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<title>世に棲む日々</title>
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<description>笑って許せる大人の方のみ よろしくお願いします。</description>
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<title>purple line　流れ星のような出逢い</title>
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<![CDATA[ <div><span style="font-size: 16px;" ;=""><br></span></div><span style="font-size:16px" ;=""><div><span style="font-size:16px" ;=""><br></span></div><div><span style="font-size:16px" ;=""><br></span></div>それは、まるで流れ星のような出逢いだった。</span><br><br><br><br><p></p><p dir="ltr"><span style="font-size:16px" ;="">寒さの厳しい日が続いたが、街は旧正月に向けて徐々に活気づいていた。浮き足立つ周りを余所に、僕は塾やレッスンの合間を縫って様々な調べものをした。</span><br><span style="font-size:16px" ;="">あと一月程で学年を終える中学は、もう成績に関わる授業や試験が済んでいて、消化試合のような雰囲気だった。友達の誘いを適当に往なした僕は、ここぞとばかり様々な本を読み漁った。</span><br><span style="font-size:16px" ;="">参考までに名付けのノウハウや流行りの名前にも目を通したが、それ以上に哲学や自然科学の本を多く集めた。これまで生きてきた自分の、知識やセンスを試されているような気がした。</span><br><br></p><p dir="ltr"><br></p><p dir="ltr"><br></p><p dir="ltr"><span style="font-size:16px" ;="">｢重そうだな、大丈夫か？｣</span></p><p dir="ltr"><span style="font-size:16px" ;=""><br></span></p><p dir="ltr"><span style="font-size:16px" ;="">図書館で鞄いっぱいに本を借り、陽が暮れてからレッスンに向かった。事務所のエントランスで荷物の幅を見誤って、数人の集団とぶつかりそうになった。</span><br><span style="font-size:16px" ;="">咄嗟に差し延べられた力強い腕。その人は</span><span style="font-size:16px" ;="">屈託なく笑って僕を気遣った。</span><span style="font-size:16px" ;="">切れ長の眼と覗いた八重歯が印象的だった。</span><br><span style="font-size:16px" ;="">兄(ヒョン)とはあんな感じだろうか。白い廊下に消えていく後ろ姿を見送りながら、そんな思いが浮かんだ。</span><br><br></p><p dir="ltr"><br></p><p dir="ltr"><br></p><p dir="ltr"><span style="font-size:16px" ;="">数日経って、あの人を見つけた。塾の後、遅れて入ったレッスンの中心で踊っていた。</span><br><span style="font-size:16px" ;="">長い手足、しなやかな体躯、緩急のある動き。平凡なダンスミュージックだったが、そこにいた誰をも魅了していた。</span></p><p dir="ltr"><span style="font-size:16px" ;=""><br></span></p><p dir="ltr"><span style="font-size:16px" ;="">｢あの人は？｣</span></p><p dir="ltr"><span style="font-size:16px" ;=""><br></span></p><p dir="ltr"><span style="font-size:16px" ;="">取り囲むように見入っている練習生の一人に訊ねた。話したこともない彼は、僕の顔を見返して答えた。</span></p><p dir="ltr"><span style="font-size:16px" ;=""><br></span></p><p dir="ltr"><span style="font-size:16px" ;="">｢知らないのか？古株の練習生さ。時々仕事も貰っているよ｣</span></p><p dir="ltr"><span style="font-size:16px" ;=""><br></span></p><p dir="ltr"><span style="font-size:16px" ;="">名前は、</span><span style="font-size:16px" ;="">鄭 允浩(チョン ユンホ)と言うらしい。音を掴むように踊る姿から目が離せなくなった。</span></p><p dir="ltr"><span style="font-size:16px" ;=""><br></span></p><p dir="ltr"><span style="font-size:16px" ;="">｢みんなユノとか、ユノヒョンって呼んでるよ｣</span></p><p dir="ltr"><span style="font-size:16px" ;=""><br></span></p><p dir="ltr"><span style="font-size:16px" ;="">一瞬、鏡越しのアーモンドアイと視線が合った。咄嗟に僕は、顔を逸らした。</span></p><p dir="ltr"><span style="font-size:16px" ;=""><br></span></p><p dir="ltr"><span style="font-size:16px" ;="">僕を覚えていた？</span></p><p dir="ltr"><span style="font-size:16px" ;=""><br></span></p><p dir="ltr"><span style="font-size:16px" ;="">無機質な白熱灯の下にいても、</span><span style="font-size:16px" ;="">どこか光が集まるような人だった。</span><span style="font-size:16px" ;="">近々、兄になることを意識していた僕は余計と興味を引かれたのかもしれない。</span><br><span style="font-size:16px" ;="">練習生たちの輪を外れて</span><span style="font-size:16px" ;="">、僕は部屋の隅で黙々とストレッチをした。</span><br><br></p><p dir="ltr"><br></p><p dir="ltr"><br></p><p dir="ltr"><span style="font-size:16px" ;="">｢予定日は2月6日なの｣</span></p><p dir="ltr"><span style="font-size:16px" ;=""><br></span></p><p dir="ltr"><span style="font-size:16px" ;="">甘やかな香りが鼻を掠めた。</span><span style="font-size:16px" ;="">ソファでページを捲る僕に、お茶のカップを寄せながら母が言った。</span><span style="font-size:16px" ;="">何か食べる？と訊かれて、首を縦に振った。</span><br><span style="font-size:16px" ;="">出産に予定があることを、僕は初めて知った。</span><span style="font-size:16px" ;="">キッチンに立った母は、絶対にその日に産まれてくるとは限らないのよと笑った。</span></p><p dir="ltr"><span style="font-size:16px" ;=""><br></span></p><p dir="ltr"><span style="font-size:16px" ;="">｢チャミナは予定日を過ぎても、なかなか出てきてくれなくてね｣</span></p><p dir="ltr"><span style="font-size:16px" ;=""><br></span></p><p dir="ltr"><span style="font-size:16px" ;="">心配したのよと、母は小さな鍋をかき混ぜて懐かしむような顔をする。冬に相応しい辛いスープの匂い。餅を入れて下さいと、僕は母に頼んだ。</span><br><span style="font-size:16px" ;="">唐辛子色のスープから立つ白い湯気。暖められた空気が心地よく流れる夜だった。</span><br><br></p><p dir="ltr"><span style="font-size:16px" ;="">"……この流星群は2月4日の未明、ピークを迎え、ソウル市内でも……"</span></p><p dir="ltr"><span style="font-size:16px" ;=""><br></span></p><p dir="ltr"><span style="font-size:16px" ;="">父が隣の部屋で点けているラジオが控えめに聴こえていた。耳に入ってきた言葉に、スプーンを握る手が止まった。</span></p><p dir="ltr"><span style="font-size:16px" ;=""><br></span></p><p dir="ltr"><span style="font-size:16px" ;="">｢流星群ですって｣</span></p><p dir="ltr"><span style="font-size:16px" ;=""><br></span></p><p dir="ltr"><span style="font-size:16px" ;="">素敵ねと、呟くように母が声を漏らした。</span><span style="font-size:16px" ;="">弟が産まれてくる日にも、星は降り注ぐのだろうか。</span><br><span style="font-size:16px" ;="">掃き出し窓をたっぷりと覆う深い夜色のカーテン。出番を待つベビーベッドの上で、檸檬色の月と星がゆらゆら揺れていた。</span></p><p dir="ltr"><span style="font-size:16px" ;=""><br></span></p><p dir="ltr"><span style="font-size:16px" ;="">｢流れ星か｣</span><br><br></p><p dir="ltr"><br></p><p dir="ltr"><br></p><p dir="ltr"><span style="font-size: 16px;" ;="">弟の瞳に最初に映る世界を想って、僕は目を閉じた。</span><!--/data/user/0/com.samsung.android.app.notes/files/clipdata/clipdata_bodytext_201003_184243_672.sdocx--></p><p dir="ltr"><span style="font-size: 16px;" ;=""><br></span></p><p dir="ltr"><span style="font-size: 16px;" ;=""><br></span></p><p dir="ltr"><span style="font-size: 16px;" ;=""><br></span></p><p dir="ltr"><span style="font-size: 16px;" ;="">* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *</span></p><p dir="ltr"><span style="font-size: 16px;" ;=""><br></span></p><p dir="ltr"><span style="font-size: 16px;" ;="">真夏に真冬の話を書き始めたことを後悔していましたが、やっと涼しくなってきましたね。それにしても、なかなか赤ちゃんが産まれない！</span></p><p dir="ltr"><span style="font-size: 16px;" ;=""><br></span></p><p dir="ltr"><span style="font-size: 16px;" ;="">深く考えずに年齢設定していて、帳尻が合わなくなることが判明しまして、1歳引き下げました。</span></p><p dir="ltr"><span style="font-size: 16px;" ;=""><br></span></p><p dir="ltr"><span style="font-size: 16px;" ;=""><br></span></p><p dir="ltr"><span style="font-size: 16px;" ;=""><br></span></p>
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<link>https://ameblo.jp/uknowminato/entry-12629191767.html</link>
<pubDate>Sat, 03 Oct 2020 22:00:00 +0900</pubDate>
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<title>treat like a cat? 3</title>
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アメンバー限定公開記事です。
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<link>https://ameblo.jp/uknowminato/amemberentry-12623201820.html</link>
<pubDate>Mon, 07 Sep 2020 20:40:00 +0900</pubDate>
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<title>申請について</title>
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<![CDATA[ <div><br></div><div><br></div><div><br></div><div>制限のついた記事についてです。</div><div><br></div><div>大人の要素が強いものと言うよりは、偏ったもの、思うところがあったもの、未完成なもの、といった感じになります。</div><div><br></div><div>なので、もしそれでもという奇特な方がいらっしゃいましたら、申請下さい。一言、メッセージ頂けると嬉しいです。</div><div><br></div><div>説明書き同様、笑って許せる大人の方のみ、よろしくお願いします。</div><div><br></div><div><br></div><div><br></div><div>みなと</div><div><br></div><div><br></div><div><br></div><div><br></div><div><br></div>
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<link>https://ameblo.jp/uknowminato/entry-12623258283.html</link>
<pubDate>Mon, 07 Sep 2020 20:01:00 +0900</pubDate>
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<title>treat like a cat? 2</title>
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アメンバー限定公開記事です。
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<link>https://ameblo.jp/uknowminato/amemberentry-12623144401.html</link>
<pubDate>Mon, 07 Sep 2020 20:00:00 +0900</pubDate>
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<title>treat like a kitten 2</title>
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<![CDATA[ <div><br></div><div><br></div><div><div><br></div><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20200827/22/uknowminato/6e/f4/j/o0630065514810669902.jpg"><img src="https://stat.ameba.jp/user_images/20200827/22/uknowminato/6e/f4/j/o0630065514810669902.jpg" alt="" width="630" height="655"></a><div><br></div></div><div><br></div><div><br></div><div>｢ジェジュン、おへそ仕舞いなさい｣<br><br>前触れもなく、いつもよりワントーン低い声。背後には、光量を調節するための白いパーテーション。いつの間に移動したのか、その裏から聴こえる。<br><br>｢ゆの？｣<br><br>突然の展開に、思考が一拍遅れる。隙間から伸びてくる腕に絡め取られて、衝立の裏側へ引き摺り込まれる。力では敵うはずもない相手。まるで振り付けのようにリズム良く、逞しい腕の中に閉じ込められていた。<br>二人の腹の間で、シャツの裾がくしゃくしゃになっている。ユノは俺の腰を抱きながら、反対の手でそれを整えた。されるがまま、綺麗な動きを見つめていると、頭の上でユノが大きく息を吐いた。<br><br>｢こら｣<br><br>どうして言うことを聞かないの、と子どもを叱るみたいなユノを、恨みがましく見上げた。どうせこの厚い胸を押し返しても無駄なことは、経験で判っている。<br>こんな時も、愛用のフレグランスの混じった体臭や、俺を抱き込む力や、触れた肌の温度や、すべてが俺の琴線に触れるなんて、絶対に言わない。<br><br>今日は肌を見せなくてもいい撮影でしょ、と付け足されて、カメラマンも喜んでたじゃんかぁ、と言い訳する。せめてもの抵抗と、両方の頬っぺたを栗鼠みたいにぷくっと膨らました。<br>本当は、その長い指で触れて、鋭い視線で貫いて、厚みのある唇で口付けて、全部して欲しいなんて、絶対に言わない。<br><br>不意に伸ばされた手に、右の頬っぺたをむにっと摘ままれる。ぷっと間抜けな音がして、口の中の空気が抜けた。<br><br>｢あにするんらよぉ｣<br><br>ムッとして、ユノを睨み付ける。<br><br>｢やんちゃな仔猫を躾てるの｣<br><br>ユノが指に力を入れて、きゅっと抓ねられる。何だよ、仔猫って。<br><br>｢いひゃい。ゆののばか｣<br><br>悪態を吐いてみたけど、俺の眼は潤んでしまっているに違いない。スタッフがスタジオの撤収作業をする音がやけに遠くで聞こえた。<br><br><br><br>｢ジジは俺だけ悦ばせてればいいの｣<br><br>脳に言葉が届くと、一気に血が上に昇る。ユノの瞳の奥が少しも笑っていないのが分かる。顔を固定されているせいで、伏せることを許されない。真っ直ぐ注視されるのから逃れたくて、何とか目線だけ逸らした。<br>こんなに近くにいたら、鼓動が速くなったのだって、伝わってしまっている。こんな風に触られていたら、頬っぺたが熱くなったのだって、伝わってしまっている。<br><br>ユノは満足そうにそんな俺を覗き込む。赤く染まっているだろう左耳に唇を寄せられて、解った？と念を押される。とっくに拘束は緩んでいて、仕方なく自由になる範囲で首を縦に振る。<br>尚もユノは、俺の頬っぺたの弾力や体温を楽しむようにむにむにして、お返事は？と催促してくる。どうしても言うことを聞かせたいらしい。<br><br>｢にゃ～｣<br><br>すべて言いなりになるのは癪に障るけど、今日のユノは引き下がってはくれない様子で。そんな意地悪なユノも大好きだと思ってしまうからしょうがない。悔しい俺は、目の前の首筋を視界に留めながら、猫の鳴き真似で返事をした。<br><br>｢ジジ、可愛い｣<br><br>ふっと片頬で笑ってしまったユノの負け。頬っぺたの手を離すと、ユノは俺の鼻の頭に、ちゅっと音を立ててキスをした。<br><br>｢よし。着替えて、帰ろう｣<br><br>離れていく腕が名残惜しくて、ユノの匂いにすんと鼻を鳴らすと、あやすように髪を梳かれる。顔の熱を散らしたくて、指の感触の残る頬に掌を当てて揉み揉みした。<br>まだスタッフと擦れ違うのに、赤くなってたら、どうしてくれるんだよぉ。顔を上げられなくて、俯きながら狭い隙間を通り抜ける。<br>後ろから、次、言うこと聞かなかったらケージに閉じ込めるからな、と不穏な言葉が聞こえてきたのには、気づかない振りをした。<br><br><br><br>家に帰ろう。<br>そして、彼だけの仔猫になってやろう。<br><br><br><br>* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *   * *<br><br>ユノくんに、おへそ仕舞いなさいって言わせたかっただけ。<br>実はもう1パターンあるよ。<br><br>お写真お借りしました。<br><br><br><!--/data/user/0/com.samsung.android.app.notes/files/clipdata/clipdata_200827_215322_227.sdoc--></div><div><br></div>
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<link>https://ameblo.jp/uknowminato/entry-12620744768.html</link>
<pubDate>Thu, 27 Aug 2020 21:50:54 +0900</pubDate>
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<title>treat like a kitten 1</title>
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<![CDATA[ <div><br></div><div><br></div><div><br></div><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20200826/21/uknowminato/3d/a5/j/o0782108014810166390.jpg"><img src="https://stat.ameba.jp/user_images/20200826/21/uknowminato/3d/a5/j/o0782108014810166390.jpg" alt="" width="782" height="1080"></a><div><br></div><div><br></div><div><br></div><div>カシャッ、カシャッ、カシャッ。<br><br>一定リズムで繰り返されるカメラのシャッター音と、白く弾けるストロボ。大きなレフ板を持ったアシスタントが指示を受けて、光を操る。<br><br>｢そう。ジェジュン、いいね。目線、もうちょい左。そうそう、そこでストップ｣<br><br>グループ写真の他に、毎月一人ずつメンバーをフューチャーしてきた雑誌の特集。来月号のメインは、満を持してジェジュンの番だ。<br>白いTシャツに白のパンツ、シンプルな衣装がナチュラルなイメージを一層引き立てる。明るい日差しの窓辺。格子の嵌まった吐き出し窓が、線状の影を長く落としている。<br><br><br><br>個人の撮影が始まった時から感じていた、食い入るような視線。薄暗いセットの隙間から、俺の身体に纏わりつく。<br>ユノが見ている。それだけで気分が上がった。<br><br>弟たちはグループ分を撮り終えると、連れ立ってさっさと帰ってしまった。何でも新作のゲームで対戦するんだとか。夕食の準備をしてきて良かったと頭の片隅で思う自分が可笑しい。<br><br>いくつかのシーンをこなし、佳境に入る頃。一際強くなる眼差しを意識して、俺は着ていたTシャツの裾を捲った。グラビアは通常、季節を先取りする。スタジオのヒヤッとする空気に、白い腹を晒した。<br>スタッフの誰かが、ヒューと煽るように口笛を鳴らした。暗がりですっと細められるアーモンドアイに、見せつけるようにポーズをとる。<br>俺を射抜くような視線が堪らない。ユノに見られている部分が熱を持つ。カメラマンも乗ってきたのか、カシャカシャとシャッター音が激しくなっていく。<br><br>整えられた眉を寄せて、差した人差し指を下に振り下ろすジェスチャーを繰り返すユノ。口パクで、下ろせ、と言われているのも手に取るように分かる。シャツを下げろという意味だと、すぐに理解した。<br><br>いつも余裕ぶってるユノが段々必死になるのが面白くて、悪戯したくなる。はにかむように笑みを作って、へそが露になる辺りまで、更に裾を捲り上げる。ますます渋い面持ちで、メッと言わんばかりに怖い顔をされるけど、それすら格好良い。<br>ユノにとって仕事場の空気を壊すことは禁忌で、決してスタッフに気取られることはしないと解っている。だから態と、挑発するように鮮やかに笑ってやる。カメラマンの向こうにいる想い人に向かって。切れ長の双眸がキラリと光った気がした。<br><br>もっと登り詰める、二人だけの世界。<br><br><br><br>｢ジェジュン、最後の方、すごく良かった｣<br><br>音が止み、カメラマンの賛辞と共に最後のショットを撮り終えたことに気づく。現実に引き戻された俺は、放心したように動けない。それでも反射的に、ありがとうございます、と返していたのは、長年の積み重ねか。<br><br>｢ジェジュン、お疲れ｣<br><br>｢良かったよ、ジェジュン｣<br><br>｢ジェジュンさん、えっちですー！｣<br><br>口々に向けられる労いの言葉に、あっはと愛想笑いをする。ヘアメイクの女の子が、俺に言ってるのか独り言なのか、興奮している。その熱量に気圧されて、意識が逸れた隙だった。<br>さっきまで佇んでいた位置に長身の姿がない。光の中からスタジオの隅々まで暗闇に眼を凝らす。<br><br>ユノはどこ？<br><br><br><br>続く<br><br>* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *   * *<br><br>TwitterのTLで、お腹出したジェジュンちゃんの写真と、早くおへそ仕舞わないとユノくんにお仕置きされちゃうよ、みたいな文が添えてあるのを見て、あまりに可愛かったので、思わず書いてしまいました。どなたの呟きか覚えてないんですが、勝手に書いてすみません。<br>ということでこの後、ジェジュンちゃん叱られます。お写真お借りしました。<br><br><br><!--/data/user/0/com.samsung.android.app.notes/files/clipdata/clipdata_200826_212300_876.sdoc--></div><div><br></div>
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<pubDate>Wed, 26 Aug 2020 21:21:11 +0900</pubDate>
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<title>purple line　最初の贈り物</title>
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<![CDATA[ それは、僕からの最初の贈り物だった。<br><br><br><br>年が明けると、僕の家には少しずつ見慣れない物が増えていった。白とスモークブルーのベビーベッド、清潔な真新しいガーゼや小さな肌着、レモン色の月と銀色の雲のモビール、哺乳瓶や消毒液、淡い色合いのくまやうさぎ。初老に近づいた両親はあからさまにはしなかったが、何処か幸せそうだった。<br><br>｢ベッドとモビール、それから縫いぐるみは、チャミナが赤ちゃんの時のよ｣<br><br>おばあちゃんの家に置かせてもらっていたのと、飴色のお茶を飲みながら母は言った。どれも10年以上の時を経ているようには見えなかった。そして、至極真面目に母は僕に訊ねた。<br><br>｢赤ちゃんに貸してあげてもいいかしら？｣<br><br>ダイニングの斜向かいで、夜食のスープを食べていた僕は噎せそうになった。両親はいつもこの調子で、それを中学生の僕は、時に疎ましく、時にくすぐったく感じていた。弟や妹のいる友達は皆、こんな経験をしてきたのだろうか。<br><br><br><br>僕は相変わらず、学校とレッスンと塾を行き来する毎日で。一つ誤算だったのは、自分には向かないと思い込んでいたダンスレッスンやボーカルトレーニングを面白いと思い始めていたことだった。<br>人前に立ちたいと望んだことはなかった。けれど、人より劣るのは許せなかった。その一心で取り組んできただけだったのに。<br><br>そんな心の機微は、レッスンに教科書なんか持ち込んでと、僕を揶揄していた周りの練習生にも影響をもたらした。彼らとの関係は挨拶をしたり、些細な言葉を交わしたりするところから徐々に変容していった。<br>それが、僕のこの先の人生を変える、もう一つの大きな出逢いを生むとも知らずに。<br><br><br><br>塾で遅くなった僕を、父が車で迎えに来てくれた。雪こそ降っていなかったが、暗く底冷えのする夜だった。暖かな車内に乗り込むと手袋を外して、コートのポケットに片方ずつ仕舞った。<br>窓ガラスに流れていく賑やかな街灯りを眺めていた。優しい沈黙が心地好かった。<br><br>｢弟の話、受け容れてくれてありがとう｣<br><br>暫く走ってから、父が前を向いたまま言って、僕は弾かれるように顔を上げた。<br><br>｢何となく、です｣<br><br>本当は、不安もあった。15年間、調和を保ってきた僕の家族は、どうなってしまうんだろうと考えもした。僕は曖昧な返事をして、膝に乗せていたずっしりと重たい鞄を抱き締めた。<br><br>｢心配ない。僕はずっと君の父さんだし、母さんもずっと君の母さんだから｣<br><br>皆、これまでも変わってきたし、これからも変わってゆくけどね、と。僕は言葉が見つからずに、ただ頷いてハンドルを握る父を見た。<br>角度のついた道路に差し掛かっていた。対向車のライトに逆側から照らされて、父の表情はよく分からなかった。<br><br>｢チャンミン。もう一つ、頼み事をしてもいいかい？｣<br><br>車を自宅の駐車場に滑り込ませながら、父が訊ねた。アイドリングしたままの車内で、僕は首を縦に振った。<br><br>｢弟の名前、チャンミンが付けてやってくれないか？｣<br><br>僕たちが思いつく名前は、どうも産まれてくる子には古い気がしてねと、父は息を吐いた。<br>名前。それは生涯、最も目にし、耳にし、そして口にする言の葉。責任の重さを感じて、僕は一度、考えを巡らせた。父はそんな僕を急かすこともなく、待っていた。<br><br>｢顔を見てから決めてもいいですか？｣<br><br>勿論だと応える父と、車を降りた。近くの外灯に照らされて、二人の吐く息が白く靄を作った。いつの間に晴れたのか、澄んだ空に冬の星座が瞬いていた。<br><br>｢名前か｣<br><br><br><br>僕は、15を前にして｢弟｣の名付け親になることになった。<!--/data/user/0/com.samsung.android.app.notes/files/clipdata/clipdata_200812_161414_872.sdoc--><div><br></div><div><br></div><div><br></div><div>* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *</div><div><br></div><div>こんなにチャンミンの描写をするつもりなかったのにおかしいな。</div><div><br></div><div><br></div><div><br></div><div><br></div>
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<link>https://ameblo.jp/uknowminato/entry-12617364481.html</link>
<pubDate>Wed, 12 Aug 2020 16:13:43 +0900</pubDate>
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<title>purple line　青天の霹靂</title>
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<![CDATA[ それは、正に青天の霹靂だった。<br><br><br><br>当時、｢僕｣は14歳で、中学生だった。通っていた学校の前で、大手芸能事務所の社員と名乗る女性にスカウトされたばかりで、この先、長い芸能生活に身を投じることになるとは露程も思っていなかった。<br>その事務所では、このような足の踏み入れ方は異例だったらしく、僕は意図せず、羨み、僻み、憧れ、妬み、様々な人の目に一気に晒されることになった。平凡な学生生活は一変した。<br><br>僕はそれまで一人っ子で、共に教員の両親にとって待望の長男だった。父は学業を心配し、学校をきちんと卒業すること、通っていた塾を続けることを勧めた。<br>母の方はやや楽観的で、若いのだから自分に与えられた可能性を試してみたらいいと微笑んでいた。そんな両親を僕は尊敬していたし、好もしく想っていた。<br><br>もう一つ、あまり普通の中学生が体験しないことが起きた。突然、｢弟｣ができたのだ。少なくとも僕には突然だった。<br>過去に両親が第二子を切望していたことは知っていた。しかし僕を産んだ後、母が再び妊娠することは叶わなかった。小さな僕に、弟か妹ができたら良いねと、淋しそうに言った母の横顔を覚えている。<br><br><br><br>僕が｢兄｣になることを聞かされたのは、粉雪が舞う師走の夜だった。学校を済ませ、事務所のレッスンに向かい、帰宅した後、両親と遅めの夕食の席についていた。<br>外は凍るような寒さで、クリスマスが近いこともあって、街明かりが煌めいていた。暖房の利いた室内は心地よく、温かな母の料理は僕の日常そのものだった。思春期の僕は口数が多くはなかったけど、両親はそれを受け容れてくれていた。<br><br>｢チャンミン｣<br><br>耳に馴染んだ呼名なのに、どこか緊張と期待に満ちた声に感じられて、持っていた箸を止めた。口いっぱいに詰まっていた物を咀嚼し、顔を上げた。僕の注意が向いたことを確認して、母は続けた。<br><br>｢私たちの家族に、赤ちゃんを迎えてもいいかしら？｣<br><br>いつもの母の口調で告げられた唐突な話。すぐには理解できなくて、母の隣に座る父に視線を移した。<br>父は何も言わず頷いて、持っていたグラスを傾けた。柔らかい表情だった。僕は何処か安心して、母に訊いた。<br><br>｢赤ちゃんができたの？｣<br><br>僕はもう、命がどうやって宿るか知っていたし、女の子を好きになったこともあった。母に感じる違和感はきっと、そんな僕への配慮だろうと思った。<br><br>｢残念ながらね、違うの｣<br><br>僅かに顔を顰めた僕に、父がゆっくり口を開いた。<br><br>去年の夏休み前、父の務める学校の女子生徒が妊娠したこと。彼女は産むことを希望し、合法で堕胎できる期間を過ぎてから大人たちに相談したこと。<br>しかし、彼女の両親、父親である男子学生、そして、その両親の理解は得られなかったこと。窮地に立たされた彼女を、学校の屋上で父が見つけたこと。<br>父が母に相談したこと。二人が、出産費用の負担と、彼女の来年度の復学への保証人となることを約束したこと。<br><br>自分と同年代の子どもの話だという現実味は到底持てなかったが、父の落ち着いた調子と系統立てた説明は、物語りのように僕の中に入り込んできた。<br><br>｢それでね、チャンミン。僕たちの家族に、産まれてくる子を迎え入れてもいいかい？君に訊かなくては、僕たちだけでは決められないからね｣<br><br>学力の維持と、慣れない歌やダンスのレッスン、自分に向けられる感情に精一杯だった僕は、両親の長きに亘る話し合いにも、葛藤にも気づかずにいた。<br>己のことばかり考えていた自分を、両親が家族の一員として扱ったことへの恥ずかしさが込み上げてきて、僕は父から視線を外した。<br><br>｢男の子？女の子？｣<br><br>ただ母が傾けるティーポットから立ち上る湯気を瞳に映していた。思わず口を衝いた言葉は、自分でも意外なものだった。素っ気ない響きは、それでも母を安堵させるのには充分だった。お茶を淹れる手が止まった。<br><br>｢男の子よ｣<br><br>すっかり食べることを忘れていた僕に、母が深い緑色のカップを差し出した。満たされたお茶の香りが僕の意識を食卓へと引き戻した。<br><br>｢弟か｣<br><br><br><br>年が明けたら、僕は兄になることが決まった。<!--/data/user/0/com.samsung.android.app.notes/files/clipdata/clipdata_200808_212010_192.sdoc--><div><br></div><div><br></div><div><br></div><div>* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *</div><div><br></div><div>突然、パラレル。</div><div>チャンミンに妹はいない設定です。</div><div>弟はもちろん…</div><div><br></div><div><br></div><div><br></div>
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<link>https://ameblo.jp/uknowminato/entry-12616530083.html</link>
<pubDate>Sat, 08 Aug 2020 21:16:21 +0900</pubDate>
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<title>お帰りなさい。(隔離編2)</title>
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<![CDATA[ 会いたいのも、触れたいのも、俺だけじゃない。それは本当に幸せなこと。<br><br><br><br>ふと、ユノどうしてるかなと思った夜。透き通った瓶に、つい手が伸びる。<br><br>空の色を溶かしたみたいな一粒を、照明に翳す。指の間から零れる輝きに、ふふっと声が漏れる。口に入れると、すっとした爽やかさがいっぱいに広がった。<br><br>途端、着信音が鳴って、やっぱり魔法の飴なのかもって、またユノを好きになる。鏡の前で長くなった金髪をさっと整えてから、画像通話をスライドした。<br><br><br><br>｢ユッノ。見て、見て｣<br><br>ディスプレイにユノが映ると、舌をべーっと出して、舌先に乗っけたキャンディを見せる。俺の口の中でそれは、一層キラキラと光る。<br><br>｢本当に綺麗だよね｣<br><br>飴玉を口に戻して、濡れた下唇をペロッと舐める。アーモンド型の両眼が、一瞬、見開かれた気がした。<br><br><br><br>今夜も飲んでないよ。ユノ、褒めてと言わんばかりに、笑顔で話しかけたけど、当のユノは何も言わない。<br><br>｢ユノ？｣<br><br>首を傾けて呼んでみる。<br><br>｢ジジ｣<br><br>｢え？｣<br><br>突然、愛称を呼ばれて戸惑う。悪戯っぽく細められた切れ長の瞳。数秒の沈黙の後、返ってきたのは予想外の言葉だった。<br><br>｢エロい｣<br><br>｢ふえ？｣<br><br>ユノの言うことを即座に理解できなくて、変な声が出た。<br><br>エロい？<br><br>｢キスしたくなるだろ｣<br><br>触れないのに、と画面の向こうで毒づくユノ。俺は一気に耳まで熱くなるのを自覚した。<br><br>｢ばっか。ユノ、何言ってるの｣<br><br>思わず顔がにやけてしまって、慌てて口に手を当てる。<br><br><br><br>｢ジェジュアはしたくないの？｣<br><br>片頬を上げて、そんな俺の反応を面白そうに眺める視線。ユノが言い出した癖に、俺の方が余裕がないみたいで悔しくなった。<br><br>そりゃ、俺だってしたいけど。素直に、したいとは応えられない。応えたくない。<br><br>代わりに、口許にインカムに近づけて、舌でキャンディを転がして見せる。歯に当たって、カラカラ音を立てる空色の欠片。最後にチュッと濡れた唇を鳴らしてみた。<br><br>画面越しにも、ユノが唾を飲み込むのが分かる。唇の上のほくろがやけにセクシーだと思った。<br><br><br><br>｢ジェージューア、態とやってるだろ｣<br><br>ちょっとした悪戯のつもりだったけど、ユノが余裕ばっかりじゃないのが解って、嬉しくて調子に乗った。あっはと笑って、誤魔化そうとしたのに。<br><br><br><br><br>｢ジジ。一週間後、覚えとけよ｣<br><br>ふとディスプレイに眼を遣ると、獲物を狙う虎のような視線に射抜かれる。怖いけど、格好良くてゾクゾクした。<br><br>体ん中が熱くなる。おっれ、今夜眠れるのかな。消えてゆく爽やかな甘さと共に、自分のしたことをちょっぴり後悔した。<br><br><br><br>因みに一週間後、触れない状態で煽るやつがあるかと叱られて、ベッドの中で泣かされることになるのは、また別のお話。<br><br><br><br>キスできるまで、あと7日。<div><br></div><div><br></div><div><br>* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *</div><div><br>キスもエッチも二人の日常だといい。<br><br>それにしても、マンネが結婚だなんて、泣きたい。<!--/data/user/0/com.samsung.android.app.notes/files/clipdata/clipdata_200615_040128_482.sdoc--></div>
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<link>https://ameblo.jp/uknowminato/entry-12604292434.html</link>
<pubDate>Mon, 15 Jun 2020 04:00:53 +0900</pubDate>
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<title>Happy 13th Anniversary♡</title>
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<![CDATA[ <div><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20200610/22/uknowminato/11/c1/j/o1080108014772253830.jpg"><img src="https://stat.ameba.jp/user_images/20200610/22/uknowminato/11/c1/j/o1080108014772253830.jpg" alt="" width="1080" height="1080"></a><br></div><div><br></div><div>13回目の結婚記念日おめでとうございます。</div><div><br></div><div>末永くお幸せに♡</div><div><br></div><div><br></div><div><br></div><div>遅筆な私は、仕事でお話が間に合わず、久しぶりの水彩だけ描きました。全体はTwitterに上げてあります。</div>
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<link>https://ameblo.jp/uknowminato/entry-12603302157.html</link>
<pubDate>Wed, 10 Jun 2020 21:57:47 +0900</pubDate>
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