<?xml version="1.0" encoding="utf-8" ?>
<rss version="2.0" xmlns:atom="http://www.w3.org/2005/Atom">
<channel>
<title>アクタノミヤ</title>
<link>https://ameblo.jp/wowwowowl/</link>
<atom:link href="https://rssblog.ameba.jp/wowwowowl/rss20.xml" rel="self" type="application/rss+xml" />
<atom:link rel="hub" href="http://pubsubhubbub.appspot.com" />
<description>慧刀春(エトウハジメ)による小説ブログです</description>
<language>ja</language>
<item>
<title>隊長さんの受難《７》</title>
<description>
<![CDATA[ <font size="3">　「伍長ォッ」<br><br>　駆け戻ろうとした足元を敵の銃弾が弾け、否応なく回避行動をとらされる。敵は頭上にいた。マイクに怒声を吹き込んだ。<br><br>「歩兵だッ。ロイド援護しろ。　敵はランドムーバーを装備している」<br><br>　ランドムーバー。旧暦時代ジェットパックと呼ばれたそれが始めて公の場に姿を現したのは、西暦1984年ロスオリンピックの開会式だと言われている。<br>　当時最新鋭のベル社製低温式ヴァルター機関を採用し、ロケットマンの愛称で華々しくデビューを飾ったが、あまり知られていないことにその滞空時間は僅か30秒足らずであった。それから数世紀を経た現在、連邦ジオン両軍で採用されているこのランドムーバーは重力下仕様が10分、宇宙用ともなれば60分以上の噴射時間が確保されており、例え生身とは言え三次元的な機動力を持った兵士は、地上戦において圧倒的に有利だった。　頭上から狙いすまされれば、私が身を隠したこんな倒木は何の役にも立たない。<br><br>「隊長……」<br><br>　ピットの呻きがマイクに吹き込まれる。生きていた。だが安堵している暇もない。<br><br>「喋るな！　今は死体のフリに徹しろ」<br><br>　<br>　相手にすればこちらは敵陣内。今すぐ反撃の恐れがある私とハウンドの乗員以外にも、いつ増援が来ないとも解らない。やり過ごすこともできたはずの奴が単身攻勢に出たのは、我々が偵察で得た情報の処分が何としても必要だからだ。<br>　我々が撤退にまごついている今、速やかに駆逐して奴も撤退のタイミングを計らなければ、事態が好転する見込みはない。その事実は逆手にとれば、多少なり相手に焦りを期待できるという事でもあった。<br>　今はピットに死体を演じさせ、生存率をどうにかして確保することが必要だった。私が奴の立場なら、今動かない者に残弾を割く余裕はない。<br>　さっきの対ザク戦では秒刻みの作戦性質上、荷物になるだけのライフルは持ってこなかった。私は身を低くしてホルスターから拳銃〈U.N.T. M71A1〉を取り出すが、構えるよりも先に頭上から銃声がした。先ほどより僅かに遠い位置からの一掃射。しかしそれだけで追撃の様子がないことを鑑みるに牽制射だった。敵の狙いは―――<br><br>「隊長援護しますッ。敵は――」<br><br>「待て、出るなッ！　ロイド」<br><br>　瞬く間に私の拳銃の間合いを飛び超えたジオン兵は、ハウンドの上部に向けてグレネードを落としていた。<br><br>「うわぁッ」<br><br>　ロイドがハッチを閉め直すなりハウンドの頭上に爆光が閃く。車体が殴りつけられたように揺れ、大木と一緒に降り積もっていた土砂を一辺に弾き飛ばす。これでもう22mmは使えなくなった。<br><br></font>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/wowwowowl/entry-11878484590.html</link>
<pubDate>Sun, 15 Jun 2014 21:00:00 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>[400字お題SS]ギター[慧刀作(3)]</title>
<description>
<![CDATA[ <font size="3">　鳴り物入りで就任した新部長が先代と同じ愚を犯した。呪いのギターの弦を切り、文化祭失敗の布石を打ったのだ。<br><br>　だが一部の部員達は彼女、<ruby><rb>玖珂角嵐</rb><rp>（</rp><rt>クガツノ アラシ</rt><rp>）</rp></ruby>を強く擁護し更迭を阻んだ。その対立は部を二分し、嵐を筆頭とする玖珂角<ruby><rb>九人衆</rb><rp>（</rp><rt>ナインテット</rt><rp>）</rp></ruby>と、先代部長及び直臣達で構成された元祖軽音部で、対バンが行われることとなった。舞台は無論文化祭である。<br><br>　両軍死力を尽くして自らの音楽をぶつけ合った。驚く事にその舞台での彼らの演奏に大きなミスは一つとしてなく、ばかりか一般来場者を含む観客を総立ちにするほどの大成功をおさめた。<br><br>　勝敗は元祖側が次代に勝ちを譲り、沸きたつ舞台上では嵐を除く九人衆全員が彼女に交際を申し込んだ。<br><br>「お、お前らみんな兄弟だから！」<br><br>　硬派な嵐ははぐらかしたが、全員と付き合う意味に誤解した一部生徒から「<ruby><rb>八股の嵐</rb><rp>（</rp><rt>ヤマタノアラシ</rt><rp>）</rp></ruby>」という不名誉な渾名をつけられた。<br><br>　それから部のギターは幸運のレスポールと名を改められている。</font>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/wowwowowl/entry-11833546304.html</link>
<pubDate>Sun, 27 Apr 2014 21:00:00 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>[400字お題SS]ギター[Ｊ作(2)]</title>
<description>
<![CDATA[ <font size="3">　私は高校からギターをしていてね、就職のときに、自分へのプレゼントに買ったのが彼なんだ。<br><br>　最初こそ帰ったら必ず練習してたけど、次第に忙しさから続けられなくなって、いつしか彼は家の飾り、インテリアみたいになっていたんだ。<br><br>　ある日珍しく早く帰ったら、家を支配するのは妙な音。<br><br>　よく聴くとそれは、彼から聴こえてくるじゃないか。<br><br>　とりあえず、私は彼に話しかけてみた<br><br>　まともに弾いてくれないから、弦が切れかかってるのさ。<br>　さっさと交換して。前みたいに奏でさせてくれよ。<br><br>　すすり泣くような音色が響く家内。<br>　物に魂が宿る、なんて言葉を初めて実感したね。<br>　それからすぐ私は弦を交換して、彼を弾いてみたんだ。<br><br>　するとどうだろう、久しぶりに音を奏でたのが嬉しかったのか、彼から出てくる、心なしかやさしい音色が家を支配した。<br><br>　その時の感動を胸に彼と共に３０年。<br>　だからこそ、この赤い床を歩けていると思う。</font>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/wowwowowl/entry-11833554965.html</link>
<pubDate>Sat, 26 Apr 2014 21:00:22 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>[400字お題SS]ギター[慧刀作(2)]</title>
<description>
<![CDATA[ <font size="3">　軽音部内はかつてない絶望に包まれていた。新部長が文化祭ライブの成功祈願に呪いのレスポールを試奏しようとしたところ、弦が切れたのだ。縁起が悪いにも程がある。<br><br>　練習に悪影響を及ぼしたとして、夏休み明けに部長は更迭された。代わって就任したのは、なんと新学期転校してきたばかりの二年生女子で、名を<ruby><rb>玖珂角嵐</rb><rp>（</rp><rt>クガツノ　アラシ</rt><rp>）</rp></ruby>と言った。<br><br>「演奏中に弦が切れるなんて、ギターに屁をこかれたも同然なんだよ。楽器に舐められてちゃ、そりゃ文化祭のライブが成功するわけないね」<br><br>　嵐が上級生にも臆さず毒を吐くのは実力に裏打ちされた自信があるからだ。<br><br>　彼女はかつて極東ギタリスト選手権のジュニア部門で優勝し、テレビで天才少女ともて囃されたこともあれば、音楽留学を経てきた帰国子女でもある。<br><br>　嵐は自信に満ちた目でレスポールを手にし、部室の男達には俄に緊張が走った。<br><br>「見てろ」<br><br>　彼女がピックを構えると、すぐさまギターは屁をこいた。 </font>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/wowwowowl/entry-11831426700.html</link>
<pubDate>Fri, 25 Apr 2014 21:00:48 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>[400字お題SS]ギター[KUMAKIA作]</title>
<description>
<![CDATA[ <font size="3">１ヶ月前の雨の日、私は恋人を亡くした。自動車事故だった。<br><br>驚きと戸惑いは悲しみに変わり、やりきれぬ怒りを経ていつしか喪失感となった。<br>そして涙も涸れ果てたある日、私は決断した。<br><br>私はスペインへ飛んだ。ハネムーンで行くはずだった国。もう決して叶うことのない夢。<br>私は違う形でその夢を叶えるつもりだった。<br><br>私が訪れたのは、大西洋沿岸の何も無い場所に、ひっそりと佇む一軒の古びた教会だった。私はそこで彼への永遠の愛を誓い、身投げして彼の元へ行くつもりだった。<br><br>教会に入ると、一人の老人がいた。彼は誰に聴かせるでもなく、独りギターを弾き続けていた。<br><br>その旋律は荒々しく、しかし繊細で、どこか神々しかった。その音色には命が宿っていた。逆境に必死に生きようとする生命の力、それが一本の古びたギターから生み出されていた。<br><br>そして、私の頬に一筋の涙が伝った。</font>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/wowwowowl/entry-11831538447.html</link>
<pubDate>Thu, 24 Apr 2014 21:00:44 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>[400字お題SS]ギター[Ｊ作]</title>
<description>
<![CDATA[ <font size="3">「１メートルくらいの長さのパスタ麺は無いか。これの交換に、どうしても必要なんだ」<br><br>　バイト中の俺にそう質ねてきたのは、弦にパスタを張ったギターを手にした、碧眼の青年だった。<br><br>　１メートルのパスタ麺？交換？何を言っているのか理解不能だった。<br><br>　彼曰く、柔らかな音色のギターを探し続けた結果、パスタ弦のギターに辿り着き、独自に開発を成功させたのだという。そしていま、この音色を広げるべく世界行脚中なのだと。<br><br>　パスタ弦に一番なのはデュラムセモリナで…と流暢に語り始めた彼に対し、<br>なんとなくパスタ麺がギターに太すぎる印象を受けた俺は、日本の冷麦や素麺などを教えた。パスタより日本で作っている麺なら、長さの融通が効くと考えたからだ。<br><br>　話を聞き、サファイアのように眼を輝かせ去ったあの青年からある日、１枚の写真が来た。<br><br>『やぁ、元気かい？君のおかげで素晴らしいギターができたよ』<br><br>　それはパスタ、中華麺、素麺が弦になっていた。<br></font>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/wowwowowl/entry-11829866551.html</link>
<pubDate>Wed, 23 Apr 2014 21:00:13 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>[400字お題SS]ギター[慧刀作]</title>
<description>
<![CDATA[ <font size="3">　学校の七不思議とか怪談とか、そう言ったオカルト話には大抵決まった名所があって、この軽音部の部室、第二音楽室というのも、まあよく挙げられるスポットの一つだ。<br><br>　大抵、夜中ピアノがオートマチックに名演を奏でるとか、ベートーベンの肖像画がアイコンタクトしてくるとかだが、我が校の軽音部ではちょっと変わった話が代々受け継がれていた。<br><br>　題して呪いのレスポール。第二音楽室に眠るそれは、その昔、初代軽音部部長の愛器であったが、晴れの舞台文化祭を数時間後に控え、所有者を交通事故で喪い、以後遺族に寄贈されて保管されているのだという。<br>　我が部では年に一度部長に就任した人物がそれを用いてビートルズのLet it beを弾くのだが、一度でもミスをすると、初代部長の呪いで文化祭のライブは失敗するという。本年度もその時がきた。<br><br>　意を決した新部長がピックを構え、宣誓する。<br><br>「よし、弾くぞ」<br><br>　その時、弦が切れた。</font>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/wowwowowl/entry-11816425745.html</link>
<pubDate>Mon, 07 Apr 2014 20:36:00 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>隊長さんの受難《６》</title>
<description>
<![CDATA[ <br>「上等だ。撤収ッ」<br><br>「了解！」<br><br>　事が済めば退散あるのみだ。物見している時間はない。場合によればこの瞬間こそ最も危険と言えるのだ。<br>　この人型の巨大機動兵器《モビルスーツ》は、ここ数ヶ月で瞬く間に戦場の主役となった本物の化け物だ。特殊な粒子を散布することで電子戦を封じられた戦場において、レーダーやミサイルを欠いた遠隔攻撃には限度があり、今や個々が戦場を適度に鳥瞰しつつ展開し、最も直接的かつ確実な方法“接近戦”で敵をを仕留めると言う、謂わば原始的な手法が最も効果的という有様になった。それを優秀な成績で実現した兵器こそ、敵方ジオンで開発が進められていた《モビルスーツ》であり、その筆頭となる機種こそ《ザク》だった。<br>　奴らの動力は背部中央、人間で言えば腰にあたる部分に据え付けられた特殊な核融合炉だ。ミノフスキー・イヨネスコ型熱核反応炉と言うのがその名称だが、その誇る力場形成によるシールが完璧なのも、正常な形状と動作を保っている間だけだった。攻撃を加える、更に言えば背面から破壊を目論む場合、常に戦術核レベルの爆発を想定し、警戒しなければいけないということなのだ。<br>　私とピットは炎を上げながら擱座したザクの脇を抜け、一目散にホバートラックへ向かった。<br><br>「ロイド！ザクは沈黙した。後は逃げるだけだ。はやくハウンドを動かせ」<br><br>「木に引っかかってしまいました。今脱出を試みているところであります。お早く中へ！」<br><br>　無線からロイドの声がして、車体後部にある集音装置のアームが動いている所を見るとあれを操作している筈のリンも無事のようだ。<br><br>「パーチャック軍曹は！？」<br><br>　不安そうな声で質したピットの言葉をそのままロイドに伝言してやると「無事です」という言葉があっさりと返ってきた。<br>&nbsp;&nbsp;後は帰還するだけ。<br>&nbsp;&nbsp;その思いを見透かしたように、背後から銃声が響き、私の隣を走っていたピットが地に倒れ伏した。<br>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/wowwowowl/entry-11751858049.html</link>
<pubDate>Fri, 17 Jan 2014 12:39:00 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>隊長さんの受難《５》</title>
<description>
<![CDATA[ <font size="3">「うわああぁッ！！」<br><br>　炸裂音に続いてリンの悲鳴が無線越しに響いた。だが安否を気にしている余裕はない、今は射撃に集中しなければ元も子もないのだ。<br>　先刻不時着したディッシュから二人を救出したとき、ロイドがパーチャック曹長の応急処置、リンは運転席に縛り付けられており、私は指示を出しながら、集積所と交信を試みていたので、ハウンドの機銃はフライトレコーダーを運び終えたピットが行きがかり上そのまま行うことになった。<br>　彼女の射撃センスは大したもので、敵機に至近弾を貰う程、偵察機での接近を試みたパーチャック曹長の奇妙な自信も、もしかすれば伍長のの応力に胡坐をかいていたのが理由かもしれないと思わせた。22mmで立て続けにザクのライフルを銃身、指先と打ち抜いた伍長は、貫通できなかったとはいえ、コックピット付近にも銃弾を命中させていた。適正を鑑みれば、リジーナの扱いも私より確実性が在ると見て相違ない。<br><br>「足は止められましたがこっちは無事です。隊長、ザクをやってくださいッ！」<br><br>　ロイドが無線を寄越したが、言われるまでも無い。煙が晴れた。<br>　濃緑の巨体は脚部を破損したのか、ゆっくりとかばうように腰を上げつつあった。恐ろしいことに手には二発目の投擲爆弾が握られている。<br><br>「伍長！狙えッ」<br>　<br>「やってます！」<br><br>　ザクの見据える先に杉の木をなぎ倒しながら、立ち往生しているホバートラックが見えた。敵は既に投擲爆弾を振りかぶっている。次こそは外さないだろう。<br><br>「曹長いけますッ」<br><br>「撃てェッ！」<br><br>　対ＭＳ固定砲リジーナが火を吹いた。内包されていたロケット弾が空中で展開し一直線に駆け上ると、見事に一発で敵のバックパックを弾きとばした。投げ放つ寸前で取り落とした爆弾は、肩口に接触して炸裂。ザクの右肩から先を落とし、頭部にも大穴を空けるに至った。</font>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/wowwowowl/entry-11748865909.html</link>
<pubDate>Wed, 15 Jan 2014 06:30:01 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>隊長さんの受難《４》</title>
<description>
<![CDATA[ <font size="3"><br>　ホバートラックが河を渡るのは水面を滑る格好になり容易であるが、二本足の巨人となるとそうはいかない。<br>　河を渡りきり雑木林の入り口で、私はドライバーのリンに停車を命じた。<br><br>「敵が水に入って、遅くなったところを攻撃するんですか」<br><br>「違う」<br><br>　それではまだ足りない。敵が真に無防備となるのは不本意に停止した一瞬だ。ザクが水中に入ってこないことを祈りつつリンと私は野戦装備を整えた。<br><br>「敵機、ジャンプ姿勢に入りました。河を飛び越えます」<br><br>　ロイドが叫ぶ。<br><br>「そんな・・・」<br><br>　着地点は対岸。つまり現在我々の停止している位置だ。ともすれば着地と同時に踏み潰す算段やも知れない。リンが呻くが、ここまでは計算どおりだ。<br><br>「上等兵、出かけるぞ。ロイド、スモークディスチャージャー発射用意ッ！」<br><br>「万端です。ザク、跳躍しましたッ！」<br><br>「まだだ、奴が放物線の頂点越えるまでひきつけろ。よし。撃てェッ」<br><br>　スモークの炸裂と同時に我々は荷物を抱えて車外に躍り出た。ザクの視界が上手くホワイトアウトしてくれていることを願い、木陰に陣取る。ホバートラックは我々が飛び出したのと逆方向へ走り出し、直後に当たりをすさまじい轟音が響いた。着地点を見失ったザクが、姿勢を崩し、川岸で膝を折ったのである。<br><br>「よし一段階成功だ。ハウンド派手にやれ！」<br><br>　ホバートラックは一気に速度を上げ疾駆する。エンジン音に反応してザクが煙の中で身じろぎをするのがわかった。<br><br>「煙が晴れるまで推定十五秒。外すなよ伍長」<br><br>「ハイッ」<br><br>　ふたりがかりで運んだ荷物、対ＭＳ砲リジーナは取り扱いこそ難があるが、その効果は折り紙つきだ。ましてや止まって背中を向けているＭＳなぞ鴨撃ちにも等しい。勝負は決したかに見えた。煙の中から黒い塊が飛び出してくるまでは。<br><br>「なッ！？やりやがった！」<br><br>　ザクがホバートラックに向け投擲爆弾を闇雲に投げはなったのだ。</font>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/wowwowowl/entry-11748842671.html</link>
<pubDate>Tue, 14 Jan 2014 06:30:00 +0900</pubDate>
</item>
</channel>
</rss>
