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<title>ブラックジャックにしくよろ</title>
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<description>駆け出しの外科医です。医療の現場にはドラマがあります。ドラマと問題は紙一重です。自分の中で消化仕切れない事が、ブログを書くという行為によって僕にカタルシスを与えてくれます。だから書きます。気楽に書き殴ります。ブラックジャックにしくよろです。</description>
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<title>ももかソロライブ！</title>
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<![CDATA[ 有安杏果のソロライブに行って参りました。<br>みんながみんな伝説に立ち会えたと言っている、そんなライブでした。<br>いい。<br>良かった。<br>最高だったよ。<br><br>純粋に賛辞しかない。何より、自分の人生を見つめなおすような時間をもらえた。<br>ももかの20年間のダイジェストを見るようなライブ、<br>12歳の時に貼った伏線が回収されていくのを見て、<br>人生という長い月日をかけた物語に人は心動かされ、勇気をもらえるのだと思った。<br>その８年間分の努力の結晶を目の当たりにして感動したんだ。<br><br>青春を賭して努力をする姿が好きだ、<br>甲子園、鳥人間、高校生クイズ、そしてアイドル。<br>青春活劇が大好きだ。<br>スラムダンク、ルーキーズ、ウォーターボーイズ、そして幕が上がる。<br><br>自分が青春を燃やしきれなかったコンプレックスと、そこに全力を投球出来ていることへの羨望。<br>大人になって思い返すけど、やっぱり自分には出来なかったなぁという諦め。<br>そういうのが相まって、若くまだ何も持たない人達が、一体何のために頑張っているのかよく分からないけど、純粋にがむしゃらに一生懸命やっている姿が大好きだ。<br>花火のような光に儚さと、その分の強いきらめきを感じる。<br><br><br>全ての光をあのライブは持っていたと思うんだ。<br><br><br>何が僕らの心をつかむのか？<br>自分なりに幾つか理由はあるけど、それって多分人それぞれなので、<br>それぞれの理由でいい。<br>僕は努力し続けるももかを応援したいと思ったし、勇気をもらえた。
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<pubDate>Wed, 06 Jul 2016 00:35:42 +0900</pubDate>
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<title>鳥人間という青春</title>
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<![CDATA[ <br>鳥人間コンテスト熱いですね。大好き。<br><br>鳥人間コンテストや甲子園を見ていると時に人間は実力以上を発揮したりすることに気が付きます。<br>それってやはり自分のためだけではなく、誰かのためなに頑張るからなのかも知れない。<br>純粋なアスリートとは少しモチベーションとかは違うのかも知れないけど、<br>精神が肉体を凌駕していく姿に身体の不思議を感じざるを得ません。<br><br>仲間のためにというと根性論のように聞こえますが、<br>エビデンスがないだけで、人間のポテンシャルを引き出す1つのコツな気がします。<br><br><br>青春っていいですね。<br><br>これで勝ったら就職が有利になるとかそういうことではないんだけど、<br>そこに一生懸命になれる姿って素晴らしい。<br>高校野球もそこで一生懸命やってプロ野球にいける人なんて一握りなんだけど、<br>多分そんな下世話な事は考えずに「今」を頑張っている訳ですよね。<br>そんな姿に人は胸打たれるのだと思います。<br>何かに一生懸命な人って時に滑稽だけど、そういう人達が大好きです。<br><br><br><br>ここで紙一重な姿を見てみましょう。<br><br>彼はその後有名な工科大学に留学しているそうです。<br>「回らんかー！」<br>何かに夢中になれる力ってかけがいがないものなのだと思います。<br><br><br><iframe width="420" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/bdepB7Ti7Ns" frameborder="0" allowfullscreen></iframe>
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<pubDate>Wed, 02 Sep 2015 21:14:36 +0900</pubDate>
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<title>事を成すために重要な事。</title>
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<![CDATA[ 事を成す上で一番重要な事はなんだろうか？<br><br>自分はマルチタスクをこなせていると思っていたが、<br>全ての仕事に対して中途半端だったと自覚した。<br><br><br><br>自己愛としっかり向き合ってこなかった。<br><br>自分が頑張っているのは、世の中のためだと思っていた。<br><br>もちろんそれもあるが、<br>自分が作ったコンテンツが流行る事で、<br>世の中も良くなるし、自分の名声が上がればと思っていた。<br><br>そういう根性でやっていると、マルチに覚悟を決めずに<br>広く浅く手を伸ばしてしまう。<br><br>本当に大事な事は、<br>誰かの役に立てるような、魂のこもったコンテンツメイクのはず。<br><br><br>そのためには覚悟が必要だった。<br>最悪自分ひとりだって、乗り越えてやるという覚悟が。<br>僕にはその覚悟がなかった、<br>種を蒔くだけまいて、花を咲かせる努力をしなかった。<br><br><br>せっかく泥船に一緒に乗ってくれた人達を大事にしなかった。<br>自分の船は客船だと勘違いしていた。<br>泥船に喜んで乗るやつなんていない、自分を信頼してくれて乗ってくれたのに、<br>自分だけ泥船である自覚をしていなかった。<br><br><br>腹をくくれ。<br>人よりも多くのタスクをこなしたいなら、<br>人より自由時間も、趣味も、リア充も少なくて当たり前。<br>そんな自覚なく、ただただ発散的に手を広げて、<br><br>せっかく信頼してくれた人達を裏切り、<br>溺れている人に手を貸さず、<br>自分は更に勝手に船を進めようとしている。<br><br><br>器用貧乏なんて綺麗なものじゃない、ただの阿呆。<br>どうして覚悟を磨こうとしない、<br>自分が一介の人間にでもなったつもりか。<br><br>まだまだ何もない自分が出来る事は、<br>今もらった仕事で最高の結果を出す事なんじゃないかな？<br><br>その覚悟がない。<br><br>
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<pubDate>Sat, 24 May 2014 01:06:56 +0900</pubDate>
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<title>ももクロが今日も俺を翻弄する。ブログテーマ：最近楽しかった事。</title>
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<![CDATA[ <img width="1" height="1" class="accessLog" src="https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fmeasure.kuchikomi.ameba.jp%2Fkuchikomi%3FAMEBA_ID%3Dultra-resident%26ENTRY_ID%3D11828411375%26ENTRY_END_DATE%3D2014%2F06%2F30"><img src="https://pubads.g.doubleclick.net/activity;dc_iu=/7765/pixeltag_pcretargeting;prid=10905;ord=1?" width="1" height="1" border="0" style="display:none">今まで自分の医師としての臨床体験など、書かないと気が済まないような出来事だけを、匿名で書かせて頂きました。<br><br>アメブロ10週年企画でブログを書こうキャンペーンが実施されている事を知り、これを機に、臨床以外の話も少しずつ書いてみようかなと企んでおります。<br><br><br>最初のテーマは最近楽しかった事。<br><br>最近一番興奮する程楽しかった事で真っ先に思い出すのが、ももクロの国立競技場大会ライブ！<br><br>感無量とはこのことです。<br><br>ももクロを好きになって3年強になります。<br>紅白歌合戦に出る事を目標にしていた事から好きになって、実際に出た時にはあかりんへの泣ける演出。ぶっちゃけあそこで物語はピークを迎えたと思った。<br><br>ドラゴンボールで言えば、超サイヤ人としてフリーザーを倒したのが紅白歌合戦。<br>紅白の話が出来すぎていて、話のピークがあそこで、後は解散へ向かってのカウントダウンなのかなと一瞬よぎってしまった。<br>その直後に掲げられた目標が国立競技場でのライブ。<br><br>しかし、その直後に東京オリンピック開催決定へ、2014年で国立競技場は改修工事の予定となり<br>、国立競技場でのライブ開催は実質不可能と思われた。<br><br>ついてないぜ、ももクロちゃん！<br><br>なんとなく宙ぶらりんな目標のないまま次々にファンを獲得して、日産スタジアムなど巨大な会場でも悠然とライブを行うももクロ。でも掲げた夢は叶わないものと思っていた。<br><br>が、国立競技場大会が決まった！しかも2日間！！<br>クリスマスライブで本人達にも知らされていなかった事実を、モノノフと一緒に知るというサプライズつき。まさにその会場にいたのですが、周りの大人達はみんな普通に泣いていた、普通のおじさん達が泣いていた。<br><br>絶対に無理だと思った夢がかなった瞬間ってのはヒトを感動させるもの、スポーツとかもそうだよね。<br><br>辛い時のアイドルは麻薬である。<br>漫画モテキの中で出てくる名言である。<br><br><br>国立競技場大会も無事に当選し、万難を排して会場へ。<br>楽しかった。<br>これまでのももクロを振り返る集大成的な内容。<br>デビュー曲のももいろパンチから始まり、怪盗少女～GOUNNまでのメジャーシングルを歴史順に追う展開、最後は新曲「泣いてもいいんだよ」。<br><br>いいんですか？<br><br>また周りの大人達泣いてたよ。<br><br>次はどんな夢を叶えるのかな？次ってあるのか？？<br>終わる頃には、紅白が終わる時と同じような感覚が生まれつつあった。<br>でも紅白の時とは違って、これで尻すぼみで終わってしまうのではという不安はなかった、このままなんとなく続けてくれたらずーっと応援するよな、もう中毒者だしと思ってもいた。<br><br><br>そのような中、最後にリーダーの百田夏菜子の言葉。抜粋要約。<br>「自分達は天下を取りにきました、でもそれは芸能界やアイドルの天下を取るという意味ではなく、ここにいるみんなを笑顔にするという意味での一番を目指したい。大きい会場でやりたいとかいうのはあんまりなくて、みんなが楽しんでくれればそれでいいかな。」<br><br><br>泣いてもいいですか？<br><br><br>物語の上にfollowerはついてくると思ってた。実際、０→１、１→１０の段階は強烈な物語がファンを惹きつけていくと思うんだけど、ある程度ファンが出来たら、今ある普通の事を普通に続けられる環境を獲得していく事が大事なんだよね。<br>偉大なアーティストとかは、そういう事を普通にやっている訳だ。たんたんと同じようなライブを何十年も繰り返している訳だよね。<br><br>アイドルってやはり花火のような儚い綺麗さがあるのだと思う。<br>物語が終焉を迎えると同時に線香花火が落ちるように、終焉を迎える事が多い。<br>ももクロはこれからは物語を売るステージではなく、普通の事を続ける事で魅了し続けなければいけないステージに来たのだ。<br>多分いままでより大変な作業だと思う。<br>followerを爆発的に増やすのではなく、継続的に新しい物語を提供する事なく、減らさない活動。１００→１００の活動のステージ。<br><br>これからどのようにパフォーマンスをしていくのか、どのようなブランディングをしていくのか、とても楽しみである。<br><br>アイドル界でそこのステージにいくのは珍しいんじゃないかな？<br>普通はメンバーチェンジとか物語提供ベースなんだよね。<br><br>新しいステージに期待しかありません。<br>だから楽しい！！<br><br><br><br><br><br><a href="http://kuchikomi.ameba.jp/" target="_blank"><img src="https://stat100.ameba.jp/common_style/img/home_common/home/ameba/allskin/ico_kuchikomi2.gif" alt="【みんなもブログ書こう！キャンペーン】最近、楽しかったことは？"></a> ブログネタ：<a href="http://kuchikomi.ameba.jp/user/listEntry.do?prId=10905">【みんなもブログ書こう！キャンペーン】最近、楽しかったことは？</a> 参加中<br>本文はここから<br><br><br><br><a href="http://link.ameba.jp/228339/" target="_blank">みんなもブログ書こう！キャンペーン</a><br><div><a href="http://link.ameba.jp/228320/" target="_blank"><img src="https://stat100.ameba.jp/pr/img/c4/1/3da3b3df8ad56d3ca1ba5524ea34202f.png" alt="みんなもブログ書こう！キャンペーン" border="0" width="200" height="200"></a></div><a href="http://click.affiliate.ameba.jp/affiliate.do?affiliateId=26857139" alt0="BlogAffiliate" target="_blank" rel="nofollow">【Amazon.co.jp限定】 「泣いてもいいんだよ(初回限定盤)」(限定絵柄トレカ付き)/キングレコード<br><img src="https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F51gt1fSB8BL._SL160_.jpg" border="0"></a><br>￥1,749<br>Amazon.co.jp<br><br>
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<link>https://ameblo.jp/ultra-resident/entry-11828411375.html</link>
<pubDate>Sun, 20 Apr 2014 22:14:08 +0900</pubDate>
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<title>忘れられない症例</title>
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<![CDATA[ 僕は外科医だ。<br><br>外科の仕事は手術で外科医としてのプライドは手術でしか確保出来ないもの。<br>当然手術が好きで外科医になるのだが、実は外科医の仕事の半分は手術以外。<br><br><br>化学療法をしたり、終末期対応をしたりするのはよくあること。<br><br><br>今回はもっとレアケースで、手術をして３年くらい経った患者さんが歩けなくなってしまったため、外来受診。検査目的に入院したけど、結局歩けないから帰れず、ずっと入院。そんな話。<br><br><br>手術とは最も遠い存在。<br><br>大体そういう患者さんは若者が一手引きうけることになる。<br>例外なく僕が担当になった。<br><br><br>歩けなかった原因は食事をずーとしていなかったことによる栄養失調だった。<br>基本的には食べてリハビリするくらいしか出来ることがなかった。<br><br>何故栄養失調になったかと言うと、あまり生きる希望がなく、食べるのも面倒になったよう。<br>全く歩けなくなって、家族に無理やり病院に連れて来られたのでした。<br><br><br>自分で言うのもなんだが、かなり誠意を持って接していた。<br>毎日話を聞き、信頼関係を築き、少しずつ心を開いてくれた。<br>だんだんと生きる希望を感じてくれ、食事もリハビリも頑張ってやるようになってくれた。<br><br><br>急性期病院では、長期入院になりそうな今回のような患者さんは<br>リハビリ病院などへ転院の方針となる。急性期病院は急患のためにベッドを開けないといけない宿命なのだ。<br><br>当然、早く転院させろのプレッシャーが強かった。<br>看護師からも上司からも、事務方からも全てから圧力がかけられた。<br><br><br>３ヶ月近く入院した結果、全身の状態もよくなってきた。なかなか歩けるようにはならなかったが、もう一歩で帰れるというところまで辿りついた。<br>患者さんからも笑顔が見れるようになってきた。<br><br><br>退院を一週間後に控えたある日、腹痛を訴えた。<br>以前より腹痛の訴えが多く、その都度痛み止めなどで対応していた。<br><br><br>看護師さん曰く、退院の話が出ると腹痛を訴えると。<br>つまり退院したくないから仮病をつかっているのではないかと。<br><br>そうだったのか。<br><br><br><br>そんなこんなで痛みはあったけど、退院の方針で話を進めることとした。<br><br><br>退院を2日後に控えたある日、嘔吐した。<br>ただその時も嘔吐の量が少量であり、なんなら自ら吐いたのではないかという疑惑をかけられた。<br>ちょうど休日だったこともあり、僕は病院にいなかったため当番の先生が対応してくれた。<br><br>翌日病院に行くと、患者さんの意識がなくなっていた。<br><br>僕がいく数時間前からショック状態になり、意識がなくなったという。<br>原因検査目的に各種検査を施行。<br>各科の先生に相談し、出来ることは全てやった。<br>家族にも説明し、気管挿管なども含めフルで対応することになった。<br><br>急変時も、周りは引き気味で元々生きる希望がないような人だったのだから、強引な延命は幸せではないでしょという同調圧力をかけられる。<br><br><br>急変時に呼んだ時の家族の顔は今でも忘れられない。<br>涙を流しながら「出来る限りのことをしてください」と訴える家族。<br><br><br>そうこうしている内に急変し、心停止になってしまった。<br><br>フルで行うことを約束していたので、挿管もして全力治療。<br><br><br>結局そのまま亡くなってしまった。<br><br><br>家族に死体解剖の依頼をしたが、死因が分かったところで帰ってくる訳ではないのでと拒否された。<br>結局死因は分からずであったが、術前の検査を全て総合すると、一つの診断にたどり着く。<br><br><br>NOMIだ。<br><br>NOMIとは非閉塞性の腸間膜虚血による腸間壊死のことで、特に理由はないのだが腸間膜の血の巡りが悪くなり、腸が鎖落ちてしまうという病。<br><br>救急外来などでもよくpitfallとして取り扱われる疾患で、診断が非常に難しい。<br><br>手がかりとしては、慢性的な腹痛が続いていること。<br><br><br>そう、彼は嘘なんかついていなかったんだ。<br>ずっと本当に痛かった。<br><br>僕はそれに気づかなかったのだ。<br>どれだけ誠意を持って接していたつもりでも、それはオナニー誠意で、結局は仮病だと心の底では思ってしまっていたのだ。<br><br>今までに何度かNOMIの診断をしたことはあるし、救命もしてきた。<br>もし違う患者さんだったら気がついたのではないか？<br>もしもっときちんと話を聞いていたら気がついてあげられたのではないだろうか？？<br><br>自責の念に襲われる。<br><br><br>お見送りをする前に救急外来に呼ばれた。<br>意識不明の患者さんが腸間穿孔を起こしており、手術しなければ助からないと手術で呼ばれた。<br>最後のお見送りを前に手術に向かった。<br><br>お腹を開けると、腸間が腐っていた。NOMIだった。<br>小腸の50ｃｍ程度が腐っただけだったので、そこだけ切除する手術で無事に助かった。<br><br><br>手術中になんともいたたまれない気持ちになっていった。<br><br><br>外科医としての本分である手術で一つの命を救うことが出来た。<br><br>一方で外科医以外の能力が足りずに落とした命があった。<br><br>どちらも同じ疾患を同日に経験した。<br><br><br><br>僕がするべきことは手術の練習だけではないのだと神様に言われた気がした。<br><br><br>手術が出来ることが素晴いい訳ではない、患者さんを助けることが素晴いいのだ。<br>そう考えれば、まだまだ磨かなければいけない能力は沢山あるはず。<br>外科医として必要な能力を磨くことにだけ心酔してきた僕は医師失格だった。<br><br><br>一生忘れられない症例になったことは言うまでもない。<br>その後は外科医以外にも幅広く勉強するようになった。<br><br><br>もう2度とあんな思いをさせないために。<br>涙を流す人が一人でも減るように。
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<pubDate>Wed, 26 Feb 2014 00:56:24 +0900</pubDate>
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<title>守るべきものとは何なのか決めておく必要がある</title>
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<![CDATA[ 今日も生命力の凄さを実感させられたエピソード。<br><br><br>膵臓癌の浸潤で、元々透析もしていたため１ヶ月も持たないだろうと思われたおじいちゃんの話。<br><br><br>おじいちゃんはどうしても死ぬ前にやらないといけないことがあると、余命が短いことを知りながら、それでもあと２ヶ月だけ生きたいとの希望があった。<br>野暮ではあったが、そこまで生に執着できる理由に興味があったので理由を聞いてみた。<br><br>実は裁判に巻き込まれているとのことであった、詳細は聞かなかったが自身の財産をめぐっての裁判のようであった。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　<br>自分自身の財産を誰に譲るのかという裁判であったみたいで、候補は自身の前妻と実の兄弟であったよう。<br><br>前妻とはすでに恐らくすでに不仲であったのだろう、ついに最後まで病院に来ることはなかった。<br>介護をしていたのは妹さんであった、妹さんといってももう７０台と思われるおばあちゃんだ。<br><br>裁判が終わるまでの期間をなんとかしてほしいとのことであったが、腫瘍に対しては治療難しく、対症療法、放射線療法を中心に治療をしていく方針となった。<br>維持透析もしているため、麻薬製剤を一つ使うにも大変だったが、可能な限りサポートをした。<br><br>だが数日前より全身状態が悪化し、痛みも耐えられない程になってきていた。<br>しかし泣き言を言わず、ただただ凌ぐ日々が続いた。<br><br>「まだ守らないといけないものがあるんでね」と痛みに耐えながら発した言葉に震えた。<br><br>そんなある朝意識レベルが低下し、呼吸状態も悪化していった。<br>いよいよ死期が近いと判断し、妹さんへ「今夜が山かも知れない」という旨の連絡をした。<br>裁判は間に合わなかった、そう思った。<br><br>するとまさかの返答「今日が判決が出る日であり、今すぐには病院にはいけないと思うが、もうすぐ危ない状況なのか？」<br><br>「いやいや、今すぐにという訳ではなく、今夜あたりが危ない」と説明、あと少し頑張れば裁判が終了する、まさかの答えにまた震えた。<br><br>結局、その晩に妹さんが来院し、裁判の結果を伝えた。<br>僕らは結果を聞かなかったので、最終的な結末は分からない。<br>ただ、翌朝に息を引き取ったおじいちゃんには無念の表情はなかった。<br><br><br><br>裁判は判決が出る前に当事者が死亡してしまうと、その裁判は無効になるとのこと。<br>裁判の結果は分からないが、どちらに転んだにせよ、裁判は完結した。<br>完結するまではすでに生物学的には寿命を超えていたと思われるが、精神力だけで命をつなぎ止めたような事例であった。<br><br>誰かを守るために、自分の最後の力を振り絞る、並みの精神力では出来ないよね。。。<br><br><br>ブチャラティが魂だけで戦ったのと一緒だ。。。<br><br><br>そんなことはさておき。今回学んだ教訓。<br><br>誰を一番大事にしておくかは常に考えておかないといけない。<br>自分が命をかけて大事に出来る人が誰なのかを考えておかないと。<br><br>僕にはまだそんな人がいないと思う。<br>零戦関係の映画を最近観たので思うけど、戦争も誰かを守るために命を書ける戦いで、それが精神力につながっていた。<br>僕に精神的な甘さがあるのだとすれば、死ぬ気で守るべきものがないことなのかなと。<br>何となく日本を守ろうとかゆるい気持ちでは命は投げ出せない、自分が本気で命を投げ出せる対象ってそんなに簡単には作れないと思うよね。<br>
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<pubDate>Sun, 29 Dec 2013 02:26:49 +0900</pubDate>
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<title>人工肛門のこと</title>
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<![CDATA[ 大腸の癌、特に直腸癌の手術の際によく一時的な人工肛門を作成し、リーク(吻合部の縫合不全)を呼ぼうする手術を追加する事がある。場合によっては肛門を残せない事もあり、永久人工肛門を作成する手術もある。<br><br><a href="http://www.jfcr.or.jp/hospital/conference/cancer/woc/artificial_anus.html" target="_blank">リンク（＊人工肛門とは）</a><br><br>術前のお話で人工肛門のお話をすると、ほぼ全員が「人工肛門を避けて欲しい」と言われる。<br>そりゃそうだよね～(´･_･`)<br><br>それは出来れば避けたいところである、僕等術者も出来れば避けたいと思っている。<br>しかしやむを得ず作成する事もある。<br><br><br>癌の末期に腫瘍によって腸管が完全に狭窄してしまう事がある。<br><br><br>そのような進行癌は切除しても寿命には関係がないため、なるべく侵襲が少なく済むように、人工肛門のみ造設する。狭窄した部分の手前に人工肛門を作成する事で、便が出るようにして、食事可能な状態をギリギリまで続けられるようにするのが目標だ。<br><br><br>現在そのような状況の患者さんがいる。<br>腸閉塞の診断で救急外来受診、診断の結果末期癌による腹膜播種のため腸管が完全に狭窄してしまったため、同日緊急でイレウス管を挿入し緊急事態は避けた。<br><br>本人へは鼻から入っている管を抜いて、再度食事をするためには手術をするしかないと薦めた。<br>前述の通り、なるべく人工肛門を避けたいというのが人情ではあるのだが、このような最終手段としての場合はほとんどの患者さんが作成する事を望まれる。<br><br><br>食事はしたい。人生の最後は美味しい者を食べて死にたい。<br>僕もそう思うだろう。<br><br><br>今回はどうしても同意を得られなかった。。。(´・ω・｀)<br><br>自身が末期癌で有ることは理解しており、余命も短い事を知っている。手術をしても余命が短いのであれば、無駄に痛いのは嫌だと言う。<br>鼻の管は抜けないし、食事も出来ないと説明を繰り返したが、どうしても嫌だと。。。<br><br><br>最終手段としては終末期医療で使用するサンドスタチンと呼ばれる、腸の動きを止めて、腸液の生成を極限まで押さえ込む方法があるが、全身の状態としては、まだ3ヶ月くらいは余命があると思われる。<br><br><br>さて、皆さんであればどうしますか。<br>どちらの方が自分らしい最後かという人生観との相談になるのだと思います。<br>いかに生きるかではなく、いかに死ぬかという選択であり、究極の選択である事は重々理解しております。<br>人工肛門を作成し、美味しいものを食べて死にたいか。<br>痛い思いはせずに、そのまま死にたいか。<br><br><br>本人の希望は「一度家に帰りたい」というのみ。<br>このまま管を入れて帰るか。<br>手術をして帰るか。<br><br>何故家に帰りたいのかと考えると、今までのような生活を送って最後を迎えたいのではないかなと推測をします。<br>それならば、みんなで食卓を囲んで欲しいと思うのは医師のエゴなのでしょうか。<br><br>そんな葛藤の中、やはり手術を積極的に薦めていこうと思っています。<br>食べられない苦痛を知っているから。<br><br><br><strong>いかに死にたいかを考えるということは、いかに生きるかを考える事である。</strong><br><font color="#FF1493">自分の最後はどうありたいのかって、究極の人生観だよね。</font><br><br><br>僕自身、実は以前に人工肛門になったことがあるっているレアな医師なのですが、それはまた別の話。。。<br>生きるって大変だ～<br>ブラックジャックにしくよろ～☆
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<link>https://ameblo.jp/ultra-resident/entry-11565375095.html</link>
<pubDate>Wed, 03 Jul 2013 01:45:11 +0900</pubDate>
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<title>抗癌剤治療とQOL</title>
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<![CDATA[ 抗癌剤治療の勉強会に行ってきた。<br><br>あるA製薬会社主催の勉強にいくと、A薬のいいデータが。<br>あるB製薬会社主催の勉強会にいくと、B薬のいいデータが。<br><br>A薬もB薬もどちらも効くことは良く分かった、どっちがいいのか競争になるのもよく分かる。<br><br>ケースバイケースで全てを一元的に説明する事は出来ないのだが、<br>抗癌剤に全くやらないケースに比べれば、何かしらの抗癌剤を施行した方が余命が伸びる事はほぼ確実になってきた。最近は効き目のいい抗癌剤が増えてきたのは、とてもいいことだと思う。<br><br><br>今回参加した勉強会では、比較的進行した癌に対して投与した場合の話であった。<br>A薬を使用するとB薬に比較して４ヶ月程度余命が伸びるというデータ。ただし、副作用はA薬の方が少し多い。B製薬会社では副作用の出現確率が少ない事を強く推してくるという寸法だ。<br><br>果たしてどっちがいいんでしょうか？<br>そもそもどっちかを選択する以前に抗癌剤をする事に本当に意味があるのでしょうか？<br><br><br>実際自分が臨床医をしていて思う実感としては、その伸びた余命4ヶ月間は入院退院を繰り返す事が多い。副作用も出るため、必ずしも豊かな生活を送れるとは言えない。<br>生活の豊かさ(QOL)を数値化するのは非常に難しく、実際どの程度か客観的には示す事が出来ない。実感としてはQOLは低いとしか言えない。<br>＊抗癌剤治療にかかわらず、QOLの評価は現代の医療が抱える一番の悩みであると言える。<br><br>患者サイドに立って考えてみる。<br>自分が癌告知をされたらどうだろうか？<br>手術は必須で、あまり出来ないまま手術されたらどうだろう？<br>その後、手術後も余命が一般的に1年程度と言われたらどうだろうか？<br>効果があるかも知れない薬に賭けてみたい気持ちになるんじゃないだろうか。<br>少なくとも医師から薦められたら、じゃあやってみようかとなるんじゃないだろうか。<br>僕は癌になった事がないから正確には分からない。<br>臨床医として、抗癌剤を使用している患者さんのQOLは比較的よくないと前述したが、そのことに対して不満を感じている人が少ないのも事実だと思う。<br>恐らく抗癌剤をすると決めた時点である種のdeterminationが生まれ、それを完遂する事が目的になることで、不安が解消されるんじゃないかなと思う。<br><br>抗癌剤をしている、闘病しているという事が死を迎え入れるための心の支えになっているような気がする。<br><br>僕は抗癌剤に対してそんな印象を持っている。<br>実際は小難しい比較検討試験のデータが色々あるんだけど、それは生物学的に人間を見ていだけ。社会学的な側面として見ると・・・いや、もっともっと主観的・文学的に『人間』を考えた時にどれだけ有効なのかを考えてみてもいいのかと思っている。<br><br>最近ではQOLを何とか数値化して、Quality Adjusted Life Year略してQALYという指標が使用され始めてきている。これは実際にQOLの高い余命期間をきちんと評価して、QOLの低い期間は余命としてカウントしないことにして、その数値が薬価に対してどれだけ有用かを検討するために生まれた。<br>実際は薬価と命とを天秤にかけた指標なので、僕が考えているものとは少し違うけど。<br><br><br>薬価の事が出たので追記すると、抗癌剤の薬代は高く、月に10万円以上かかる事はざらにある。多くは高額医療請求で還付され、本人負担は8万円で、残りは全て税金(保険診療)。<br>年収３００万円時代では当然自己負担の８万円も厳しい訳だが、残りは全て税金であり、抗癌剤治療は年単位に及ぶ事が多いため、まずまずの金額になる。<br>医療費増大が国の経済圧排になっている昨今の経済情勢の中で、本当に成長していい分野なのかどうかははまた別ベクトルでの悩みになる。<br><br>生物学的・社会学的、経済学的・・・色々な側面から問題山積の抗癌剤治療。<br>実に興味深い分野である。<br><br><br>「医療をもっとおもしろく！」
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<pubDate>Thu, 20 Jun 2013 02:55:21 +0900</pubDate>
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<title>生命力と精神力と母力</title>
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<![CDATA[ 大腸癌stageⅢbと比較的進行した癌の術後の方の話。<br><br><br>術後10年目に再発が判明、肝転移・肺転移が出現していた。その後の抗癌剤治療も効果を得ず、進行していく癌。<br>11年目に入り、とうとう家で過ごす事はできなくなり入院治療となった。<br>僕にとっては入院時に初めてお会いした初診の患者さんになるが、むこうは11年間病気と付き合ってきており、自分の身体の事・余命の事をよく理解されていた。<br><br>この段階では麻薬性剤を中心に使用し、根治治療を目指すのではなく緩和治療を優先する。<br>一般に終末期医療と言われ、以下に良いお看取りに繋げるか、以下に残された余命を苦痛なく過ごせるかを中心に考える。<br><br>ただ今回は条件がついていた。<br>入院から2ヶ月後のX Dayまでどうしても生きたいと希望を申し出てきた。<br>X dayは娘さんの結婚式とのこと。娘の結婚式に参加すれば悔いがないとの希望があった。<br><br>癌は進行する一方で全身状態は衰退の一路であった。深部静脈血栓症や褥瘡・肺炎などの合併症に注意しながら終末期であったが毎日リハビリを行い・輸液のメニューを変更した。<br>後一週間のところまで状態はなんとか横ばいを保ちつづけていられた。<br><br>しかし、後1週間でX dayと言う時に意識レベルが急激に落ちてしまった。<br>鑑別疾患の基本どおり、AIUEOTIPS全てチェックした。肝転移に伴う高アンモニア血症による意識障害を中心に、電解質異常なども重なっておきた意識障害のようであった。<br>この段階ではお腹の半分くらいが肝臓で占められてしまう程に肝転移が増大していた。もう限界かも知れない・・・<br><br>出来るかぎりの治療を行い、なんとか意識も改善。<br>右肩下がっていく体調を気にしながら、X dayが早く来ないか指折り数え続けた。<br>後2日のところで呼吸状態も増悪、下顎呼吸が出現してきた（これが出現すると死が近い事を意味している）。<br>ここまで来てダメかな、僕をはじめ医療者は正直少し諦めかけていたと思う。少なくとも結婚式に参加するのは出来ないと思った。<br><br><br>そしてついにX day・・・命はつながったが、やはり意識朦朧でありバイタルサインも崩れていたため、参加は難しいと判断。泣く泣く結婚式への参加を諦めて頂いた。<br>恐らく今日亡くなるだろうなと経験的に判断し、土曜日であったが病院にいる事にした。<br><br>経験的には呼吸が止まってしまうような状態であったが、なかなかこれが全く悪化しない。<br>なんで？？医学的・Biochemicalとしては説明がつかなかった。<br><br>その日の夕方、綺麗な格好をした娘さんと親族一同が病室へやってきた。涙を浮かべながら結婚の報告をする娘さん。<br><br>記念にせめてみんなで大きな部屋に写って写真撮影をする事にした。<br>なんとその時、死を目前にしているはずの患者さんが大きく目を見開いたのだ・・・<br>繰り返すが、医学的には説明不可能な状態だ。<br><br>みんなで楽しい時間を過ごし、その日は解散、翌日に来るよと言い残し家族は部屋を出て行った。<br>そして0時を超えたところで再度意識を失い、翌日早朝に息を引き取った。<br><br>精神力で寿命が延びるなんてドラマの中だけの話だと思っていたけど、ついに僕も人間の命の奥深さを実感する出来事を体感してしまった。<br><br>結婚式に参加したかっただろうなぁと思うと泣けてきた。<br>あんな事は出来たんじゃないかな、こんな事が出来たんじゃないかな？自分の診療が正しかったのか見つめ直した。当然Biochemicalな答えは出なかったので、別の側面から自己正当化する理由を考えてみた。<br>意識を失った1週間前より少し前にすでに限界は超えていたと仮説を立てた。もしかするとその段階で結婚式に行く事は諦めて、次の目標を自分に立てたのではないかなと想像してみた。<br><br>結婚式に行く事は出来ないけど、すくなくとも結婚式の直前に亡くなってしまっては娘に迷惑がかかる。場合によっては結婚式が延期・中止になる可能性すらある。だから、自分の命を温存するような、例えるなら冬眠のような状態に入ったのではないだろうか。<br>そんな母心がもたらした延命だったんじゃないかな？？<br><br>娘さんの結婚式が終了した翌日に息を引き取ったのは、<strong>娘さんの結婚式を命日にしたくないという母親の心が生んだ奇跡だったのではないかな？</strong><br><br>そんな仮説を立てて少しだけ納得してみた。<br>もちろん一生答えは出ないけど、少なくとも医学の常識、人体の常識を超えた出来事が起こった事は事実であった。<br><br>哲学者キュエルゲゴールの言葉に<br>「<em>絶望は死に至る病である</em>」という言葉がある。人間の本質は精神であり、絶望を目の当たりにした人間は生きていけないという事を意味している。<br>この言葉を裏返せば「希望は生きるための最高の薬である」と言える。<br>人間は希望・目標を持つだけで強くなれる！延命も出来る！<br><br>もう1つ、この症例を通しての学び。<br>僕らDrだけでなく、Nsも家族もみんなが共通の目標を持っていたため不思議とチームワークを持って仕事が出来た印象がある。<br>チーム医療・マネジメントの上で共通の目標「共有ビジョン」を持つ事が重要なのだと思った。<br>スポーツでは「勝つ」という分かりやすい共通の目標があるためチームワークが生まれやすいが、医療においては何がゴールなのかを設定しづらい。恐らくそこに問題がある。<br>医療のゴールを定量化出来るようなシステムが形成出来れば医療はもっとよくなるんじゃないかな。<br><br><br>もう疲れたので今日はこのくらいで。<br>ブラックジャックにしくよろで～す。
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<link>https://ameblo.jp/ultra-resident/entry-11520941992.html</link>
<pubDate>Mon, 29 Apr 2013 22:53:12 +0900</pubDate>
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<title>プロフェッショナル</title>
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<![CDATA[ 帰ってTVをつけるとNHKでプロフェッショナルがやっている。<br>取り上げられているのは脳神経外科医。<br><br>一番心に残ったセリフ。<br><br><br><strong>ー外科医のジレンマ。</strong><br><font color="#FF0000"><em>僕が何かしなければ、あの娘は生命を落としてしまう。<br>でも僕が何かをする事で後遺症を残せば、それは僕の責任になってしまう。<font color="#FF0000"></font></em><br></font><br><br>後遺症と直面する機会の多い脳神経外科なので、僕なんかよりよほどそういう局面に立たされる事が多いのだと思う。<br>これは悲劇で、実際残ってしまった後遺症で訴えられているケースが多い。<br>何もしなければ後遺症を残さないが命を落とす、そこで積極的に行った処置の結果なのだから仕方ない・・・と患者さんは思ってくれない。<br><br>極論すれば、後遺症を残して生きるより、死んでしまった方が訴えられる確率は低いと言える。<br>そんなことが通っていいのかな？？<br><br>結局外科医はプロフェッショナルで、<strong>結果を出すしかない。</strong><br><br><br><br>このジレンマは現在の日本の医療の根本に潜んでいる。<br>「専門医じゃないから見ない」「急患は何かあったら困るから取らない」etc・・・<br>すぐ近くの医師が診察すれば30分で済んだ治療が、上記理由で3時間の道のりをかけて救急搬送されてくるなんて事を、僕は目の当たりにしてきた。<br>ただ、これを責める医師はいないと思う。みんながジレンマを抱えて医療をしているのだ。<br><br>何かあっても勇気を持って正しい治療選択をとった場合は保証されるようなシステム、きちんと正しい医療をした事が正当に評価される社会が必要だ。<br>少なくとも勇気を持って治療出来る医師になりたいし、そういう医師を量産したい。<br><br><br>もっといい社会になるきっかけは沢山転がっていると思うんだ。<br><br>医療をもっと明るく！！
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<link>https://ameblo.jp/ultra-resident/entry-11507723758.html</link>
<pubDate>Mon, 08 Apr 2013 22:58:35 +0900</pubDate>
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