てたなんてもっと早く起きて感触を堪能したかったな～。)<br>なんて少しおかしいともとれなくはないことを考えていた。<br>どこまでも似ている二人である。
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<link>https://ameblo.jp/uehaueha/entry-12048930403.html</link>
<pubDate>Fri, 10 Jul 2015 20:57:00 +0900</pubDate>
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<title>小説５</title>
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<![CDATA[ 「ふう､疲れたー。これでもう学校の奴らには会わないな。あいつら何で俺の周りにいるかな？ホントに面倒くせー。」<br>と、颯太が愚痴ると遥香も同意して<br>「ホントだよ！皆絶対私達がいい人だって思ってるよね？いい人でいるのも結構大変なんだけど皆知らないよね？」<br>と、本音を漏らす。話題も当然ながら変わってくる。<br>「なぁ遥香。俺今日晩飯当番なんだけど、買い物付き合ってくんね？」<br>「ん。いいよ～。その代わりノート見せてね？」<br>「やっぱりそうなるのか。まあ別にいいけど。それでさ、なに食べたい？」<br>「え？私が決めていいの？じゃあね、えーとね、何がいいかな？颯太のはレパートリーが多すぎて迷っちゃうよ～。」<br>「そうか？俺のは別に普通だろ？お前のが少なすぎなんだよ。」<br>「そんなことないよ！私だって５つか６つは作れるもん！」<br>「分かった分かった。まあ買い物の時までに考えといてくれよ。」<br>「分かった～。考えとく～。」<br>そう言ったっきり遥香は思考モードに入った。こうなると何を言っても届かないことを知っている颯太は、何をしようか少し考えてから通学鞄から図書館で借りた文庫本を取り出して読み始めた。<br><br><br>颯太は目を覚ました。いつの間にか眠っていたらしい。まあ二人の降りる駅は終点だから特に問題はないが。<br>本を鞄にしまうと、隣から何かがもたれ掛かってきた。遥香だった。
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<pubDate>Thu, 09 Jul 2015 20:00:00 +0900</pubDate>
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<title>小説４</title>
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<![CDATA[ 「お待たせ遥香。さぁ帰ろうぜ！」<br>そう言って、颯太は遥香の隣に立って歩き出した。学校の最寄り駅までは他愛もない会話をしながら帰る。大抵話題の提示は遥香がする。<br>「颯太、今日の英語の小テストどうだった？出来た？」<br>と、遥香が切り出すと颯太は、<br>「え？今日の小テスト？あれは誰でも合格出来るだろ？単語を覚えておけば皆出来るって。まさか不合格なんて言わないよな？」<br>と、このように皮肉で返すのがいつものパターン。<br>「そうですよ不合格ですよ！不合格で何が悪い？私だってもう少し時間があればいけたんだよ。」<br>と、遥香も負けじと言い返す。<br>「小テストもいいけどお前は明日の予習を気にした方がいいんじゃないか？明日になって俺に泣き付いて来るなよ？」<br>「あー！忘れてた！どうしよー？颯太貸してよ。もう終わってるんでしょ？」<br>「あのな、お前人の話聞いてた？今泣き付いて来るなよって言ったばっかりなんだけど？」<br>「だってだって、忘れてたんだもん！いいじゃん。別に減るものでもないし。」<br>「お前に貸すと明日の朝に返ってこなくなりそうだから嫌だ！」<br>(とか言いながら結局貸しちゃうのが俺の悪いとこなんだよな。) <br>(とか言いながら、結局貸してくれるのが颯太のいいところなんだよね。)<br>と、このように大変仲のいい二人ですが、駅につくと急変するのです。
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<link>https://ameblo.jp/uehaueha/entry-12048074794.html</link>
<pubDate>Wed, 08 Jul 2015 16:40:00 +0900</pubDate>
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<title>小説３</title>
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<![CDATA[ 俺に声をかけてきたのは桜木遥香。俺のことを最もよく知る友人で、何でも話せる唯一の人。モデル顔負けのスタイルと美貌を持つ彼女に好意を持つ男子は多い。勿論、俺を含めるこのメンバーも例外ではない。<br>「いいよな。颯太は。あんなに可愛い彼女がいて。そりゃ部活するきはおきないよな。」<br>と、黒木が妬み半分からかい半分で言うと、他の二人も大きく頷いている。<br>「だから何度も言ってるけどあいつはただの幼馴染みだよ。そりゃあいつが彼女だったら嬉しいけどさ。」<br>と、言って颯太は遥香のところに向かった。<br><br><br>(何で颯太はあんなに必死になって否定するんだろう？私とそういう噂が立つのは嫌なのかな？)<br>と、遥香はそんなことを考えながら颯太を待っていた。<br>(せっかく頑張って颯太と同じ学校に来たのに、颯太が気付いてくれないとここに来た意味がないよ。いくら鈍感だからってここまでとは思わなかったよ～)<br>この通り遥香は出会ったときから颯太に片思いしているのだ。彼女自信は自分がモテることは自覚しているが、颯太は最近やっと自覚してきたとこなのだ。遥香も颯太と待ち合わせして、逆ナンされているのを見たのは何度もある。<br>(危ない危ない。こんなことばっかり考えていると顔が赤くなって変なこと考えてたって思われるよ。平常心平常心。)<br>と、やっと平常心を取り戻して、颯太を待つ遥香だった。
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<link>https://ameblo.jp/uehaueha/entry-12047348337.html</link>
<pubDate>Mon, 06 Jul 2015 19:49:00 +0900</pubDate>
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