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<title>雑読日記</title>
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<description>読んだ本の感想など</description>
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<title>あきない世傳 金と銀 風待ち篇</title>
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高田郁「あきない世傳 金と銀」のシリーズ１１作目となります、風待ち篇です。いや、もう風は吹いている！長く続いた苦難の時を経て、前巻あたりから逆転の機運を感じていましたが、ついに雌伏を破って立ち上がる時が来ました。「三方よし」の教えを体現するために自分たちだけが儲けるのではない道を探す主人公・幸に共感する人も多いのでは。しかし、それは単なる利他ではないようにも私には感じました。両替商・日本橋音羽屋という本来であれば太刀打ちできない豪商を敵にして、なんとか打ち勝っていくための方法にも思えます。「三方
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<dc:date>2021-12-29T09:23:34+09:00</dc:date>
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<title>崩壊</title>
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塩田武士「崩壊」です。地方都市の市議会議長殺人事件を追う刑事たちを主人公にした警察ミステリです。いわゆる謎解きを主題にした本格と呼ばれるジャンルではなく、人間ドラマで読ませるタイプ。もとからミステリはあまり読まないですが、読書量が減った昨今はなおさら。そんな中で読んだ本作ですが、結構面白かった。シンプルですが、しっかり話が進んでる感があるというのが案外大きい要素のような気がします。読書量が減った分は映像フィクションを見たりもしてるのですが、どこに進んでるかはっきり分からないような作品も多くてモヤ
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<dc:date>2021-11-26T12:53:34+09:00</dc:date>
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<title>ストレンジャー・イン・パラダイス</title>
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小路幸也「ストレンジャー・イン・パラダイス」です。架空の地方集落を舞台にした、いわゆる村おこし物小説となります。ほぼ限界集落、とも言えるような集落「晴太多」。さまざまな事情もありつつ、Uターンも含めて地元出身者が村おこしを目指して、手始めにIT企業のサテライトを誘致した、という所から話はスタートします。その後、ウルトラセブンがバイクに乗ってウロウロしたり（もちろんコスプレ）など、ちょっとした事件を積み重ねつつどうやって運動を盛り上げていくかが綴られます。小路作品らしく、善良な登場人物たちの善良な
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<dc:date>2021-11-14T13:54:29+09:00</dc:date>
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<title>苦汁100% 濃縮還元</title>
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ロックバンド、クリープハイプのボーカルである尾崎世界観の日記風エッセイとなります。「苦汁100% 濃縮還元」です。本編では2016年終盤から2017年序盤の日記が綴られており、これはこれで面白い。私はちょうど2016年くらいからクリープハイプを聴き始めましたので。しかし、なんと言っても胸を抉るのはあとがきに替えて収められた2020年2月の日記でしょう。ちょうど新型コロナの流行が問題となり、音楽イベントが次々中止延期になる中で、ツアー中だったクリープハイプにも決断しなければいけない時が来ます。大仰
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<dc:date>2021-11-04T18:41:10+09:00</dc:date>
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<title>まんぷく旅籠朝日屋 なんきん餡と三角卵焼き</title>
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高田在子の「まんぷく旅籠朝日屋」シリーズ、二作目の「なんきん餡と三角卵焼き」です。ワケアリの従業員を集めた旅籠・朝日屋を舞台にした時代小説となります。前作でメインメンバーが一通り揃って、今回は登場人物も安定、話も安定してきました。いわゆる人情物のエピソードが揃っていて、個人的には第三話の小さな日輪が良かったです。現代でもまだ存在するであろう家庭の問題を描いているように感じます。これまだ続いてるんですかね。本巻ラストで終わりでもおかしくない気もします。
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<dc:date>2021-10-18T20:18:18+09:00</dc:date>
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<title>まんぷく旅籠朝日屋 ぱりとろ秋の包み揚げ</title>
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高田在子の「まんぷく旅籠朝日屋」シリーズ、一冊目の「ぱりとろ秋の包み揚げ」です。料理を題材にした時代小説と言えば高田郁「みをつくし料理帖」シリーズを思い浮かべますが、本作も印象は似た感じ。主人公は元料理屋の娘・ちはる。陰謀によって実家の料理屋を失い、両親を失意のうちに亡くしたドン底に居ます。そんなちはるをスカウトしたのが、旅籠・朝日屋を始めた元火付盗賊改というなんとも突拍子もないキャラ設定。笑その後、旅籠を営むのに必要な人材を次々スカウトしていきますが、この辺の展開はちょっと強引かなー、という印
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<dc:date>2021-10-07T21:14:07+09:00</dc:date>
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<title>マカロンはマカロン</title>
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「ビストロ・パ・マル」シリーズ第３弾、近藤史恵「マカロンはマカロン」です。どうやら最近ドラマ化されたみたいですが、残念ながら見ておりません。。。とはいえ、このシリーズは日常系ミステリの傑作シリーズであり、今回もこれまで同様の面白さには変わりありません。フレンチのビストロに勤める青年を語り部にして、日常に現れるちょっとした不思議とか違和感を、シェフが紐解いていくという展開で短編が綴られます。普段フランス料理は食べませんが、本作で扱われるのが地方料理だからなのかなんだかイロイロと食べてみたくなるのも
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<dc:date>2021-09-30T08:22:12+09:00</dc:date>
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<title>天皇の料理番[下]</title>
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杉森久英「天皇の料理番」下巻です。上巻では精養軒に勤め始めた主人公がフランスに料理留学して研鑽を積み、宮内省の主厨長として功成り名遂げる物語です。後半は前半から一転してトントン拍子ですね。この辺は史料との兼ね合いもあって、ある程度ベースとなる事実があるだけに小説家がフィクションを描きにくい所か。フランスでの人種差別的な扱いや、職人気質という名のパワハラその他は現代の価値観とそぐわないですが、歴史物を読むときは忘れなければ……。そうは言っても気になっちゃうんですけどね。大正から昭和戦前にかけて成功
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<dc:date>2021-09-25T19:21:31+09:00</dc:date>
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<title>天皇の料理番[上]</title>
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杉森久英「天皇の料理番」上巻です。単行本が1979年刊で、1980年、1993年、2015年と3回もドラマ化されているようなのでご存じの方も多いのでしょうか。大正から昭和にかけて、宮内省の主厨長という料理部門の職人長というべき役を務めた秋山徳蔵をモデルにした伝記小説です。作中では篤蔵と表記されています。上巻は郷里の福井で料理に目覚めてから、東京に出て精養軒に勤めるまでを描きます。時代が時代だけに乱暴な描写も目立ちますが、そこはあまり口うるさく言っても仕方ないところ。パワフルな明治男の物語と割り切
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<dc:date>2021-09-23T21:38:00+09:00</dc:date>
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<title>奈良博三昧</title>
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ひゃー、めっちゃ読むのに時間掛かった！先月に引き続いて、展覧会の図録読んでました。奈良国立博物館の「奈良博三昧」です。こちらは先週末まで行われていた特別展で、やはり行けないので図録を通販しました。ニコニコ美術館で配信もありましたね。国宝13件、重文100件を含む240件以上の展示物がオールカラーで写真掲載され、さらに全品解説付き。わお。お値段2500円は1件あたり10円です、安い。仏教関連の収蔵品が多い奈良博なので、そっち系に興味ある人は1日中眺めてられると言えるくらいの図録ではないでしょうか。
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<dc:date>2021-09-14T21:27:50+09:00</dc:date>
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