一疋の青猫 https://ameblo.jp/urct/ ありふれた 暮しの中に ひかるもの いとしきもの ja-jp 愛猫日記 スイートピー https://ameblo.jp/urct/entry-11786796600.html 雛祭りの朝に旅立った彼に彼のしなやかな毛並みに似た色のスイートピーを選びました※ 最期の姿もあります 苦手な方はどうぞ頁を閉じて下さい忘れがたない、虹と花忘れがたない、虹と花虹と花、虹と花どこにまぎれてゆくのやらどこにまぎれてゆくのやら(そんなこと、考へるの馬鹿)その手、その脣、その唇の、いつかは、消えてゆくでせう(霙とおんなじことですよ)中原中也 「 別離 」 (一部)*大雪の中の冒険から戻って一週間順調に回復しているかに見えたのですが体重も半分に減って体力も限界であったのか2日ほど前から食べ 2014-03-04T02:46:55+09:00 愛猫日記Ⅲ https://ameblo.jp/urct/entry-11780030806.html ネコが 無事に戻って来ました正確には昨日 行き倒れていたところを保護されその方が動物病院に運びこんで下さったそうです持ち込まれた時にはかなり危険な状態だったとのこと一日遅かったら・・・ということでしたただ 臆病で人見知り 気性に難有りのカレなので元気な状態であれば 人の手に掛かることもなかったでしょう結果的にはタイミング良く また 運が良かったのだと思いました助けて下さったのが どこのどなたなのかも分からないためお礼を申し上げることも叶わないのですが本当に 本当に有り難い事でしたエサは見つけられ 2014-02-23T23:02:59+09:00 積思花雪解 https://ameblo.jp/urct/entry-11779394956.html うつむいてくやしそうねあなたは悲しいことがあったからちぎれた草の葉が私の指からうしろに夜の中にかける言葉がなくそのつもりもなく私はつぎからつぎへと草の葉をつかんではうしろに流す悲しむことにはやく飽きてしまいなさいあなた「 ちぎれた草の葉 」 銀色夏生ツモルオモイハナノユキドケ「 70%-夕暮れのうた 」 Chara 2014-02-23T03:40:22+09:00 二月の小舟 https://ameblo.jp/urct/entry-11772276048.html あれから一週間消えかけた 絶え絶えの息を 吹き返すように降り出した雪愛を囁く日とすれば 悪くはない演出なのでしょうけれども晴れた日には正面に見えるベイブリッジはおろかすぐ目の前にあるはずの 海さえ見えませんでした*「 二月の小舟 」冬を運び出すにしては小さすぎる舟です。春を運びこむにしても小さすぎる舟です。ですから、時間が掛かるでしょう冬が春になるまでは。川の胸乳がふくらむまではまだまだ、時間が掛かるでしょう。*またまた 吉野弘さんの詩を ひとつ吉野さんの詩には 「 雪 」 をモチーフとしたもの 2014-02-14T21:17:12+09:00 愛猫日記Ⅱ https://ameblo.jp/urct/entry-11768070419.html 夜中の12時を過ぎて ようやく雪も収まりつつ・・・昨日のちょうど今頃 雪の降り出す少し前扉の隙間からネコが脱走して 未だ戻って来ません治療の効果か このところ食欲も戻って落ち着いていたのになにも こんな日に朝から降り続く雪の中 近所の車の下や公園の植え込みを捜してみるも人も含めてこんな雪の中 動いているものは見当たりませんきっと 野良猫たちもどこかでこの雪を凌いでいるのでしょうふだん 文句を言いながらも やはり心の浮き立つ雪の日ですが今日ばかりは降り積もってゆく雪が恨めしくてなりません入口までの 2014-02-09T01:59:35+09:00 春待考春思案 https://ameblo.jp/urct/entry-11765799709.html 夕刻駅へと続く坂道を 心持ち 歩幅広めで下れば吹き上げてくる風は思いの外暖かい女子高生の生足のアシストに胸元の過剰装備を解いてみれば瞬間 ひゃっとして そして ふっと 緩んだそれは 春を待つ蕾の膨らみのようで 私の心の綻びのようで・・・ゆったりと流れるあの川の岸辺を想う水面に覆いかぶさる桜のあかるい枝々花びらが頭の中を舞い散る ひとひら ふたひらさて この桜は 去年のものか いや 一昨年の残像かこのまま春に来られても未だ支度は整わずうれしくもある反面 あたふたと不安に揺れてしまうのは内実の希薄さ 2014-02-07T11:46:05+09:00 初めての愛車 https://ameblo.jp/urct/entry-11763380619.html 私が初めて買った愛車ランボルギーニ・カウンタックディーラーオプションで 消しゴム機能を付けましたええ世代ですからね*昨年の秋 実家に帰省の折 持ち帰りました自身でもすっかり忘れていたものです昔 使っていた机の引き出しの奥から・・・いいえ普段 両親が多くの時間を過ごしているであろう居間の明るい窓際の飾り棚 蘭の鉢や写真立ての間比較的 目につく場所になぜか置かれていたのですそれにしてもと「 どうして これが ここに ? 」と 問うてみるも父も母も なぜだか無反応でした*室内を見ても 確かにそれほど変 2014-02-02T19:10:53+09:00 橋を渡って・・・ https://ameblo.jp/urct/entry-11760779854.html ふとその日一日の出来事を思い返してしまうような黄昏時の 空のいろ緩やかなアーチの頂点に佇めば水面に綾なす冬の陽は 揺れて映す心のいろちょっとした一言や降ってわいたような災難でやさしくも見えるし 悲しくも映る悲しくも美しく はかないほどにやさしく空は・・・。そして今日も一度きりもう戻ることの無い橋を渡ってゆくのです「 つめたくしないで 」  吉田美和※ ガッと抱いて さらってくれたらいいのに・・・ 2014-01-30T04:05:02+09:00 他愛も無い、ちきゅうさいごの日。 https://ameblo.jp/urct/entry-11757968315.html ちきゅうさいごの日の夢をみたそれは 一瞬にして全てが消滅してしまうような結末では無く海岸線が次第に海に飲み込まれ 酸素が 陽射しが だんだん薄くなっていく何もかもが少しずつ壊れていくような そんな静かな最後だった「 海の様子を見てくる 」 そう言って いつもの海岸へと向かった浜では 台風の日の野次馬のように 自転車の高校生が数人ふざけ合っているこんな時に こんな風景 まあ そんなものなのかな・・・「 あぶないぞ ! 」 と誰かが叫び大波に入り江の入口の大きな岩が崩れ落ちた家に戻って すっかり変わ 2014-01-26T23:59:47+09:00 吉野弘さん 3 https://ameblo.jp/urct/entry-11756727039.html ある朝の電車の窓を流れる夏、艶めく夏。近くを駈ける畑と林。遠くを歩む畑と林と雲。物みな横に流れるなか、畑の人の身のこなしは縦。土を相手に、身を曲げる、反らす、しゃがむ、踏む。地にいて天を戴く者が体に具えているしなやかな縦の軸。私の体もまた、天地の軸を示すように動くのだと、そのように動く体が私にもあるのだったと、身に覚えのあることが新たに蘇る朝。体を最後に横たえるまで動く体を動かして、しばし、地上にいるのが私だと、不意に私が透けて見える朝。『 車窓から 』 吉野弘*「 もしや・・・ 」と思って 過 2014-01-24T12:55:04+09:00