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<title>Jazz for Love</title>
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<description>Love for Jazz, too</description>
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<title>Moon in watercolor</title>
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<![CDATA[ <iframe width="480" height="270" src="https://www.youtube.com/embed/0Q7MVmkT0OQ" frameborder="0" allowfullscreen></iframe><br><br><br>ねえ　もしも　君にもう一度逢えるとしたら<br><br>うまく言えるかな<br><br>
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<pubDate>Sun, 07 Jun 2015 08:54:56 +0900</pubDate>
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<title>a time for love</title>
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<![CDATA[ <iframe width="400" height="200" src="https://www.youtube.com/embed/yQKDT2YrSao" frameborder="0" allowfullscreen></iframe><br><br><br><br>I've known a time for spring<br>A time for fall<br>But amongst of all a time for love
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<pubDate>Sat, 28 Mar 2015 23:42:07 +0900</pubDate>
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<title>pool</title>
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<![CDATA[ <iframe width="480" height="270" src="https://www.youtube.com/embed/-IQcAEZZjl8" frameborder="0" allowfullscreen></iframe><br><br><br><br><br>楽しそうに笑う子供たち<br><br>光のプールが包み込む<br><br>僕はあなたを離さないように<br><br>強く強く　抱きしめた
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<pubDate>Tue, 03 Mar 2015 11:38:20 +0900</pubDate>
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<title>Ai</title>
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<![CDATA[ <iframe width="480" height="270" src="https://www.youtube.com/embed/1In_JzBycHk" frameborder="0" allowfullscreen></iframe><br><br><br><br><br><br><br><br>ひとつだけの愛が<br><br>僕のハートに　今<br><br>じんわりあふれる<br>
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<pubDate>Mon, 09 Feb 2015 21:39:25 +0900</pubDate>
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<title>P.S. I love U</title>
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<![CDATA[ <iframe width="480" height="270" src="https://www.youtube.com/embed/V_2SxE1jFSE" frameborder="0" allowfullscreen></iframe><br><br><br><strong>I love U, too.</strong><font size="3"></font>
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<pubDate>Sun, 23 Mar 2014 23:22:42 +0900</pubDate>
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<title>光の天使が舞い降りた</title>
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<![CDATA[ <iframe width="420" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/XUbuN_kCvbM?rel=0" frameborder="0" allowfullscreen></iframe><br><br>光の天使が舞い降りた。<br><br>誰の記憶にも刻まれることのない<br>果てしない遠い過去<br><br>煌々と燃え滾るあの星は<br>自分の全てを宇宙の彼方まで<br>今も変わらぬ光の波動で放ち続ける<br><br><br>光の天使が舞い降りた。<br><br>意思を持ち始めた生きとし生けるものは<br>始まりの記憶からの全てを、自らの体に刻み続ける<br><br>一つの方向にしか向えなかったあの光の波動は<br>生けるものたちが自らの意思に取り込んで<br>群をなしえてこの星を、絶えず彷徨い続ける<br><br><br>光の天使が舞い降りた。<br><br>あの星から放たれた燃え滾る波動の一片は<br>凛として冷たい無機質なその星に反射する<br><br>彷徨い惑う生きとし生けるものに<br>向うべき先をたしなめるように<br>今宵、その光は心底に、優しく冷たく降り注ぐ<br><br><br>光の天使が舞い降りた。<br><br>この星の生けるものの鼓動のリズムに呼応して<br>その星の光の波長と和音となって同調する<br><br>漆黒の天空をゆっくりと、<br>くるりと向きを変えながら<br>今宵、光の天使たちは、みんなの心に舞い降りる<br>
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<pubDate>Tue, 02 Oct 2012 22:12:01 +0900</pubDate>
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<title>突然降りだした夕立は</title>
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<![CDATA[ <br><iframe width="420" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/dH3GSrCmzC8?rel=0" frameborder="0" allowfullscreen></iframe><br><br><br>突然降りだした夕立は<br>夏の終わりの気だるさを<br>薄暗い雲間の閃光とともに<br>辺り一面に引き締めてくれる<br><br>熱く焼けたアスファルトには<br>寒冷前線の冷たい雨が<br>急激な温度変化に驚いて<br>繊細な風模様を描きながら<br>蒸気の存在を醸し出す<br><br>低く立ち込めた街路樹と<br>区画化された家々を繋ぐ道のりには<br>しんしん、つーつー、りーりー<br>秋の虫たちが季節の変わり目を<br>しっかりと告げてくれる<br><br>磯の香りのほのかに漂う<br>シングルモルトウイスキー、ボウモア<br>硬く冷たい氷にそっと注いでいくと<br>繊細な水模様を描きながら<br>琥珀色の存在を呈してくれる<br><br>ゆっくりと流れていく夏の終わりの今宵には<br>ビルエバンスのリリカルな音階と<br>それに呼応する甘いベースの音階が<br>心地よく、ゆったりと、しっとりと<br>僕の心の繊維の中に滲みこんでくる<br><br>リアルタイムに聴きたかったこの音たちは<br>年月を飛び越えて、今僕の空間を奮わせてくれる<br><br>僕が過去に飛んでいくのか<br>この音たちが未来を越えてきたのか<br><br>そしてエバンスのサウンドと僕の心は<br>時空を超えて一体となっていく<br>
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<pubDate>Mon, 01 Oct 2012 22:50:41 +0900</pubDate>
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<title>命の水　-5-</title>
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<![CDATA[ <div class="FANCYURL_EMBED" id="diary_body"><br><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20100213/22/unisontone/a3/ea/j/o0800060010413081676.jpg"></a><br><div align="center"><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20100213/22/unisontone/a3/ea/j/o0800060010413081676.jpg"><img height="165" alt="愛で地球を救おう！！！" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20100213/22/unisontone/a3/ea/j/t02200165_0800060010413081676.jpg" width="220" border="0"></a> </div><br></div><div>　芳しき琥珀色の液体まで、あと３時間。 <br><br>　最終目的地へと向かう特急列車は音もなく現れる。日本のように、何のセンスもないけたたましい電子音がホームを震わせることもない。まさに、すーっと現れ、出発のベルもなく、すーっと出発する。 <br><br>　日本ではベースボールの試合のアナウンスのように、 <br>「3番バッター、ナルディス、背番号5」 <br>　さらに登場するときのBGMなんてあったりもするが… </div><div>　ヨーロッパではサッカーの試合のように、遠く離れた観客席からは誰がボールをアシストして誰がゴールを決めたかなんて、なんのアナウンスもなく、まったく無表情のまま通り過ぎてゆく… <br><br>　列車のベルひとつにしても、日本とヨーロッパではこうも違うものかと関心してしまうのである。 <br><br>　そういえば、ドイツのミュンヘン近郊のローカル列車に乗っていたときのことだった。とある、小さな駅に到着するとホームには溢れんばかりのフーリガン達が、うようよと蠢いていたことがあった。4両編成のローカル列車はたちまちフーリガンの餌食となり、バイエルン・ミャンヘナーの応援歌なのか、いにしえの民謡なのか。若者たちは赤白のお決まりのマフラーや三角帽子をまとい、大合唱で列車を占領していった。 <br><br>　見知らぬその他の乗客たちは、この燃え滾るパワーを煙がることもなく、体や口を動かし始め、僕もなんとなくではあるが、繰り返されるメロディに翻弄されつつあった。ミュンヘン中央駅に到着するころにはすっかり僕もリズムに合わせて腕に拳をつくり、フーリガンのサポーターになってしまっていた。 <br><br>　さて、ノルウェーの特急列車はフーリガンも現れることもなく、夜の海岸線を駆け抜けていった。列車内はフロアーから天井までオークのような板張りで、やけに天井の高く、しかもヘッドレストの位置も高い。北欧の長身サイズに適応させたのであって、僕が小さいわけではない。たぶん。 <br><br>　最終目的地のラルビックを乗り過ごしてはいけない。社内アナウンスと時計を真剣に確認し続けた。幸運なことにノルウェーの鉄道は日本のように時刻どおりのスケジュールで運行してくれる。こんな夜にまったく別の駅に降りてしまっては、極寒の夜の冒険はあまりにも命にかかわる試練となる。 <br><br>　幸いなことに21時50分定刻どおりにラルビックに音もなく到着した。数人の乗客が下車した気配があったが、僕に前後に人影がみえなかった。ホームにはざらざらとしたシャーベット状の雪と氷の塊が、容赦なく靴にまとわりつく。駅舎内の空間に到達するまでには、地面の冷たさが靴の中まで浸透してきた。 <br>小さな駅舎の中で気を取り直して、ホテルの場所を書類で確認した。 <br><br>「駅を出て左だなぁ」 <br><br>　タクシーで行くにはあまりにも近いのだが、大型のスーツケースとドイツ製キャリングバックを持っているから、じゃりじゃりのシャーベットの上を歩くのは、気が重かった。意を決して外界に挑んでみたが、車輪の小さなスーツケースを引っ張って運ぶには、雪の厚みのほうが高く、スーツケースは箱の状態で雪の上を滑っていた。 <br></div><div class="FANCYURL_EMBED"><br><div align="center"><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20100213/22/unisontone/ab/c8/j/o0426030010413103759.jpg"><img height="155" alt="愛で地球を救おう！！！" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20100213/22/unisontone/ab/c8/j/t02200155_0426030010413103759.jpg" width="220" border="0"></a> </div><br></div><div class="FANCYURL_EMBED"><br>　柔らかな白熱灯の明かりがホテルの玄関をオレンジ色に照らしていた。ゆっくりと自動扉が開くと、もう一つの奥の扉も開き、数段の階段を上がって、エントランスに到着した。ヨーロッパらしく紺色の壁紙とマホガニー調の廻淵とアンティーク家具が、さりげない上品さを醸し出していた。そのままフロントに向かい、紺のスーツに白い小さなスカーフをきっちり巻いた金髪の女性が、慢心の笑顔で出迎えてくれた。 <br>　訪問先の会社が手配をしてくれていたからだろうか、こんな時間に日本人が現れたからだろうか、僕の名前をその金髪の女性はノルウェー訛りのアクセントで呼びかけてくれた。 <br><br>　チェックインが終わると、エレベータで3階へ上がる。日本と違い、まるで木工手作りのようなエレベータでクラシカルな乗り物のようだった。部屋に入って、大型のスーツケースとドイツ製キャリングバックをとりあえず置いて、上着を洋服タンスへかけた。 <br><br>　とりあえず、日本を出発して無事に到着したことを、ソファー調の椅子に腰を下ろしながら安堵を感じた。 <br><br>　芳しき琥珀色の液体は、この街で、出逢えることになる。<br></div>
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<pubDate>Sat, 13 Feb 2010 22:08:05 +0900</pubDate>
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<title>命の水　-4-</title>
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<![CDATA[ <div class="FANCYURL_EMBED" id="diary_body"><br><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20100202/12/unisontone/fd/15/j/o0800053310398106523.jpg"></a><br><div align="center"><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20100202/12/unisontone/fd/15/j/o0800053310398106523.jpg"><img height="147" alt="愛で地球を救おう！！！-oslo" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20100202/12/unisontone/fd/15/j/t02200147_0800053310398106523.jpg" width="220" border="0"></a></div><br></div><div class="FANCYURL_EMBED"><br></div><div class="FANCYURL_EMBED">芳しき琥珀色の液体の国へ、ようやくたどり着く。 <br><br>オスロへ向かうエアバスA320-200型ルフトハンザ機は、どんよりと立ち込めた分厚い雲を抜けて上昇した。眼前に赤茶けた粒子を放つ太陽が現れた。太陽から放たれた粒子は雲の上層を真横から照らし、陰影と緩やかな動きを見せてくれた。 <br><br>日本からヨーロッパへは、東から西に向かうことになる。地球の回転に逆らって飛行してきたから、今日という一日は、太陽の後ろをずっと追い続かけて飛び続けたことになる。だから太陽は18時間以上も僕の頭上にある。日本とヨーロッパは８時間の時差があるから、一日は30時間経っても終わらない。 <br>そしてようやくドイツの上空で、長かった一日の夕暮れを迎えていた。 <br><br>エアバスA320-200型ルフトハンザ機はさらに北上を続け、真っ暗な空間をひたすら無事の帰還に向かっていた。雲の中を降下すると、漆黒の海原にいくつかの船の明かりがピンホールのように見えてきた。その向こうにはランダムな格子状にちりばめられた光の集まりが、陸地であることを示してくれていた。オスロ上空に差し掛かる頃には、大きな同心円と放射状に整理された光の束が街の形をみせてくれた。エアバスA320-200型ルフトハンザ機は着陸態勢を迎え、大きなフラップを翼の後ろから油圧モータの音とともに張り出した。最後の滑空は翼の露で気流を作りながら、種々のライトに照らされた滑走路に着陸して終えた。 <br><br>オスロ空港のロビーはまったく北欧の空港らしい。幾何学的曲線と直線をバランスよく安定感をもたせて、明るい木肌が人間の目に優しさを感じさせてくれる。それでいてシンプルで機能的な空港ロビーは、遥か日本からの長旅の疲れとジェットラグを幾ばかりか癒してくれた。 <br><br>「オスロ空港を発着する飛行機は、一日に何機くらいなんだろうなぁ」 <br>「オスロは人口５５万人だから、えっと、広島市の半分くらいしかいないからなぁ」 <br><br>ノルウェーの国土面積は、ほぼ日本と同じはず。しかしながら人口は４７０万人しかいない。 <br>日本の人口は１億２千万人だとすると、人口密度は１／２５ってことになる。ということは、日本の小学校の一クラスが３０人だとすると、ノルウェーだと、たった一人のクラスということになる。さみしい限りである。 <br><br>こんなに少ない人口で、福祉水準が非常に高く、割と裕福な生活ができているのは、おそらく、北海油田を持っているからであろう。 <br><br>ノルウェーは確かに、沿岸の北海大陸棚で採掘される石油、天然ガスなどの資源に恵まれている。石油・天然ガス部門はGDPの約25％、輸出額の約67％を占めている。　なんとノルウェーは世界第５位の石油輸出国であり、さらに世界第３位の天然ガス輸出国であるらしい。 <br><br>「資源のある国は、それだけで生活の安心感もあるよなぁ」 <br><br>出国審査を終え、グレーとゴールドのイタリアデザイナーっぽい曲線が綺麗なスーツケースを、ターンテーブルからピックアップして、キャリングカートに乗せた。 <br><br>向かうは最後のアトラクション、特急列車。 <br><br>オスロ空港に隣接している鉄道の駅のプロットホームにエレベータで下りた。自動ドアをくぐりぬけると、僕は日本を出発して初めて外気に触れることができた。 <br>ノルウェーの空気は、凛として凍えていた。その空気は容赦なく露出した肌を摩擦して、一気に表面温度を下げた。最終目的地であるラルビックへ向かう特急列車はタイミング良く、あと１５分で僕を迎えにきてくれる。 <br><br>芳しき琥珀色の液体まで、あと３時間。 <br></div>
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<link>https://ameblo.jp/unisontone/entry-10448758041.html</link>
<pubDate>Tue, 02 Feb 2010 12:26:53 +0900</pubDate>
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<title>命の水　-3-</title>
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<![CDATA[ <br><div align="center"><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20100127/12/unisontone/8b/07/j/o0640048010390636881.jpg"><img height="165" alt="愛で地球を救おう！！！-lufthansa3" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20100127/12/unisontone/8b/07/j/t02200165_0640048010390636881.jpg" width="220" border="0"></a></div><p><br></p><p>　芳しき琥珀色の液体に、あともう少しで出逢える。 <br><br>　ルフトハンザ機エアバスA340-600型はウラル山脈を一万メートル上空から、山の起伏も感じないまま越えていた。日本からの最短コースの緩やかな弧状から少しずつ離脱して、機体は高度を下げてきた。気ぜわしく通路を行き来するキャビンアテンダントを横目に、僕はとりとめも無く書き綴られた五線譜を折りたたんだ。アメリカの博士が著した少し厚めの環境問題の論説本とともに、ドイツ製の角箱型キャリングケースへ戻した。 <br><br>　機内から見えるものといえば、真空の空の藍色と、眼下の雲の灰色だけになっていた。機内のディスプレーに数秒おきに現れるフライトの軌跡と現在位置のナビゲーションがなければ、もしかして、まだ日本の上空を旋回していたとしても、まったく僕たちにはわからない。ディズニーランドのアトラクションのように、小さな乗り物に入って疑似体験させられたとしても、降りてから楽しかったと思えば、それはそれで理解できるのだろう。残念なことにルフトハンザ機エアバスA340-600型の機体は、雲の合間をすり抜けて、翼の作った乱流の軌跡の真下に、舗装された滑走路が現れてきた。フランクフルト国際空港の滑走路にするりと入り込み、着地の衝撃と逆噴射の轟音とともに一つのアトラクションは終わりを告げた。 <br><br>　ルフトハンザ機エアバスA340-600型はその巨体をゆっくりと予定されたゲートに向かった。ターミナルには、すでに同じルフトハンザ機が何機もボーディングブリッジに繋がれていた。その狭間に、はるばる日本から帰還したこの機体を、同僚が暖かく迎えてくれているようでもあった。 <br><br>　僕はドイツ製の角箱型キャリングケースを手元に抱えて狭い通路を前方へと向かった。狭い空間からようやく開放されて、少し打痕のあるアルミ製の箱型通路を通ってロビーへ向かった。ガラスの壁に覆われた通路にさしかかると、深緑色の制服と拳銃やライフルを背中に負っている警察官をみかけた。 </p><p><br>「体格は僕の2倍はあるかな」 </p><br><p>　僕たちの安全はしっかりと保障されていることを思うと、この威圧感は安心感に変わるのだろう。彼らは机に半分腰掛けていた。腕組みをした女性の警察官とともに笑顔も見せぬまま、世界の安全保障についてでも語り合っているのだろうか。しかしこの妄想は当たっているとは思えなかった。 <br></p><br><div align="center"><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20100127/12/unisontone/dd/0f/j/o0640048010390636883.jpg"><img height="165" alt="愛で地球を救おう！！！-FRA1" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20100127/12/unisontone/dd/0f/j/t02200165_0640048010390636883.jpg" width="220" border="0"></a></div><p><br><br>　オスロ空港に向かう次の飛行機にここでトランジットするため、そのゲートまでたどり着くのが、いつものごとく遠い。合理性を追求する傾向にある欧米の概念が、なぜかしらフランクフルト空港ロビーには見受けられない。巨大な空港だからなのだろうか、いつ訪れてもサグラダ・ファミリアの如く工事中なのである。徒歩、そして動く歩道、入り口と出口の異なるエレベータ、右に曲がって左に曲がって、階段登って… <br>　以前、同僚をこの空港に出迎えたときに、到着してから一時間以上も出て来れなかった同僚を、僕はとがめることなく笑顔で迎えたことがあった。同僚の言い訳を想像ではなく、的確に言い当てる自信があったからである。 <br><br>　オスロ便の搭乗ゲートをカウンター上部のディスプレーで確認して、やっとたどり着いたことに安堵した。 </p><br><p>「出発まであと2時間あるなぁ」 </p><br><p>　次のアトラクションまでのひと時は、ドイツビールとともに待つことが常道である。ちいさなカウンター越しにあるビールサーバーから湧き出てくる液体と泡へ、ガラスの向こうのジェットエンジン排気のかすかな匂いが溶け込み、時差ぼけした頭脳が混和されていく。このひと時は、それなりに旅の味わいがある。 <br><br>　芳しき琥珀色の液体まで、あともう少しで出逢うことになる。 </p>
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<pubDate>Wed, 27 Jan 2010 12:18:31 +0900</pubDate>
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