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<title>ハロー　ハロー　どのくらいひどい？</title>
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<description>言葉を書く仕事募集中。文章に才能を感じたら連絡ください。mynameisyos@gmail.com</description>
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<title>トム・クルーズの代表作</title>
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<![CDATA[ いろんな場所や環境に進んで飛び込んで様々な種類の人と出会い話をすることは人生をより芳醇なものにするために大事な事であるというのはなんとなくわかるけれど、だからと言ってあまり打算的になりすぎると疲れてしまうのではないかと思う。一種のマインドファティーグに陥る可能性がある。どこかの建築家が東銀座あたりに構えた煙草の煙がもうもうと立ちこめる事務所の一室で仕上げた設計図とにらめっこしながら一軒家を建てて行くことと、ある人間の一生を時にはだらだらと迷走しながらずるずるとだらしない音を立てながら組み立てることは異なるのだ。<br><br>　誰かに近づく、そして気に入られるためにはその対象となる人の趣味や嗜好を理解し、共感し、半ば強引にでも寄り添って行かなければならない局面がいくつもある。それは心を偽ることでもあり、壁を壊す行為だ。シリアスになるのも馬鹿らしいことかもしれないが、僕はそれをきちんと受け止めておきたかった。くだらない瞬間は大切な瞬間に勝るのだ。できればそんな局面はすっ飛ばして「調子はどうだいソウルメイト」なんていう具合に、エリッククラプトンの指がギターのフレットにまるで磁石のS極とN極のごとくぴったりとへばりついて離れないような様子でお互いの心同士を寄せ合うことができるならそれが一番だ。容姿が美人ならなおのことだ。「トム・クルーズの代表作と言えば誰が何と言おうと「マグノリア」だ」なんてことをさらっと言ってくれる人なら文句なしだ。
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<link>https://ameblo.jp/zokojo/entry-10377581946.html</link>
<pubDate>Sat, 31 Oct 2009 18:41:37 +0900</pubDate>
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<title>昼間のテレビ</title>
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<![CDATA[ 　僕だってそりゃあ特別な誰かになりたいと思うときだってある。ある日突然自分が持っている才能を評価されないかなと思うとき。例えばフィラデルフィア発のネオ・クラシック・ソウルについていかに素晴らしいかと語った考察について。脳科学がどのようにしてこの日本でブームになって、今は誰しもが当たり前のようにビジネスシーンで活用されているかについて。そんなことをある日の酒場で熱く語り合ったことがあるのだけれど、それをどこかの出版社の編集長でもなんでもいいけど何かしらの肩書きを持った人がたまたま聞いていて君いいね、なんていう話になったりしないものかと思っている。下らない、やめよう。<br><br>　昼間のテレビは意図的に主婦向けに作られていて、天気予報ひとつとっても今日は雲一つない快晴です、の後に絶好のお洗濯日和です、というメッセージが必ずと言っていい程毎回付け足される。絶好のお散歩日和とかでも全然間違っていないと思うのだけれど、そこはお洗濯日和でなくてはいけない。お散歩日和になるのは週末か連休と決まっているのだ。そういうディテールを読み取るように観るようになってから、テレビは少し面白く感じる事が出来るようになっていた。昔作ったドラマの再放送。斬新なように見えて過去の焼き直しでしかない料理コーナー。行列のできるスイーツ特集。ディズニーランドでパレードを快適かつ隅々まで堪能するための穴場スポット紹介。
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<pubDate>Fri, 30 Oct 2009 22:22:56 +0900</pubDate>
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<title>定食屋の虫</title>
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<![CDATA[ 　渡る世間は鬼ばかりの幸楽を地で行くような大衆食堂に入って、当店人気ナンバーワンと書かれている定食を注文した。他の客がぽつんぽつんと座っていて、カウンターには男の一人客が２名、正面だが遠くのテーブルには老夫婦が座っていて顔を上げるとすぐ目線が行く。サングラスを掛けて紫色の髪をした婆さんと、杖をついて店に入って来て椅子に座るまで10分くらいかかった爺さんだ。明らかにフェイクの毛皮のベストを着ている。横のテーブルには自分と同い年かそれより若そうなスーツ姿の男が２人向かい合って座っていて、片方がお冷やの入ったコップを片手にずっと携帯電話で誰かと喋っている。背中はのけぞり、組んだ足がテーブルの横からはみ出して窮屈そうにしている。もう片方は向こうを向いて座っているため表情までは読み取れない。ただ相手が携帯電話でずっと喋っているから暇そうだ。<br><br>　定食が目の前に運ばれて来た。小皿にピンクの漬け物が添えられている。それとは別にドライニンニクのチップと生卵が置いてあって、真ん中の豚肉と野菜の炒めの中心を崩してそこに卵を割り入れ、ニンニクのチップを掛けてぐしゃぐしゃにかき混ぜてから食べるのが一般的だそうだ。さっそくその教えられた通りの手順で卵を割入れ、ニンニクをかけ、箸でかき混ぜた。熱々の湯気が立ち上った。さらにそこにタバスコを入れるとハマる！と書いてあるのだが、僕は辛いのは苦手なのでそれはしなかった。心の中でいただきます、とつぶやいて無心に頬張る。そんなに美味しいものでもないけど、この量でこの値段なら満足だろう。<br><br>　食べ始める前から気付いていたが、小さな黒い虫が僕の席近くをずっと飛んでいて所在なさげだった。蚊ではないから放っといたらどこかへ行ってしまって気にならなかったのだけど、食べ出したらまた視界に入ってきて、定食の置いてある盆の向こうに停まった。そこで僕は横に置いてある灰皿を手に取って虫にかぶせた。虫は逃げるかと思ったが反応せず、そのまま灰皿の下敷きになった。たぶん足の高さがある文だけ隙間が出来てるので、潰れてはいないだろう。今から人間様が食事をするのに視界に入って来たお前が悪いんだぞと心の中で虫に忠告した。<br><br>　定食を食べ終わり、やや食べ過ぎたなと思いながら灰皿をどかした。虫はやはりまだそこにいて、蓋されていたのをどかしたのだからすぐにでもどこかへ飛んで行くかと予想していたのだけど違って、ぐったりしていた。死んだのかもしれない。
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<link>https://ameblo.jp/zokojo/entry-10376933186.html</link>
<pubDate>Fri, 30 Oct 2009 21:24:06 +0900</pubDate>
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