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<title>..............消雲堂の安全対策</title>
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<description>趣味の人　消雲堂がゆく</description>
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<title>名も無き人が残すもの</title>
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<![CDATA[ 無料ブログがブームになりつつあった2004年からネットのいたるところに僕は文章を書き散らしています。今年は2014年だから、もう10年にもなるのですね。文章だけでなく写真やらなんやらかんやらが意味なくネット上のいろいろな”場”に残されています。つまり公衆便所の落書きのようなものです。あまりにも酷いのもあって、いくつかを修正したい気持ちがあるのですが、恥ずかしいことに放置しておいたためにログインできない”場”が多いのです。<br><br>恥も嘘ではなく実は自分の姿なのですから包み隠さずそのまま放置するのもありかな？　と思うようになりました。<br><br>それにしても多い…。書いた”場”が多すぎます。しかもご承知のように”とりとめのない長文”が多いのです。これらをまとめたらかなりのボリュームになります。超すごいボリュームですよ。<br><br>僕が死んだら、このままネット上に残ることになりますが、僕が書いたとわからないものも多いのです。名もない一般人の残滓がネット上に、永遠に…とは言いませんが、ある程度の期間は残る事になるでしょうから嬉しいのです。誰の目に止まらなくてもいいのです。人知れずネット上のどこかで僕の偏った意見やつまらないお話が生きているわけですからね。<br>いいね！ ·  · 宣伝する
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<pubDate>Wed, 19 Feb 2014 23:18:06 +0900</pubDate>
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<title>星新一の著作も自分史だと気づく</title>
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<![CDATA[ 昨夜、星新一のスペシャルドラマがありました。星新一とは直接、血はつながっていませんが、叔母が嫁いだ先が星本家であり、僕の自分史作りの一環として、とりたてて書く事もない我が渡部家を多少虚飾しようと考えました（笑）。<br><br>そういえば、以前、叔父さんが「最相葉月さんに取材（一〇〇一話をつくった人の執筆のため）を受けて触発された。これからは自分のことをまとめてみたい」と言っていたことを思い出しました。叔父さんは幼稚園経営に忙しいので、僕が手伝ってあげようかと言っていたのですが、3.11の震災でそれどころではなくなったのでした。<br><br>で、僕の自分史虚飾のために星本家のことを調べてみようと思って星新一の「明治・父・アメリカ」と「人民は弱し官吏は強し」をAmazon買いしました。これは、星新一が自分の父親や祖父のことをまとめた伝記作品です。読書が嫌いなので未読だったのですが、結構面白いです。<br><br>「明治・父・アメリカ」の冒頭を引用しましょう。<br><br>「だれでもそうだろうが、川を眺めていると、いったいこれをさかのぼったらどうなっているのだろうと考える。なぜここに川が流れているのだろう。上流のほうのようすを知りたくなるのである。<br><br>人生においても、そんなようなことがある。いつもは時の流れに身をまかせ、なにやら忙しく、一日一日をすごしている。しかし、ひまができると、少年時代のことを思い出す」<br><br>素晴らしい。余計な漢字を使用しない平易な文章は文章下手な僕には真似ができません…おっと、そういう意味ではなかった。ここでは自分史作りに参考になる作品なのだということが言いたかったのです。人生って、よく川と例えられますが、「人生川」…いいっすね。<br><br>”上流のほうのようすを知りたくなる”っていいですねぇ。<br><br>皆さんもご自分の人生川の上流を知り、いつか自分史を書いてみてくださいね。
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<pubDate>Sun, 16 Feb 2014 19:36:34 +0900</pubDate>
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<title>「真実は小説よりも苦なり」</title>
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<![CDATA[ <br><br>ライフ・オブ・パイって映画…今頃ＷＯＷＯＷで見たけど、すんばらしい映画でしたね。アカデミー賞受賞時の劇場公開予告は、CGばかりの漫画みたいな映画って先入感があって見に行かなかったんですがね。<br><br>真実の内容の方はともかく、作り話の方の奇想天外人外魔境的なお話が素晴らしい。<br><br>少年パイが乗った貨物船は日本の貨物船で、海洋上で嵐に遭い難破するのですけれども、紆余曲折の末に救助されます。んで、貨物船の難破要因を調べに来た日本の保険調査員にパイ少年は奇想な物語を長々と話して聞かせてあげるのです。<br><br>しかし、それがあまりも荒唐無稽談でさ、とても信じられないと言われ、真実を話してほしいと言われたパイ少年は、ほんじゃあって真実の話を話すのですが、こっちの話は真実である故に人としてイメージしたくない内容なのですね。それを実に淡々と短時間で語ってしまうパイ少年なんですが、その話の方がなんだか真実味がなくなっているんですね。はい、多分観客もね。事実は嘘臭くて、奇想天外人外魔境的な話が真実だろうさと思ってしまっているのですよ。脳内でね。<br><br>日本人調査員が採用したお話は果たしてどっちなのでしょうね？<br><br>こういう話は残酷なる過去を引きずって生きてても将来には何の役にも立たない。いつまでも恨んでんじゃねえよ…ってなことにつながるのかもしれませんね。<br><br>戦争だったから仕方がない、済んでしまったことは仕方がない…っていうのは嫌いなんです。この話はカルネアデスの船板状態で何が起きても罪にならない…ってことなんだろうけど、あ、この映画の主旨は違うところにあるんでしょうね。いけないいけない…。この映画の意味するものがなんであるかは、それは、ご自身の目で脳で確認してください。<br><br>あ、皆さんは公開時にご覧になってるでしょうけどねｗ
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<pubDate>Mon, 16 Dec 2013 22:42:48 +0900</pubDate>
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<title>昭和は目くらましの時代</title>
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<![CDATA[ 竹野内豊刑事が住んでいるのは松戸の常盤平団地という設定ですよ。うちの近くですね。この時代は表向きは幸福で豊かに見えますが、「ええじゃないか」とはしゃいで目くらましされた国民を嘲笑いながら、裏では原発を導入した恐ろしい時代だったんですよ。<br><br>昭和35年（1960）開催のオリンピックに立候補したがローマに敗れ、次の1964年開催のオリンピックに選出されます。東京が開催地に決まったのは昭和34年（1959）です。<br><br>昭和29年（1954）3月に改進党に所属していた中曽根康弘、稲葉修、齋藤憲三、川崎秀二により原子力研究開発予算が国会に提出され、翌、昭和30年（1955）12月19日に原子力基本法が成立し、原子力利用の大綱が定められます。<br><br>昭和31年（1956）に日本原子力研究所が茨城県東海村に設立され、翌年には電気事業連合会加盟の9電力会社および電源開発の出資により日本原子力発電株式会社が設立。<br><br>そして、昭和38年（1963年）10月26日、東海村に建設された動力試験炉であるJPDRが初発電を行った。日本で最初の原子力発電が行われたのですね。これを記念して毎年10月26日は原子力の日となっています。<br><br>この事件の前に発生し、同一犯では？　と騒いでいた草加次郎事件は、1962年から1963年にかけて発生した爆弾魔事件です。島倉千代子事務所爆発事件、麻布バーホステス宅爆破未遂事件、ニュー東宝劇場爆発事件、日比谷劇場爆発事件、世田谷電話ボックス爆発事件、浅草寺爆発未遂事件、吉永小百合脅迫事件、上野おでんや屋台店主銃撃事件、渋谷東横デパート爆発脅迫事件、営団地下鉄銀座線爆破事件、その他…などが草加次郎を名乗る者の仕業でした。結局犯人は逮捕されずに事件は時効になったのです。<br><br>昭和とは明るい部分と暗い部分が同居した国民にとっては目くらましの時代だったのですね。
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<pubDate>Sat, 30 Nov 2013 22:07:27 +0900</pubDate>
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<title>船橋あまから屋の残照</title>
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<![CDATA[ 昨日の「あまから屋」のお客さんたちは常連さんのようでしたが、昼食を食べに来ているのは僕だけで、皆、昼間からお酒を飲んでバカな話をしていました。面白かったのはお年を召したお嬢様の３人連れ。<br><br>太った意地の悪そうなお嬢様が「あのさ、あなたはお嬢さん。あたしは庶民。もう我慢できない。もう辞める。あなたに金を返したら辞めるから…もう腹が立つ」と、それまで静かに話していたのにいきなり怒り出した。<br><br>すると痩せた美人っぽいお嬢様が「あたしは何も言ってないじゃない。あなたが勝手に思い込んでるだけ。あなたが悪事を働くときにはいっつも同じことを言うんだもの…」とお返しになる。<br><br>ってここまで来ると、売り言葉に買い言葉ってことになりますね。「何？あたしが悪事を働くって何よ？　腹が立つ…」って太ったお嬢様の怒りに拍車がかかります。<br><br>気になるもうひとりのお嬢様は、2人のお嬢様の間に入って仲裁するかと思いきや「そうよねお嬢様よね」「悪事を働いてるわよね」「腹が立つわよね」とどっちつかずの意見を繰り返しているので埒が開きません。<br><br>そのうちひとりのオジイ様が会計にお立ちになり、コック帽のお爺さん店主に怒りをぶつけ始めます。<br><br>「あのさ、俺はビール１本しか飲んでないんだよ。なんで2本って打つんだよ？」<br><br>「だって、明細に書いてあるんだもの」<br><br>「書いてあるって言っても１本は１本なんだよ」<br><br>「一緒にいたお客さんが飲んでたじゃないのかね？」<br><br>「俺はひとりで来てるんだよ。”さっきの男”は知らない人だよ。俺は１本しか飲んでないんだよ」<br><br>「うーん…そうなの？」<br><br>「そうだよ。打ち直しなよ。見張ってっからここで」<br><br>「おかしいなぁ～」<br><br>２人のやりとりを聞いていたおかみさんが近くまでやって来て様子を見ている。自分が付けた伝票だからだね。<br><br>店の表で１人のおっさんが笑ってる。記憶にないけど、”さっきの男”ってのはこいつか？　もしかしたら会計進めてるオジイ様とグルでコック帽店主を詐欺っているのか？　それにしてはビール１本とはあまりにもケチな詐欺だね。<br><br>一方で、さっきのお嬢様たちも小さな紛争を続けている。<br><br>「もうね、１万円を返してさ、あなたみたいなお嬢様とはもうつきあわない。もう、あったまきた」<br><br>「そうそう、頭にくるわよね」<br><br>「お金の問題じゃないんだよなぁ」<br><br>「そうそう、お金なんかどうでもいい」<br><br>なんだか面白いからずうっと聞いていたかったけど、かみさんと待ち合わせてるから、ここで店でちゃったんだよねぇ。面白い店でした。船橋あまから屋。店名もいいよね。あまからだもん。
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<pubDate>Sat, 30 Nov 2013 19:00:29 +0900</pubDate>
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<title>「船橋あまから屋 始末」</title>
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<![CDATA[ 以前から気になっていた船橋の洋食屋「あまから屋」。何度かその前を通るのだけれど、入りにくい雰囲気なのである。なんだかかんだか閉鎖的なのである。っつうか”大人の店”っつう感じ。何か食べてみたかったけれど、やめるのである。だって…怖いんだもん。洋食屋って書いてあるんだから「オフコースAセット　19800円」なんて料理ばっかりだと思うじゃんｗ　貧乏人は牛丼食うのだって常にエブリディビクビクしてるんだぜ。<br><br>ほんで、今日はかみさんが職連校の卒業式なので、その後に待ち合わせるべということになってアタシも船橋までトトトトンと出かけちゃったのである。んで、船橋に着いてかみさんに電話（PHSナイスTEL）したら「あ、わりい、わりい…職連校の仲間と食事してから職安に寄っから、なんか食ってて…」と、いつになくガラの悪い言葉遣い…携帯が時代遅れなガラケーだからだろうか？　まいいやっプンプンプン…ってんで、その勢いで「あまから屋」に入店しちゃったのである。<br><br>ドアを押し開けると…ゲゲ！そそ…そこは！<br><br>あまから屋に入店するなり驚いちゃった。びっくりだよ、ふんとにもう…。可愛いネエチャンに声かけて野太い声出された時以上にびっくらこいちゃった。だってアタイ心が原発の防潮堤以上に脆弱だからさ。<br><br>店内は紫煙がぷうーーーーーーーんと充満しちゃっててさ、おっさんおばちゃん連中がタバコふかしながらガッハッハハって大笑いしている。酔っぱらいだよこいつらら…。煙出すなよ、火つけるなよ…ジミヘンかおまいらは！って怒れるわけないので、座ろうとしたらこれが満席に近いんだよ。<br><br>んで、労務者風のおっさんの前がひとつだけ空いていたので、手を前方に振りながら「すんまへん」って関西人でもないのに、そんな風な言葉使っちゃって「よっこらしょい」と座るわけだよ。<br><br>座ってしばらくしても誰も注文とりに来ないしメニューは壁に貼ってある汚い経年変化した黄色い紙になぐり書きしたもんしかないし…焦っちゃったよ。輪番停電以上に暗い性格してるからさ。黄色い紙の文字を見ていくと「塩辛」「ひじき」「切干」に「らっきょう100円」「納豆100円」「ノリ佃煮100円」なーーて文字が並んでる中に、申し訳なさそうに「カツ煮」「半定食」なんて文字がやっとこさ見えるってわけよ。半定食って何だろ？って思ってよく見ると、横にライス、味噌汁って単品文字が並んでるから、多分、半分ライスに味噌汁にうつけ者じゃなかった漬物がセットされてるんだと思い描いちゃったわけですよ。<br><br>しょうがないから目に入った「カツ煮」と「半ご飯に味噌汁にうつけ者なお漬物の半定食」を組み合わせて注文しようと意を決したにも関わらず誰も注文取りに来ねぇんだよ。<br><br>しょうがねえから前のおっさんに「あのう…すみません…この店はどうやって注文すればよろしいんでしょうか？」なんて丁寧に聞いちゃったりなんかしちゃったりするわけだよ。<br><br>すると前のおっさん、コック帽かぶった店主らしいヨレヨレのおじいちゃんを指して「アレアレ」って言うのよ。ああ、おじいちゃんに注文すればいいんだなって理解して「すみませーーーーん！」「はいぃ？」「カツ煮の半定食をお願いします」「カレイの煮付けはありませんよ」「ん…聞こえないんだな。耳が九州の三池炭鉱あたりまで遠いんだな」って思って大声出して「違いますよ。カツ煮の半定食ですよっ！」って言うと「ああ、はいはい。おおおーーーい！カツ煮の半定食ぅ！」「ああーーーーい！」って奥で女性の声がする。しかも高齢者の女性の声だじょ…。<br><br>結局、昼から飲める普通の飲み屋だったんです。ほんじゃ洋食屋っちゅう看板に偽りありじゃねえかヽ(`Д´)ﾉｺﾗ　なんて抗議できません。だって、豆腐に頭をぶつけたら死んじゃうし、任期半ばで勝手に総理大臣辞めちゃうほどに身も心もアソコも弱いんですもん。<br><br>そうこうしているうちにカツ煮半定食がおばちゃんによって運ばれてきます。「あ、あなたが先ほど奥でご返事されていた女性でしたか？」と声に出さずにイメージの中で聞いてみる。「古い船を動かせるのは古い水夫じゃないだろう？」なんてイメージの詩を口ずさむことなく心の中で聞いてみる。<br><br>テーブルの上に表れ出でたるはカツ煮というよりも「ハムカツ煮」的な薄さの代物。「なんじゃこりゃぁ！」精神薄弱たる（肉が薄いというのを芸術的に表現しているだけじゃき）偽装形成肉のようだが、それも、あまりにも不味そうである。ペペペノペッペである。<br><br>で、一口食してみる。口中に放り込んでみる。モグモグモグンチョモグリンチョ「不味くはないけど美味くもない、ほんにあなたは屁のようじゃ」<br><br>カツ煮を頬張って、そこにご飯を放り込んでクチャクチャ噛んでみる。「うーん、うまく融合しないなぁ。こりゃ、酒のつまみなんだな。肴なんだな。判断を誤って酒の肴を発注しちゃったんだ」仕方がないから諦めて、口中にカツ煮を入れる、ご飯を投入、カツ煮を放り込んではご飯を放り込む。んで噛んじゃう。クチャクチャクッチャリクッチャンコ。カツ煮を食べる、ご飯を食べる、ご飯を食べずにカツ煮を食べない、カツ煮を食べずにご飯を食べるというように安楽亭焼肉食事法を活用してみるがうまくいかない。<br><br>はぁ～。あっという間にカツ煮もご飯もなくなったのでホッとため息をついてみる。あ！と気がつく。味噌汁を飲んでいない…飲んでいないだけでなく、汁の具は何者かも吾輩は確認しておらん。これはいかん。吾輩は拙者は僕は俺は私は遺憾に思うのだよ。で、味噌汁の中に箸を突っ込んで具は何ものなのかを確認すると、アサリの殻の中に小さな身が入っておる。そういえば総入れ歯、船橋は潮干狩りの名所であった。<br><br>アサリの身を箸でつまんで口の中に入れながらズズズと船橋港の潮の香りがする汁を啜って、硬くなった塩辛い胡瓜？の香の物をガリガリと齧りながら、マフラーを首に巻き、コートを着込んでからGパンのポケットから千円札1枚を出して席を立つ。「ごちそうさま」と言いながらコック帽の主人に「いくらすか？」と聞く。「750円だよ」「はい」と千円札をレジ台に置く。「この店、いつからやってるんですか？」「朝７時からやってるよ」「違います。時代です」「時代？　もう20年になるよ」え、意外に短い。もっと古いオールディズかと思ってたよ。<br><br>「はいお釣り」「あ、ごちそうさまでした」店の外に出ると、まだ明るいのが嘘のよう。この錯覚は洋食屋に入ったかと思ったら飲み屋だったからに違いない。
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<pubDate>Sat, 30 Nov 2013 18:58:41 +0900</pubDate>
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<title>「新・選挙野郎」１</title>
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<![CDATA[ 「いっつも思うんだけど、あたし、何を書けばいいのか、さっぱりわかんないの」佐田さんが<br><br>机の上の自分のアルバムを閉じたり開いたりしながら言った。清弘は「今日も同じこと言って<br><br>る…」と微笑みながら「なんでも書きたいことを書けばいいんですよ。子供の頃のことでも結<br><br>婚した当時のことでも、今日のことだって書いていいんですよ。あとで生まれた時から現在ま<br><br>でを並べ替えちゃえばいいんですからね」とできるだけの笑顔を作って答えた。<br><br>佐田さんは今年で71歳になるという。この可長谷カルチャースクールでは僕の講座以外にも「<br><br>水彩画」に「古典読書」などの講座を受講するカルチャープロだ。カルチャープロというのは<br><br>カルチャースクールで長年にわたって複数の講座を受講している方のことを言う。もちろん、<br><br>僕の勝手な造語だ。<br><br>「絵でも文章でも、たくさん書きたいことがあるんだけど…」と佐田さんは鼻を人差し指で掻<br><br>きながら照れたように呟く。佐田さんはカルチャープロだし、いずれの講座も器用にこなして<br><br>いるようだから生来の芸術家なのだ。だからこそ瞬間的な好奇心が働いて、自分のどの時代を<br><br>クローズアップしたいのかがわからなくなるらしい。<br><br>「佐田さんは器用だから迷うんですよ。その場、その瞬間で書きたいものを書く。絵だってそ<br><br>うですよ。もうテキトーにいきましょうよ。あはははは…」<br><br>「うん…だけどねぇ～」佐田さんはまだ迷っているらしい。時計を見ると講座終了間近になっ<br><br>ている。僕は慌てて「ね、佐田さん、今日はもう終了時間だから、これぐらいにして、次回提<br><br>出してもらう課題を出しますね」自分史の講師としての僕は、受講生の文章力向上も必須なの<br><br>である。<br><br>「え…うーん、うん、いいですよ。で、先生、何を書けばいいの？」<br><br>「うーん…」自分で言っておいて迷っちゃう。困ったものだ。しばらく考えていると佐田さん<br><br>が机の上に出したアルバムやら日記帳やらをカバンにしまいながら、こちらを凝視している。<br><br>照れちゃうじゃないか。<br><br>「うーん…よし、それでは”私と絵”にしましょう。佐田さんが何故絵を描くようになったの<br><br>か？画力向上のために何をしてきたのか…を短い文章にしてきてください」<br><br>「うーん…なんだか、ぱっとしないテーマだけど、いいわ。先生、短くていいんでしょ？」<br><br>「えええ！面白くないですか？でへへへへ…。我慢してくださいよ。佐田さんの芸術性が垣間<br><br>見える文章をお願いします…。うん、短くっていいですよ。ほんじゃ、また来週お願いします<br><br>ね」<br><br>「はい、はい。じゃ先生、またねぇ」佐田さんはニットの帽子を頭に乗せて、布製のカバンを<br><br>肩にかけるとパパッと女子高生のようなスピードで教室を出て行った。<br><br>教室を出ると、スクールの店長が僕を恨めしそうに見ている。僕の講座に佐田さん一人しか受<br><br>講していなからもっと講師自身が努力してみろよってな視線である。しかし、痩せすぎてはいるが、店長はなかなかの美人である。あ、そうだ。００７に出てくる悪女スパイみたいな感じだ。冷酷な表情は人を２～３人は殺めていそうな感じである。う～ん…何か意地の悪いことを言われそうなのでここは早めに退散しようと出口に向かって歩きながら「あ、店長、こんちは。ほんじゃ失礼しまぁ～す！」と愛想をふりまきながら挨拶すると、店長の口が開いた。<br><br>「あ、ちょっと待って、異能さん…」<br><br>「あ、何ですか？」<br><br>「あのさぁ、あなたねぇ受講生さんを集める気があるの？」<br><br>「え？僕が集めるんですか？」<br><br>「あったりまえじゃないの。あなたの講座が面白くないから受講生さんが増えないのよ。今月中に２人は受講生見つけなさいよ。受講生さんが増えないとあんたの講座、打ち切りだからね」<br><br>店長、腰に手を当てて仁王立ちで怒っている。どうやら本気のようだ。
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<pubDate>Thu, 15 Aug 2013 01:15:18 +0900</pubDate>
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<title>最大50％off！の売り切り商品など、お買得品ばかり。ミドリ安全.comサマーセール開催中!!!</title>
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<![CDATA[ ミドリ安全.comさんではサマーセール開催中です！<br><br>家具転倒防止やお子様用の防災対策などの「防災対策セット」に、ドライブのためのサングラスに携帯トイレに雨具をセットした「ドライブセット」、お買い得な「まとめ買い」、最大５０％offの「売り切り」セットなど盛りだくさん。<br><br>ぜひ一度、ご覧下さい。<br><a href="http://ec.midori-anzen.com/shop/event/event.aspx?event=ED20" target="_blank"><br>「ミドリ安全.comサマーセール」はこちら！<br></a><br>
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<pubDate>Wed, 14 Aug 2013 11:39:27 +0900</pubDate>
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<title>自分史「阿武隈川」１</title>
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<![CDATA[ 奇妙でした。僕は本当に奇妙な子供でした。<br><br>自分は、思いきり頭が悪くて何の取り柄もないくせに、他人を（相手が大人でさえ）鼻で笑うような嫌な子供でした。子供にありがちな自分がこの世の中で神のように思えていたんでしょうね。子供というのは自分の目で見える部分だけが世界なのですからね。実に狭小なる世界の王なのです。だから大人のように人の気持ちなんて目に見えぬことを考えることもないし、あったとしてもそれは子供が自分の都合を考えてのことなのだと思います。僕の場合は特にその気持ちが強かったのでしょうね。<br><br>世の中は…何でも自分の思うように動いてしまう…動かなければ、それは全て世の中が悪いのだ…という幼稚な考えなんですが、それが今でも変わらずに僕の性質として身に染み付いているような気がします。<br><br>そうなってしまった要因のひとつには、世間が言うように僕の両親が僕を甘やかしたということもあるのでしょうが、そんなことは大した要因ではありません。だって人格形成というのは己自身の問題ですからね。親が甘やかして子供がみな悪くなるのであれば、世間は僕のような奴ばかりが跋扈する、つまり、狂人ばかりのような世界になってしまうでしょう。だから、子供が悪くなるのを親のせいにしてはいけません。<br><br>僕は子供の頃から世界ってなんだろう？なんで自分がここにいるんだろう？いったい自分は何者なんだろう？ってずっと考えていたんですよ。いつしか世界というのは何となく作りものなんじゃないか？って思う様になりました。だから僕は「世の中という世界には僕だけしか真実はないんだ。その他のものは自然も人も家族だって、実は、まやかしであって、皆僕に合わせてお芝居をしているだけなんだ」と思うようになっていくんですね。<br><br>そのせいなのか人ともうまくつきあえないし、友達も少なかったんです。遊ぶのはいつも一人でした。親戚の家に行っても「かわいくねえ餓鬼だ」って嫌われていました。ところが僕の妹は、子供ながらも人とうまくつきあえる奴で、親戚にも大変かわいがられていました。僕はそんな妹が嫌いだったので、彼女を酷くいじめたらしいのです。そのため両親は彼女を僕から引き離すことにしました。妹は5歳ぐらいまで岩手県の一関市という母親の実家で育てられました
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<pubDate>Tue, 13 Aug 2013 09:12:38 +0900</pubDate>
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<title>自分史　誕生怪奇篇</title>
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<![CDATA[ １９５７年１月２日、僕は福島県のいわき市に生まれました。父親は同じ福島にある猪苗代町の農家生まれで建築住宅販売会社の営業マンでした。母親は岩手県一関市にある神社の神主の娘で、電話交換師をしていました。ふたりがどうやって知り合って結婚したのかはまだ聞いたことがありません。<br><br>その時期の記憶はほとんどありませんが、列車の操車場の中をひとりで歩いていて、目の前に列車の方向を変える回転式転車台があったのを記憶しています。最近になってインターネットで調べてみると小名浜操車場の写真がありました。勿来には貨物の操車場もあります。どちらかだと思うのですが、ひとりで隣町の小名浜や勿来まで歩いて行けるわけはありませんから、両親と一緒に行った際の記憶の一部だったのでしょうか。<br><br>それから間もなく、父親の転勤でいわき市を離れ、同じ福島県内の会津若松、郡山などを経て福島市の弁天山という小さな山の麓に建つアパートに落ち着きます。僕はこの地で幼稚園から小学校入学までの時期を過ごします。弁天山というのは不思議な山で、昼間のうちはひとりで山に登ったりしましたが、夜になれば街灯もなく真っ暗で、さらに登山口には小さな鳥居があって、子供心に恐怖を感じたものです。<br><br>最近になって知ったのですが、弁天山は森鴎外の「山椒大夫」で有名な安寿と厨子王が生まれ住んでいたところだと言われています。しかし、これは中世に成立した説経節『さんせう太夫』を基にした創作ですから本当に住んでいたわけではないのです。<br><br>でも、創作だとしてもそんな伝説があったせいでしょうか、僕はこの頃に不思議な体験をしています。<br><br>ある晩のことです。家族で布団に入り寝ていたのですが、真っ暗な部屋の中で突然目を覚ました僕は天井や壁の中から物凄い数のミミズのような細長いものがニョロニョロと這い出てくるのが見えました。驚いた僕は寝ている両親を起こそうとすると、今度は両親の鼻や口や耳から同じミミズが這い出てくるのが見えました。気がつけば部屋の中にはミミズのようなものでいっぱいです。僕は叫びました。驚いて飛び起きた父親が明かりをつけると部屋の中のミミズは消え失せていました。「風邪の熱でうかされたんだろう」と両親は言って笑いました。その時の両親の顔を恐ろしく感じたものでした。<br><br>またある日、こういうこともありました。その日、母親は台所で夕飯の支度をしています。僕は居間で寝転がりながら壁に掛けてあった父親の背広を下から見ていました。そのうちに背広の袖口が気になって仕方がなくなりました。そこで袖口をぐいと掴んで袖口から中を覗き見たのです。すると袖の上から小さな男性の顔が僕を見下ろして笑っていました。男性と何か話したような気もしますが記憶にありません。それから母親に「かあちゃん、背広の中に誰かいるよ」と言ったのですが、「馬鹿言うな」と笑われ、ふてくされた僕は「ほんとだもん」と言いながら再度袖口から覗くと、もう男性の顔は見えませんでした。<br><br>だいぶ後になってからですが、壁に掛けてある背広の袖口を覗いても何も見えないことに気がつきました。だって背広の肩から覗くことは不可能ですからね。<br><br><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20130614/22/windchild/48/58/j/o0800106712575805836.jpg"><img src="https://stat.ameba.jp/user_images/20130614/22/windchild/48/58/j/t02200293_0800106712575805836.jpg" alt="$..............消雲堂の安全対策" border="0"></a><br>
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<pubDate>Fri, 14 Jun 2013 19:58:54 +0900</pubDate>
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