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<title>惟人の小説</title>
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<description>冠梨惟人の純文学世界図あなたが僕が書いた本を開くと、めくるだけで魔術をかけれるようになる小説</description>
<language>ja</language>
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<title>やわらかく</title>
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<![CDATA[ <div>“「ゆり、もうすこしやわらかく。こころはかたくなになる。それはしかたないけど、そこをこえないとこころをつつむことはできない。くびのすわらぬ幼子をだくときのように、やさしく」</div><div>　指差し、振り向くようにしめした。</div><div>「魔術はほんとはとてもかんたん。だから顔をこわばらせる必要はない」</div><div>　姿見の顔を見つめ、あなたはおおきくためいきをはいた。きづかずにいれていた肩のちからを抜き、ゆったりとすわりこむ。魔術とはじつにとてもかんたんなもの。それには理由がある。”</div><div><br></div><div>抜粋: : 冠梨惟人. “不透明な薔薇の王冠　上.”</div>
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<link>https://ameblo.jp/yuito-00/entry-12026372236.html</link>
<pubDate>Thu, 14 May 2015 06:13:26 +0900</pubDate>
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<title>真っ白な</title>
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<![CDATA[ <div>“真っ白な画用紙を前に、なにを描こうかと迷っている子どものような顔で言葉を追いかけているあなたに、クレヨンにかえるおもいを告げる。</div><div>「魔術は、ひかりの芸術。感動をあたえ、感激したきもちをかえられないせかいでこぼし、こころの奥にひかりの波紋を描かせる者こそ魔術師」</div><div>　りかいの追いつかないことばの洪水にながされそうになりながら、あなたがおもいつめた顔で見つめている。”</div><div><br></div><div>抜粋: : 冠梨惟人. “不透明な薔薇の王冠　上.”</div>
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<link>https://ameblo.jp/yuito-00/entry-12025754304.html</link>
<pubDate>Tue, 12 May 2015 16:24:34 +0900</pubDate>
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<title>線を描く</title>
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<![CDATA[ <div>“こころのおくのそらを、あなたはみつめていた。彼に望まれるままに告げる。</div><div>「彼がつたえるかぎり、魔術はとてもせんさいなこころの技術。魔術師にとってこころとはうたがいようのない真実の鏡。姿をうつす鏡がひかりを反射し、物の姿を銀盤にうかびあがらせるように魔術師はこころの線をひかりにかえ、ただしくかたどることで実際のせかいにできたひとのごかい、ゆがみをただし現実からことわりをおもう領域にそうぞうのちからをとおし、まだあらわれない、いまだしらない、しることのできない領域にみずからのいしで線を描く」”</div><div><br></div><div>抜粋: : 冠梨惟人. “不透明な薔薇の王冠　上.”</div>
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<link>https://ameblo.jp/yuito-00/entry-12025651949.html</link>
<pubDate>Tue, 12 May 2015 10:44:28 +0900</pubDate>
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<title>あまりにも</title>
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<![CDATA[ <div>“「あまりにもとおく、すぎさったときのあいだをおもい描くと、こころが現実というかぎられた領域にある実体の感覚をこえるおもいに応じきれず、かくされるかぎられた領域の向こう、わかれるまえの状態に近づきやすいと感じる」</div><div>　あなたのこころがすこしだけ現実から浮きあがり、あのいちをもとめてゆれた。</div><div>「見あげると、そらのかけらでしかないと感じ、こころがとけていくんだ、ほんとに」”</div><div><br></div><div>抜粋: : 冠梨惟人. “不透明な薔薇の王冠　上.”</div>
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<link>https://ameblo.jp/yuito-00/entry-12025586129.html</link>
<pubDate>Tue, 12 May 2015 06:08:03 +0900</pubDate>
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<title>予定 未定 仮定</title>
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<![CDATA[ <div>“おさないころ、ながめてすごした。ひかりをうつすあおいそらも、やみをうつすあいのそらも。ひとはみんなうそつき、だれもほんとのことをおしえてくれない。だからさがした、いきている星のほんとを。</div><div>「おぼえておいて、かぎりないあいはいまをこわすようにしてあらわれ、あいはかぎりとしてあらわれるから、みること、きくこと、かんじることができる。かぎりがないのは可能性、魔術はいまだしらない可能性である未定を仮定し予定にかえて過程をとおる」</div><div>　あなたは目をみつめ、しらないことばをこころにふかくしずめていく‥”</div><div><br></div><div>抜粋: : 冠梨惟人. “不透明な薔薇の王冠　上.”</div>
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<link>https://ameblo.jp/yuito-00/entry-12025268179.html</link>
<pubDate>Mon, 11 May 2015 12:06:05 +0900</pubDate>
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<title>とわ</title>
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<![CDATA[ <div>“「永遠とはまたたくあいだのつながりにすぎない。それに、このせかいはながくとおいときをきざむと人はいうけど、それがたもたれるあかしもない。あしたには、もしかするといま、このまたたくあいだに宇宙と名づけられたこのせかいが消えてもおかしくない。そうはおもえないかい、ゆり」</div><div>　目線を落とし、だまったまま、あなたはうなずいた。</div><div>「ゆりは星をながめるのは好きかい」</div><div>　またたくあいだ、かんがえ、こたえようとしたのに、返事を待たずに告げた。”</div><div><br></div><div>抜粋: : 冠梨惟人. “不透明な薔薇の王冠　上.</div>
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<link>https://ameblo.jp/yuito-00/entry-12025185649.html</link>
<pubDate>Mon, 11 May 2015 07:13:22 +0900</pubDate>
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<title>一なる領域</title>
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<![CDATA[ <div>“ふりしきるあめがしぜんに、ちにしみこみ、ちかすいとなりわきだしてくるように、いくどとなく、いくどもことなることば、ことなる角度で魔法の技術の原理と仕組みをしめす、あなたが自然にことわりをとくちからがはたらく場に葉をひらくまで。では、魔術の方法の学びと技術の習いをはじめる。というか、あなたがゆりになる前、本を目にしたときからおこなっているのだけど彼が、実際にあらわれでた一なる領域で。”</div><div><br></div><div>抜粋: : 冠梨惟人. “不透明な薔薇の王冠　上.”</div>
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<link>https://ameblo.jp/yuito-00/entry-12025177046.html</link>
<pubDate>Mon, 11 May 2015 06:20:49 +0900</pubDate>
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<title>変換</title>
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<![CDATA[ <div>“あなたが問いかけた、魔術とはなに。</div><div>　ぼくはひとことで告げる。</div><div>「変換」　</div><div>　</div><div>　じつは魔術とは簡潔にいうとこれだけのこと。だが魔術とは変換ときかされてすぐにひかりがみえるのは、もっとも奥の領域のとびらをひらきながらことなる現実をいきるちからをつかうための契約をした者だけ。現実を魔術でみずからのおもうままに、ほしいままにできたなら、そのうたがいようのない事実がことなる現実のせかいをうごかすちからをつかう契約をしたあかし。”</div><div><br></div><div>抜粋: : 冠梨惟人. “不透明な薔薇の王冠　上.”</div>
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<link>https://ameblo.jp/yuito-00/entry-12024356841.html</link>
<pubDate>Sat, 09 May 2015 07:03:25 +0900</pubDate>
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<title>知っているから</title>
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<![CDATA[ <div>“そのとおり。こたえることができない。</div><div>「では、なぜこたえることができない。と問われたらどうこたえるかい」</div><div>　あなたはまた、かんがえるそぶりをみせずに口もとをみつめたまま言葉を口にした。</div><div>　そのとおり、すばらしいこたえ。しらないからこたえようがない、あなたには。ぼくにはこたえることができる、しっているから。”</div><div><br></div><div>抜粋: : 冠梨惟人. “不透明な薔薇の王冠　上.”</div>
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<link>https://ameblo.jp/yuito-00/entry-12024350506.html</link>
<pubDate>Sat, 09 May 2015 06:20:14 +0900</pubDate>
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<title>見つめたまま口を開いた</title>
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<![CDATA[ <div>“まずは魔術とよばれる方法と技術をつかうために、魔と冠された方法と技術とはなにかをしらないとならない。あなたはぼくの口もとをみつめている。</div><div>「ゆり、魔術とは、と問うたらこたえることができるかい」</div><div>　かんがえるそぶりもみせずにあなたはぼくの口もとをみつめたまま口をひらいた。”</div><div><br></div><div>抜粋: : 冠梨惟人. “不透明な薔薇の王冠　上.”</div>
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<link>https://ameblo.jp/yuito-00/entry-12024350095.html</link>
<pubDate>Sat, 09 May 2015 06:16:39 +0900</pubDate>
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