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<title>yumachiのブログ</title>
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<description>感謝と感動に溢れる日々(*^o^*)blog</description>
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<title>50 あとがき</title>
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<![CDATA[ <br>読んでくれた皆様<br>ありがとうございました。<br><br>ずっと題名をのせずに<br>更新したまま終わりを迎えました。<br>題名は恋愛中毒です。<br><br>先に題名が決まっていて、<br>そこから物語を書いたって言った方が<br>正しいのかなと思うくらい<br>作品を書きながら<br>恋愛中毒、恋愛中毒、恋愛中毒<br>って思ってました。笑<br><br>というのも、<br>山本文緒さんの『恋愛中毒』という作品が今まで読んできた本の中で一番好きな作品で、それに影響を受けたような作品を書きたくて書き始めたからです。<br><br>自分のあまり理解されない恋愛感や<br>あまり褒められない経験談を交えながら<br>納得のいく完結が出来ました。<br><br>最後里菜がどちらを選んだのか<br>私の中では答えがあるんですが、<br>どちらに電話をしたのかは<br>読んだ人の想像にお任せします。<br><br><br>またのろのろ更新になるかとはおもいますが、<br>大学を卒業しても<br>ここで小説を書いて行こうと思うので<br>更新通知やらブックマークやら<br>お気に入りやらよろしくお願いします。<br><br>なるべくたくさんの方に読んでいただきたいので、<br>広めてもらえたら。<br><br>嬉しいです。笑<br><br>文法もままならない、<br>難しい漢字は読めないから使わない、<br>こんな私ですが<br><br>これからも<br>どうぞよろしくお願いします。<br><br><br><br><br><br><br><br><br><br><br><br>iPhoneからの投稿
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<link>https://ameblo.jp/yumachi916/entry-11728864219.html</link>
<pubDate>Sat, 14 Dec 2013 03:53:07 +0900</pubDate>
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<title>49</title>
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<![CDATA[ <br>目が覚めると、貴はいなかった。<br>昨日はあのまま一緒に寝て、途中お互い目覚めてセックスをした。貴は何も言わなかった。目を細めながら私を見つめて、気持ちいい？  とかそんなことを繰り返すだけだった。私は何度も絶頂を迎えながら貴の名前を繰り返したし、好きだとも言った。それでも貴は何も言わなかった。<br>カーテンの隙間から太陽の光が差してくる。少しだけ開いた小窓から入ってくる朝の空気は、本当なら清々しい気持ちにさせてくれるものなんだろう。でも、今日はそんな風に思えなかった。貴の匂いが染み付いた布団の中で、深く息をする。頭がぼおっとした。部屋の中には散らかったスエットがあって、昨日あったはずの仕事着がなくなっていた。もう、仕事に行ったんだなと思うと少し寂しい気持ちになった。きっと、また繰り返す。満たされない恋愛のループにはまって、私は自分が嫌になる。貴に溺れて行く自分にも溺れながら、それでも生きていくのがたまらなくなるぐらい辛いと思う日がまた来るのかと思うと、本当に嫌な朝だった。<br>昔、生きているのが嫌だと泣いていた時に貴が言っていた言葉を思い出した。<br><br>〝もう一度会いたいとか、一目でいいから会いたいとか、声が少しでも聞きたいとか、誰かに想われるって幸せなことだよ。それだけで生きていける″<br><br>重い体を起こして、タバコに火をつけて肺にしっかりと煙を吸い込むと携帯を手に取って、見慣れた番号に電話する。ワンコールすると、すぐに愛しい声が聞こえてくる。<br>「おはよ」<br>貴の言葉はいつもそうだ。後になって染みてくる。<br><br>END<br><br>iPhoneからの投稿
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<link>https://ameblo.jp/yumachi916/entry-11727885001.html</link>
<pubDate>Thu, 12 Dec 2013 14:29:10 +0900</pubDate>
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<title>48</title>
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<![CDATA[ <br>それなのに、なんであの時は許せなかったんだろう。<br>「里菜さっきからさ、許せなかったって言ってるけど特に何かがあったわけじゃないよ。あの時」<br>貴はうつ伏せになって、こちらを見ながらポツリと言った。昔のことをぐるぐると頭の中で考えているうちに、涙は止まっていた。<br>「そうだったっけ」<br>「感情の起伏激しいくせに、すぐ忘れるよな」<br>「そうだっけ」<br>「一方的に別れようとか言って荷物持って帰って、連絡してこなかったの里菜だよ。でもまたいつもみたいにすぐ連絡してくると思ってたよ、俺は」<br>「私だって待ってたよ。先に彼女作ったの貴でしょ」<br>「今まで一週間しないうちに連絡してきてた相手に三ヶ月もほっとかれたら、もう終わりだって思うのが普通だと思うけど」<br>「待ってたんなら連絡してきたらいいじゃん。なんでそういつも受け身なの」<br>「そんなの今に始まったことじゃないのに、なんで責めてくるわけ？」<br>「そうだけど」<br>「それでも三年一緒にいたのに、あっさり離れたのは里菜だよ」<br>「貴だよ」<br>「どっちでもいいけど。現にお互い他の相手じゃ無理だったわけだし」<br>そう言われてやっと優士のことを思い出した。勢いに任せて別れたなんて言ったものの、終わってなんかないのになと思った。こうしている間も、優士は私のことを待っているのかと思うと少し心が安心した。<br>「そうだね、どっちでもいいよね」<br>だからってやり直そうなんて貴が言わないのは、わかっていた。何年もそばにいた間も、正式に付き合っていた期間はそれほど長くないのだ。相手によっては付き合ってますとも言っていたし、周りもそういう認識だったけれど、そばにいたのは確かだけど付き合っていたわけじゃなかった。お互いが別れたとなっている今でさえも、私が心の何処かでそれを望んでいるうちは、貴はそんなことを言うはずがなかった。久しぶりに会ったあの時に、あんなに言葉をくれたのは、私が望んでいなかったからだ。<br>「明日も早いし、寝るよ」<br>「じゃあ帰る」<br>試すようにこんなことを言ってみる。きっと優士なら引き止めてくれるだろうなと思った。<br>「ん、勝手にして」<br>でもこの人は違う。こんな人を他に誰が受け止められるんだろう。だから私も許してしまうのだ。そんな自分にもきっと溺れている。<br>「嘘、一緒に寝る」<br>私は馬鹿だ、本当に。<br><br><br>iPhoneからの投稿
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<link>https://ameblo.jp/yumachi916/entry-11727884719.html</link>
<pubDate>Thu, 12 Dec 2013 14:28:40 +0900</pubDate>
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<title>47</title>
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<![CDATA[ <br>そうして貴が浮気を繰り返す間、一緒に過ごせない時間の寂しさをどうにかごまかすことも出来なかった。こんなにも必死になっているのに、その気持ちは一途になるというところまでは至らなかった。寂しさを誰かに埋めてもらいたいという気持ちと、どこかで貴に仕返しをしたいなんていう気持ちもあった。もちろん断れない性格もその理由の一つだったし、貴と付き合って別れるまでに私はたくさんの男の人と関係をもった。セックスになると、誰もが私を求めてくれる。何度も繰り返し名前を呼んで、愛してるよと言ってくれる。誰かに必要とされていたかった。貴が少しの時間でも、私を必要としないなら。その間だけでも、違う誰かに愛されたかった。<br>きっと、貴はそんな私に気付いていながら何も言わなかった。私が何か言って欲しくて、そうしているとわかっているからだ。どんな時でも貴は変わらなかった。言っていることはいつも間違ってなかった。いつもいつも後になって、貴の言葉は染みてくる。<br><br>〝自分の好きな相手の気持ちが一ミリでもずれたら、絶対気付くよ〟<br><br>〝俺は離れる里菜を無理に引き止めたり、追いかけたりしない。逆に言えば、どんな状況でも里菜を拒絶したりしないよ″<br><br>貴は気付いていた。貴から離れようと違う人と会うことを繰り返して、私が連絡をしない日々が続いても、してきてくれたことはなかった。でも次の日電話をすれば、すぐに出てくれた。大喧嘩をして家に帰った時でも、連絡はこなかった。でもしばらくして家に行くと、何も言わずに抱きしめてくれたりした。そういうところが、本当に本当に好きだった。電話で声を聞いた時、抱きしめてくれた時、胸がきゅんと縮んで死んでしまうんじゃないかと思う位になんとも言えない感情になった。幸せとは言い切れないけれど、満たされて行く感じがたまらなかった。一言も好きだって言ってもらえなくても、心の何処かで思ってくれていればそれで良かった。会った時にきちんと名前を呼んでくれて、頭を撫でてくれて、いつものように見つめてくれるならそれだけで、私は満たされた。<br><br><br>iPhoneからの投稿
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<link>https://ameblo.jp/yumachi916/entry-11727884511.html</link>
<pubDate>Thu, 12 Dec 2013 14:28:08 +0900</pubDate>
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<title>46</title>
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<![CDATA[ 付き合い始めた頃の貴は、本当に最高だった。今までのどんな彼氏よりも素敵だったし、どんな恋愛よりも楽しかった。照れ臭い顔をしながら好きだよ、と言ってくれるところ。ドライブをしながら馬鹿みたいに二人で歌を歌えるところ。記念日に好きだよというメールをしてくれるところ。私は気がつかないうちに、どんどん貴に惹かれていった。今考えるとそれは惹かれていったと綺麗に言えるほど、良いものではなかったと思う。<br>付き合ってから半年以上経つと、貴が浮気を繰り返すようになった。私はその頃にはもうすっかり貴に溺れてしまっていた。本当は他の子と会っていることを思うだけで悲しくてどうにかなりそうだったけど、許す以外の道が見つからなかった。一度許してしまうと、その後も付き合っている間中貴は浮気を繰り返した。その度に泣いたり、怒ったりすることもあったものの離れられなかった。そのうちに付き合って数年が過ぎて、結婚まで意識するようになった。何度も繰り返される浮気に、免疫さえついて私も少しのことでは傷つかなくなっていた。お互いそばいるのが当たり前で、何かが起こっても何日かたてば許すのが普通だった。貴は好きだとか愛してるなんて言葉を一切言わなくなったし、私も何も言わなかった。<br>何回、何十回浮気したとしても好き、と一言言ってくれるだけでいいのにと思った。貴が部屋に女を呼んだとわかった後でも、頭を撫でられると心が穏やかになる気がした。免疫がついたといっても一人の夜や、貴が先に寝てしまった夜に悲しくなって泣き出すこともあったけれど、それでもそばにいたかった。それはもう初めの頃の優しいから好きだとか、かっこいいから好きだとかそんなのでは無かった気がする。必死だった。どうにかして貴を手に入れたかった。貴の手の上で転がされながら、必死に私はしがみついて何度も何度も祈るように思った。こぼれ落ちる涙も構わずに、ただ一言好きだと言って欲しい、と。私が強くそう思えば思うほど、そんな事を彼が口にしないことは十分わかっていた。だからって直接貴に言えるはずはなかった。そんなことをしたらもう終わりだ。一度でもそんなことを言ってしまったら、強く祈ったところで、彼は二度とそんな事を言ったりしない。望まれたように動くのが貴は嫌いなのだ。<br><br>iPhoneからの投稿
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<link>https://ameblo.jp/yumachi916/entry-11727884182.html</link>
<pubDate>Thu, 12 Dec 2013 14:27:05 +0900</pubDate>
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<title>45</title>
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<![CDATA[ <br>「で、どうしたの」<br>座椅子に腰掛けると、私を見上げてそう言った。さっきまでの態度とは一転して、タバコに火を付けると深くため息をつくようにして煙を吐いた。<br>「飲み物とって、なんでもいいから」<br>なんだ、話を聞いてくれるのかと思ってしまった。このままセックスでもしてまた朝を迎えるものだと思っていた。呆然と立ち尽くす私を見つめて、また繰り返す。<br>「喉乾いてるんだけど、里菜聞こえてる？」<br>「あ、うん。なんでもいいの」<br>小さな冷蔵庫の中には飲み物しかなくて、彼女や他の女の人なんかがご飯を作りに来ている様子もなかった。ウーロン茶のペットボトルを持って、座椅子に座る貴の真横に座った。<br>「で、何で泣いてた」<br>貴はなんでもない場所を見つめながら、私の頭を撫でた。<br>「なんで、寂しくなるのに離れたんだよ。一人じゃ結局どうしようもないくせに、なんで俺から離れるんだよ」<br>「なんでだろう」<br>「え？」<br>「なんで、離れたんだろうね。今まで散々裏切られても、傷つけられても許してきたのに。なんで、なんであの時許せなかったんだろう」<br>「知らないよ」<br>貴は手を離すとタバコを消して、ベッドに寝転んだ。<br>「俺はいつも変わらないよ。離れるのだって里菜が選んだことだし、今こうして俺の元にくるのも里菜が選んだことだ。俺は離れる里菜を無理に引き止めたり、追いかけたりしない。逆に言えば、どんな状況でも里菜を拒絶したりしないよ」<br>「ずるいよ、それ」<br>貴との思い出が蘇ってくる。優士なんかよりずっと長くいた貴との日々を思うと、それだけでまた泣けてきた。<br>「すぐ泣くね、里菜は」<br>貴がまたあの瞳で私を見つめてくる。そうだ、あの時私はどうしてここから抜け出したんだろう。<br><br><br>iPhoneからの投稿
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<link>https://ameblo.jp/yumachi916/entry-11726215725.html</link>
<pubDate>Mon, 09 Dec 2013 16:22:02 +0900</pubDate>
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<title>44</title>
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<![CDATA[ <br>101、一階の角部屋に住む貴の部屋番号を押すと、すぐにオートロックの鍵が開いた。重たいドアを開けてすぐのところにあるドアの先から、足音が聞こえてくる。ガチャっと音がして鍵が開くのと同時に、貴の香りがした。ドアの横から顔を出して、微笑んで私を見る。<br>「どした」<br>もうダメだった。どうして私の身体はこんなにも、この人に反応してしまうんだろう。頬を伝って涙が落ちていく。弱々しい顔で貴をしっかりと見つめると、貴は家に入るように手を引いてくれた。<br>「どした、里菜。もう大丈夫」<br>ワンルームの狭い玄関で抱きしめ合う自分たちを想像する。なんて笑えるんだろう。こんなおかしなことを、まともに出来るのはきっと貴とだけだ。あまりにも貴に依存している私だから出来ることで、あまりにも私を支配したい貴だから出来ることであって、他の誰かとじゃ笑えて仕方ない。<br>「お腹空いたのか」<br>しばしの沈黙の後、頭をぽんぽんとしながら貴が言った。<br>「空いてないよ。会いたかった」<br>「俺も」<br>「なんで電話してきてくれないの」<br>あの日からずっと、頭のどこかでそれだけを考えていた。他の人に溺れるふりをしていないと、だめになりそうだった。<br>「遠距離の彼に申し訳ないじゃん。別れたの？  違うだろ」<br>「別れた」<br>「すぐに嘘をつくなって。可哀想だよ、彼氏」<br>「私の方が可哀想だよ」<br>言い合いが終わらないと、家に入れてくれないのはわかっていた。貴を納得させる何かを言わないと、私が望んでいることはきっとしてくれない。<br>「貴だって」<br>言いかけた私にかぶせるようにして貴が口を開く。<br>「別れたよ。里菜が連絡してくるの、ずっと待ってたんだ」<br>そう言うと、貴はあっさりと部屋の奥へと入っていく。ゴムのゆるいスエットがずれて、パンツが少し見えていた。私がプレゼントしたやつだった。なんてタイミングのいい人なんだろう。こういうところが、たまらなかった。<br><br>iPhoneからの投稿
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<pubDate>Tue, 03 Dec 2013 00:11:58 +0900</pubDate>
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<title>43</title>
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<![CDATA[ <br>「里菜、どした」<br>貴の声が身体に染み渡ってくると、もう声が出せなかった。今すぐにでもここに来て、抱きしめて欲しかった。俯いた地面の下にポタポタと涙が落ちてくる。そうだ、私は寂しかったんだとまた実感する。<br>「寂しいよ、貴」<br>長い沈黙をいつも何も問いたださずに待ってくれるところが好きだった。<br>「どこにいるんだよ」<br>怒鳴り上げたりせずに、声をかけてくれるところが好きだった。<br>「助けて」<br>「里菜」<br>私の言葉に誰よりも一番早くに反応してくれる。貴だけだった。どうして私はずっとこの人のそばにいなかったんだろう。<br>「里菜、おいで。待ってるから」<br>迎えにきてくれたりしないところが好きだ。私がきちんと出来ることを、貴は分かっている。こうして思考を巡らせているうちに、結局のところ貴だったらなんだっていいんだろうと思えてきて笑えた。<br>「すぐ行く、待ってて」<br>「ん」<br>貴の顔を思い出しながら、ゆっくりと夜道を歩く。きっと私が家に入れば、貴はいつものあの表情で見つめてくる。離れられないだろうと、強く言い聞かせるようなあの顔。目を細めて、口元でうっすらと笑いながら好きだと繰り返してくれる。付き合っていなくたって、彼女でなくたってそれだけで良かったのに。あの時何が許せなくて、貴から離れたんだろう。空は深い黒で、星がやたらと綺麗だった。歩く速度を早めて、息を切らすようにして貴の家に向かう。今すぐにでも貴に抱きしめて欲しかった。<br><br>iPhoneからの投稿
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<link>https://ameblo.jp/yumachi916/entry-11716673637.html</link>
<pubDate>Thu, 21 Nov 2013 11:51:08 +0900</pubDate>
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<title>42</title>
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<![CDATA[ 誘われると断れない性格だとかいうのは、すぐバレるような言い訳だと思った。実際私がそんな風に話したほとんどの友達は、そんなこと言ってやりたいだけでしょうとしっかり言葉を返してくれた。本当に断れない場合も多々あったけれど、大抵は淋しいのが理由だったように思う。私の場合、誰かに必要とされているという気持ちを感じ取れるのは、仕事でもなければ友情間でもなく、セックスの中でだけだったのかもしれない。好きでもない相手だとしても、その日知り合ったばかりの相手だとしても、大好きで仕方のない相手だとしても、視界がぼやけるぐらいに顔を近づけてキスをしている時の、私を求めてくれている気持ちはどれもなんら変わりなかった。淋しいと思う時に誰かに抱きしめられていないと、私はいつもうまく生きていけなかった。<br>ワンコールもしないうちに、貴の声が聞こえてくる。いつもそうだ。私は結局、貴にしか満たされない。好きだとか、心地が良いだとかそんなレベルではなかった。中毒性さえ感じられる貴の声が、私の淋しさをゆっくりと麻痺させていく。<br>「はい、どした」<br>何気ない電話だ。普通なら一言目は、もしもしとか言うだろう。何かがあったと、泣いているだろうと、わかっているのだ。貴はいつもそうだ。本当のところそうでないとしても、私にそう思わせてしまう。この人は私をわかっていてくれている、とそんな風に。
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<link>https://ameblo.jp/yumachi916/entry-11691446357.html</link>
<pubDate>Thu, 14 Nov 2013 12:12:49 +0900</pubDate>
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<title>41</title>
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<![CDATA[ 「里菜」<br>「里菜、泣かないで」<br>「里菜、里菜」<br>優士の声は大好きだったけど、初めてこれ以上聞きたくないと思った。<br>「聞こえてるよ。うるさいよ、もう」<br>酷いことを言っているのはわかっていたけど、止められなかった。そう言い放つと電話を切って、うずくまって泣いた。だんだんと寂しさが体に染みてくるのがわかった。涙溢れ出した瞳から順番に、体の中に熱いのと冷たいのが交差して染みていく。足先までいくと、はっとして顔を上げる。私は自分の寂しさを目の当たりにして呆然とする。体中が寂しくて仕方なかった。頭の中には辛いという気持ちしかなくて、手の中で震える携帯の画面に出る名前を見てうんざりした。携帯をカバンに放り投げて、人目もはばからず泣いた。体温と同じくらい暖かい涙が、私の感情をどんどん冷たくさせる。会いたい気持ちをどうにかすることなんて出来なかった。私は結局誰かに抱かれていないと安心出来ない。絶対に裏切ったり、待たせたりしない誰かがいないと自分を保つことさえ出来ない。孤独で弱い私を、受け止めてくれるのは一人だけだと思った。気がつくと携帯を手にとって、貴に電話をかけていた。
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<link>https://ameblo.jp/yumachi916/entry-11675317051.html</link>
<pubDate>Thu, 07 Nov 2013 14:52:14 +0900</pubDate>
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