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<title>妄想の砦</title>
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<title>県庁おもてなし課</title>
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<![CDATA[ 読みました。<br><br>有川浩さんの作品です。<br>高知県を舞台にした県庁に実在する部署をにして、地方活性化を目指し四苦八苦する公務員たちのを登場人物に据えた小説です。<br><br>エンターテイメント作品としては、恋愛あり、成長あり、家族の絆の再生ありと盛り沢山な内容でとても面白かったと思います。<br><br>しかし、気になった点もいくつか……。<br>作品の中で、しきりに県庁の対応の遅さがピックアップされているのですが、実際に公務員の職場を見ていると、対応を早くしたくとも、規約や法律によってしたくてもできない場面が多々あるようです。それを書き方として個々の公務員の責任としてしまっているのは少し彼らに酷なのではないかと感じました。私は公務員ではないので、本当のところはわからない部分も多かろうと思いますが、公務員を身動き取れないようにしているのは法律であり、そして、その法律を決めているのは国会であり、国会を構成する議院を選んでいるのは私たちです。公務員の動きが鈍いのは少なからず私たちの責任でもあるはずなのです。<br>素早いサービスを求めるのであれば、個々の公務員の判断で動ける裁量を広げてやればよい。つまり権限を与えてやればよい。しかし、実際にそれを行うと今度は腐敗の温床となる。“絶対的な権力は絶対的に腐敗”してしまうからです。バランシングは難しいですね。<br><br>今作においても、もう少しそのあたりのことを掘り下げていただいていれば、より深い葛藤を作り出せて、より面白くなったのではないかと考えます。<br><br>若い意見かもしれません。ご不快になられた方がいらっしゃれば、本当に申し訳ありません。<br><br>いずれにしろ、有川節は健在。<br>一気に読ませる力があります。<br>印税を東北関東大震災の義援金に当てるということもおっしゃっていて、素晴らしいと思います。<br>
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<pubDate>Sun, 17 Apr 2011 11:37:16 +0900</pubDate>
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<title>赤朽葉家の伝説</title>
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<![CDATA[ 読みました。<br>桜庭一樹さんの小説です。<br><br>桜庭さんはライトノベル出身の作家さんだそうでゲームのノベライズなど手掛けて、そこから一般分限に進出し、直木賞作家とったようです。<br>凄いな。<br><br><br>そして本作。<br><br>面白かった。<br>テンポよく読める上に、時代の悲しさのようなものを感じることができ、ほとんど目を逸らすことなく読んでしまうことができました。<br>ただ、残念なのは、現代へと時系列が移っていくにしたがって、若干、失速気味になること。宮部みゆきさんが直木賞の選考で、後半の失速が残念。というコメントをしていましたが、確かにその通りだと思いました。<br><br>けれど、後半だって水準には達していると個人的には思います。<br><br>いずれにしても良作。<br>桜庭さんの他の作品も読んでみたいと思います。<br>
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<link>https://ameblo.jp/wisdomblow/entry-10863984457.html</link>
<pubDate>Sun, 17 Apr 2011 09:06:26 +0900</pubDate>
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<title>「シアター!」有川浩</title>
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<![CDATA[ 読みました。<br><br>文章のテンポが良くて、はじめから終わりまで一気に読んでしまうことができました。<br><br>以下ネタバレ<br><br><br><br><br>この作品は演劇の劇団の話なのですが、テーマはどちらかというと、金や、社会の構造だったのではないかと考えます。<br>それなりに人気もあり、収益もあげているはずなのに、食えない業界。<br>そんな矛盾した世界で、そこに実社会のエリートが経営を行うことで、利益をあげる。<br>面白い作品だったと思います。<br><br>この作品の中で、主人公が、自分の売った商品については、売った側の責任として、自信を持たなければならない、というシーンがあったのですが、ここに、作者さんの考え方が滲み出ているように感じられました。<br>確かにそうですよね。そもそも自信の無いものをお客様に提供すべきではない。<br><br>全体的にとても面白い作品でした。<br>さらりと読めます。<br>
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<link>https://ameblo.jp/wisdomblow/entry-10455209569.html</link>
<pubDate>Wed, 10 Feb 2010 10:24:37 +0900</pubDate>
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<title>「憲法の力」伊藤真</title>
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<![CDATA[ 読みました。<br><br>国民主権、基本的人権の保障、平和主義。日本国の憲法が志向する、三つの要素が、憲法改正によって、失われようとしている。それらを失わしめて本当によいのか？ 世界でも類を見ない先進的な憲法は、日本の誇りなのではないか？ そんな内容であったと理解しています。<br><br>最後のほうでの、伊藤真さんの憲法に対する考え方がとても熱く、中盤あたりでの論理的な組み立てよりも、私には説得力があるように感じました（中盤は中盤で説得力があったのですが）。<br><br>九条についてのパートは特に面白かったです。九条をツールとして利用し、それによって戦争に巻き込まれずに、国際貢献しようというのは、ただ、戦争が悪であるからとか、軍隊をもつことは過去の戦争の教訓を生かしていないこととなるとか言うよりも、現実に即して考えているように感じられて、私には納得のいくものでした。<br>多少飛躍しているところもないではないかな？ と感じるところも無いではないでしたが、このくらいのほうが分かりやすく憲法について伝わると著者が考えてのことでしょう。<br><br>本文の中で出てきた本についても、いつか読んでみたいです。<br>
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<link>https://ameblo.jp/wisdomblow/entry-10449698559.html</link>
<pubDate>Wed, 03 Feb 2010 16:33:02 +0900</pubDate>
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<title>「ららのいた夏」川上健一</title>
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<![CDATA[ 読みました。<br><br>やられました。かなりへこみました。それはないですよ川上さん……。<br><br>ららというどこか現実離れした少女の存在と、彼女に魅せられた少年の物語。中盤まではごく普通のストーリーだと思っていたのに、やはり彼女は現実の世界の住人ではなかったのでしょうね。<br><br>凄くよい感じに物語が進んでいて、個人的には凄く好きなテイストだったのに、そういうまとめかたですか。<br>まぁ、恐らく最後のその部分がなければ話として良いものにはならないというのはわかるのですが、卑怯な気がしてしまうなぁ。<br><br>ラストを除けば好きな部類に入る作品でした。<br><br>個人的には、もし、このラストを使うのであれば、もうちょっと、ストーリーの中盤の部分にいろいろな葛藤を入れてやればよかったのではないかなと思います。
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<link>https://ameblo.jp/wisdomblow/entry-10447389889.html</link>
<pubDate>Sun, 31 Jan 2010 20:58:26 +0900</pubDate>
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<title>「流れ星が消えないうちに」橋本紡</title>
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<![CDATA[ 読みました。<br><br>橋本さんの作品は、高校一年の時に読んだ、リバーズ・エンド以来でした。あの時は、読み終わった後、非常にせつない読後感を味わいましたが、今回は、温かい気分で読むことができました。<br><br>重松清さんが解説していたのですが、橋本紡さんは、喪失と再生の作家なのだそうです。確かに、私もそのように感じます。喪失、そして再生の瞬間を捉えるのが非常に上手く、その時の、主人公たちの心情に、私は引き込まれます。<br><br>ネタバレになりますが、<br><br>大学生の登場人物が、家庭が壊れても、「今だったらなんとか耐えられそうな気がする」というシーンがあるのですが、そうかもしれないなと思いました。小中学生のころは、両親がいなければ生活していくことさえつらいですが、大学生ともなれば、自分で生きていく術をある程度学んでいるために、何か起こっても大丈夫と、安心していられるところがあるからでしょう。<br>これは精神的な成長？<br>それとも、ただ状況がそのように変化したに過ぎない？<br><br>ちょっとだけ残念だったのは、心情の描写があっさりしすぎていたように感じられたところです。もう少し、掘り下げて書いてもいいんじゃないかな？<br>
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<link>https://ameblo.jp/wisdomblow/entry-10443922267.html</link>
<pubDate>Wed, 27 Jan 2010 12:54:31 +0900</pubDate>
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<title>「Ｆａｔｅ／ｓｔａｙ ｎｉｇｈｔ」</title>
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<![CDATA[ 俺の部屋で彼女が「ひぐらしのなく頃に」をみている……。すごく続きが気になるらしいです！<br>確かにあれは先が気になるよね。俺も前にはまりました。<br><br>閑話休題。<br><br>フェイト見てきました。ちょっと感想、はは……って感じでしたが、でも、フェイトのゲーム版をやってみたいと思いました。<br>設定の仕方が面白いなって思います。人気があるのがわかるなぁ。<br><br>映画はもうちょっといろいろと説明してくれると助かると思いました。<br>
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<link>https://ameblo.jp/wisdomblow/entry-10442774919.html</link>
<pubDate>Mon, 25 Jan 2010 22:30:23 +0900</pubDate>
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<title>「月の裏側」恩田陸</title>
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<![CDATA[ 読みました。<br><br>恩田陸さんの小説が私は大好きです。デビュー作である「六番目の小夜子」から読み続けています。<br><br>今回読んだ「月の裏側」ですが、相変わらず描写のテクニックが凄いと思います。風景などを何かに例えて描写する技法は、いつ読んでも惚れ込んでしまいます。<br>今回はＳＦの要素も入っていた作品だったのですが、世界観の不気味さや、そこに取り込まれていく主人公たちの恐怖が伝わってきて、面白く拝読させていただきました。<br><br>ラストがちょっとだけ失速気味だったかな？<br>
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<link>https://ameblo.jp/wisdomblow/entry-10440910224.html</link>
<pubDate>Sat, 23 Jan 2010 14:39:19 +0900</pubDate>
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<title>「空をつかむまで」関口尚</title>
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<![CDATA[ 読みました。<br>まぶしい中学生たちの青春ストーリー。あの頃の自分達が何を考え、何に悩んでいたかを思い出させてくれて、面白かったです。<br><br>大人社会の歪みが子供たちに押しつけられて、その結果として、歪みに耐えられなくなった子供が暴発する。そんな構造は共感させられるものがありました。<br><br>しかし、もう少し、主人公たちの心情を掘り下げることができればより良作だったんじゃないかな？<br>
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<link>https://ameblo.jp/wisdomblow/entry-10440906840.html</link>
<pubDate>Sat, 23 Jan 2010 14:33:34 +0900</pubDate>
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<title>空の中</title>
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<![CDATA[ 有川浩さんの「空の中」という小説を読みました。有川さんの小説は以前に「海の底」を読んだことがあり、楽しく読ませていただいたのですが、今回の小説も非常に楽しく読ませていただきました。<br><br>大人向けライトノベルを謳う本作では、主人公が少年少女だけでなく、大人の男女でもあり、普段見掛けないテイストの作品であるという点がまず、興味深かったです。<br><br>そして、かなり自衛隊や戦闘機について勉強したことが感じられました。<br><br>このような作品をもっと沢山読んでみたいと思いました。また探しにいってみよう。<br>
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<link>https://ameblo.jp/wisdomblow/entry-10422151542.html</link>
<pubDate>Tue, 29 Dec 2009 18:18:04 +0900</pubDate>
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