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<title>IPOベンチャー今昔物語</title>
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<description>元ベンチャーキャピタリストがIPOベンチャー企業を斬る。今をときめくベンチャービジネスの上場前の秘話、上場後の裏話。このブログはあくまでも個人的主観と独自に集めた情報に基づいております。ご意見、ご不満お持ちの方も何卒ご了承ください｡</description>
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<title>IPOマーケットを取り巻く反社会勢力の罠 11</title>
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僕は浅はかにも島村社長の言葉を鵜呑みにしている間に時間は流れ、メディカルイクイップメント社は決算をむかえました。決算が固まった頃を見計らって、島村社長にアポイントを取りました。あまり時間がないと言うことで、決算書だけをもらってその日は帰りました。会社に帰って決算書に目を通すと、未収金が増えているではないですか。変だ、おかしいと思い隈なく決算を分析しました。どうも数字がおかしい、BSもちゃんとバランスしているのだけれど、なんか変だ。慌てて島村社長にアポイントをとって話を聞きに行きました。「社長、何
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<dc:date>2008-02-25T23:51:41+09:00</dc:date>
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<title>IPOマーケットを取り巻く反社会勢力の罠 10</title>
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メディカルイクィップメント社は順調に成長し、私も安心しながらも第２回の本格的な資金調達のファイナンス時期を迎えようとしていました。ある日、島村社長とのミーティングの際にどうもいつもと雰囲気が違うのです。問いただすと、第２回のファイナンスは銀行だけに割り当て行うと、柏原取締役が言って梃子でも動かないと言うのです。私も、そんな酷い話はないと、あれだけ協力してやっていこうと話をしたのに、今回は割り当てなしは無いと不満をぶつけました。しかし、商社はどうしても銀行借り入れが多く、基本的には銀行との縁を大切
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<dc:date>2007-09-26T22:01:02+09:00</dc:date>
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<title>IPOマーケットを取り巻く反社会勢力の罠 9</title>
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実はこの新株予約権付社債を株主割当で発行するのに大きな問題があります。この新株予約権付社債は総額1億円近い額になるのですが、当然それを引き受けるお金は経営陣にはありません。ですので、通常は一度VCが引き受けて、新株引受権と社債部分を分離し、新株引受権だけを経営陣に譲渡し、社債は引受後、早期償還させるというスキームが通例でした。しかし、今回は株主割当なので、株主が引受けなければいけません。ということで、事前に社債の売買契約を結んでおき、払込と同日でVCへ社債部分を売却するということを、同じ銀行内で
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<dc:date>2007-04-25T10:46:19+09:00</dc:date>
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<title>IPOマーケットを取り巻く反社会勢力の罠 8</title>
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今回からは本筋に戻りましょう。資本政策の策定において幾つかの条件を出されました。①資金調達は僅かで良いが、同時に経営陣の持ち株数を大幅に上げたい。②経営陣に手持ちの資金がない③このタイミングで、社長、専務、取締役の３人の持株比率を現在の８：１：１から６：３：１になるようにしたい。先方のニーズはこれだけでした。しかし、これが大変！先ず、株価算定を行いました。利益が出ていることと、資産もそこそこあったので「類似業種比準価額方式」を使いました。同業種の上場会社の株価からスケールダウンして算定する方法で
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<dc:date>2007-04-11T18:27:07+09:00</dc:date>
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<title>IPOマーケットを取り巻く反社会勢力の罠 7</title>
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この資本政策を作るにあたって、必要な資料があります。 ①事業計画及び資金計画②株主名簿(現在の) ③将来の株主構成案④３期分の納税申告所一式最低でもこれだけの物が必要になります。①はこれに従ってどの時期に幾ら資金が必要かを決めます。②と③は今の株主構成と将来の株主構成を比較して、資金調達スキームを考えます。④は①と組み合わせて株価算定を行います。ベンチャーキャピタリストは発行会社のニーズを満たすように株式公開までの資本政策を作り、その中で自分達がどの位のシェア取って最終的に株式公開時の株価までを
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<dc:date>2006-02-13T15:55:18+09:00</dc:date>
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<title>IPOマーケットを取り巻く反社会勢力の罠6</title>
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さて、ここで一旦横道に逸れて資本政策とは何かについてお話しましょう。 資本政策とは、事業計画と並行して策定するべき物で、事業の拡大に併せて資金調達や資本提携などを踏まえて資本をどう増やしていくかを考えることです｡このときに注意しなければいけないのが、持株比率です。その会社が誰の持ち物かを表す比率です。 株式会社は社長のものではなく、社員のものでもなく、株主のものなのです｡ですので、筆頭株主＝会社の所有権を一番たくさん持っている人となります。 株式会社というのは、株主総会が最高の意思決定機関になり
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<title>IPOマーケットを取り巻く反社会勢力の罠 5</title>
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翌日、島村社長より電話があり、話があるので会社に来て欲しいと言われました。 会社へ駆けつけると、第一声、株式公開を目指して資本政策を始める。君のところに全て任せたいとのことでした。 飛び上がって喜びたいところをぐっと抑え、資本政策の策定から投資までの流れを伝え、ベンチャーキャピタル側でも審査があり、それに合格する必要がある旨を話しました｡ 私は早速、スケジューリングを行い、社内の審査部の訪問、監査法人によるショートレビュー（短期調査）、当社社長の訪問というスケジュールを組み、同時並行で資本政策の
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<dc:date>2006-02-03T11:52:09+09:00</dc:date>
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<title>IPOマーケットを取り巻く反社会勢力の罠 4</title>
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私は手に入れた三期分の税務申告書一式を基に財務分析を行います。 これには二つの目的があります。ひとつは前述の同業種の財務分析比較シートを作成するためです。もうひとつは、メディカルイクィップメント社の財務内容をチェックして、投資対象となり得るかどうかを判定するためです。 先ず、前者のほうでは資本力の弱さから、過小資本の傾向がきっちりと出ます。過小資本がビジネスのボトルネックになっている点とか、総資産回転率がかなり高かく、今投資すると投資効果が事業によく反映されるという資料に仕上げました｡ 後者の方
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<title>IPOマーケットを取り巻く反社会勢力の罠 3</title>
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ベンチャーキャピタルの仕事は忍耐の要る仕事です。有望先へ投資をするまでに時間がかかり、投資先企業が株式公開するまでにまた時間がかかり･･･｡   私は月に１回程度の頻度でメディカルイクィップメント社へ顔を出しました。 何回目かの訪問の際に、ある資料を持って行き提案をしました｡その資料はメディカルイクィップメント社と同業の上場企業数社の財務分析を行い、並べて比較できるシートでした｡上場企業の財務諸表は簡単に手に入ります。それぞれの企業の体質が如実に現れているシートを見て、島村社長は感心していました
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<title>IPOマーケットを取り巻く反社会勢力の罠 2</title>
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日を跨いで、何度か同じようなやり取りの後、島村社長に電話が取り次がれました。私は自分がベンチャーキャピタリストで、将来株式公開が狙えるベンチャー企業を探していること、それがまさに今見つかり、貴社であり、一度社長と会って話がしたいと伝えました｡ 島村社長の第一声は株式公開はあまり考えてない、会っても無駄になると言うようなものでした｡私はこの機を逃してなるものかと、食い下がり2日後の午前にアポイントをもらうことに成功しました。 アポイントの当日、JR稲毛駅からバスで１０分くらいの停留所に降り立った私
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<dc:date>2006-01-31T10:10:52+09:00</dc:date>
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