<?xml version="1.0" encoding="utf-8" ?>
<rss version="2.0" xmlns:atom="http://www.w3.org/2005/Atom">
<channel>
<title>表面の思想のブログ</title>
<link>https://ameblo.jp/unknownmortalorchestra/</link>
<atom:link href="https://rssblog.ameba.jp/unknownmortalorchestra/rss20.xml" rel="self" type="application/rss+xml" />
<atom:link rel="hub" href="http://pubsubhubbub.appspot.com" />
<description>ブログみたいなクソです。</description>
<language>ja</language>
<item>
<title>惰性</title>
<description>
<![CDATA[ <p>小型扇風機がウンウンと唸って、ミムラの長い髪の毛を巻き上げる。</p><p>６畳間の押し入れに育つ緑は上質のそれとは若干違う発色具合。</p><p>それでもミムラは「おいしそうでしょ？」と得意げの極みで、オレもニコニコ生きててよかった。 <br></p><p>録画したいつのだかわかんねー日米野球のビデオを見ながらオレたちは作業をはじめる。</p><p>作業中につまみ食いはしない。終わんなくなってしまうからね。</p><p>とか思ってたら横でミムラがプカプカ浮かべてやがる。</p><p>ず、ずるいぞ！　オレもオレも！　ってんで結局終わらなくなった。 <br><br>「ゥイッチロォゥー　スゥズゥゥゥゥウウキィ！」という声。</p><p>見るとテレビジョンの目の前に正座して、ミムラが画面の中のイチロー呼びまくってる。</p><p>ギャッハッハ、呼んでもこねぇよ！でもミムラは止まらない。</p><br><p>「ゥイッチローウ　スズゥゥゥゥウゥキィィィ！　スズゥゥゥゥキィ！　スズズッズズキィ！ 」<br></p><p>ギャッハギャッハッハハ。</p><p>ウヒィウヒィ。</p><p>ニヘニヘヘ。バカでー。</p><p>お前バカでー。</p><br><p>でも、オレもちょっとだけ呼んでみようかな？</p><p>ウヒ、ヒヒヒ。</p><p>ダメだ、笑っちゃう。</p><br><p>「ウィッチローズズズゥキィ！　ヒヘーヘヘヘ！　ゲラゲラゲラ」 <br></p><p>ってお前ほら、ボンズ出て来た、ボンズ！　</p><p>バリーボンズって言わないの？</p><p>言ってごらん？</p><p>ブ、ブフィィッィッヒィ！ゲホゴホ。</p><p>ほら、これちゃんと持って…、火つけて。</p><p>あ、あれボンズじゃねぇよ！ゲェーャーヒャッヒャッヒャ！ただの黒んぼだって！黒んぼってアッヒャッヒャ！<br></p><br>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/unknownmortalorchestra/entry-11166983426.html</link>
<pubDate>Thu, 16 Feb 2012 22:43:14 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>完全に飽きた</title>
<description>
<![CDATA[ <div id="diary_body" class="FANCYURL_EMBED">『夢は持つもの』ではなく『叶えるものだ』 <br>『やろう』ではなく『やらなければならない』 <br>『愛してる』いや『愛してた』 <br>そんな言い回しが、少しキザっぽくて好きだった・・・。 <br>好きじゃなかった 微塵も。 <br><br>髪を伸ばし始めた1989年 街はバブルで賑わいを見せ <br>ジャパンアズ何とかっぽい言葉が あるっぽい感じの日々。 <br><br>僕は小学生として 毎日を過ごす。 <br>16段変速のギアつきマウンテンバイクを買うことが夢 <br>ビックリマンチョコの箱買い。 <br>腕時計に付けられた ミニライト。 <br>戦艦大和のプラモデルを浮かべながら入った夏休みの水風呂。 <br>夏なら何か出来る という漠然とした『思い』では無く『想い』。 <br><br>部屋の隅 　おいてあるVTR。 <br>タイトルは『東京ラブストーリー』なんて書いてある。 <br>ビデオを見る。 <br><br>今じゃ　ありえないカッコ 懐かしくも何とも無い。 <br>昔録音したカセットテープを押し入れの中で聴く。 <br>小学校三年の僕の声。 <br><br>今や　僕の髪は25メートルを超え <br>家の前の電柱に巻付いている。 <br>電気代はタダになった。 <br>得たもの 失ったもの それぞれ在ったけど。 <br><br>在ったけど。在ったけど。在ったけど。 <br><br>取り合えず今 僕は幸せな気がする。 <br>でも幸せじゃない気もする。 <br>幸せな気もするっぽい ジャパンアズ何とかっぽい感じの日々。 <br><br></div>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/unknownmortalorchestra/entry-11166168268.html</link>
<pubDate>Thu, 16 Feb 2012 00:15:28 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>火曜日　飽きた</title>
<description>
<![CDATA[ <div class="FANCYURL_EMBED">「メスシリンダーって卑猥な形だよね。</div><div class="FANCYURL_EMBED"> これを見ると、先生のオスシリンダーが</div><div class="FANCYURL_EMBED"> ズビズバ反応しちゃうんだ。ほらね？」 <br><br>そう言うなりズボンもろともパンツをずり下ろし</div><div class="FANCYURL_EMBED">己の怒張したペニスを生徒たちに見せつけた化学の臨時講師イヌキチは</div><div class="FANCYURL_EMBED">教室の大パニックをしっかり見届けてから、ややうっとりした表情を浮かべ</div><div class="FANCYURL_EMBED">「そんじゃ！」という言葉を残して４Fの理科室から飛び降りた。</div><div class="FANCYURL_EMBED"><br></div><div class="FANCYURL_EMBED">享年34歳。 <br><br>この事件の後、マスコミは大挙して白浜女子高等学校に押し寄せイヌキチの珍奇な人格を面白おかしく報道した。</div><div class="FANCYURL_EMBED">全国の小中学生の間では「オスシリンダー」という言葉がちょっとした流行語になったりもした。 <br>結果、校長は辞任し、イヌキチの婚約者だったノリコ先生は頭をおかしくして、檻のついた病院に収容された。それ以外にも色々あり、ようやく騒動が落ち着いたのは、イヌキチの自殺から３ヶ月経ったころだった。 <br>　 <br>私も事件の重要な関係者として、何度か警察に呼び出された。</div><div class="FANCYURL_EMBED">マスコミも私を追っかけたし、２ちゃんねるにも書き込まれたし家に変な電話がかかってきたりもした。</div><div class="FANCYURL_EMBED">なぜかというと、私はイヌキチと肉体関係を持った生徒の１人だったからだ。 <br>イヌキチは私以外の生徒ともセックスをしていて、私だけに被害が集中することはなかったけれど</div><div class="FANCYURL_EMBED">それはそれでショックだった。だって私はイヌキチがほかの子とエッチしてるなんて知らなかったから。 <br><br>ともかく、イヌキチと関係を持った生徒は「自主退学」という名目で白浜女子高等学校を追い出された。 <br><br>それで今、私は都立の中途半端な学力の学校で中途半端に気のぬけた学園生活を送っている。</div><div class="FANCYURL_EMBED">共学なのは嬉しいけど、周りの男子は頭が悪そうで、かっこいい子があまりいない。 <br>その上、私には転校初日から「オスシリンダー」というあだ名がつけられた。</div><div class="FANCYURL_EMBED">どこからその情報が漏れたのかはわからないけど、とにかく最悪。</div><div class="FANCYURL_EMBED">でも「オスシリンダー」は呼びづらかったのか、そのうち私は「オスシ」と呼ばれるようになった。</div><div class="FANCYURL_EMBED">そのあだ名はちょっとかわいいかなって思った。 <br><br>昨日はイヌキチの一周忌だった。</div><div class="FANCYURL_EMBED">当然私は行かなかった。</div><div class="FANCYURL_EMBED">そのかわり女の子の友達とカラオケに行った。</div><div class="FANCYURL_EMBED">こんなのってすごい久しぶりな気がする。 <br>ルースターズの『恋をしようよ』を歌ったら</div><div class="FANCYURL_EMBED">ヨシミが「オスシ、それ、ちょっと笑えないから」だって。</div><div class="FANCYURL_EMBED">私はなんだかとっても嬉しくなって、音程が外れるのも構わずに、ひたすら大声で <br></div><div class="FANCYURL_EMBED"><br>　やりたいだけ！<br></div>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/unknownmortalorchestra/entry-11165226369.html</link>
<pubDate>Wed, 15 Feb 2012 00:16:23 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>月曜日　スーパーボール</title>
<description>
<![CDATA[ <p>世界に何が必要かってそんなの決まってる。</p><p>オールユーニードイズラブ！</p><p>愛だっての。</p><p> </p><p>ラブとか言うとすごくいけすかないけどさ。</p><p>でもこの監獄みたいな世界の不平等をなくすのは</p><p>やっぱ愛でしかないんだよなぁ。</p><p> </p><p>そう、オレ、いいこと言ってる。</p><p>イェス！　ラブ世界！　ラブ宇宙！　ラブ弥勒菩薩！ <br>とかなんとか考えながら弥勒菩薩の像を見つめている。</p><p>薄ら笑いの気色悪い菩薩をよぉ！</p><p>こいつ、何笑ってやがるんだよ。</p><p>その気持ち悪いニヤニッヤをやめやがれ。</p><p>やめやがれってんだコンチキショウ。 <br><br>あんまりむかつくから持ってた油性マジックで表情変えてやった。</p><p>ギャッヒッヒ。ゲラゲラ。</p><p>なんて変な顔してやがんだ、弥勒さん。</p><p>オレをせせら笑うからこういうことになるんだぜ。</p><p>文句があるなら来てみろや。</p><p>オレは逃げも隠れもしねぇぜ。</p><p>ほれほれ。 <br><br>で、「コラー、スシムラ！何やってんだ」</p><p>って怒られて、今オレ宿泊先のホテルで立たされてる。</p><p>立たされ始めて　いよいよ６時間。</p><p>他の奴らはトランプやらなんやら、寝間着姿でうろつき回って楽しそうだ。 <br></p><p>「スシムラだっせー！」</p><p>「バカだなぁオメー。修学旅行まできて何やってんの？」</p><p>「帰らされるんじゃねぇの？」 <br></p><p>あーうるせー。</p><p>死ね、お前ら　死ぬがよろし。</p><p>所詮君たちには一生かかってもラブは理解できないんよ。</p><p>なめとんか～ほんまなめとんか～ワイはあんたのオモチャや～ないよ～。</p><p>↑あ、これやしきたかじんね。</p><p>たかじんラブ！世界ラブ！宇宙ラブ！</p><p>弥勒菩薩ラブ！　将来きっとみんなラブ！<br></p>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/unknownmortalorchestra/entry-11157595382.html</link>
<pubDate>Tue, 07 Feb 2012 00:54:47 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>木曜日　最近のフィッシングのメールは懲りすぎてて笑える</title>
<description>
<![CDATA[ <div class="FANCYURL_EMBED">《生まれたてのかわいいワンちゃん貰ってくれる方いませんか？雑種・オス・去勢済　</div><div class="FANCYURL_EMBED">　タナベ　075ー××××ー××××》 <br><br>《新興宗教の教祖になりたい人を募集します、興味がある人はご連絡ください。</div><div class="FANCYURL_EMBED">　ニシカワ　090ー××××ー××××》 <br><br>《ご不要になったOA用品引き取ります。ご自宅まで取りにうかがいます。</div><div class="FANCYURL_EMBED">　ハギワラ商会　075ー××××ー××××》 <br><br>　東山区の会報「祇園だより」を何気なく眺めていたら</div><div class="FANCYURL_EMBED">インクレディブルなほどトンがった記事が載っていてビックリした。</div><div class="FANCYURL_EMBED">もちろんワンちゃんでもハギワラ商会でもない　真ん中のやつ。 <br>投書したニシカワって奴はもちろんアホだけど</div><div class="FANCYURL_EMBED">これを載せちゃう東山区ってかなりの爆裂都市だよな。</div><div class="FANCYURL_EMBED">記事見て一瞬、「あー。教祖になるのってこういう流れなんだぁ」</div><div class="FANCYURL_EMBED">とか納得しかけちゃったもん。</div><div class="FANCYURL_EMBED">でもやっぱりそんなわけない。</div><div class="FANCYURL_EMBED">こんなん電話する奴いんのか？ <br><br>「あーあのさー。ぎおんだより見た？</div><div class="FANCYURL_EMBED">　すごくない？　教祖だってさ教祖。</div><div class="FANCYURL_EMBED">　働かなくていいんだよ？」 <br><br>　むかつくぐらい興奮気味のタグチからこんな電話が来たのは</div><div class="FANCYURL_EMBED">オレが祇園だよりを読んでテレビ見て歯磨いてオナニーしてさあ寝ようとして</div><div class="FANCYURL_EMBED">やっぱ寝れなくて布団の中でまたオナニーしようと思っていたときだった。 </div><div class="FANCYURL_EMBED"><br>　なになに、祇園だよりって「見た？」とか言われちゃうほどトレンドな刊行物なの？</div><div class="FANCYURL_EMBED">とか頭の中に浮かんだけどすぐ消えて、それよりタグチってほんとバカだなぁと思った。 <br>「なぁ、タグチ？」 <br>「なに？」 <br>「それ、お前に向いてるよ」 <br>で、電話切った。</div><div class="FANCYURL_EMBED">もう電源も切った。</div><div class="FANCYURL_EMBED"><br></div><div class="FANCYURL_EMBED">　それからオレは本格的な睡眠に導入しようとしてでもやっぱ寝れない。</div><div class="FANCYURL_EMBED">もうオナニーする気にもならなくてしょうがないからヌアァァー！</div><div class="FANCYURL_EMBED">って言って腕立てしたり腹筋したりした。 <br>　 <br>４日後。</div><div class="FANCYURL_EMBED"><br></div><div class="FANCYURL_EMBED">　タグチの家に遊びに行ったら部屋の中でキャンキャン吠える音がして</div><div class="FANCYURL_EMBED">なんだろと思って覗いたら犬だった。</div><div class="FANCYURL_EMBED">白いソイツは生後１ヶ月ぐらいの小さな子犬。 <br><br>「お前、それどうしたの？」 <br>「教祖になるならまず動物を大切にしろって言われた」 <br>「へー。それ、オス？」 <br>「うん。去勢済みだから安心だって」 <br>「お前さ。そいつにOA用品集めてこいって言われてねぇ？」 <br>「え？　OAって何？」 <br>「あー、ごめん。パソコンとか。オフィスで使うようなやつ」 <br>「ああ、そういうの何でもいいから拾ってこいとは言われてる。</div><div class="FANCYURL_EMBED">　宗教とは会社みたいなもんだからってさ」 <br>「ふーん。お前、やっぱ向いてるわ。サインくれよ」 <br>「あ、今ちょっとミルクあげるからその後でね」 <br><br>　白いソイツはしっぽをブンブンぶん回し、ミルクをペチャペチャ舐めている。</div><div class="FANCYURL_EMBED">容器が空になってもフハフハ言って首を突っ込んだまま離れようとしない。 <br><br>「名前なんつうの？」 <br>「ショウイチだよ」 <br>「バカ。お前じゃねぇよ。コイツの」 <br>「シロ」 <br>「ふーん。白いから？」 <br>「うん。白いから」 <br><br>　まだ容器に頭を突っ込んだままのシロの首根っこをなでてやると</div><div class="FANCYURL_EMBED">クゥーと振り向いてミルクをねだってくる。</div><div class="FANCYURL_EMBED">そんなシロを優しく抱き上げるタグチの笑顔。</div><div class="FANCYURL_EMBED">菩提樹の下で悟りをひらいた釈迦。</div><div class="FANCYURL_EMBED">オレはもう、「イッツトゥーファーですよ」ってって</div><div class="FANCYURL_EMBED">ファーってあくびして久しぶりの眠気を覚えた。<br></div>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/unknownmortalorchestra/entry-11153471682.html</link>
<pubDate>Thu, 02 Feb 2012 21:38:49 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>火曜日　二度寝したら出社時間過ぎてた</title>
<description>
<![CDATA[ <div class="FANCYURL_EMBED">　わかる？　ああいう感じの音なのよ</div><div class="FANCYURL_EMBED">今やりたいのはさ。まぁ電話で喋っててもしかたないからとりあえずジャムってみようよ。</div><div class="FANCYURL_EMBED">いつ暇？　あー、明日かぁ……。いやいや、大丈夫大丈夫。そんなわけないじゃん。</div><div class="FANCYURL_EMBED">オッケオッケ、明日の、じゃあ15時ってことで予約取っとくわ。遅れんなよ。ハハハ。</div><div class="FANCYURL_EMBED">ウィッス～！ <br>　 <br>　ホコホコしながら電話切って横見たらチカちゃんガンギレ。</div><div class="FANCYURL_EMBED">「明日は一緒にいようねってあんなに言ったのにぃ！」って目に涙。 <br>いやいや、明日ね、ほら、バンドのね、あるじゃん？</div><div class="FANCYURL_EMBED">なんか大事な用なんだよね、だからスタジオから帰ってきたらにしよう？ね？　 <br>でもこんなときのチカちゃんには何を言ってもダメ。</div><div class="FANCYURL_EMBED">どんなになだめすかしてもマジで無駄。</div><div class="FANCYURL_EMBED">だからって逆ギレしたり、放っておいたりとかはもっとまずい。 <br><br>　こういうときは、「ごめんね」を120000回ぐらい連発して</div><div class="FANCYURL_EMBED">最後に「本当にダメな奴だよなぁ、オレって…」</div><div class="FANCYURL_EMBED">とさも深刻そうに言うのがベストなのだ。 <br></div><div class="FANCYURL_EMBED">　するとチカちゃんは「そんなことないよぉ！</div><div class="FANCYURL_EMBED">タニシ君は全然ダメじゃないよ～」ってまたもやうるるん滞在記。</div><div class="FANCYURL_EMBED">う～む、今回も同じ手で騙されるのね。我が彼女ながらちょっと心配。 <br><br>　チカちゃんはとっても素直でいい子だ。</div><div class="FANCYURL_EMBED">本当、オレの彼女にしとくにはもったいないと思う。</div><div class="FANCYURL_EMBED">オレが外人だったら超モーレツなアピールをしかけるね。</div><div class="FANCYURL_EMBED">腰と腰をすりあわせるダンス？　ああいうのやっちゃうよ？ <br>　手前味噌が続くようだけど顔だって可愛い。</div><div class="FANCYURL_EMBED">なんだかって雑誌の読者モデルやってたぐらいだし</div><div class="FANCYURL_EMBED">他人から見ても相当なレベルにあることは間違いないのだ。 <br></div><div class="FANCYURL_EMBED">　ちょっと泣き虫なところとか、天然で騙されやすいところとか</div><div class="FANCYURL_EMBED">そんなの欠点のうちに入らない。</div><div class="FANCYURL_EMBED">なにしろチカちゃんはオレのスウィート・エンジェルなんだもんよ。 <br><br>で、対するオレはというと</div><div class="FANCYURL_EMBED">高円寺の風呂なしアパートに住む・・・（以下中略）・・・で、バンドマン。</div><div class="FANCYURL_EMBED">そろそろフリーターがきつい年頃になってきました。</div><div class="FANCYURL_EMBED">でもバンドはまだまだフレッシュ極まりなく小箱でドンドコジャンジャカやっとります。</div><div class="FANCYURL_EMBED">はぁ～あ………。</div><div class="FANCYURL_EMBED">未来は、未来は、オレの未来は、とっても暗いのれす。 <br><br>　そんなオレとチカちゃんが出会ったのは、２年前下北のライブハウスだった。</div><div class="FANCYURL_EMBED">オレはそのイベントに《ザ・サックスソックスセックス》</div><div class="FANCYURL_EMBED">という最低のバンドで出演していたのだ。 <br>そしてこれまたウソみたいな本当の話なんだけど</div><div class="FANCYURL_EMBED">へったくそなギターを弾いていたオレに</div><div class="FANCYURL_EMBED">麗しのチカちゃんが恋心を抱いたってワケ。</div><div class="FANCYURL_EMBED">世田谷区史に残る大事件です、ありがとうございます。</div><div class="FANCYURL_EMBED">ライブ終わった後に「あの…かっこよかったです」なんつって</div><div class="FANCYURL_EMBED">おずおず近づいてきたチカちゃんの可愛さったらなかったね！ <br></div><div class="FANCYURL_EMBED"><br></div><div class="FANCYURL_EMBED">　そのソックスなんちゃらいうバンドは</div><div class="FANCYURL_EMBED">ドラムのホンダがインドから帰ってこなくなって解散したんだけど</div><div class="FANCYURL_EMBED">オレたちの愛は着々と育まれていったのだ。 <br><br>　それからは、「ちょうラブ！」って</div><div class="FANCYURL_EMBED">キミが言うから３月５日はちょうラブ記念日ってなもんで</div><div class="FANCYURL_EMBED">ヌクヌクぬるま湯につかっとります。</div><div class="FANCYURL_EMBED">どうも！　どうもです！　です！　デス！　death！ <br><br>　そう。言い忘れてたけど、オレ死んだのよ、さっき。</div><div class="FANCYURL_EMBED">ギター改造してる最中に感電して。山田かまちかよオメー！</div><div class="FANCYURL_EMBED">そんなんで死ぬな！　アホか！　って叫びたいけど</div><div class="FANCYURL_EMBED">オレ今たぶん霊魂とかそんな感じなのね　だから声出ねぇの。 <br>　それで今、ちょうど部屋の真上からオレの死体と</div><div class="FANCYURL_EMBED">それに動揺して泣き叫ぶチカちゃんを見てるんだけど</div><div class="FANCYURL_EMBED">なんつうか現実感ないね。って死んでるからあたりまえか。 <br><br>　お～、チカちゃん泣いとるね。</div><div class="FANCYURL_EMBED">どうしていいかわかんないみたい。</div><div class="FANCYURL_EMBED">そうそう、とりあえず救急車ね、賢い賢い。</div><div class="FANCYURL_EMBED">もしかしたら生き返るかもしれんからね。</div><div class="FANCYURL_EMBED">多分無理だけど。 <br></div><div class="FANCYURL_EMBED">　ってアンタ警察に電話しちゃダメでしょ。</div><div class="FANCYURL_EMBED">しかも「ダーニージーグーンー！」って、そりゃ切られますよ。</div><div class="FANCYURL_EMBED">あーあーなんか悪いことしちゃってるなぁ。</div><div class="FANCYURL_EMBED">ごめんね。チカちゃん。オレ、キミのこと本当に好きだった。</div><div class="FANCYURL_EMBED">けど、俺　死んじゃった。</div><div class="FANCYURL_EMBED">こんな俺のこと忘れてこれからの人生楽しんでよ。 <br><br>「あー死んだかぁ！　よっしゃよっしゃガハハ」。って突然アナタ誰？</div><div class="FANCYURL_EMBED">「ワシ？　誰って死神やがな」。あぁ～、そんな格好されてますもんね。</div><div class="FANCYURL_EMBED">「そうやっちゅうねん。こんな天使おってたまるかっちゅうねん」。</div><div class="FANCYURL_EMBED">そうっすよね、お世話になります。</div><div class="FANCYURL_EMBED">「ああ、そんなかしこまらんでええねん。</div><div class="FANCYURL_EMBED">　とりあえずアンタ死んでもうたからな。これから審査行くで」</div><div class="FANCYURL_EMBED">審査？　何の審査ですか？</div><div class="FANCYURL_EMBED">「そんなん決まっとるがな。地獄行きか天国行きかっちゅうこっちゃ」 <br>あちゃー。</div><div class="FANCYURL_EMBED">本当こんなんあるんだなぁ。</div><div class="FANCYURL_EMBED">オレは親に迷惑かけてるし、世間の役に立ったこともないし多分地獄行くんだろうなぁ。</div><div class="FANCYURL_EMBED">「なんや？　まだこの世に未練あるんか？」</div><div class="FANCYURL_EMBED">いや、そりゃありますけど、それより地獄ってつらいんすか？</div><div class="FANCYURL_EMBED">「あぁ、そりゃつらいで。でもアンタ、多分天国行きや」</div><div class="FANCYURL_EMBED"><br></div><div class="FANCYURL_EMBED">マジっすか？</div><div class="FANCYURL_EMBED">オレでも天国行けるんすか？</div><div class="FANCYURL_EMBED"><br></div><div class="FANCYURL_EMBED">「たぶんな。っちゅうのも、ここ100年ぐらい天国の入国ビザ厳しくってなぁ。</div><div class="FANCYURL_EMBED">そんで逆にスカスカになってもうてん。こんなんじゃ天国やってけんっちゅうんで</div><div class="FANCYURL_EMBED">よっぽどなことしてへん限りはみんな天国行きなんよ。勝手な話やで、ホンマ」 <br><br>フォウ！なんだかウレシ～！</div><div class="FANCYURL_EMBED">最高にハッピーだね。</div><div class="FANCYURL_EMBED">なんか下で泣いてるチカちゃんとかどうでもよくなってきちゃった。</div><div class="FANCYURL_EMBED">ごめん。でもオレ天国で幸せに暮らすから、あとでチカちゃんも来なよ。</div><div class="FANCYURL_EMBED">そしたら一緒に暮らせばいいべ。</div><div class="FANCYURL_EMBED">なぁ？　それまで幸せな人生を送ってね。 <br>　 <br>ってオイオイオイオイ！</div><div class="FANCYURL_EMBED">チカちゃんなんで死のうとしてんの!?</div><div class="FANCYURL_EMBED">イッタタタタター！そんなん刺したらそりゃ血出るって。</div><div class="FANCYURL_EMBED">なぁ！　やめとけよ。</div><div class="FANCYURL_EMBED">やめろってば！</div><div class="FANCYURL_EMBED">オイって！</div><div class="FANCYURL_EMBED">アララララ。 <br><br>「あーあ。彼女も死んでもうたな。ホンマ予想外や。アンタも罪な男やなぁ」</div><div class="FANCYURL_EMBED">…………………………。いんやぁ。デヘへ、そう思います？</div><div class="FANCYURL_EMBED">オレってほんとに愛されてたんだなぁ。 <br>ってことは、チカちゃんも一緒に天国行けるんだよな？</div><div class="FANCYURL_EMBED">生きてるか死んでるかってだけで、これからもあんま変わらないじゃん。</div><div class="FANCYURL_EMBED">ある意味ハッピーエンドっすわ。そうですよねぇ？　 <br>「アカン。自殺は問答無用で地獄行きや。ホンマ、アンタは罪な男やで」 <br><br>ごめんチカちゃん、オレってやっぱダメみたい。<br></div>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/unknownmortalorchestra/entry-11151802041.html</link>
<pubDate>Wed, 01 Feb 2012 00:37:33 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>月曜日　シカゴより大阪の方が寒い【やんけ】</title>
<description>
<![CDATA[ <div class="FANCYURL_EMBED">　同級生のタニシが立ち上げたチーム【リンダリンダズ】は</div><div class="FANCYURL_EMBED">そのままタニシの趣味が出た頭の弱そうなチーム名はともかくとして</div><div class="FANCYURL_EMBED">喧嘩では京都市最強と噂されていたし、噂だけじゃなく実際に半端なく強かった。 <br><br>【リンダリンダズ】のメンバーは五人と決められていて、それ以上増えることはなかった。</div><div class="FANCYURL_EMBED">それはタニシが『家庭教師ヒットマンREBORN!』の大ファンで</div><div class="FANCYURL_EMBED">しかもジャンプも大好きだったから「最強の五人」とか「選ばれし者」とか</div><div class="FANCYURL_EMBED">そういうアホでキャッチーな選民意識が結実した結果なのだと思う。 <br><br>でも入隊（つうの　それ？）を希望する奴は後を絶たなかったし</div><div class="FANCYURL_EMBED">そういう奴らはだいたい高校の番をはっていたり、別のチームの頭だったりした。</div><div class="FANCYURL_EMBED">「とにかく腕っぷしには自信があるから《リンダリンダズ》に入れて欲しい</div><div class="FANCYURL_EMBED">オレなら絶対役に立てる。」</div><div class="FANCYURL_EMBED">と奴らはアッピールするのだが、タニシはことごとく断わって</div><div class="FANCYURL_EMBED">それでも相手が聞かない場合は恐るべき暴力で</div><div class="FANCYURL_EMBED">メタメタギタギタのボロ雑巾にして加茂川の土手に放置するのだった。 <br>　 <br>　この排他的なタニシの態度と絶えない喧嘩により</div><div class="FANCYURL_EMBED">ますます《リンダリンダズ》の神秘性は高まって</div><div class="FANCYURL_EMBED">ついには《リンダリンダズ》の後援会のようなチームがいくつも誕生するに至った。 <br>その後援会の中にはかつてタニシにズタボロボロ雑巾にされた不良たちも多くいて</div><div class="FANCYURL_EMBED">不思議なことに彼らはタニシを恨むどころか、むしろカリスマのように</div><div class="FANCYURL_EMBED">タニシ＝《リンダリンダズ》を崇めるのだった。 <br><br>　さて、《リンダリンダズ》のタニシ以外のメンバーはというと</div><div class="FANCYURL_EMBED">これまたちょっと不思議な連中でまさにマンガの中から飛び出てきたような奴らだった。 <br>　</div><div class="FANCYURL_EMBED">　一人目は、ジョニー・サンダース・大倉。</div><div class="FANCYURL_EMBED">リーゼントにライダース＆革パンという出で立ちは</div><div class="FANCYURL_EMBED">クールス時代の館ヒロシを意識している。 <br>奴の内ポケにはいつも萩尾望都の『11人いる！』の文庫版が入っていて</div><div class="FANCYURL_EMBED">その『11人いる！』には穴が開いていた。</div><div class="FANCYURL_EMBED">ある暴走族との抗争の際に、ナイフで胸を突かれたのだ。 <br>幸いジョニーの命は助かったけれど</div><div class="FANCYURL_EMBED">大切な『11人いる！』を台無しにされて怒り狂ったジョニーはその日</div><div class="FANCYURL_EMBED">二十一台のバイクを壊し、三台の車を燃やし</div><div class="FANCYURL_EMBED">四十二人に重軽傷を負わせ2匹のチワワを拾って上鳥羽口で泣いた。 <br></div><div class="FANCYURL_EMBED"><br></div><div class="FANCYURL_EMBED">　二人目は、パブパブ。</div><div class="FANCYURL_EMBED">タニシが《リンダリンダズ》を立ち上げるときに</div><div class="FANCYURL_EMBED">アメリカからスカウトしてきたネイティブ・アメリカンの酋長だ。 <br>パブパブはアル中で、黄疸が出ているから余命いくばくもない。</div><div class="FANCYURL_EMBED">しかし喧嘩の強さはチームでもトップクラス。</div><div class="FANCYURL_EMBED">来日当初は「日本には精霊がいない」と寂しそうに言っていたが</div><div class="FANCYURL_EMBED">いつか靖国神社に行ったときには大興奮していた。</div><div class="FANCYURL_EMBED">そしてそこの巫女を無理矢理犯そうとし、止めに入った神主をぶちのめしたことがある。 <br><br>　三人目は島津義宏。</div><div class="FANCYURL_EMBED">かつては「鬼島津」と呼ばれ、九州全土を席巻した猛将だ。</div><div class="FANCYURL_EMBED">島津は関ヶ原の戦いからタイムスリップして三鷹にやってきたのだ。 <br>奴が伏見駅前で茫然自失としていたところをタニシが発見。</div><div class="FANCYURL_EMBED">手厚く保護してやったことで忠義を尽くすようになった経緯があり忠誠心はかなり高い。</div><div class="FANCYURL_EMBED">それに知略もあるので喧嘩のときに作戦を練るのは島津の役割だ。 <br>　 <br>　四人目は透明人間のヤン。</div><div class="FANCYURL_EMBED">ヤンは自由に姿を消すことができる。腕力はたいしたことない。</div><div class="FANCYURL_EMBED">でも相手に見えないからめちゃくちゃ強い。誰も勝てない。 <br>ただいつだったか、透明状態だったところを車に轢かれ、全治三か月の重傷を負った。</div><div class="FANCYURL_EMBED">どこか天然で間が抜けているヤンはチームのムードメーカーでもある。 <br><br>　そして最後にタニシ。</div><div class="FANCYURL_EMBED">タニシは偏差値46の東山商業高校に通う普通の高校生だ。</div><div class="FANCYURL_EMBED">マンガの編集者風に言うと「キャラが弱い」。</div><div class="FANCYURL_EMBED">でもタニシが他の４人を統率するリーダーであることは間違いない。 <br>理由の一つには喧嘩がチームで一番強いってこともある。</div><div class="FANCYURL_EMBED">ただ、それだけじゃない。</div><div class="FANCYURL_EMBED">奴はリーダーとしての素養をバッチリ持っているのだ。</div><div class="FANCYURL_EMBED">その素養がなんなのか、さっぱりわからないけれど。 <br><br>　そんなタニシがこないだ死んだ。</div><div class="FANCYURL_EMBED"><br></div><div class="FANCYURL_EMBED">喧嘩でも事故でもなく、ギターの練習中、感電して死んだのだ。</div><div class="FANCYURL_EMBED">そしてその夜、京都の町は燃えた。</div><div class="FANCYURL_EMBED">文字通り戦場のように燃えてしまった。 <br>《リンダリンダズ》の４人が暴れ回ったのと</div><div class="FANCYURL_EMBED">後援会の奴らがそれに合わせて同じように町を破壊したからだ。</div><div class="FANCYURL_EMBED"><br></div><div class="FANCYURL_EMBED">みんな泣いていた。</div><div class="FANCYURL_EMBED">悲しい暴動だった。</div><div class="FANCYURL_EMBED"><br></div><div class="FANCYURL_EMBED">死者は二千五百人を数え、負傷者は一万人を超えた。</div><div class="FANCYURL_EMBED">事実上、京都市は壊滅したも同然だった。 <br><br>　そして今、僕は戦後のドヤ街のようになった京都駅の前でタバコを吸っている。</div><div class="FANCYURL_EMBED">黒こげになった死体があちらこちらに転がっていて</div><div class="FANCYURL_EMBED">蠅がうるさくブンブンと飛び回っている。 <br>自衛隊の支給する食料に、餓鬼のような【市民】が群がっていた。</div><div class="FANCYURL_EMBED">そしてその中にはかつて後援会で見た顔も混じっていた。 <br>《リンダリンダズ》のメンバーがどこに行ったのかは誰も知らない。</div><div class="FANCYURL_EMBED">今や国際指名手配となった彼らだが、もうこの世にはいないと思う。</div><div class="FANCYURL_EMBED">そんな気がしてならない。 <br>　 <br>　バラック小屋から流れるメロディ。</div><div class="FANCYURL_EMBED">　とても聞き慣れたメロディ。</div><div class="FANCYURL_EMBED"><br></div><div class="FANCYURL_EMBED">僕はタバコを捨てて耳を澄ます。</div><div class="FANCYURL_EMBED">それは『リンダリンダ』ではもちろんなくって</div><div class="FANCYURL_EMBED">なんか、昔によく聴いたポップソングだった。</div><div class="FANCYURL_EMBED"><br></div><div class="FANCYURL_EMBED">ラーララッラー　ララララッラーって　そういうやつ。<br></div>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/unknownmortalorchestra/entry-11150835487.html</link>
<pubDate>Mon, 30 Jan 2012 23:16:15 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>日曜日　たまにはシカゴに出張もするし　普通の日記も書きますし　何より今左の眼が痒いです</title>
<description>
<![CDATA[ <p>シカゴへの道中、機内で眠れるように明け方から</p><p>友達に面白いから見たらと貸してもらったまま何となくそのままにしていたＤＶＤや <br>昔から何度も見ている大好きな映画の類をだらだら見ていた。 <br>その中にあった『あんにょん由美香』という映画が心底グサグサきたので <br>グサグサ感がリアルなうちに感想を書き記しマス（はもう気持ちよくカキました。<br>本当は「サラの鍵」についても書きたかった（マスはすごく気持ちよくカキました。</p><p>んだけど、感じた事を上手くまとめられんと思ったので今度書く（マスは本当にすごく気持ちよくカキました。</p><p><br>作品は『童貞。をプロデュース』の松江哲明が撮った <br>2005年に急逝した女優、林由美香をめぐるドキュメンタリー映画。 <br>林由美香、という人を自分はこの映画で初めて知ったのだが <br>ＡＶ、ピンク映画等には多数出演していてその数は悠に200を越え <br>その筋（ってどの筋？）の人の間ではそれなりに知名度のある女優だったらしい。 <br><br>映画は、彼女の追悼イベントにて【東京の人妻、純子】という <br>べたな名前の韓国製ピンク映画が上映されるところから始まる。 <br>男優は全て韓国人、女優は日本人。 <br>監督も韓国人であるが、なぜか男優はカタコトの日本語を話し <br>実際、その日本語も何だかちょっと間違っている。 <br><br>爆笑に包まれる会場の中で、松江監督は思う。 <br>「由美香さんはなぜこの映画に出演したのだろう？」 <br>その疑問からスタートし、生前の林　由美香に <br>「松江くん、まだまだだね」と言われたままである松江監督が<br>とにかく林　由美香に見せられる1本をという思いで映画を撮り始める。 <br><br>この【東京の人妻、純子】の関係者へのインタビュー <br>林由美香と親交の深かった人物へのインタビューなどで映画は進んでいく。 <br>韓国へも渡り【東京の人妻、純子】の監督と出会い <br>「純子」の撮られなかったラストシーンを日本で撮るとういう展開になっていく。 <br>様々な人を巻き込み、ここにはいない林　由美香を思って皆が動く。 <br>仕上がったラストシーンは全然『素晴らしい！』というものではないけれど <br>ああ、映画っていいなぁ、と思わせてくれた。 <br><br>観終わった後、しみじみ愛がある映画だったなぁと思った。 <br>林　由美香に対する様々な人たちの愛。 <br>そして愛されつつも林　由美香は誰のものにもならない <br>女の幻想を与え続けてくれる女性だったのだと思う。 <br><br>作品の中で彼女への思いを告白したカンパニー松尾。 <br>インタビューを受けつつも多くは語りたくない様子から <br>彼女への愛情が嘘くささを全く感じさせずに伝わった。 <br>通常早回しされるような女優へのインタビューが映画の中で流れる。 <br><br>『まだ他の生き方もできるんじゃないの？』 <br>『他の生き方って？』 <br>『･･･OLさんになったり』 <br>『うーん、…それは私じゃなくなっちゃうから』 <br>『他の生き方の例として…僕の彼女になるとか』 <br>『ええ？ふふふ…』 <br><br>よくあるクソみたいなＡＶのワンシーン。 <br>それだけなんだけど自分はとても切なかった。 <br>女優に恋をした監督の気持ちってどんなもんだろう。 <br>不倫関係にあった平野勝之のインタビューはもう少し生々しい。 <br>彼女と行った自転車旅行と同じ道中を松江監督と共に行く。 <br>『彼女を今題材にするのはどういうことかわかってるのか』 <br>『適当なもの作ったらただじゃおかないぞ』 <br>ばりに監督に詰め寄るシーンもある。 <br>松江監督は、その思いに真摯に答えたと思う。 <br><br>自分は元々、何かや誰かが取り返しのつかない状態になった後 <br>あの時、あぁしたらとかこうしてやったらとか言う人間が嫌いで <br>それは誰かが亡くなったり、亡くなろうとしているときの態度でもそうだ。 <br>どうしようもなくなってから、どうにかしようとするなんて</p><p>何もしなかった自分に対してのイルカセラピーみたいなもんだと思うし</p><p>自己満足の極みだと思っていたから。 <br><br>でも、この映画をみてそれはちょっと違うのかも知らんと思った。 <br>一人の人が死ぬ。 <br>そして人々の記憶からその人が消えた時 <br>人はもう一度死ぬことになる。 <br>そうはさせない、という強い思いがこの映画になったんだろう。 <br>自分の中には元々いなかった『林由美香』という人が <br>これから私の記憶に生き続けていくことになったように。 <br></p><p>っちゅう感じでここまで日記書いてみて</p><p>サラの鍵も同じような感想を持ったなぁと改めて思った。</p><p>ジュリアがサラの事を調べ、真実に近づいても誰も何も得しない。</p><p>むしろ知りたくなかったっていう人や、あえて忘れていた事にしている人</p><p>そういう人にかつてあった「サラ・スタジンスキ」という人の人生を知らせる。</p><p>それらの人からしたら、「余計な事すんなよ」以外の何物でもないかも知らん。</p><p>「知る」という事、「誰かとかかわる」という事はそれ以前には二度と戻れない事だ。</p><p>ジュリアもベルトランも、サラの息子も</p><p>一度「真実」を知ってしまえばもう知る前の自分には戻れない。</p><p>その事で一生、真実への対応に逡巡して苦しむかもしれないけれど</p><p>「知る」という作業によってこそその何かや誰かは死ぬことなく</p><p>もう一度誰かの中で生き返る事ができる。</p><br><p>映画のラストシーン　本当によかった。<br></p><p><br><br></p>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/unknownmortalorchestra/entry-11142669335.html</link>
<pubDate>Sun, 22 Jan 2012 11:59:19 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>土曜日　元上司が始めたバンドのライブを見た</title>
<description>
<![CDATA[ <p>綿菓子みたいな入道雲が真っ赤に染まって</p><p>夕方六時を告げる東福寺の鐘が鳴っても僕たちはまだ家に帰らなかった。 <br>その上僕は半泣きで、それは《モソノビッチ》が見つからないことよりも</p><p>僕が嘘つき呼ばわりされたことへの悔しさからくるものだった。 <br><br>昼間のうちでも薄暗い泉山の森の中は、そろそろ本格的に暗くなりはじめていたし</p><p>家族も心配しているだろうなと思ったけれど僕はまだ帰るわけにはいかなかった。 <br>このまま帰ってしまえば明日から「嘘つきスシムラ」というあだ名がつけられて</p><p>しかも「スシムラはデマ野郎～♪」とか「スシの話はウソばっか～♪」とか</p><p>変な節の歌で囃し立てられることは目に見えているからだ。 <br><br>タカシやカネミツがバカ面して歌っているぶんにはまだいいけど</p><p>それがもしクラス中に広まってさらにジュンコに知られて</p><p>ジュンコも一緒になって合唱し出したら僕はもう転校するしかない。 <br><br>「オスシ～！　もうええって。おらんかったんやろ？　モソノビッチ」</p><p>「どうせ見つからんて、帰ろうや。ドラゴンボール見な」 <br><br>東福寺の鐘が鳴って一時間もしないうちに</p><p>ウンコタカシとウンコカネミツは口々にそう言い始めた。</p><p>でも僕は帰ろうとしない。 というか帰れない。<br>奴らは怖がっているんだ。だって泉山には鬼が出るという伝説があるし</p><p>マムシだって出るし野犬や熊も出るからだ。 <br></p><p>僕はもう《モソノビッチ》云々じゃなくて、意地でも帰ってやるもんかという気になった。 <br>それで、「帰りたいなら帰れや」と言ってやったら本当に帰りやがった。</p><p>「オスシはデマ野郎～♪」って変な歌を歌いながら　帰ってった。</p><p>残ったのは僕とマサオの二人だけだった。 <br><br>マサオはこの春に東京から転校してきた。　 <br>ピッチャーをやればど鋭い速球を放り</p><p>サッカーボールを蹴ればとんでもないバナナシュートを打ち</p><p>バスケットではスリーポイントをバシュンバシュン決めるマサオは</p><p>僕の小学校でまことしやかに囁かれていた</p><p>「東京もんは弱い」という噂をあっさり覆した。</p><p><br>マサオはあっという間に人気者となった。</p><p>それを快く思わない奴もけっこういて、クラスのガキ大将だったミツルが</p><p>「ちょう来てや」と呼び出したのは去年の五月のことだ。 <br>ミツルはバカだけどものすごくケンカは強い　そしてケンカは強いけどものすごくバカだ。</p><p>いつだったか下校途中に駄菓子屋で中学生を相手に引き分けたのを見たことがある。</p><p>そんなミツルがマサオを呼び出したとなると、これはもう喧嘩しかない。 <br></p><p>でもその二十分後に教室に戻ってきた二人はなんだか談笑していて</p><p>ちっとも喧嘩した風ではなかった。</p><p>それからミツルはマサオにちょっかいを出すこともなかったし</p><p>むしろ仲良くなって一緒にサッカーをしたりしていた。 <br></p><p>この件以降、マサオの人気はさらに高まり</p><p>ミツルとは好対照のクラスのリーダーになって今日に至る。 <br>僕がマサオと一緒に遊ぶのは今日が始めてだ。</p><p>そもそも一緒に遊ぶ予定ではなかったのだ。</p><p>たまたまサッカーをして遊んでいたマサオたちが</p><p>泉山に入る僕を見かけて声をかけてきたというわけ。 <br><br>「なんで帰らんの？」僕はマサオに聞いた。 <br>マサオはTシャツの袖からニョッキリ出た小麦色の肌をボリボリ掻きながら</p><p>「見たいからな。モソノビッチ」とのんびり言った。 <br>「おらんのかも知れんのに？」 <br>「うん。それならそれでいい」 <br>僕は仰天した。何を考えているのかさっぱりわからない。</p><p>マサオは僕とまったく違う思考回路をしているんだとさえ思った。 <br></p><br><p>「僕のウソかも知れんのに？」 <br>「ウソなの？」 <br></p><br><p><br>ウソではない。</p><br><br><p>僕は昨日、たしかにモソノビッチを見た。</p><p>モソノビッチというのは理科のサカザキ先生が教えてくれた未確認生物だ。</p><p>「円盤みたいな形でぼんやり光っとんのや。それ以上のことは何も知らん。</p><p>もしかしたらUFOかも知れんな」</p><p>と、タバコをふかしながらサカザキ先生は言っていたが、僕はそれと一緒のものをこの山で見たのだ。 <br>「じゃあ本当じゃん」 <br>マサオはそう言って切り株に腰かけた。僕も腰かけた。 <br></p><p>「でもお母さん、心配してへんの？」 <br>「お母さんいないんだよね」 <br></p><p>マサオは極めて明るく答えたが、僕はシマッタことを聞いてしまったと思った。</p><p>だから「ああそう」と言ってそれから黙った。</p><br><br><p>沈黙　沈黙　沈黙 　沈黙<br></p><p>　 </p><p><br>泉山から見える街の灯は、切なくなるほど侘しくゆらめいていた。</p><p>辺りは真っ暗で、時計を見たらもう八時になっていた。 <br><br>「ドラゴンボール見逃しちゃったなぁ」 <br>マサオが呟くように言った。</p><p>意外だった。</p><p>マサオがドラゴンボールを見るようには思えなかったのだ。 <br>「ドラゴンボールで誰が好き？」 <br>僕はさっきまでの沈黙を取り戻すかのように聞いた。 <br>「う～ん。誰が好きってのはないんだけど、ほら</p><p>七個ボールを集めると願いが叶うじゃん？それがいいなぁって」 <br>「ふーん。何か願いごとでもあるん？」 <br>「まぁなぁ」 <br>「何よ？」 <br>「う～ん……。モソノビッチが見れたら教えてやるよ。でも今日は見つからなさそうだな」 <br><br>そうしてマサオは立ち上がった。</p><p>僕も立ち上がった。</p><p>僕たちは「スシムラはウソつき～♪」という歌を、冗談めかして歌いながら山を降りた。 <br><br>それから14年。</p><p>僕は大学を卒業し、地元の市役所に勤めている。</p><p>今じゃ結婚して妻のお腹には子供もいる。 <br><br>マサオは中学のときにどっかに転校してそれから音信不通だ。</p><p>あの日以降も僕とマサオは何度か山に登ったけれど、結局モソノビッチは見つからなかった。 <br><br>いつだったかマサオが僕に言ったことがある。 <br>「あのドラゴンボールの話なんだけどさぁ。オレの願いごとは一生叶いそうにないわ。だから諦めた！」 <br>そして白い歯を見せてニコニコ笑うマサオ。</p><p>どこか寂しげだったのが印象的だった。　 <br><br>寝る前、「子供の名前は何にしよう」と妻が聞くので</p><p>マサオの「マサ」とモソノビッチの「ビッチ」を合わせて「マサビッチ」と答えたらグーで殴られた。 <br>僕の頭の中には星がぐるぐる回って、それはまるでドラゴンボールみたいだったから</p><p>僕は心の中でひとつだけ　お願いごとをしたのだ。</p><br><p>何を願ったかって？</p><br><p>モソノビッチが見つかったら教えてやるよ。<br></p>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/unknownmortalorchestra/entry-11141787342.html</link>
<pubDate>Sat, 21 Jan 2012 13:25:02 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>木曜日　なんとなく今思った事</title>
<description>
<![CDATA[ <p>おとぎの国で平和に暮らしている人に</p><p>「てめぇ。いい加減に目を覚ませよ」だなんて</p><p>そんな事言うのは野暮である。 <br></p><p>でも、いくら彼がOTOGI-NO国在住とは言え</p><p>このゲンジツ世界に身を置いている限りは</p><p>やっぱりゲンジツ的な生きかたをしてほしいのだ。</p><p>なんてのはゲンジツ世界住人のエゴなのか。 <br></p><p>ともあれ、みんな大変そうに生きているし</p><p>それはオレとて同じなのだけど、そんな中たまーに</p><p>「毎日毎日　超楽しいよ、オレ！」ってやつがいるのだが</p><p>それはやっぱおかしいと、思うている。 <br></p><p>なにも「人生に苦難を！」なんて言ってるわけじゃない。</p><p>そらぁ、生きてるかぎり、出来る限りめんどくさいことなんてないほうがいい。</p><p>誰だってそう思うし　俺だってそう思う。</p><p>でもその【めんどくさい事】はその辺にころがっていて</p><p>それらをひゃくぱー必ず絶対避けて通る道がないのは間違いない。</p><p>それに気付かないふりして、無視して、なかったことにして</p><p>まいにちまいにちハッピーですーなんていうのは好きじゃない。</p><p>めんどくさいのとか、嫌なこと、つれーことを認めた上で</p><p>「かったりいけど、けっこう楽しくやってるよ」という言葉のが俺は聞きたい。<br></p><p>有給とったので　美術館に出かけます。</p>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/unknownmortalorchestra/entry-11139971773.html</link>
<pubDate>Thu, 19 Jan 2012 13:43:08 +0900</pubDate>
</item>
</channel>
</rss>
