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<title>うたういぬのうた</title>
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<description>親愛なるaikoの歌詞をオタク魂全開で愛でる</description>
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<title>恋愛中毒</title>
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<![CDATA[ <p><span style="font-weight:bold;">「恋愛ジャンキー」</span>（作詞作曲：AIKO）</p><p>&nbsp;</p><p><span lang="EN-US">　aiko</span>は昔、自らを「恋愛ジャンキー」と自称していました。</p><p>&nbsp;</p><p>　（「ジャンキー」とは…英語で「<span lang="EN-US">junkie</span>」：マリファナ使用者、麻薬中毒者という意味。</p><p>そこから、何かに夢中になっている人・熱狂的なファン・何かに過度に執着している人などを指すようになった。<span style="text-align: left; color: rgb(68, 68, 68); text-transform: none; text-indent: 0px; letter-spacing: normal; font-size: 16px; font-style: normal; font-variant: normal; font-weight: 400; text-decoration: none; word-spacing: 0px; display: inline !important; white-space: normal; orphans: 2; float: none; -webkit-text-stroke-width: 0px; background-color: rgb(255, 255, 255);">ちなみに、aikoのファンはaikoジャンキーと呼ばれる。）</span></p><p>&nbsp;</p><p>彼女は、デビューから一貫して恋愛の歌を約<span lang="EN-US">22</span>年間作り続けている女です。</p><p>&nbsp;</p><p>　2000年リリース、<span lang="EN-US">aiko</span>２枚目のオリジナルアルバム「桜の木の下」（わたしの生後約３週間でリリース）。</p><p>今回の『恋愛ジャンキー』は、その中の隠しトラックとして収録されています。</p><p>好き！どうにかしてよ！と突っ走る、自己中アンド自己陶酔ソングです。</p><p><span lang="EN-US">&nbsp;</span></p><p>&nbsp;</p><blockquote><p><span style="color:#8f20ff;">サンキューソーマッチ</span></p><p><span style="color:#8f20ff;">今日もひたすら涙に溺れる</span></p><p><span style="color:#8f20ff;">恋には「シスター<span lang="EN-US">!</span>話を聞いて」</span></p><p><span style="color:#8f20ff;">アイラブチャーリー</span></p><p><span style="color:#8f20ff;">あなたは心の扉破ってあたしの欲望掴む</span></p></blockquote><p style="text-indent:10.5pt;mso-char-indent-count:1.0">サンキュー、アイラブチャーリー！のノリの良さが好き。（ライブ<span lang="EN-US">ver.</span>本当にかっこいい！）</p><p>いつかあなたが心変わりして、いなくなるのではないか？という不安や、今どこで何している？という心配、そしていつもそばにいることができない寂しさから、泣き暮らす毎日（『愛の病』）。</p><p>&nbsp;</p><p>　抑えられない感情を誰かに聞いてほしい、というのを「シスター！」と言ってしまうのも宗教チック。</p><p>&nbsp;</p><p>　「心の扉を破る」は、“通常心が求めていい上限”のようなものを超えてしまい、あなたにしてほしいこと・あなたとしたいことで溢れてしまっているイメージ。あなたに心をそのまま片手で鷲掴みにされているような。</p><p><span lang="EN-US">&nbsp;</span></p><p>&nbsp;</p><blockquote><p><span style="color:#8f20ff;">でもたまにはお礼も言いたくなるよ</span></p><p><span style="color:#8f20ff;">崖っぷちのピンチのピンチかわす力はあなたがくれた</span></p></blockquote><p style="text-indent:10.5pt;mso-char-indent-count:1.0">最初に出てきた「サンキューソーマッチ」はあなたへのメッセージだったとわかる。</p><p>ここの「たまには」がよく効いていていい。いつも不安にさせられたり辛い思いをしたりすることが多いけど、まあでもたまには感謝もしているのよ、あなたのおかげよ、と。</p><p>きっと彼はのらりくらりとしていて、ピンチが起きてもひょいとかわしてしまうような人なのだろう。</p><p>&nbsp;</p><p style="text-indent:10.5pt;mso-char-indent-count:1.0"><span lang="EN-US">aiko</span>の「たまには」と言えば、『<span lang="EN-US">be master of life』</span><span style="text-align: left; color: rgb(68, 68, 68); text-transform: none; text-indent: 10.5pt; letter-spacing: normal; font-size: 16px; font-style: normal; font-variant: normal; font-weight: 400; text-decoration: none; word-spacing: 0px; display: inline !important; white-space: normal; orphans: 2; float: none; -webkit-text-stroke-width: 0px; background-color: rgb(255, 255, 255);">に</span></p><blockquote><p>あたしもずっと意地も張ってられないから</p><p>たまにはそばにいて欲しい</p></blockquote><p>という歌詞がある。これは<span lang="EN-US">aiko</span>が友達を思って書いた歌だが、ここでの「たまには」では、素直になることへの照れくささと、また大切な人への深い愛情が感じ取れる。</p><p><span lang="EN-US">&nbsp;</span></p><p><span lang="EN-US">&nbsp;</span></p><blockquote><p><span style="color:#8f20ff;">気持ち悪いわ　酔いしれて</span></p><p><span style="color:#8f20ff;">眠れないのよ うれしくて</span></p><p><span style="color:#8f20ff;">失倒しそうよ　あなたがいて</span></p><p><span style="color:#8f20ff;">いつもそう あたしは恋愛ジャンキー</span></p></blockquote><p style="text-indent:10.5pt;mso-char-indent-count:1.0">このサビは本当に天才です！</p><p>　あなたが隣にいる夜。“あなたとあたし”に心酔し、ひたすら二人の世界に浸る。その高揚感を倒置法で畳みかけるように歌い上げる。</p><p>「あたし」は、陶酔のあまり「気持ち悪い」とまで言ってしまう。</p><p>&nbsp;</p><p>（音楽的なことは全然わからないのですが、ここの不安定ながらも段々と高まっていくようなコード進行がめちゃくちゃ気持ちいい！）</p><p>&nbsp;</p><p style="text-indent:10.5pt;mso-char-indent-count:1.0">「失倒する」という言葉は<span lang="EN-US">aiko</span>の造語だ。「失神する」と「卒倒する」を組み合わせた意味だと考えられる。（ちなみに<span lang="EN-US">aiko</span>は「唇に息がかかるたび倒れてしまいそう」になる女です<span lang="EN-US">&lt;</span>『くちびる』より<span lang="EN-US">&gt;</span>。）</p><p style="text-indent:10.5pt;mso-char-indent-count:1.0"><span lang="EN-US">&nbsp;</span></p><p style="text-indent:10.5pt;mso-char-indent-count:1.0">「あたしは恋愛ジャンキー」。そう言い切ってしまう潔さが突き抜けていてよい。フレッシュさに溢れ、ひたすら恋に没頭している。それのどこが悪い！という強気なメッセージ。</p><p><span lang="EN-US">&nbsp;</span></p><p><span lang="EN-US">&nbsp;</span></p><blockquote><p><span style="color:#8f20ff;">サンキュートゥマッチ<span lang="EN-US">!</span></span></p><p><span style="color:#8f20ff;">ロマンチックな真夜中はそうよ</span></p><p><span style="color:#8f20ff;">最後にいつも悲劇がいる</span></p><p><span style="color:#8f20ff;">アイラブチェーリー</span></p><p><span style="color:#8f20ff;">あなたの掌の上放し飼いされてるなんて寂しい<span lang="EN-US">...</span>｡</span></p></blockquote><p style="text-indent:10.5pt;mso-char-indent-count:1.0">「！」がつき、盛り上がりを見せる。</p><p style="text-indent:10.5pt;mso-char-indent-count:1.0">&nbsp;</p><p style="text-indent:10.5pt;mso-char-indent-count:1.0">「最後にいつも悲劇」「掌の上放し飼い」など、彼女は彼にあまり大切にされていないことが窺える。</p><p>ロマンチックな夜を過ごしても、あなたの気持ちが完全に自分に向かないことへの悲しみが押し寄せる。彼に夢中になっている彼女と、それを俯瞰する彼。セフレか浮気相手だろうか。</p><p><span lang="EN-US">&nbsp;</span></p><p><span lang="EN-US">&nbsp;</span></p><blockquote><p><span style="color:#8f20ff;">でも仕方がない事たくさんあるよ</span></p><p><span style="color:#8f20ff;">あたし好きなもんは好きだし強引に諦める術も知らない</span></p></blockquote><p style="text-indent:10.5pt;mso-char-indent-count:1.0">わたしはこの歌詞が本当に本当に好き。</p><p>今までの人生の中で、何か勇気を要する時やつらい時はいつも、「あたし好きなもんは好きだし強引に諦める術も知らない、って<span lang="EN-US">aiko</span>が言ってる」と言い聞かせてきた（重症）。</p><p>恋愛は勿論、受験や普段の何気ない瞬間でも、この強気な<span lang="EN-US">aiko</span>の言葉に勇気をもらった。この言葉がなかったらできなかったことが幾つもある。</p><p>&nbsp;</p><p style="text-indent:10.5pt;mso-char-indent-count:1.0">あたしが好きなものは好き。好きなことは何も恥ずかしくないのだと、自らの気持ちを肯定し、そのままを認めていい。強引に諦める術を「知らない」。「諦められない」ではなく「諦める選択肢が無い」と豪語している。</p><p><span lang="EN-US">&nbsp;</span></p><p><span lang="EN-US">&nbsp;</span></p><blockquote><p><span style="color:#8f20ff;">気持ち悪いからすぐに来て</span></p><p><span style="color:#8f20ff;">眠れないから抱きしめて</span></p><p><span style="color:#8f20ff;">失倒しそうよ早くして</span></p><p><span style="color:#8f20ff;">みんなそうあたしも妄想ジャンキー</span><span lang="EN-US">&nbsp;</span></p></blockquote><p>　二番のサビ。一番とは打って変わって、ここではあなたがそばにおらず、一人で夜を過ごしている。</p><p>&nbsp;</p><p>　すぐに来て、抱きしめて、早くして。笑</p><p>あなたがいてもいなくても結局気持ち悪くなってしまう彼女。</p><p>&nbsp;</p><p style="text-indent:10.5pt;mso-char-indent-count:1.0">そして最後の「みんなそうあたしも妄想ジャンキー」という歌詞。</p><p>そう、これらの要求は実際に彼にしているものではなく、彼女の中だけで完結している願望に過ぎないのだ。一人で寂しい夜には駆けつけて欲しいし、抱きしめて欲しいけれど、そんな我儘を言えるような関係性ではない。</p><p>しかし逆に彼女は、彼が寂しい時にはすぐに駆けつけてしまうのだろう。</p><p>&nbsp;</p><p>　<span lang="EN-US">aiko</span>という私を遥かに上回る妄想の激しい人に出逢って、実際みんな妄想するよね、別に人間なんだから当たり前だよね、と思えるようになった。妄想ジャンキーという言葉を作ってくれてありがとう。</p><p><span lang="EN-US">&nbsp;</span></p><p><span lang="EN-US">&nbsp;</span></p><blockquote><p><span style="color:#8f20ff;">でもたまにはお礼も言いたくなるよ</span></p><p><span style="color:#8f20ff;">崖っぷちのピンチのピンチかわす力はあなたがくれた</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="color:#8f20ff;">気持ち悪いわ　酔いしれて</span></p><p><span style="color:#8f20ff;">眠れないのよ 　うれしくて</span></p><p><span style="color:#8f20ff;">失倒しそうよ　あなたがいて</span></p><p><span style="color:#8f20ff;">いつもそう あたしは恋愛ジャンキー</span></p></blockquote><p><span lang="EN-US">&nbsp;</span></p><p style="text-indent:10.5pt;mso-char-indent-count:1.0">ジャーーンキーの歌い方が好きです。</p><p style="text-indent:10.5pt;mso-char-indent-count:1.0">アウトロの悲鳴が愛おしいです。</p><p style="text-indent:10.5pt;mso-char-indent-count:1.0">&nbsp;</p><p style="text-indent:10.5pt;mso-char-indent-count:1.0"><span style="font-style: italic;">&nbsp;</span></p><p><span style="font-weight:bold;">まとめ</span></p><p style="text-indent:10.5pt;mso-char-indent-count:1.0">この歌は、人間の欲や恋愛においてのナルシシズムを肯定してくれる。というよりむしろ、「あたしはそれに胸張って堂々と生きていく！」という強いメッセージ性に溢れ、非常にエネルギッシュで清々しい。</p><p style="text-indent:10.5pt;mso-char-indent-count:1.0">&nbsp;</p><p style="text-indent:10.5pt;mso-char-indent-count:1.0">「追いかけながらも叶わない悲劇のヒロイン」は、全人類が多かれ少なかれどこかで抱えたことのある役回り。それを高らかに歌い上げる<span lang="EN-US">aiko</span>の歌唱にもご注目～</p><p><a href="https://youtu.be/29irxwvNPL8" target="_blank">https://youtu.be/29irxwvNPL8</a></p><p>&nbsp;</p><p style="text-indent:10.5pt;mso-char-indent-count:1.0">&nbsp;</p>
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<link>https://ameblo.jp/utauinugasuki/entry-12590598255.html</link>
<pubDate>Sat, 18 Apr 2020 18:39:08 +0900</pubDate>
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<title>恋が終わった</title>
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<![CDATA[ <p>&nbsp;</p><blockquote><p><span style="color:#0000ff;">触れてはいけない手を 重ねてはいけない唇を<br>あぁ知ってしまった あぁ知ってしまったんだ</span></p></blockquote><p>こんな印象的な出だしから始まる、aiko最新シングル「青空」。</p><p>「あなた」を知ってしまった、彼女の背徳感を感じるフレーズ。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><blockquote><p><span style="color:#0000ff;">あなたにもう逢えないと思うと 体を脱いでしまいたいほど苦しくて悲しい<br>あなたに出逢う前の何でもなかった 自分に戻れるわけが…</span></p></blockquote><p>　「体を脱いでしまいたい」非常にaikoらしい表現。体とは自分の実体そのもの。自分という根本から全て取っ払ってしまわないと、あなたにもう逢えない悲しみに耐えることができない。苦しみの元となっている、あなたを知ってしまった過去の自分を、いっそ丸ごと脱ぎ捨ててしまいたいという意もあるだろう。</p><p>　しかし、一度知ってしまった味は決して忘れることが出来ない。</p><p>　ここで、aiko15枚目シングル「かばん」の、</p><blockquote><p>あたしあなたと知り合うまで何をして生きて来たんだろうか？</p></blockquote><p>という歌詞が浮かぶ。どちらも「あなたなしは考えられない」といったものだが、「かばん」では、</p><blockquote><p>大好きな場所も涼しい匂いも　揺らめく星屑も　紐解く様に少しずつ一緒に知りたい</p></blockquote><p>のように、未来のあなたとの希望が描かれているという点が「青空」と対照的である。</p><p>（ちな「かばん」は名曲。片想いの感情、感覚が恐ろしい程いきいきと描かれている。特に最後の歌詞「今泣きながら笑いながら話すからね　聞いてね」！！！！！aikoにそんなこと言われたら何時間でも話聞く。こちとら、わたしaikoと出逢うまでどうやって生きて来たんだろうか、という気持ち）</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>「青空」に戻る。</p><blockquote><p><span style="color:#0000ff;">間違いを引き返せない目の奥まで苦い<br>だけど無しに出来ないよ ずっと背けてた</span></p></blockquote><p>　ここで、「間違い」という言葉。</p><p>出だしの「触れてはいけない～」の歌詞といい、これは浮気や不倫などの禁断の関係だったのか？という疑問が浮かぶ。</p><p>しかし私は、この曲は、特に許されない男女関係を歌ったものではないと考える。</p><p>　aikoが「ココア」という曲をリリースした時に、「これは不倫の歌だ！」と周りから言われ、aikoが「そんな風に捉える人もいるんだ～」と思った、というエピソードがある。確かにこの曲は、「内緒でキスしよう」「一生秘密よ」と、なかなか甘ったるく二人の世界に酔いしれている。</p><p>この「秘密感」が、禁断の関係と連想されたのだろうが、aikoにとって、好きな人との関係は全て「二人だけの秘密の世界」なのだ。そこの関係性において、世間や他人は一切登場しないのだ。（現に彼女は「秘密」という言葉が好きで、この言葉は曲名・アルバム名・歌詞などに頻繁に登場する。）</p><p>　だから今回の「青空」も、世間にとっての話ではなく、彼女にとって触れてはいけない（触れなければ、つまりあなたを知らなければ、こんな苦しい思いをせずに済んだ、という意味で）、間違いだったと言っているのではないだろうか。</p><p>　そして「目の奥まで苦い」という、身体と五感を用いたaiko特有の表現。味覚である「苦さ」を目の奥にまで感じるという。涙の味ともかけているのだろう。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><blockquote><p><span style="color:#0000ff;">ちょっと唇に力入れて<br>何にでも頷いてって今思い返すと馬鹿みたいだな<br>ボーッとした目の先に歪んだ青い空</span></p></blockquote><p>この部分と同様のイメージで浮かぶのは、aiko11stアルバム「泡の様な愛だった」の一曲目、「明日の歌」に登場する、</p><blockquote><p>言いたいことが言えなくてもあなたの言葉に頷くだけで嬉しかったの</p></blockquote><p>という歌詞である。</p><p>　この彼は年上で落ち着いていて、知的な人だったのだろう（偏見）。彼の言葉、そして彼自身を、全面的に信じていた過去の自分を客観的に見ている。</p><p>　青空は、澄み渡っていて美しいものというイメージがあるが、それとは対照的な「歪んだ」という修飾語をつけることで、涙のせいではっきり見えない空と、その空の青さが自身の虚しさを助長しているということをうまく表現している。</p><p>（ちなみに、aiko涙でよく見えないよシリーズ堂々の第一位は「月が溶ける」です。「涙で静かに月が溶ける」。天才だ。）</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><blockquote><p><span style="color:#0000ff;">振り返るのは あっけなくて怖い あてもなく信じた心が愛おしい<br>ふとした時に剥がれた思い出 抱きしめる日が来るわけが…</span></p></blockquote><p>　これは単純に、めっちゃわかる。好きな人との思い出に限らず、どんなに大切な思い出たちも、振り返ってしまうと、とても簡潔で陳腐な言葉で言いまとめることができてしまう。どんなに楽しい日々も、「めちゃ楽しかったな」ということは鮮明に覚えていても、それがどのような感覚でどのような言葉を交わしてどんな気持ちでいたかということは断片的にしか思い出すことができないし、それらは時が経つにつれて薄れていってしまう。</p><p>　しかしそんな中でも、日常の中にふとその思い出のかけらが蘇ることで、いつまで経っても忘れることができない。感覚が薄れていったとしても、深く刻まれた記憶には抗うことができない。その記憶の中にいる、愚直に信じ続けていた過去の自分を情けなく思いながらも、同時に愛おしくも思っている。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><blockquote><p><span style="color:#0000ff;">想ったり嫌になったり自由で不自由だった</span></p><p><span style="color:#0000ff;">それはあなたがいてくれたからできたんだ</span></p></blockquote><p>　やっぱり年上だ（偏見）。</p><p>　相手が純粋に大好きな時もあれば、相手との関係や相手自身が嫌になる時もある。一見、自分の感情に正直になっているように思えるが、それは全てあなたのせいで起こる感情であり、彼女は完全にあなたに縛られていて不自由である。その“束縛”や”呪縛”を、aikoは非常にポジティブに捉えている。つまり、あなたに感情をぶつける自由さも、あなたに囚われている不自由さも、どちらもあなたの存在によって成立するものであり、現在あなたのいない世界を生きている彼女にとって、それらは全て愛おしいものなのだろう。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><blockquote><p><span style="color:#0000ff;">そっと薬指を縛る約束を外してもほどいて無くしても</span></p><p><span style="color:#0000ff;">まだ気をつけて服を脱ぐこの癖はなかなか抜けないな</span></p></blockquote><p>　薬指を縛る約束＝幸せな未来。</p><p>　物理的なもの（指輪）がなくなっても、精神的なもの（あなたへの想い）は簡単に消すことができない。自分の癖に気が付く度に、幸せな未来を思い描いていた過去の自分が蘇り、それとは対照的に現在一人で悲しみに沈んでいる自分が浮き彫りになる。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><blockquote><p><span style="color:#0000ff;">なんだよあんなに好きだったのに</span></p><p><span style="color:#0000ff;">一緒にいる時髪の毛とか凄い気にしていたのに恋が終わった</span></p><p><span style="color:#0000ff;">破裂した音が鳴っている 今あたしの薄ら汚れた空に吸われていくの</span></p><p><span style="color:#0000ff;">恋が終わった</span></p></blockquote><p>　いやここめちゃくちゃ好き。</p><p>　aikoの歌詞には詩的な表現もあれば、このように心の中をそのまま吐き出したような言葉もある。</p><p>「なんだよ～～のに」から伝わる惨めさが堪らない。しかも、ここにきて髪の毛を気にしていた話をぶち込んでくる（かわいい）。</p><p>　「恋が終わった」。非常にシンプルで客観的な文の中に、彼女の大きな喪失感が感じられる。しかし繰り返された二回目のそれは、彼女が自分自身に言い聞かせることで現実を受け入れようとしているという、前向きな意味も感じ取れる。</p><p>　ここでまた空が登場するが、今度は「薄ら汚れた空」である。綺麗なはずの青空も、彼女にとっては悲しみと怒りと虚しさで汚れているように見えるのだろう。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><blockquote><p><span style="color:#0000ff;">ちょっと唇に力入れて</span></p><p><span style="color:#0000ff;">何にでも頷いてって今思い返すと馬鹿みたいだな</span></p><p><span style="color:#0000ff;">ボーッとした目の先に歪んで見えてる</span></p><p><span style="color:#0000ff;">本当は涙で見えないただの空</span></p></blockquote><p>　ここで最後のサビ。一番のサビとほぼ歌詞は同じだが、最後の部分だけ、「本当は涙で見えないただの空」と付け加えられて締めくくられている。「ただの空」という言葉にはどのような意味が込められているのだろうか。</p><p>　先ほど「恋が終わった」ことを受け入れようとする客観的な視点を得たことにより、今までは自分の心模様が空の見え方に影響を与えていたが、今度は「青空は今涙で歪んではっきり見えないが、空はただの空であり、決して汚れているということはない。涙が引けば、それはただの空でしかない。だから大丈夫。」と前向きに捉えることができているように思える。（でも、もう一つ考えられるのは、やっぱり「ただの、、」といったどこか自虐的な意味も含まれていたりもするのかな？わからない！）</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p><span style="text-decoration:underline;"><span style="font-weight:bold;">まとめ</span></span></p><p>歌詞だけ見ると、悲しい失恋ソングです。しかしaikoはこれを非常にキャッチ―でポップな曲調に乗せて、軽々と歌い上げる。</p><p>aikoあるある：歌詞と曲調のミスマッチ。これが堪らないのです。<a href="https://youtu.be/rIkgpU1n8Jc" target="_blank">https://youtu.be/rIkgpU1n8Jc</a></p>
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<link>https://ameblo.jp/utauinugasuki/entry-12587497846.html</link>
<pubDate>Mon, 06 Apr 2020 07:25:07 +0900</pubDate>
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