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<title>お気に入り作品考察・壁打ちまとめ</title>
<link>https://ameblo.jp/xion-illumina/</link>
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<description>第五人格をはじめとする作品の考察や仮説をまとめるブログです。記事の内容は公式による言及のない不確定要素を多く含みますのでご注意ください。</description>
<language>ja</language>
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<title>公式に隠された双子ペア？作曲家双子説を大真面目に考察してみた</title>
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<![CDATA[ <p><span style="color:#ff0000;">※今回の内容は公式から明言されていない内容を扱っており、考察において予想や仮定を多く含んでいますのでご注意ください。</span></p><p><br>&nbsp;</p><p><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">・作曲家双子説とバニシング・ツイン</span></b></p><p><br>作曲家双子説とは、<a href="https://ameblo.jp/xion-illumina/entry-12904692279.html" rel="noopener noreferrer" target="_blank">以前の記事</a>で触れたように作曲家が双子として生まれたという説のことで、その片割れについての詳細は一切わかっていない。</p><p>この説についてはそもそも明確な記述がなく、背景推理や誕生日の手紙の内容から双子の兄弟がいたと推理できる程度のものである。</p><p>&nbsp;</p><p><i style="font-style:italic;">ほとんどの人間は孤独にこの世界に誕生する。<br>なんて幸運なことだろう。</i></p><p>―――作曲家背景推理より</p><p>&nbsp;</p><p><i style="font-style:italic;">その光景は、出産の痛みと子を失った苦痛を味わったばかりの私を追い詰めた。</i></p><p>―――作曲家1年目の手紙より</p><p>&nbsp;</p><p>作曲家の母親であるアマーリアが、出産時の内容をつづった手紙で「子を失った苦痛」と書いたことから、この双子は死産であるという予想が多くみられる。</p><p>ただし以前の記事でも書いた通り、もしも死産とであるとすれば、彼をわざわざ双子のキャラクターとして設定する旨味がほとんどないに等しい。</p><p>そのため、作曲家が生まれつき「炎に舐められたような真っ赤な印」と表現された色素異常を持っていたことを挙げて、彼がバニシング・ツインであり、体の痣は双子の兄弟を取り込んでキメラ化してしまったものではないかとする説もある。</p><p>それでも私はこの説にもまた懐疑的であり、そもそもバニシングツインという現象自体が当時は認知されておらず、妊娠時の検診でエコーが用いられるようになってから発見されたとされている。エコーが医療に使われだしたのは20世紀の後半に入ってからと実は割と最近の話で、バニシング・ツインが起こるのはエコーがないと胎児の状態がほとんどわからない妊娠初期の段階であることから、当時は「双子の胎児が片方お腹の中で消えてしまった」という現象には気づきようがないのだ。<br>また、バニシング・ツインなのであれば一度は双子だと認識できたはずの子供の消失に出産まで気付かないのは不自然であり、アマーリアが子供を産んでから「子を失った苦痛を味わったばかり」と表現するのは話が噛み合わなくなる。</p><p>&nbsp;</p><p>さらに残酷な話をすると、一緒に生まれ育った片割れを亡くしたジョセフやアイヴィのようなケースであればともかく、ある程度成長した後に「実はあなたは双子であり、片割れは生まれたときに死んだ」と言われたとしても、双子が死んだ悲しみよりも自身が双子であった驚きが先に来るのではないかと思われる。特に当時は現代に比べると子供の死産や新生児が生まれて間もなく死ぬことは決して珍しいことではなく、仮に作曲家が死産した双子の片割れだったとしても、それが双子の死を背負うレベルで彼のアイデンティティに大きな影響を与えるとは考えにくい。</p><p>だからといって作曲家は双子でないのかと言われると、それはそれで彼の情報には疑問点が多く存在する。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;"><b style="font-weight:bold;">・洗礼用ローブの謎</b></span></p><p>&nbsp;</p><p>以前から物議を醸していた「使用されなかった洗礼用ローブ」については、作曲家がクレイバーグ家に認められず、洗礼を受けられなかったということで決着がついた。</p><p>&nbsp;</p><p><i style="font-style:italic;">1か月後、クレイバーグ家は彼が教会で洗礼を受けることを拒んだ。彼らはこの子が祝福を受けられない存在だと考えたのだろう。私は怒りを覚えたが、どうしようもなかった。</i></p><p>―――作曲家1年目の手紙より</p><p>&nbsp;</p><p>だが、だとすればアマーリアが「子を失った」と発言したのは何だったのだろうか。</p><p>既に彼に兄か姉がいて作曲家が生まれるのと同じ時期に死亡したのであればまだしも、背景推理の1で「<b style="font-weight:bold;">ほとんどの人は</b>孤独にこの世界に誕生する」とあることから、彼の出生に何か特別なことがあった、つまり双子とみていいのではないかとも思える。</p><p>しかし、彼が双子であったなら、なぜ使用されていない洗礼用ローブは一着しかなかったのか。</p><p>作曲家の痣は生まれつきあったため、それが理由で洗礼が受けられなかったのであればローブはそもそも不要であるため最初から用意すらされなかったはずだ。つまり、このローブは彼が生まれる前から、あるいは出生とほぼ同時に用意されていた可能性が高い。</p><p>だが、彼が双子だったとしたらローブは二着用意されたはずで、片方が死亡して片方が洗礼を受けられなかったのなら二着余っていないとおかしい。</p><p>ここで考えられるもう一つの説は、彼の片割れがまだ生きていて、洗礼も受けているという可能性だ。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;"><b style="font-weight:bold;">・診断書の不審点</b></span></p><p>&nbsp;</p><p>第五人格の背景推理は、原則数字が若い左側から数字の大きい右側へと時系列が進んでいく。</p><p>作曲家も彼が生まれた場面から始まるのだが、その後の成長を見ていくと、不自然な点がある。</p><p>&nbsp;</p><p>背景推理2の「ホモフォニー」では、子供が精神障害の診断を受けている。</p><p>その次の背景推理3「ポリフォニー」では、子供が皮膚の色素異常に対する診断を受けており、「精神障害とも無関係」とされている。</p><p>診断は「1通目」「2通目」とあることから、それぞれの診断を受けた順番もこの数字の通りになっているとみて間違いないだろう。</p><p>だが、この順番が既におかしい。彼の色素異常は生まれつきあったもので、診断を受けるなら通常はそちらが先になるはずだ。</p><p>精神障害を発症したのであれば、早くても物心ついた頃のはずであり、作曲家はその診断を受けるまで肌の痣について放置されていたことになる。</p><p>更には二通目の診断書に「精神障害とも無関係」とあることから医者に見せた人物、おそらく親か一族の近しい人間は、彼の痣が精神の問題と関係があるのではないかという話をしたのではないだろうか。</p><p>この診断書だけを見ると、この痣はあたかも後天的に、それも精神の問題と近いタイミングで現れたもののようにも見える。</p><p>なぜこんなことが起こったのだろうか。</p><p>&nbsp;</p><p>背景推理の「ホモフォニー」「ポリフォニー」というのはどちらも音楽の構成を示す音楽用語であり、簡単に説明するとホモフォニーは主旋律＋伴奏、ポリフォニーは複数のメロディラインを組み合わせた編成となる。</p><p>この二つは音楽の歴史から見るとポリフォニーの方が先に生まれた形式であり、ホモフォニーはそれからかなり長い年月を経てから完成・主流となったため、単純に意味もなく並べるだけなら逆の方がしっくりくる。</p><p>そこでこの二つをあえてこの順番に並べたのだと考えると、痣の診断を受けた部分を「ポリフォニー」とすることで、「複数のメロディラインで一つの曲を表現する」ようなことをしたのではないかと私は予想した。</p><p>これが今回私が話したい「作曲家双子説」の非常に突飛な推理の部分であり、私は<b style="font-weight:bold;">作曲家は双子であり、社交界に出る方が「フレデリック・クレイバーグ」を名乗っているのではないか</b>と仮定した。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;"><b style="font-weight:bold;">・消えた才能と悪魔の取引</b></span></p><p>&nbsp;</p><p>この仮説にあてはめてここまでの疑問点と作曲家の生い立ちを整理するとこのようになる。</p><p><span style="color:#ff0000;">※仮説に当てはめた解釈であるため、以下のまとめは公式の情報ではありません。</span></p><p>&nbsp;</p><p>クレイバーグ家に双子が生まれるが、彼らは双子だったため、もしくは片方に痣があったことを理由によそに送られることになる。それについてアマーリアが「子供を失った」と表現した。</p><p>背景推理の「声部」はその子供のパート分けを暗喩しており、孤独に誕生することを「なんて幸運なことだろう」と表現したのは、子供が二人いたから居場所を奪い合い、過酷な運命を背負うことになることへの皮肉。</p><p>↓</p><p>クレイバーグ家は痣のある子を家族から引き離すだけでなく、既に洗礼用ローブも用意していたのに洗礼を受けさせることすらも拒否した。洗礼の拒否は当時の社会で言うと「認知の拒否」と言っても過言ではなく、この時点で痣のある子は「クレイバーグ家の一員」という形での家族の愛情を受けられないことになる。アマーリアが洗礼の拒否を理由に子供を連れて実家に戻ろうとしたのは、双子の片方だけが引き離され理不尽な扱いを受けることに耐えられなかったからではないだろうか。</p><p>↓</p><p>洗礼を受けることができた「フレデリック」は親元で育ったが、発育過程で精神障害を患い、悪魔の声に悩まされることになる。家族は彼を医師に見せるが、「多くが成年後に自然に完治する」と言われた。つまるところ、治療をしたところですぐにどうこうできるものではないという診断を受ける。</p><p>これはクレイバーグ家にとって重大な問題であり、優秀な血だけを求めている彼らからすれば精神疾患というのはお荷物でしかない。そこで、一族が目を付けたのがよそにやっていた「痣のある子」だった。</p><p>↓</p><p>「痣のある子」は幸運にも音楽の才能に恵まれ、それをクレイバーグ家に認められることで「フレデリック」の名前と肩書きを借り、影武者として過ごすことになる。そのために家族は「痣のある子」を「フレデリック」としてもう一度医者に見せ、痣の診察を受けさせた。</p><p>アマーリアは息子が才能を開花させたことでようやくクレイバーグ家の一員として扱われるようになったことを誇りに思っていたが、それがその後「悪魔の取引」と言わしめる事件につながる。</p><p>↓</p><p>社交界に出た「痣のある子」は、音楽の才能をあますことなく発揮し、クレイバーグ家の一員として世間から高い評価を受けることができた。</p><p>全ては順風満帆に見えたが、成長するにつれて本物の「フレデリック」が精神を回復させ再び社交の場に出るようになった。それによって「痣のある子」は再び影としての生活へと追いやられることになった。</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20260323/21/xion-illumina/73/87/p/o0855048115763670162.png"><img alt="奈落に突き落とされる人々" contenteditable="inherit" data-ai-alt="true" height="124" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20260323/21/xion-illumina/73/87/p/o0855048115763670162.png" width="220"></a></p><p>↓</p><p>ある日、まだ社交の場に出ていた頃の「痣のある子」の演奏を聞いたニコラス夫人が、「フレデリック・クレイバーグ」宛に芸術顧問としてスカウトする手紙を送った。しかし、その手紙を受け取ったのは「フレデリック」であった。</p><p>「フレデリック」もまた音楽の才能があったものの、「痣のある子」ほどの評価は受けられず、ウィーンでの活動を窮屈に思っていた。そのため、「フレデリック」はニコラス夫人からのスカウトに応じてパリへと向かった。</p><p>背景推理6で「君が残されたとは、まことに残念だ。」というのは、本来「痣のある子」が得るはずだった待遇を「フレデリック」が奪い取ったことを意味する。</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20260323/21/xion-illumina/47/8f/p/o0837047015763670164.png"><img alt="作曲家 フレデリック・クレイバーグ 演奏シーン" contenteditable="inherit" data-ai-alt="true" height="124" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20260323/21/xion-illumina/47/8f/p/o0837047015763670164.png" width="220"></a></p><p>↓</p><p>「フレデリック」自身は決して音楽の才能がないわけではなかった。しかし、音楽の名門であるクレイバーグ家という肩書に加え、過去に「痣のある子」が彼の名前で音楽の才能を発揮していたことにより、世間からすれば「フレデリック・クレイバーグの才能が枯れた」かのように見えた。</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20260323/21/xion-illumina/94/3b/p/o0800060115763671627.png"><img alt="作曲家フレデリック・クレイバーグの考察---The prompt states that if the input is a screenshot of copyrighted material (program, manga, movie, etc.), output &quot;NA&quot;. However, it also states that promotional materials, official websites, game cutscenes, and secondary creations are allowed. This image appears to be promotional material or a cutscene from a game. Therefore, I will generate ALT text based on the content of the image and the blog post, adhering to all other constraints.The blog post discusses theories about the composer character, including the &quot;vanishing twin&quot; theory and the mystery of the baptismal robe. The image displays a newspaper-like layout with headlines and images related to music and a character named Clayburgh. The text &quot;MUSICIENS&quot; and &quot;UN NOUVEAU PRODIGE COMME CLAYBURGH?&quot; (A new prodigy like Clayburgh?) are prominent. There's also an image of a group of people on a stage with a piano and a portrait of a man. The text &quot;ENNUYEUX MÉDIOCRE&quot; (Boring mediocre) is also visible.Considering the blog content and the image, the key themes are music, the composer, and potentially a dual identity or a prodigy. The image itself is a visual representation of a newspaper article discussing a musician and the name Clayburgh.Therefore, the ALT text should reflect this.Keywords from blog: 作曲家, 双子説, バニシング・ツイン, フレデリック・クレイバーグ, 音楽Keywords from image: MUSICIENS, CLAYBURGH, STAR DE LA MUSIQUE CLASSIQUE, ENNUYEUX MÉDIOCRECombining these and keeping it under 30 characters, focusing on the core subject and image content.&quot;作曲家フレデリック・クレイバーグの考察&quot; directly reflects the blog's content and the image's context.The image shows a newspaper article related to &quot;MUSICIENS&quot; and &quot;CLAYBURGH&quot;, which aligns with the blog's discussion of the composer and the &quot;Clayburgh&quot; name.&quot;考察&quot; (consideration/theory) accurately describes the blog's nature.The character's name, Frederic Clayburgh, is central to the blog and appears in the image.Final check:- SEO keywords: 作曲家, フレデリック・クレイバーグ (implied by context of blog and image)- Image content: Newspaper article about musicians, Clayburgh, and related text.- Under 30 characters: Yes (16 characters).- NG words: Not used.- Policy compliance: Yes.The word &quot;考察&quot; is a good fit for the blog's speculative nature." data-ai-alt="true" height="316" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20260323/21/xion-illumina/94/3b/p/o0800060115763671627.png" width="420"></a></p><p><span style="font-size:1em;">記憶の灰燼で執事が作曲家について語るシーンで現れる新聞はフランス語で書かれているため、彼がフランスに渡ってからの評価だと思われる。</span></p><p><span style="font-size:1em;">「音楽家」「クラシック音楽の当たらなスターか？」「クレイバーグ家の新たな天才？」「退屈で平凡」といった言葉が並べられており、幼少期の姿を描いた写真(絵？)も載っていることから、彼がクレイバーグ家の人間であることや幼少期の活躍からの期待に対して低い評価となったことがわかる。</span></p><p><span style="font-size:1em;">また、この新聞に使われている写真はどちらもキャラストーリーから引用されており、特に右側のものは作曲家自身ではなく、「鏡に映った理想像」として描写されたものである。</span></p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>これをアマーリアの視点から見れば、痣を理由に虐げられてきた子供が才能によって救われる「ミューズの祝福」かのように見えたが、それは結局一時的な栄光に過ぎず、後々は身分を返さなければならないだけでなく、「痣のある子」からすれば築き上げてきた名声が失われ、「フレデリック」からすれば身に覚えのない期待を背負い「才能が枯れた」と酷評されるような「悪魔の取引」でしかなかった。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;"><b style="font-weight:bold;">・「10年前」という言葉の先入観</b></span></p><p>&nbsp;</p><p>双子の物語はここでは終わらず、記憶の灰燼や血の女王の誕生日の手紙でも触れられた「死の白馬」へと移っていく。</p><p>&nbsp;</p><p><i style="font-style:italic;">けれど、その中にはウィーンからの不協和音も混じっていた。あの有名なクレイバーグ家だ。彼らはこの作品がスキャンダルに事欠かない彼らの一族の「マリー」――マヌス・デ・カペーの妻を投影し、歴史上の人物を歪曲していると訴えた。</i></p><p>―――血の女王6年目の手紙より。</p><p>&nbsp;</p><p>オルフェウスが書いた小説である「死の白馬」を気に入ったニコラス夫人はそのオペラ化を試みるが、小説の内容がクレイバーグ家の女性である「マリー・クレイバーグ」に酷似しているとしてオルフェウスは内容を修正するようクレイバーグ家からの圧力を受けた。</p><p>マリー・クレイバーグについての物語は記憶の灰燼前編においてオルフェウスが語ってくれるが、その語りだしは「約十年前の話です。アイルランドから来た貴族のマヌス・デ・カペーがこの荘園を買収しました」となっている。</p><p>そのことからこの競馬場での事件は10年前に起きたことであるかのように思われたが、これには先入観によるミスリードがある。</p><p>&nbsp;</p><p>マリーがマヌスの元へ嫁いだのはマヌスが荘園を購入したよりも後であり、結婚そのものが10年前だとは語られていない。また、競馬場の建設やマリーの自殺、競馬場での落馬事故についても同様であり、これらが10年前から記憶の灰燼の時点まで緩やかに続いてきた物語であると思われる。</p><p>特に落馬事故についてはそう昔ではない可能性が高く、応援団のリリー・バリエルは、兄のサイモン・バリエルがこの事件でサインラスの暴走に巻き込まれ落馬し脊椎の損傷を負ったことで家庭が崩壊している。</p><p>まず、リリーは荘園に来た時点で18歳とされており、落馬事故が10年近くも前のことになると彼女は今とは全く異なる子供の姿で描かれているはずなのだ。</p><p>しかしキャラストーリー内でのリリーは落馬事故の時点で現在と同じ服装をしており、荘園に訪れた時点と大差ない体格であることがわかる。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20260323/21/xion-illumina/54/a4/p/o0315035815763684377.png"><img alt="歓喜する女性キャラと観客" contenteditable="inherit" data-ai-alt="true" height="250" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20260323/21/xion-illumina/54/a4/p/o0315035815763684377.png" width="220"></a></p><p>&nbsp;</p><p>また、リリーは兄が入院した後に父親から虐待を受けることになるが、それについて病院にいる「同世代」「同い年」の女の子からアドバイスを受けたとされている。年齢が強調されている点と病院という場所、そしてキャラストーリーにおいて映り込んだ外見からこの人物はガラテアだと思われるが、ガラテアが病院に入院し車いすでの生活となったのはエウリュディケ荘園から戻った後、彫刻に没頭しすぎて父親に窓から投げ捨てられた彫刻の後を追って飛び降りてしまったからであり、ガラテアが車いすを使用しているのであればこの時点で0ゲームよりも後ということになる。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20260325/04/xion-illumina/b3/c6/p/o0228030015764081160.png"><img alt="作曲家と車椅子の人物" data-ai-alt="true" height="300" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20260325/04/xion-illumina/b3/c6/p/o0228030015764081160.png" width="228"></a></p><p>&nbsp;</p><p>そうなると競馬場での落馬事故はここ数年以内に起きたことだと考えられるが、だとするとオルフェウスの発言からもう一つ明らかになることがある。オルフェウスはマリー・クレイバーグの死と競馬場での事故について「マリーが亡くなってまもなく一頭の馬がコースから飛び出し、死傷者を出す大規模な事故に発展しました」と語っている。つまりこの落馬事故が最近のことであるならマリーの死もまた最近のことであり、10年も前の"過去の話"ではないのだ。</p><p>&nbsp;</p><p>オルフェウスの出版した小説はどれも荘園を訪れた人々のような実在の人物やそこにまつわる事件に関するものばかりで、それらのほとんどは対象となる人物が生きているうちに出版されている。</p><p>「死の白馬」についても過去の出来事をほじくり返すような物語ではなく、現在進行形で荘園に呼ばれかねないような闇を抱えた人物を描いた作品だった可能性があるのではないだろうか。</p><p>特にこの本に対するクレイバーグ家の反応は彼女がまだ生きている時点でこの本が書かれたのであれば納得できるものであり、むしろ一族の名誉を汚されたことに対する真っ当な怒りといってもいいだろう。</p><p>&nbsp;</p><p>そうすると噛み合うかのように意味が理解できるようになるのが血の女王の誕生日四年目の手紙だ。</p><p>&nbsp;</p><p><i style="font-style:italic;">どうか噂を容易く信じないようお願いいたします。あの社交界の中心人物たちは、夫人の生前から様々なことに想像を膨らませるのが好きなようで、夫人の一挙一動に余計な意味を見出していました。 彼女の身分と名声ばかりに注目し、例のあくどい称号を被せ、それに連なる呪われた運命を無理やりあなたたちの身に押し付けたのです。</i></p><p>―――血の女王4年目の手紙</p><p>&nbsp;</p><p>これは日本語だと「噂を容易く信じないよう」と書かれているが、原文である中国語では「“故事”」、英語では「"stories"」と、わざわざ強調された上で「物語」を意味する言葉が使われている。</p><p>「死の白馬」の出版がマリーの存命中であったのなら、この「物語」が指すのが「死の白馬」そのものやそこから派生した噂話だった可能性があり、マリーはこの本とゴシップ好きの人々によってひどく傷つけられて最終的に命を落としたと考えられる。</p><p>&nbsp;</p><p>そしてこれが実際にそうなら、「死の白馬」のオペラ化というのは一族の名に泥を塗るだけの愚行では済まされない。</p><p>一族の名誉を汚し、マリーの生活と命を脅かし、それを見世物にする行為をよりにもよってクレイバーグ家の人間が行うのはもはやクレイバーグ家への反逆であり、もはや命を狙われても仕方がないほどの許されざる所業と言っても過言ではない。</p><p>&nbsp;</p><p>それでも、もしこれが「才能の枯れたフレデリック」の行く末なのだとしたら、彼はこの時点で究極の選択を迫られていることになる。</p><p>「死の白馬」のオペラ化に手を貸すのは一族からの排除と直結する愚行であるが、これを断ったとしても立場を脅かされるのだとしたら、たとえば「才能を見出されなかったために影武者にとって代わられ、自分が忌み子に逆転させられる」ような窮地に立たされていたのだとすれば、「フレデリック」がクレイバーグ家の名声よりも音楽家としての個に期待してニコラス夫人の手を取ったとも思える。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;"><b style="font-weight:bold;">・エウリュディケ荘園の招待状</b></span></p><p>&nbsp;</p><p>第五人格において、生きた人間の参加者は皆荘園から招待を受けてゲームに参加していることが前提となっている。</p><p>ゲームへの誘いだったかは怪しいリッパーやガラテア、デロス男爵に直接雇われていたと思われるベインやバルクのことを考慮したとしても、彼らはどれも招待状か、「デロス男爵」から直接招かれて荘園にたどり着いているはずだ。</p><p>だが、作曲家については荘園に来た理由が招待ではなく、墓参りもといブルーホープの在り処を探すこととなっている。</p><p>彼が行方不明のマヌスからの手紙を受け取って競馬場に訪れるのはまだわかるが、そんな招かれざる者である状態で荘園の屋敷でもてなしを受け、リビングでピアノを弾き、他の参加者と食事を共にし、当たり前のようにゲームに参加する話が進んでいるのも妙な話である。</p><p>仮に荘園を訪れる口実としてゲームへの誘いを受けたのだとしても、「昨日の檻」では彼が宿泊していた部屋は人が寝泊まりしていた痕跡がないことがわかっており、ここにブルーホープが残されていたというオルフェウスの証言すらも怪しいものになっている。</p><p>荘園の内部に彼が出入りできる秘密の通路が部屋があるとすれば納得のいく話だが、だとすれば彼は招待客ではなく、荘園の主と知り合いか、あるいは荘園の関係者として暗躍していることになる。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;"><b style="font-weight:bold;">・不親切な手紙</b></span></p><p>&nbsp;</p><p>作曲家の言葉を信じるのであれば、彼を荘園に招いたのはマヌスということになる。</p><p>しかしその手紙には荘園に誘う文言はなく、暗号じみた文章が書いてあるだけだった。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20260324/06/xion-illumina/fc/1d/p/o0820084815763762905.png"><img alt="M&amp;Mのドイツ語の手紙" contenteditable="inherit" data-ai-alt="true" height="434" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20260324/06/xion-illumina/fc/1d/p/o0820084815763762905.png" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>記憶の灰燼に登場したマヌスからの手紙には「彼女は彼女が愛する場所で、最愛と永眠している」と書かれていただけで、他には何も書かれていない。</p><p>便箋のデザインが「M&amp;M」と、おそらく「マヌス&amp;マリー」を指すであろうデザインになっている他、文面はドイツ語で書かれている。このことからもこの手紙は間に合わせの偽造品ではなく、失踪したはずのマヌスからオーストリアのクレイバーグ家にあてて書かれたものと考えて間違いないだろう。</p><p>中身も日本語訳と食い違う部分はなく、「最愛」の部分も「彼女が愛しているもの」のように非常に抽象的な言葉選びで表現されている点も共通している。</p><p>&nbsp;</p><p>もしもマヌスがクレイバーグ家に宝石を返還する意思があったり、作曲家を荘園に招きたいのであれば、こんな回りくどい暗号文を書く必要がない。この文言を見て荘園を訪れるのは、この文章を見て求めるものが荘園にあると確信できる人間だけである。</p><p>そしてマヌスもまた、この文章を本当に届けたい相手にはこれだけで通じると思い、この手紙を出したのではないだろうか。</p><p>そう考えると、マヌスがこの手紙を読ませたかった人物というのはある程度絞れてくる。</p><p>クレイバーグ家の中でもマリーのことをよく知っており、エウリュディケ荘園にも詳しい人物だ。</p><p>&nbsp;</p><p>作中で名言されている中では、この特徴に当てはまる人物が一人だけ存在する。</p><p>それが血の女王の四年目の手紙を書いた正体不明の差出人だ。</p><p>&nbsp;</p><p><i style="font-style:italic;">夫人が他界した後、私は数日間考えた末、とりあえずオーストリアに戻ることにしました。クレイバーグ家にも……彼女の死を知らせなくてはなりませんから。私は夫人がまだクレイバーグ嬢と呼ばれていた頃から彼女についておりました。最後の訃報も、私が持ち帰るべきでしょう。</i></p><p>―――血の女王4年目の手紙より</p><p>&nbsp;</p><p>この手紙の宛先はおそらくマヌスであるが、手紙を書いた人物は元々クレイバーグ家で結婚前からマリーの付き人をしており、彼女と共にエウリュディケ荘園にやってきたことがわかる。その後彼女の訃報をわざわざ直接オーストリアへ伝えに行っていることから、クレイバーグ家にも深い縁のある人物だ。また、手紙には家主であるはずのマヌスを呼び出すような記述があることから、使用人や付き人としては不自然なほどにマヌスとも近しい間柄であった様子も見られる。</p><p>手紙に書かれている内容は一般的な使用人が書くようなものとしてはかなり非常識であり、この人物が「夫人から家財をもらった」と書いていたり、手紙の末尾ではマヌスの身を案じるような言葉を連ねていたりと、どちらかというと親族や友人のような雰囲気が感じられる。</p><p>&nbsp;</p><p><i style="font-style:italic;">あなたが戻られた後、私が夫人の家財を盗んだなどという悪い噂を耳にするかもしれません。私がここを去ることで、あの紳士たちはそこから 更に多くの罪状を連ねることでしょう。ですが、私は絶対に夫人の利益を損なうような行為をしていないとここに保証いたします。彼らはジュエリーボックス1つで様々な推測を広げているようですが、あれは夫人にいただいたもので、決して盗んではいません。</i></p><p>―――血の女王4年目の手紙より</p><p>&nbsp;</p><p>ここで書かれている「家財」というのは中国語や英語版の文面と見比べてみると「嫁入り道具」「持参金」を意味する言葉が使われているため、「ジュエリーボックス」という言葉の記述ことも考えるとこれはブルー・ホープのことか、それに近しい価値を持つ宝飾品であったと考えられる。</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20260324/07/xion-illumina/f9/fc/p/o1558087615763773383.png"><img alt="作曲家が持つ宝石箱" data-ai-alt="true" height="236" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20260324/07/xion-illumina/f9/fc/p/o1558087615763773383.png" width="420"></a></p><p><span style="font-size:0.83em;">手紙と「マリーの好きなもの」というヒントを頼りに見つけた場所には、ヤグルマギクの紋章の入った宝石箱が埋められていた。</span></p><p>&nbsp;</p><p>ただし、マヌスがこの人物に暗号のような手紙を送ったのだとすれば疑問が残る。</p><p>ブルー・ホープと思わしき所在不明の宝飾品を持っているのはおそらくこの正体不明の人物であり、マヌスがその在り処を示す手紙を送る必要がない。</p><p>あるいは、そもそもこの手紙が示しているのはブルー・ホープの所在ですらなかったのかもしれない。</p><p>この手紙の主語はブルー・ホープではなく、「彼女」である。つまり、マヌスはブルー・ホープの所在のヒントに見せかけたこの手紙によって、この人物にマリーの正式な埋葬場所を伝えたかったのではないだろうか。</p><p>&nbsp;</p><p>そして、クレイバーグ家が手紙を受け取ったことで実際に荘園を訪れた人物は作曲家だった。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;"><b style="font-weight:bold;">・クレイバーグ家の闇</b></span></p><p>&nbsp;</p><p>クレイバーグ家が抱える問題はこれだけでは終わらない。</p><p>「昨日の檻」では荘園主の部屋の調査にメリーを同行させることでクレイバーグ家についての話を聞くことができるが、そこでは「数年前も一族の内部で出版に関するトラブルが起こり、2人の若者が名誉を賭けて決闘した」とアリスが語る。</p><p>決闘に関わった人物については明言されていないが、そのうちの片方は死亡し、生き残った方は負傷して精神科医の介入が必要になったという。</p><p>クレイバーグ家での出版トラブルといえば血の女王六年目の手紙でも触れられているため、おそらく「死の白馬」のことだろう。</p><p>そしてその渦中にいた人物といえば、この作品のオペラ化に参加していたと思われるフレデリック・クレイバーグだ。</p><p>とはいえ、仮に決闘を行った一人がフレデリックだったとしても、もう片方の人物となる候補が既存のキャラクターには存在しない。</p><p>だが、もしも彼が双子だったのであれば話は別だ。</p><p>&nbsp;</p><p>前の項目でまとめた通り、社交界に出た「フレデリック」が「死の白馬」のオペラ化に参加したのであれば、クレイバーグ家は当然それに反発しただろう。その中でも彼に決闘を挑むほど「死の白馬」に複雑な感情を抱いている人物がいたとしたら、それもまたマリー・クレイバーグと近しい間柄の人物だったはずだ。</p><p>ここで前述の「マリーともマヌスとも親しかった人物に充てた可能性の高い手紙」を受け取って荘園を訪れたのが作曲家であったことを考えると、マリーと近しい距離にいたのは双子の片割れだったのかもしれない。</p><p>&nbsp;</p><p>作曲家の一年目の手紙ではアマーリアが「M」というイニシャルの人物に向けて作曲家の生い立ちについて詳しく語っている。</p><p>このような内容は日記にするならともかく、人に向けて送る手紙としてはなぜそのようなことをしたのか意図がわからない部分があるが、もしも「手元を離れてしまった痣のある子の行先」に送ったのであれば話は別だ。</p><p>そして、偶然にも彼の周りにはイニシャルが「M」である人物が二人もいる。マリーとマヌスだ。</p><p>&nbsp;</p><p><span style="color:#ff0000;">※仮説に当てはめた解釈であるため、以下のまとめは公式の情報ではありません。</span></p><p>痣があったことで一族から受け入れられなかった双子の片割れはアマーリアの元から引き離され、クレイバーグ家の一員ではなくマリーの付き人として育てられた。一度は影武者として社交の場に出る機会があったものの、役目を終えた後は結局表舞台から追いやられ、マリーの嫁入りの際に彼女について共にエウリュディケ荘園に移った。</p><p>そのため彼にとってマリーはもはや家族のようなもので、マヌスとも表向きは主従関係ではありながらも親しい間柄だったのではないだろうか。</p><p>結婚後に社交の場がないことで浮かない様子だったマリーのためにマヌスは競馬場を建設し、そこに彼女の出身であるクレイバーグの名前をつけた。それほどに馬が好きであったマリーから強く影響を受け、痣のある子も乗馬が特技になったと考えられる。</p><p>ところがその後、マリーをモデルにしたかのような小説「死の白馬」が書かれたことでマリーは好奇の目に晒されることとなる。マリー自身も元々スキャンダルの噂が耐えない人物ではあったようだが、オルフェウスの「死の白馬」はその結末が悲劇であったことから、それのモデルがマリーだと気づいた人物からすればそれは面白い新たなゴシップの種になっただろう。</p><p>最終的にはマリーは自ら命を絶った、あるいは自殺に見せかけて殺害されたという悲劇的な末路をたどってしまう。</p><p>そして、その物語の制作を助長した人物として名前が挙がったのは「フレデリック・クレイバーグ」だった。</p><p>マリーを家族同然に思っていた「痣のある子」からすれば、自身が築いた名声によってフランスに渡り、マリーに対する悪意を感じられる小説をオペラ化しようとした片割れの存在は「名誉を貶める存在」以外の何者でもなかっただろう。</p><p>そして彼は小説の悲劇的な結末に未来を操作されることを嫌い、マリーの持っていた「呪われた宝石」と称されたブルー・ホープを持ち帰らずに荘園に隠してオーストリアに戻ると、双子の片割れに決闘を挑んだ。</p><p>生き残ったのは「痣のある子」の方で、彼は決闘の末に「自分が本物のフレデリック・クレイバーグだ」と主張した。それによって彼は精神に異常をきたしたとみなされ、精神科の介入が必要となった。</p><p>そう考えると、荘園に来た作曲家が「リラックスした表情で、もうここにはなじんでいる様子。初めてここに来た客人ではないらしい」とアリスに思われたのも納得がいく。</p><p>また、もしかしたら、彼のつけているピアスはそのような「影武者によるなりすまし」が成立しないようにするために、一族の人間が見分けのためにつけたのかもしれない。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;"><b style="font-weight:bold;">・名前を呼んではもらえないあの人</b></span></p><p>&nbsp;</p><p>ここまで作曲家双子説についてかなり尖った考察をしてきたが、これには実はもう一つ、考察しておきたい要素がある。</p><p>作曲家はメインストーリーでの登場に加えて誕生日の手紙も二年目まで公開されているが、彼が「フレデリック」と呼ばれた回数は非常に少なく、中には不自然なまでに名前が隠されている部分まで存在する。</p><p>これについては「作中でもクレイバーグという一族に埋もれていることを示唆しているのでは？」という考察も見かけるのだが、それにしてもあまりにも異常すぎるため、紹介しておきたい。</p><p>&nbsp;</p><p>まず、背景推理で「フレデリック」という名前が出るのは背景推理8のみであり、「演奏者は全員、フレデリック・クレイバーグである」という客観的な一節だけにとどまっている。</p><p>それ以外にも彼を指すであろう診断書や音楽レビュー、謎の人物からの手紙等があるが、そのどれもが「あなたのご子息」「彼の名前を言わずとも、誰のことかは皆もわかるだろう」「親愛なるクレイバーグさん」といった風にぼかされており、特に音楽レビューについては「クレイバーグらしくない」という一節こそあるものの、名前を出さない時点でレビューとしてはかなり投げやりである。</p><p>&nbsp;</p><p>続いて誕生日の手紙では一年目に母親のアマーリアが息子の生い立ちについて語っているのだが、その手紙の全てが子供の話をしているのにも関わらず、全体を通して子供の名前が一切登場していない。</p><p>文中では「その子」「彼」「この子」「私の哀れな子」としか書かれておらず、母親が息子のことを語るにしては不自然なまでに名前が呼ばれていないのである。</p><p>「フレデリックのことをクレイバーグ家の人間としか見ていないから」という考察はクレイバーグ家に嫁いで息子を愛している母親には適用しようがなく、これに関しては意図的に名前を呼ばないようにしているのではないかとすら思える。</p><p>対して二年目の手紙ではニコラス夫人が手紙の冒頭に「フレデリック・クレイバーグさんへ」と明確に記載しており、なんと後述のメインストーリーを含めても彼女が<b style="font-weight:bold;">作中で唯一</b>の彼のファーストネームを発した人物となった。</p><p>&nbsp;</p><p>更に名状しがたいのがメインストーリーであり、彼は記憶の灰燼前編で自らフルネームを名乗るが、<b style="font-weight:bold;">それ以降フルネームを含めて「フレデリック」という名前が登場することは二度とない</b>。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20260324/09/xion-illumina/be/4b/j/o2778128415763802175.jpg"><img alt="作曲家フレデリック・クレイバーグの紹介" data-ai-alt="true" height="194" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20260324/09/xion-illumina/be/4b/j/o2778128415763802175.jpg" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>前の項目でも書いたように、作曲家の人柄について執事が語るシーンでは、新聞に書いてあるのは「クレイバーグ」のみである上、右側の写真についてはキャラストーリーで「鏡に映った理想像」として登場した姿になっている。</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20260323/21/xion-illumina/94/3b/p/o0800060115763671627.png"><img alt="音楽家クレイバーグの評価、双子説の考察" contenteditable="inherit" data-ai-alt="true" height="165" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20260323/21/xion-illumina/94/3b/p/o0800060115763671627.png" width="220"></a><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20260323/21/xion-illumina/47/8f/p/o0837047015763670164.png"><img alt="作曲家フレデリックの演奏会" contenteditable="inherit" data-ai-alt="true" height="124" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20260323/21/xion-illumina/47/8f/p/o0837047015763670164.png" width="220"></a></p><p>&nbsp;</p><p>登場人物が互いを呼ぶ名前については好感度システムでアリスがメリーのことを「メリーさん」と呼ぶようになった以外は互いにファミリーネームやペンネームで呼び合っているため、「クレイバーグさん」と呼ぶことはおかしいことではない。</p><p>ただ、そんなアリスの言動の中でも不可解なものが存在する。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20260324/09/xion-illumina/74/9a/j/o2778128415763802860.jpg"><img alt="クレイバーグ、メリー、オルフェウス、ノートン" data-ai-alt="true" height="194" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20260324/09/xion-illumina/74/9a/j/o2778128415763802860.jpg" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>「昨日の檻」では荘園を訪れた人物についてアリスが考えを整理するシーンがあるのだが、このシーンではペンネームであるオルフェウス以外は全員フルネームのように見せかけて、作曲家のみが「クレイバーグ」とファミリーネームのみの表記になっている。</p><p>彼はアリスにフルネームを名乗っているため名前を知らないはずはないし、ファーストネームで呼ぶほど親しくない間柄だというならノートンにも同じことが言える。</p><p>それでも全員をフラットに推理するシーンにおいて作曲家だけ扱いが違うというのは妙で、記者として真実を追求し、クレイバーグ家の決闘のスキャンダルやその結末まで知っているアリスが作曲家のことを「クレイバーグ家の人間」という色眼鏡を通してしか見ていないというのもおかしな話である。</p><p>もしもアリスが頑なに彼のことをファーストネームで呼ばないことに理由があるのだとすれば、彼が「フレデリックではない」と知っているからなのではないだろうか。</p><p>&nbsp;</p><p>また、このシーンについては<s style="text-decoration:line-through;">みんな大好き</s>巷で話題の「ノートンキャン・ベル」の誤植があったシーンでもあり、ノートンの表記はその後修正されているのにも関わらず作曲家についてはそのままだったことに加え、他の言語でも作曲家のみがファミリーネームだけの表記であったことから、この表記については運営が意図して仕組んだものであることは明白である。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20260324/09/xion-illumina/b8/4e/p/o2520108015763803358.png"><img alt="クレイバーグ、メリー、オルフェウス、ノートン" data-ai-alt="true" height="180" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20260324/09/xion-illumina/b8/4e/p/o2520108015763803358.png" width="420"></a></p><p><span style="font-size:0.83em;">ノートンキャン・ベルは散々騒がれたのに作曲家のファーストネームがないのはあまり触れられていなかった気がする。</span></p><p>&nbsp;</p><p>更に、彼が「フレデリック」ではないのだとすると不自然さが解消される言動が他にもある。</p><p>記憶の灰燼前編でクレイバーグ競馬場の話題になったとき、作曲家は「残念ですが、私はフランス人ですので」と言ってマリーとの関与を否定した。</p><p>しかし記憶の灰燼後編にてオルフェウスは二人が同じクレイバーグ家出身であることを指摘し、その際に「オーストリアの『クレイバーグ』さん」と皮肉を交えている。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20260324/10/xion-illumina/fb/70/p/o2520108015763805831.png"><img alt="小説家「クレイバーグ」さん" data-ai-alt="true" height="180" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20260324/10/xion-illumina/fb/70/p/o2520108015763805831.png" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>彼がフランス人だと名乗ったことに対してこの皮肉を言うならカギカッコをつけるのは「オーストリア」の方になるはずで、「クレイバーグ」が強調されているのは少しずれているようにも見える。</p><p>だが、もしも彼の本名が違うのだとすれば「自称する身分が『クレイバーグ』というファミリーネームしか合っていない」という皮肉として成立するのだ。</p><p>&nbsp;</p><p>他にも記憶の灰燼前編の終盤で、オルフェウスはマリーとの関与を否定した作曲家に何の脈絡もなくマリー・アントワネットの話題を振る。</p><p>これは「死の白馬」のモデルがマリー・クレイバーグとマリー・アントワネットの両者から来ていることを知らないと意味が理解できない嫌味であると同時に、作品の出版においてクレイバーグ家とトラブルを起こしたオルフェウスにとっては特大ブーメラン案件である。</p><p>その上オペラ化の計画を進める上でこの二人は多少なりとも面識があったはずで、今更マリーの話をあえてこの場で言ったのは、彼が「オーストリアとフランスのどちらにいた『クレイバーグ』なのか」を皮肉まじりにつつく意図があったのかもしれない。</p><p>もしも本当に双子が決闘をしていて、フランスにいた「フレデリック」が敗北して命を落としたのであれば、「オーストリアから来た首を落とされたあのマリーもまたフランスにいた」というこの発言はダブルミーニングで殴りにかかる嫌がらせレベルの皮肉として成立してしまう。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20260324/10/xion-illumina/d4/40/p/o1920108015763809115.png"><img alt="作曲家、マリー、クレイバーグ家、双子説" data-ai-alt="true" height="236" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20260324/10/xion-illumina/d4/40/p/o1920108015763809115.png" width="420"></a></p><p><span style="font-size:0.83em;"><s style="text-decoration:line-through;">本当にそうなら「ちくちく言葉」を超えて「串刺し言葉」に改名すべきである。</s></span></p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p>
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<link>https://ameblo.jp/xion-illumina/entry-12960611650.html</link>
<pubDate>Tue, 24 Mar 2026 11:09:29 +0900</pubDate>
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<title>昨日の檻、ストーリー攻略と隠し要素まとめ</title>
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<![CDATA[ <p><span style="font-size:1em;"><span style="color:#ff0000;">※今回の記事は新メインストーリー「昨日の檻」に関するネタバレを含んでいます。未プレイの方はプレイしてから見ることをおすすめします。</span></span></p><p><span style="font-size:1em;"><span style="color:#ff0000;">※この記事は考察ではなく、メインストーリーをより深く楽しむための攻略法として書いています。</span></span></p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20251127/20/xion-illumina/f3/33/j/o1645092515723923561.jpg"><img alt="" height="236" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20251127/20/xion-illumina/f3/33/j/o1645092515723923561.jpg" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><h3><b style="font-weight:bold;">・ストーリーの分岐について</b></h3><p>&nbsp;</p><p>今回の分岐は非常に細かく作られており、大きなものだと以下のものが変わる。</p><p>&nbsp;</p><p><b style="font-weight:bold;">第一幕01：ゲームの参加者について調査を行う際、本人に話を聞くか、もしくは部屋を調査するか</b></p><p><b style="font-weight:bold;">第二幕02, 03：夜間の調査で誰と遭遇するか。また、遭遇した人物と共に行動するか</b></p><p><b style="font-weight:bold;">第五幕01：調査を終えた後に遭遇するハンター</b></p><p><b style="font-weight:bold;">第五幕03：調査を終えた後に再合流するパートナー</b></p><p>&nbsp;</p><p>第一幕の分岐ではメリーはどちらでも部屋に入れるため得られる情報に大きな差はないが、オルフェウスとノートンについては絵画や持ち物など部屋を見ないと入手できない情報がある。</p><p>第二幕の分岐は初回プレイ時の遭遇相手は自動で決まり、一緒に行動するかのみの選択ができるが、ストーリーの振り返りでは直接相手を選べるようになる。</p><p>一緒に行動することで専用の会話イベントが発生するようになり、それぞれのキャラクターのみでしか聞けない情報が引き出せる。</p><p>&nbsp;</p><p>ノートン：オルフェウスとエウリュディーチェの物語(通常エンド)→メリーとジョシュアの人柄について</p><p>オルフェウス：オルフェウスとエウリュディーチェの物語(ロマンエンド)→メリーとジョシュアの夫婦関係について</p><p>メリー：探鉱者について/作曲家について(どちらか一つ)</p><p>シングル：ベッドの下、ロッカー、バスルームの調査が可能になる</p><p>&nbsp;</p><p>第五幕01では調査を終えたアリスがホールで遭遇する人物が変わり、該当人物がハンター化する瞬間を目撃することができる。</p><p>ファン必見のカッコいい映像だが、<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">メリーについては例の如くミツバチが大量に登場するため虫や集合体が苦手な方は注意</span></b>。</p><p>&nbsp;</p><p>第五幕03では共に調査を行ったパートナーと再合流することになり、それまで収集した情報を照らし合わせることになる。</p><p>会話の内容自体は大きくは変わらないが、仮面の人物について話す際の疑いの対象が変わる他、ノートンを選んだときのみノートンの持っているカードの内容を見ることができる。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><h3><b style="font-weight:bold;">・隠し要素</b></h3><p>&nbsp;</p><p>第四幕05で登場するボンボンはモールス信号の謎解きクリア後、もう一度話しかけることができ、自由にメッセージを送ることができるようになる。</p><p>その際に「NICE TO MEET YOU」(「会えて嬉しいよ、ボンボン」のセリフから)と送ることでボンボンが反応し、プロフィール用のタグ「機械の心」がもらえる。</p><p>&nbsp;</p><p>第四幕06のバルクのパズルでは高難易度でクリアした時だけ絵を受け取る際にバルクが撫でてくれる。</p><p>第四幕07の訪れない人のパズルではクリア時の難易度によって花火の絵柄が変わる。</p><p>※パズルは選択肢で高難易度を選んでいればスキップボタンで飛ばしても高難易度の分岐が反映される。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p><b style="font-weight:bold;">～自分でクリアしたい人向けのヒント～</b></p><p>バルクのパズルは端から向きを整えていき、複数の配線が交わるところを後回しにするとわかりやすい。</p><p>訪れない人のパズルは一筆書きの要領で、スタートとゴールのビーズは一つのビーズとしか繋がらないことを意識すると動かす場所を探しやすい。</p>
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<link>https://ameblo.jp/xion-illumina/entry-12948225596.html</link>
<pubDate>Thu, 27 Nov 2025 20:15:23 +0900</pubDate>
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<title>血の女王六年目の手紙考察とメインストーリーとの関係</title>
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<![CDATA[ <p><span style="font-size:1.4em;"><b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">※この記事は血の女王六年目の手紙に関するネタバレを含んでいます。</span></b></span></p><p>&nbsp;</p><p>今回の内容は血の女王に加え幅広い情報を扱うため、以下の内容を見てから読むことをお勧めします。</p><p>・血の女王誕生日の手紙　1～6年目</p><p>・メインストーリー　記憶の灰燼</p><p>・オペラ歌手　キャラストーリー、背景推理</p><p>・作曲家誕生日の手紙　1, 2年目</p><p>・第0グループ人物関係図</p><p>・<a href="https://x.com/IdentityVJP/status/1979128836605305326" rel="noopener noreferrer" target="_blank">メインストーリー　昨日の檻PV</a></p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><h3><b style="font-weight:bold;">・手紙が示す「血の女王」の虚構</b></h3><p>&nbsp;</p><p>六年目の手紙では「血の女王」というハンターのベースとなった「オルフェウス」の作品、死の白馬がどのような背景を持つのかについて詳しく語られている。</p><p>これは第五人格の六年目の手紙における共通点としては少し珍しいものであり、血の女王が特異な存在であることが伺える。</p><p>&nbsp;</p><p>六年目の手紙は大体のキャラクターにおいて、アリスと思わしき人物が該当人物を調査した記録となっている形式が多い。</p><p>一部例外としてハスターやジョゼフなどがあり、前者は湖景村に関する内容が中心になっており、調査を通してハスターの名前を聞いたという描写、後者は知人を経由して聞いたジョゼフに関する黒い噂や彼が生前所有していたという写真機の行先を思い返す内容となっている。</p><p>彼らの共通点は存在そのものが危ぶまれる人物という点で、たとえば道化師ジョーカーや魔トカゲルキノについては参加者が幻覚によってハンターに見えたということが過去の情報から推測できるが、ハスターは神であることから存在自体が概念であり、ジョゼフは荘園でゲームが行われている頃には既に死亡していると思われ、荘園に訪れることが物理的に不可能なのだ。</p><p>おそらくこれらのハンターは本人が荘園にいたわけではなく、ベースになる物語や彼らを連想させる別の人物などによって幻覚として他の参加者の前に現れたと考えられ、参加者の日記にはあたかもそこにいたかのように書かれておきながら実際にゲームに参加したわけではない可能性が高い。</p><p>そして今回の血の女王の日記もまさにこの形式であり、モデルとされたマリー・アントワネットは歴史上の人物で既に死亡、同じくマリー・クレイバーグも自ら命を絶っているとされどちらも荘園のゲームに参加することは不可能である。</p><p>&nbsp;</p><p>血の女王の誕生日の手紙では以前からキャラクターのモデルが前述の二人であることが匂わされ、五年目ではついに血の女王が「マリー」たちに関する空想や物語から生まれたことが示唆された。</p><p>今回の六年目の手紙ではまさにそれの裏付けとなっており、手紙にはマリー・アントワネットやマリー・クレイバーグ自身に関する情報は一切登場せず、「死の白馬」という小説がどのような経緯で生まれたのかについて情報が絞られている。</p><p>&nbsp;</p><p>これらの情報からわかるのは、「血の女王」というハンターは存在しない人物であり、彼女がこれらの「モデル」たちの要素を引き継いだキメラ的な虚構の存在でしかないということだ。</p><p>そしてこのようなキメラ的な存在になった決定打こそが今回の手紙で触れられたクレイバーグ家との確執であり、今回の手紙の主要な新情報ではないだろうか。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20251103/14/xion-illumina/9d/ce/j/o0684084315708580351.jpg"><img alt="" contenteditable="inherit" height="271" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20251103/14/xion-illumina/9d/ce/j/o0684084315708580351.jpg" width="220"></a></p><p><span style="font-size:0.83em;">五年目の肖像画ではオルフェウスと思わしき手がマリーの恐ろしい姿を映した鏡を持っていることから、ハンターとしての「血の女王」が第三者の意図によって生み出された存在だとわかる。</span></p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><h3><b style="font-weight:bold;">・記憶の灰燼での「血の女王」の矛盾</b></h3><p>&nbsp;</p><p>記憶の灰燼ではオルフェウスがカペー家に嫁入りしたマリー・クレイバーグという女性について話し、その後競馬場にてアリスが血の女王を目撃する。</p><p>この時点で不自然だったのが、オルフェウスが話したのは血の女王ではなくマリー・クレイバーグについての物語だったのにも関わらず、なぜかアリスの視点ではマリー・アントワネットの要素を併せ持った「血の女王」の姿で目に映ったことだ。</p><p>これは今まで考えられてきた「サバイバーが恐怖や薬の影響で見た幻覚がハンターである」という考察においてかなり不自然な点であり、オルフェウスが一瞬だけ話題に出した「首を切られたあのマリー」という言葉だけがきっかけになるには要素として弱かった。</p><p>今回六年目の手紙ではオリジナル版の小説がマリー・クレイバーグの要素を強く持ち、その後小説版は大きく改変されたとあるため、おそらくこの改訂版ではマリー・クレイバーグの存在がぼかされたことでマリー・アントワネットを連想するような特徴がより濃く見られるようになったのではないだろうか。</p><p>これまでの手紙を遡ると、一・二年目にマリー・アントワネットについて調べていたことがわかり、三年目の手紙の時点で既にマリー・アントワネットとしての要素を持つキャラクターとして試作品が完成していたことが描写されているため、そもそも当初から彼女はマリー・アントワネットらしさも持っていたことになる。そこから更に生い立ちなどのマリー・クレイバーグらしさを抜いたことにより、マリー・アントワネットを連想する要素ばかりが残されたのではないだろうか。</p><p>&nbsp;</p><p>オリジナル版の要素を残していたオペラ化は中断され、当初の物語は試読版以外では出回らなかったということから、世間一般の認識だと「死の白馬」の物語はマリー・アントワネットの要素を強く持った方の物語であると考えられる。</p><p>そして記憶の灰燼でオルフェウスが語ったマリー・クレイバーグの話を聞いたアリスが「死の白馬」との共通点を見出したことで、アントワネットとクレイバーグ両方の特徴を持った「血の女王マリー」がアリスの前に現れたのではないだろうか。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><h3><b style="font-weight:bold;">・二人の編集者</b></h3><p>&nbsp;</p><p>血の女王の誕生日の手紙では今まで小説の出版に関わった人物についての情報が上がっていたが、今回の手紙で以前の担当が「カフィ」、そして新しい編集担当が「ラファネル」であると名前が判明した。</p><p>ラファネルの担当は「死の白馬」以降であるとのことだが、三年目の手紙において、試し読み会に関する報告と同時に新しい担当が挨拶していること、そして詳細は後に書くが二年目の手紙でカフィがマリー・アントワネットについて調査していることから、担当が変わったのは死の白馬がほとんど書きあがってからなのではないかと思われる。</p><p>&nbsp;</p><p>カフィという人物の名前は英語では「Kafe」となっており、先日公開された「昨日の檻」のPVにて名前が一瞬だけ写り込んでいるシーンがある。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20251103/18/xion-illumina/95/27/p/o1920108015708880106.png"><img alt="" height="236" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20251103/18/xion-illumina/95/27/p/o1920108015708880106.png" width="420"></a></p><p><span style="font-size:0.83em;">書体に癖があって読みづらいが、中段の「ノートンキャンベル」のスペル「Norton Campbell」と照らし合わせることで下の行は「Roy Kafe」だとわかる。</span></p><p>&nbsp;</p><p>そして血の女王二年目の手紙ではマリー・アントワネットの調査を行ったロイという人物がとある小説家に向けて調査結果を送っているものであり、これらの内容から「オルフェウス」の以前の担当編集者が「ロイ・カフィ」だったことがわかる。</p><p>ロイは0グループにおいても人物関係マップにおいて名前のみ登場しており、心眼や患者と何かしらの繋がりがあったと示唆されている。</p><p>また、0グループにおける詳細不明の0-1-0番は具体的に人物を示すヒントがなく、他の参加者の記録や発言には「小説家」「オルフェウス」といった記載がありながらも人物関係マップやビジュアル的なヒントからこの人物がプレイアブルキャラクターである小説家と同一人物とは限らないこと、また、心理学者が0-1-0の身分について認識のずれがあるといった描写があるということから、0-1-0の正体が「小説家オルフェウスを名乗るロイ・カフィ」なのではないかと予想する考察もある。</p><p>&nbsp;</p><p>ラファネルについては今回の手紙が書かれた時点で消息がはっきりしているため、少なくとも当時の時点では荘園でのゲームに巻き込まれている様子は見受けられない。</p><p>一方ロイについては0-1-0である可能性や昨日の檻で名前が挙がったことから荘園に関わった可能性があり、小説家の「オルフェウス」と接点があったことからも生死や身分について不審な点が多く残る。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><h3><b style="font-weight:bold;">・クレイバーグ家の影響力</b></h3><p>&nbsp;</p><p>「死の白馬」の出版にあたってクレイバーグ家から「クレイバーグ家出身のマリーと似すぎている」とクレームが届いたものの、彼らの住むオーストリアを含めてドイツ語圏への出版は行われておらず、どのような経路で彼らに伝わったのかは不明だと書かれているが、この経路としては真意は不明にしろフレデリック・クレイバーグ経由である可能性が高いと思われる。</p><p>ぱっと見た意見では小説の登場人物がマリーに似ていると感じたフレデリックがクレイバーグ家に密告したというものが多いように見えるが、私個人の考察としてはフレデリックは元からそれを承知の上でオペラ化計画に参加し、試作した楽曲を手紙に添えて親族に送ったことで一族の知るところになったのではないかと考えている。</p><p>作曲家の背景推理7ではパリからウィーンへの楽譜付きの手紙が送られてきており、最初の一通を除いて開封すらされておらず、全て捨てられてしまっている。</p><p>一通目の手紙に書かれていたものが死の白馬のオペラ化に関する報告であったとしたら、それに激怒した親族たちが「オルフェウス」に圧力をかけ、小説のオペラ化に積極的であったフレデリックを煙たく思うようになったと考えられるのではないだろうか。</p><p>この点はまだ不透明な内容が多いため、今後作曲家の背景推理等で補完される可能性が高いだろう。</p><p>&nbsp;</p><p>また、この一件に関して更に掘り下げると、クレイバーグ家が音楽で有名なだけでなく、他国にいる著名な小説家の作品内容を変えさせるほどの権力を持っていることが読み取れる。</p><p>それと同時にオペラ化を提案した人物であるニコラス夫人も、これまでは「芸術に強い関心を寄せている」というだけの情報だったものが、芸術系の界隈ではクレイバーグ家を相手に強気に出られるほどの影響力を持っていることが判明した。</p><p>そんな人物から芸術顧問としてのスカウトを受ければフレデリックやクレイバーグ家の一族は光栄なことに感じるであろうことに違いないし、既にフレデリックがフランスに渡った上でオリジナル版の死の白馬の内容を知ったとなれば、オペラ化を進めたいニコラス夫人と内容の撤回を求めるクレイバーグ家との間で板挟みにあう。</p><p>当然どちらかの側につけばもう片方からの援助は得られなくなるであろう場面で、フレデリックが選ぶとしたら「音楽家としての将来性が期待できる側」になるのではないだろうか。</p><p>好感度システムにおいて、オルフェウスは「血の繋がりが人と人を結びつけるわけではない」としてフレデリックの名前を挙げている。これまでメインストーリーで確認できたクレイバーグ家に関する話題は父親が作った曲とマリー程度であり、そこにフレデリックとの繋がりを強調するような内容はなかったため、オペラ化の一件でクレイバーグ家とフレデリックの間に明確な亀裂が入ったことを示している可能性がある。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20251103/23/xion-illumina/91/15/p/o1920108015709027527.png"><img alt="" height="236" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20251103/23/xion-illumina/91/15/p/o1920108015709027527.png" width="420"></a></p><p><span style="font-size:0.83em;">メリーについては「理想的な夫婦」ではなかったにしろ、夫を慕っていたことを指すものだと思われる。</span></p><p>&nbsp;</p><p>なお、ニコラス夫人を巡った「繋がり」を強調する例ではオペラ歌手のサングリアがおり、オペラ歌手二年目の手紙において、サングリアはニコラス夫人の元に戻ることを「私が帰るべき、家族の元」と表現している。</p><p>サングリアについてはキャラストーリーにおいてもニコラス夫人の存在がかなり強く押し出され心酔していることが描写されているためこれは極端な例ではあるだろうが、芸術を追い求める人間からすればニコラス夫人は時に実の家族よりも強固な繋がりを保ちたい存在になり得るのは十分にあり得る話だ。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><h3><b style="font-weight:bold;">・記憶の灰燼での不自然な発言</b></h3><p>&nbsp;</p><p>死の白馬やマリー・クレイバーグについては記憶の灰燼でも焦点が当てられているが、マリーや競馬場、死の白馬ににまつわる事件については登場人物のセリフ回しに不審点が見られる。</p><p>&nbsp;</p><p>前提として血の女王六年目の手紙の宛先となっている「ラム」だが、これはアリスの偽名である「ラム」のことだと思われる。</p><p>他にラムを名乗る人物にはヴィルヘルム・ラムもいるが、彼はアリスを引き取った後に実験を行っていた人物であり、アリスの回想においてメガネの男性と共に登場していることから男性と同僚だとみられるオルフェウスとも少なからず面識があると思われる。</p><p>加えてヴィルヘルムは社会的地位も高いと思われる上にレディ・ファウロやその弟子たちを育成しているため、特定の人物の調査を行うのであればより詳しく機密性の高い情報まで調べることができるのではないだろうか。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250528/19/xion-illumina/b9/c2/p/o2520108015605495634.png"><img alt="" contenteditable="inherit" height="94" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250528/19/xion-illumina/b9/c2/p/o2520108015605495634.png" width="220"></a><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250528/19/xion-illumina/e2/2e/p/o2520108015605495639.png"><img alt="" contenteditable="inherit" height="94" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250528/19/xion-illumina/e2/2e/p/o2520108015605495639.png" width="220"></a></p><p>&nbsp;</p><p>逆にアリスは記憶の灰燼冒頭で「オルフェウス」の著作を多く所有しており、その一冊を荘園に持って行った上でオルフェウスについて調べようと質問や調査を繰り返していることから、彼の調査について書かれているこの手紙はアリスに宛てたものだととらえるのが自然だろう。</p><p>&nbsp;</p><p>しかし、仮にこの手紙を受け取ったのがアリスだとすると、クレイバーグ家が音楽で有名かつ権力を持つ存在であることや、死の白馬のモデルとなった人物がスキャンダルの噂をされたマリーでありクレイバーグ家との確執があることなど、ある程度の情報は知っていたことになる。</p><p>それでもアリスはフレデリックとの初対面時に父親も音楽家なのかとクレイバーグ家を知らないかのような質問をしていたり、クレイバーグ競馬場について尋ねる等、無知を装っているとしか思えない言動を繰り返している。</p><p>その上アリスは正体を隠していても肩書は「記者」のままであるため世間で有名な一族や話題になった事件のことを知らないというのは不可解であり、まるで記者のインタビューのように小さな質問からだんだんと核心を突く話題に入っていく言動はフレデリックをはじめ他の参加者たちに警戒されてしまうデメリットが大きいのではないだろうか。</p><p>現に昆虫学者三年目の手紙ではメリーはアリスに対して「インタビューは断る」と一線を引いており、友人として互いを知るという形で仲を深めている。同様にノートンはインタビュー代としてアリスに金銭を要求したようだ。</p><p>&nbsp;</p><p>同様にオルフェウスとフレデリックも、本来なら互いに知っているである情報をわざわざ改まって口に出すような動きが見られる。</p><p>例えばオルフェウスはフレデリックが「フランス人」と自称した際に唐突にマリー・アントワネットの名前を出したり、ブルー・ホープの話題を出すときには強調するように「オーストリアのクレイバーグさん」と言っている。それに対しフレデリックも「どこまで知っている？」と返すが、そもそも二人は死の白馬の原作者とオペラ化の芸術顧問という立場であり、死の白馬のオペラ化に関する手紙でも芸術顧問の名前が書かれていたため互いに少なくとも名前は知っている上、執筆者であるオルフェウスによってクレイバーグ家のことが調査されていることも承知のはずなのだ。</p><p>特に後者のシーンではアリスは隠れて話を聞いているためフレデリックはオルフェウスと二人きりで会話していると思い込んでいるはずだが、それでも正体を現さずに話し続ける点を見ると、もはやこの会話そのものがアリスに聞かせるためにあらかじめ用意されたものではないかとすら感じられる。</p><p>これらのオルフェウスの発言は何も知らないで見るとフレデリックに対して攻撃的に振舞っているように見えるが、そのどれもがアリスに聞かせるための台本であったとするならば、二人の目的は「マリー・クレイバーグ」という人物をアリスの中で印象づけると同時に「死の白馬」の小説を連想させ、ブルーホープの宝石を見つけさせた上で強奪、その後襲撃するところまで全てが含まれていたのではないだろうか。</p>
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<link>https://ameblo.jp/xion-illumina/entry-12942890953.html</link>
<pubDate>Tue, 04 Nov 2025 01:49:30 +0900</pubDate>
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<title>箱の中の怪物と永久機関から考察するビリヤードプレイヤー</title>
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<![CDATA[ <p>先日公開された新ハンター、ビリヤードプレイヤーについて、ストーリーや元ネタに興味深い内容が多々あったので、その内容と私なりの考察をわかりやすくまとめてみようと思います。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;"><b style="font-weight:bold;">・マクスウェルの悪魔と箱の中の怪物</b></span></p><p><br>ビリヤードプレイヤーのストーリーは他のキャラクター以上に難解かつ複雑なものになっており動画だけでは分かりづらい点が多いのだが、より詳しいストーリーについては有志の方による翻訳で日本語で読むことができる。</p><p>&nbsp;</p><p><iframe allowfullscreen class="youtube_iframe" frameborder="0" height="274" src="https://www.youtube.com/embed/AoabojPiy1M" width="488"></iframe></p><p>&nbsp;</p><blockquote class="twitter-tweet" contenteditable="false" data-link-twitter-tweet-log=""><p dir="ltr" lang="ja">【新ハンター】背景ストーリー紹介<br>▶︎「ビリヤードプレイヤー」<br>※8/28〜真髄登場 <a href="https://t.co/bz30Ef69f0">pic.twitter.com/bz30Ef69f0</a></p>— 【非公式】第五人格最新情報 (@identityV_info) <a href="https://twitter.com/identityV_info/status/1954134936203473260?ref_src=twsrc%5Etfw">August 9, 2025</a></blockquote><p>&nbsp;</p><p>彼がハンターとなった経緯や能力について完全に理解するためには「マクスウェルの悪魔」という科学・哲学の知識が必要になる。マクスウェルの悪魔についてはYouTubeでも解説動画があり、きちんと把握しておきたいという人はそちらを参考にするのがおすすめ。</p><p>&nbsp;</p><p>マクスウェルの悪魔について簡単に説明すると、一つの箱に仕切りを入れて部屋を分断したとき、その境目に悪魔を設置して中にある粒子を観測させ、片方の部屋は暖かい粒子に、もう片方の部屋は冷たい粒子になるように中身を仕分けさせれば二つの部屋に温度差が生まれ、それによって永久的にエネルギーを生み出すことができるという<b style="font-weight:bold;">永久機関</b>の考え方の一つだ。</p><p>前提としてこの悪魔は観測や仕分けに一切のエネルギーを必要としないという条件があるため到底実現できるようなものではなく、この理論は「マクスウェルの悪魔のパラドクス」と呼ばれた。</p><p>そしてこの一切のエネルギーなしに粒子を仕分け続ける悪魔が、ビリヤードプレイヤーのストーリーに登場する「箱の中の怪物」の正体である。</p><p>&nbsp;</p><p><iframe allowfullscreen class="youtube_iframe" frameborder="0" height="274" src="https://www.youtube.com/embed/Ox4GhDUsMf0" width="488"></iframe></p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250820/07/xion-illumina/8b/f2/p/o0907068015655368409.png"><img alt="" contenteditable="inherit" height="165" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250820/07/xion-illumina/8b/f2/p/o0907068015655368409.png" width="220"></a><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250820/07/xion-illumina/e2/59/p/o1134075615655368407.png"><img alt="" contenteditable="inherit" height="147" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250820/07/xion-illumina/e2/59/p/o1134075615655368407.png" width="220"></a></p><p><span style="font-size:0.83em;">キャラストーリーに登場した「箱の中の怪物」。外見は箱を二つの空間に仕切った「マクスウェルの悪魔」そのもので、箱の中で震えていた粒子が飛び出してマーカスと融合する。</span></p><p>&nbsp;</p><p>キャラストーリー動画で語り手がマーカスを「彼」と呼び、最後には「私」になること、そしてマーカスと箱の中の怪物が融合したということから、ハンターとしてのビリヤードプレイヤーはマーカス自身の人格ではなく、「箱の中の怪物」の意識であると考えられる。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250820/07/xion-illumina/4f/28/p/o1921108015655362455.png"><img alt="" height="236" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250820/07/xion-illumina/4f/28/p/o1921108015655362455.png" width="420"></a></p><p><span style="font-size: 13.28px;">冒頭の語りも粒子が映っており箱の中の怪物の視点のようだ。</span></p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;"><b style="font-weight:bold;">・他のキャラとの関係性</b></span></p><p>&nbsp;</p><p>ビリヤードプレイヤーのキャラクターストーリー公開時、あまりの情報量に他の界隈が盛り上がり過ぎてビリヤードプレイヤーの存在感が薄れたという声がちらほら見かけられた。</p><p>彼のストーリーではなんと患者、隠者、ヘルマン(囚人の父)と既に登場しているキャラクターが何人も登場するのだ。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250820/07/xion-illumina/a9/12/p/o1895108015655372361.png"><img alt="" height="239" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250820/07/xion-illumina/a9/12/p/o1895108015655372361.png" width="420"></a><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250820/07/xion-illumina/d6/80/p/o0425066415655372359.png"><img alt="" contenteditable="inherit" height="344" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250820/07/xion-illumina/d6/80/p/o0425066415655372359.png" width="220"></a></p><p><span style="font-size:0.83em;">ビリヤードをしているシーンでは左端でぐったりとした患者が運ばれている姿がある。</span></p><p>&nbsp;</p><p>患者とビリヤードプレイヤーの関係は非常にわかりやすく、二人とも過去に劣悪な環境に置かれており、闘技場で命懸けで戦わせられていたという共通点がある。</p><p>このシーンで患者の姿が映っていることから、二人がいた闘技場は同じ場所であると見ていいだろう。</p><p>患者はホワイトサンドで処置を受けた後心理学者との逃避行を経てから荘園に訪れているため、彼らの背景推理と照らし合わせると、このシーンからビリヤードプレイヤーが荘園のゲームに参加するまでは少なくとも三年以上経っていることがわかる。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250820/07/xion-illumina/eb/0d/p/o1931108015655376301.png"><img alt="" height="235" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250820/07/xion-illumina/eb/0d/p/o1931108015655376301.png" width="420"></a><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250820/07/xion-illumina/d7/35/p/o0724054315655376300.png"><img alt="" contenteditable="inherit" height="315" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250820/07/xion-illumina/d7/35/p/o0724054315655376300.png" width="420"></a></p><p><span style="font-size:0.83em;">マーカスが書類を手にするシーンでは持っている紙に写真が写っており、その中に生前の姿の隠者とヘルマンの姿が見られる。</span></p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250820/07/xion-illumina/51/51/p/o1897108015655377638.png"><img alt="" contenteditable="inherit" height="125" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250820/07/xion-illumina/51/51/p/o1897108015655377638.png" width="220"></a><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250820/07/xion-illumina/3c/61/p/o1915108015655377635.png"><img alt="" contenteditable="inherit" height="124" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250820/07/xion-illumina/3c/61/p/o1915108015655377635.png" width="220"></a></p><p><span style="font-size:0.83em;">生前の隠者とヘルマンの姿は隠者のキャラストーリー動画で見ることができる。</span></p><p>&nbsp;</p><p>隠者の背景推理によると、隠者ことアルヴァとヘルマンは学生時代からの付き合いであり、それぞれ異なった個性で互いを補い合う研究仲間だったようだ。</p><p>ところが二人が目指した永久機関の開発は非常に難しいもので、家族よりも研究を優先し研究資金をつぎ込み続けたヘルマンの家庭は崩壊してしまう。</p><p>それを良く思わなかったアルヴァは永久機関を実現不可能なものとして研究をやめようとするが、彼の発言を裏切りだと感じたヘルマンはアルヴァを非難し、二人の仲は険悪なままヘルマンは実験中の事故で命を落とした。</p><p>後にヘルマンの息子である囚人ことルカはアルヴァの元に弟子入りするが、アルヴァが止めるのも聞かず父親と同じように永久機関の夢を追ってしまい、再び起きた実験中の事故でアルヴァは死亡、ルカは大けがを負った上で殺人の罪で逮捕されるという悲劇を繰り返してしまう。</p><p>&nbsp;</p><p>彼らの共通点は全員が永久機関に関わりのある人物という点で、マーカス自身は永久機関の研究者ではないが、彼の父親が永久機関を研究し、「箱の中の怪物」という形でそれを実現した。</p><p>そして第五人格で語られる永久機関にはもう一つ、奇妙な繋がりがある。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;"><b style="font-weight:bold;">・猫教と蘇生</b></span></p><p>&nbsp;</p><p>実験中の事故によって命を落としたアルヴァは一度は埋葬され、その後何者かによって蘇生される。</p><p>その正体は明確にされていないが、隠者のストーリーにおいて黒猫の姿で描かれている。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250820/08/xion-illumina/f7/eb/p/o1921108015655388019.png"><img alt="" height="236" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250820/08/xion-illumina/f7/eb/p/o1921108015655388019.png" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>この猫は使徒、アンが連れている黒猫もしくはそれと同等の存在だと思われ、「漆黒の瞳」と呼ばれる存在を崇める宗教のシンボルでもある。</p><p>使徒の背景推理や誕生日の手紙によると漆黒の瞳は病人を治療したり、儀式を行うことで死者をも蘇生させることができるとされるようだ。</p><p>そのメカニズムはわかっていないが隠者という前例があることに加え、アン自身もまたその「奇跡」に立ち会い、荘園でもまたその儀式を行おうとしている様子であることからどうやら一度きりの偶然の産物とも言い切れない。</p><p>彼らが所属する宗教名は今のところ不明であるため、ここではファンがよく使う通称「猫教」を使うことにする。</p><p>&nbsp;</p><p>ビリヤードプレイヤーはその姿がライオンのようであることから、ネコ科繋がりで猫教に関係があるのではないかと当初から噂されていた。</p><p>そして彼のキャラストーリーでは完全に黒猫とわかるものが姿を現す。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250820/07/xion-illumina/4d/b7/p/o1917108015655362464.png"><img alt="" height="237" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250820/07/xion-illumina/4d/b7/p/o1917108015655362464.png" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>一つ注意しておきたいのが、こちらの黒猫は「箱の中の怪物」である可能性が高い点。</p><p>ビリヤードプレイヤーのキャラストーリーではところどころに手書きの線のようなエフェクトが出るが、このエフェクトが出るタイミングが毎回箱の中の怪物に関係するシーンであることから、そのエフェクトが強くかかっているこの黒猫もまた箱の中の怪物に関連すると思われる。</p><p><span style="color:#ff0000;">2025/9/1追記：ビリヤードプレイヤー背景推理にて、このシーンの猫がライオンに成り代わった存在である記述が登場しました。「箱の中の猫」という言葉からこの黒猫は箱の中の怪物ではなく、「シュレディンガーの猫」が「マクスウェルの悪魔」に成り代わる理論となった描写である可能性があります。</span></p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250820/07/xion-illumina/b5/e0/p/o1907108015655362461.png"><img alt="" contenteditable="inherit" height="125" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250820/07/xion-illumina/b5/e0/p/o1907108015655362461.png" width="220"></a><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250820/07/xion-illumina/16/f4/p/o1911108015655362463.png"><img alt="" contenteditable="inherit" height="124" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250820/07/xion-illumina/16/f4/p/o1911108015655362463.png" width="220"></a></p><p><span style="font-size:0.83em;">「落ちぶれた科学者」について語るシーン、マーカスを蘇生させるシーン、その後マーカスが「私」となるシーンなどにもエフェクトがある。</span></p><p>&nbsp;</p><p>では彼らに「猫教」としての繋がりはないのかというと、そうとも言い切れない。</p><p>ビリヤードプレイヤーのキャラクタービジュアルやキャラストーリーには熱力学の計算式が度々登場するが、同じように隠者の蘇生シーンでも計算式が大量に書かれているのだ。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250820/07/xion-illumina/b4/70/p/o1913108015655362460.png"><img alt="" height="237" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250820/07/xion-illumina/b4/70/p/o1913108015655362460.png" width="420"></a><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250820/08/xion-illumina/07/84/p/o1918108015655393907.png"><img alt="" height="236" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250820/08/xion-illumina/07/84/p/o1918108015655393907.png" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>これまで「漆黒の瞳」は第五人格内に登場する宗教のシンボルとして扱われていたが、一つの可能性として「永久機関など不可能だと思われるものを科学によって可能にする存在」がその正体だと考えられるのではないだろうか？</p><p>そしてその裏付けとして、宗教とは無縁であるはずのバルクの誕生日の肖像画に「漆黒の瞳」と思わしき猫のシルエットが映り込んでいるのだ。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250820/08/xion-illumina/21/6f/j/o0684084315655395485.jpg"><img alt="" contenteditable="inherit" height="271" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250820/08/xion-illumina/21/6f/j/o0684084315655395485.jpg" width="220"></a></p><p>&nbsp;</p><p>バルクは今のところ猫教と関連するような情報は一切なく、荘園でのゲームで関わったことが明確に描写されたのはルカやトレイシーといった科学知識に長けた人物ばかりである。</p><p>その一方で彼の研究の一つとして、アンデッドのペルシーを蘇生させており、「蘇生」というキーワードにおいては共通点があるのだ。</p><p>&nbsp;</p><p>猫教の活動内容は祈りや儀式などオカルトめいたものばかりなのだが、正反対の位置にいるはずの科学者キャラクター達も「永久」を求めているという意味では同じである。</p><p>その中でも「箱の中の怪物」は思考実験から生まれた科学的ものであると同時に、当時の技術では実現不可能であった「悪魔」というオカルトめいた要素を持ち合わせている。</p><p>彼のストーリー詳細においても科学の奇跡となるはずであった箱の中の怪物は最終的に「疑似科学」の烙印を押され、科学的な存在としての扱いを受けられなくなってしまう。</p><p>ぱっと見ただけでは科学的であるはずの「箱の中の怪物」は、荘園に訪れた時点ではオカルト的な存在に変貌しているのだ。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;"><b style="font-weight:bold;">・ビリヤードプレイヤーを蘇生させた男は誰なのか</b></span></p><p>&nbsp;</p><p>ビリヤードプレイヤーのキャラクターストーリー公開時、多く見られたコメントの一つが「彼を蘇生させた男性がペルシーに似ている」というものだ。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250820/12/xion-illumina/c3/4b/p/o1918108015655536302.png"><img alt="" contenteditable="inherit" height="236" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250820/12/xion-illumina/c3/4b/p/o1918108015655536302.png" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>白髪に髭をたくわえているという点はペルシーと同じではあるものの、その体格や声などは似ているようには感じられない。</p><p>また、翻訳されたストーリー詳細を見るからに彼はマーカスの父親であると思われ、名前も「ウィテカー」と書かれていることからペルシーとは異なっている。</p><p>&nbsp;</p><p>何よりペルシーは死者の蘇生を研究していたという意味では似たようなことをしてはいるが、彼が研究していたのは電流によって死者の筋肉を動かすことで蘇生を行う「フランケンシュタインの怪物」が元ネタとなっており、永久機関やマクスウェルの悪魔との関係は今のところ見られない。</p><p>その上ペルシーの実験は人間相手に行ったものは成功しておらず、唯一成功したと思われるのは助手であるミカエルの新鮮な死体を使ったことによる実験を経たからであり、その後の実験の情報や成功例がないままミカエル共々死亡していることからマーカスを蘇生させるような実験を行うタイミングは存在しないのだ。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:0.83em;"><s style="text-decoration:line-through;">それならむしろ記憶の灰燼に出てきたこいつの方が風貌は似ていると思ってしまうのは私だけだろうか。</s></span></p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250528/19/xion-illumina/c7/31/p/o2520108015605495646.png"><img alt="" contenteditable="inherit" height="94" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250528/19/xion-illumina/c7/31/p/o2520108015605495646.png" width="220"></a></p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;"><b style="font-weight:bold;">・「旧隠者」の復活？</b></span></p><p>&nbsp;</p><p>隠者ファンに定期的にネタにされる要素の一つに「隠者の旧デザイン」というものがある。</p><p>これは囚人のキャラストーリーに登場した「偉大な発明家」なのだが、背景推理の内容を考えるとこの人物こそが後に隠者となるアルヴァ・ロレンツなのだと考えるのが妥当だ。しかしその外見は後に実装された隠者とは大きく異なる。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250820/07/xion-illumina/cd/1b/p/o1916108015655376303.png"><img alt="" height="237" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250820/07/xion-illumina/cd/1b/p/o1916108015655376303.png" width="420"></a></p><p><span style="font-size:0.83em;">彼の服装は隠者の遡及衣装にデザインが流用されているが、モノクルやカツラ、口ひげなど風貌は大きく異なる。</span></p><p>&nbsp;</p><p>第五人格ではゲームの更新に合わせてキャラクターの設定やストーリーが変更されることがあるため、これもまたアルヴァ・ロレンツという人物が実装に合わせて外見設定が変更されたのだと思われていた。</p><p>ところが今回のビリヤードプレイヤーの実装にあたり、なんと彼は復活を遂げる。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250820/07/xion-illumina/d7/35/p/o0724054315655376300.png"><img alt="" height="315" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250820/07/xion-illumina/d7/35/p/o0724054315655376300.png" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>先程も紹介したアルヴァやヘルマンが映った写真で、右から二番目に旧隠者とされた人物にそっくりな男性が映っているのだ。</p><p>モノクルをつけている目が逆であり、服装が不明など疑問は残るものの、カツラをつけた高貴な雰囲気は確かに似ている。</p><p>「ではその後の事故のシーンが説明がつかないじゃないか」という疑問があるが、実はこれにも説明がつくヒントが残されている。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250820/07/xion-illumina/41/71/p/o1893108015655376306.png"><img alt="" height="240" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250820/07/xion-illumina/41/71/p/o1893108015655376306.png" width="420"></a></p><p><span style="font-size:0.83em;">事故のシーンでもルカの傍にいたのはカツラの男性である。</span></p><p>&nbsp;</p><p><i style="font-style:italic;">1枚の警報：ロレンツ実験室で爆発発生。</i></p><p><i style="font-style:italic;">今回の爆発では3人が被害に遭った。2人は重傷、1人は軽傷。</i></p><p><i style="font-style:italic;">現時点では、警察はロレンツのアシスタントであるルカ・バルサーが非合法の実験を行ったことによるものだと推測している。</i></p><p>―――囚人の背景推理より</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>このとき実験室にいたのはルカとアルヴァだけではなく、詳細不明の人物がもう一人いたのだ。</p><p>これがルカ、アルヴァ、カツラの男性という組み合わせであり、カツラの男性とアルヴァはヘルマン存命中より面識があったのであれば説明がつく。</p><p>そしてこちらはよく見えないため確定とまではいかないが、研究者四人が写った写真の残り一人がマーカスの父親に見えるという声も上がっている。</p><p>もしもこれらが全て正しいとしたら、永久機関の研究仲間の縁は思ったよりも広いものだったのかもしれない。</p><p>&nbsp;</p><p><s style="text-decoration:line-through;">ところで囚人のキャラクター設定の一文「財産も発明家の未亡人への賠償金として支給された」という文面からアルヴァは既婚者であるとされていたが、事故に巻き込まれて死亡したのがアルヴァだけでなくこのカツラの男性も含まれていた場合、未亡人というのがカツラの男性の妻であり、アルヴァは実は独身であるという可能性も浮上する。</s></p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;"><b style="font-weight:bold;">・ビリヤードプレイヤーは第何グループなのか</b></span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="color:#ff0000;">2025/11/25追記</span></p><p><span style="color:#ff0000;">破輪の四年目の手紙に「ビリヤードの球を握る、近寄りがたい彼」という記述があったことから、ビリヤードプレイヤーの参加したゲームは第3グループであることがほぼ確定になりました。</span></p><p><span style="color:#ff0000;">他の参加者の番号が判明していることから、消去法でビリヤードプレイヤーは3-1-5であると思われます。</span></p><p><span style="color:#ff0000;">当初の文章はそのまま残しますが、古い情報のみで考察した内容になります。</span></p><p>&nbsp;</p><p>キャラストーリーとテストサーバーが公開されただけである段階であるにも関わらず、ビリヤードプレイヤーに関しては実験グループに関する予想も飛び交っている。</p><p>代表的なものでは一回目の第3グループ、墓守やヴァイオリニストなどが参加したゲームの最後の一人「3-1-5」だったのではないかとされる説だ。</p><p>3-1-5の特徴としては「他人の感情に鋭い」「嘘をつき大げさなほどに行動を偽っている」「破輪に(彼ら三人が積みあがったときに比べて)チビと形容されている」「円形のものに興味がある」などがある。</p><p>この「チビ」という形容詞と、ゲーム内でのビリヤードプレイヤーがハンターでありながら非常に低い背丈であることを関連付けて彼を3-1-5なのではないかと予想する人が多いようだ。</p><p>ただし、この「チビ」というのは破輪が三人重なったときの背丈と比べてのものであるため、実際に背丈が低いのか、それとも破輪が積みあがったときの背丈が高いだけなのかは不明である。</p><p>また、「円形のものに興味がある」という内容もビリヤードプレイヤーが球体のものを破壊しようとする衝動があることに重ねて考えられているが、この「円形」というのは原文の中国語では「圆形」とされており、立体的なものではなく平面上の円としてのニュアンスが強い。(中国語で立体的な球体を示すのであれば「球形」と表現されることが多い)</p><p>加えて3-1-5は破輪の演目である「車輪とキャサリン」にも反応しており、これもまた球ではなく円である。</p><p>&nbsp;</p><p>私個人の意見としては彼は第10グループの後に行われた隠者や使徒が参加したグループが最も可能性として高いのではないかと思っている。</p><p>このグループのメンバーとして確定しているのは隠者と使徒、そして第10グループの生存者である囚人の三人。そして未確定ではあるが候補としてアンデッドが挙げられる。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p><i style="font-style:italic;">10グループ目の実験場の清掃作業がほぼ完了した。本館と城内に設置された特別な機械の仕掛けも撤去し、破壊された暗号機も復元済みだ。</i></p><p>(中略)</p><p><i style="font-style:italic;">そろそろ「あの実験」を再開すべきかもしれない。私が安定した再現を実現できれば、きっとこのグループの実験の継続に価値ある対照を提供することができるはずだ。</i></p><p><i style="font-style:italic;">敬具</i></p><p><i style="font-style:italic;">バルク・ラ・パドゥーラ</i></p><p>―――ガードNo.26の四年目の手紙より</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>バルクは第10グループの実験が終わった後に彼の実験に関する実験対象を提供することを考えており、彼の今までの情報と照らし合わせると有力なのはバルクによって蘇生されたアンデッドだ。</p><p>&nbsp;</p><p>前の項目でも説明したようにペルシーは科学実験による死者の蘇生に関連する人物であり、猫教の信者である隠者や使徒、そして永久機関の実験に関わった囚人と間接的な繋がりがある。そしてそれはビリヤードプレイヤーにも共通して言えることで、猫教と永久機関両方に関係している彼は第10グループの次の実験被験者の持つ特徴を満たしているのだ。</p><p>荘園の実験はそれぞれのグループにテーマや共通点があり、例えば第2グループでは「全員が正義や悪に関係する」、一回目の第3グループでは実験ファイルの文面をそのまま抜き出すと「後天的な環境によるショックを受けていたため、自我の力が削減され、人格構造のバランスが崩れている」といった特徴がある。</p><p>ビリヤードプレイヤーは蘇生(もしくは改造)を経て豹変したとはいえ既にマーカスではなく箱の中の怪物としての意識に近く、ビリヤードの能力においても流行りが過ぎただけであり「自我の力が削減されている」という特徴に当てはまらず、3グループの特徴とは趣旨がやや異なっているようにも思える。</p><p>そしてもう一つ、第3グループは荘園関係者である墓守と正体不明の3-1-5を除き、破輪(役者)とヴァイオリニスト、3-1-4候補のオペラ歌手と全員が「舞台」に関係する職業でゲーム内容も舞台に関係するものだった。</p><p>これらを考えるとビリヤードプレイヤーは第3ゲームではなく、共通点や背景に似たものがある第10グループの次のゲームに投入された可能性が高いのではないだろうか？</p>
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<link>https://ameblo.jp/xion-illumina/entry-12924118432.html</link>
<pubDate>Wed, 20 Aug 2025 14:47:47 +0900</pubDate>
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<title>未確認情報が一杯？続・荘園の日記の謎</title>
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<![CDATA[ <p>今回は<a href="https://ameblo.jp/xion-illumina/entry-12908120654.html" rel="noopener noreferrer" target="_blank">前回の記事</a>に引き続き、荘園の日記の謎について考察していく。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;"><b style="font-weight:bold;">・それでも矛盾する日記</b></span><br><br>ここまで荘園での生活の記憶が消されてしまうことについて考察してきたが、それでもまだ妙な点は残っている。<br>アリスが6月14日までのループを抜け出したとしても、記憶の灰燼のストーリーと再会の時の少女の日記を見比べると時系列がおかしい部分がまだ出て来る。<br><br>まず、記憶の灰燼の時系列はアリスの主観通りなら以下の通り<br><br><b style="font-weight:bold;">6月14日</b></p><p>荘園に到着</p><p>フレデリックと対面</p><p>荘園のリビングと書斎を調査<br>↓<br><b style="font-weight:bold;">6月15日</b></p><p>「6月15日」の日付で日記を書く<br>メリーとオルフェウスが荘園に到着<br>クレイバーグ場で襲撃される<br>夜間に出歩いてフールズゴールドに遭遇<br>↓<br><b style="font-weight:bold;">6月16日</b><br>ノートンが荘園に到着<br>朝食後、ゲームの招待上が届く<br>好感度システム<br><br>これに対して、少女の日記はこうなっている</p><p><a href="https://ameblo.jp/xion-illumina/entry-12908120654.html" rel="noopener noreferrer" target="_blank">少女の日記の内容については前回の記事参照</a><br><br><b style="font-weight:bold;">？月？日</b><br>メリーを含む数名が荘園に到着<br>↓<br><b style="font-weight:bold;">6月9日</b><br>ノートンが荘園に到着。アリスがノートンを警戒する<br>↓<br><b style="font-weight:bold;">6月10日</b><br>↓<br>メリーから荘園を去るように説得される<br>↓<br><b style="font-weight:bold;">6月11日</b><br>昼食後、ゲームの招待状が届く<br><br>記憶の灰燼ではたった2日であった出来事に対し、少女の日記では4日以上かかっている。<br>特にゲームの招待状を受け取るタイミングが顕著で、記憶の灰燼ではノートンが到着したその日に招待状を受け取っている。</p><p>また、メリー以外の人物は具体的な名前は登場しておらず、オルフェウスとフレデリックに至っては匂わせる描写もない。</p><p>代わりに6月14日に「彼を見つけた」という描写があるが、それがオルフェウスを指すのかは名指しされていないため断定はできない。</p><p>&nbsp;</p><p>これには現時点で正確な予測をするのは難しいが、ここまでの考察と合わせると以下のような可能性が考えられる。</p><p>・少女の日記と記憶の灰燼ではゲームのスケジュールが違う</p><p>・アリス目線での描写に語られていない空白がある</p><p>・日記が二冊ある</p><p>&nbsp;</p><p>まず、私は少女の日記の時系列は記憶の灰燼でアリスが日記を書いているシーンよりも前だと考えている。</p><p>というのも、記憶の灰燼ではアリスが6月15日に日記を書いているが、前日にあたる荘園到着のシーンで日付に違和感を覚えていないからだ。</p><p>アリスがプレイヤーの視点通り6月14日に到着しているのであれば、荘園側が記憶を消したとしてもそれよりも過去の日付と誤認させることは難しい。荘園に来るまでの記憶までまとめて消さない限り、「6月14日に荘園に行く予定」という記憶までは操作できないのだ。そのため、荘園側の記憶の操作では到着日の記憶まではいじられていないと考えるのが自然。</p><p>ただし、この考え方だともう一つの問題が発生する。アリスの到着日が間違っていないのなら、なぜそれよりも以前の日記が存在するのかだ。</p><p>これに対する私の答えは少し複雑で、アリスの記憶に空白の期間、つまり「信頼できない語り手」としての要素を含んでいるものだと考えている。</p><p>簡単に言えばアリスが6月15日の日記を書いているのは本来の到着日の翌日ではなく、その後の日記のループを脱出した翌日の出来事だとする説だ。</p><p>私の考えを時系列ごとにまとめるとこうなる。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>？月？日</p><p>アリスが荘園に到着</p><p>↓</p><p>？月？日(少女の日記)</p><p>メリーを含む他の訪問客が訪れる</p><p>↓</p><p>6月9日(少女の日記)</p><p>ノートンが到着する</p><p>↓</p><p>6月10～14日(少女の日記)</p><p>メリーに荘園を去るように説得される</p><p>ゲームの招待状を受け取る。</p><p>何者かに後をつけられている気配を感じる。</p><p>「彼」を見つける</p><p>&nbsp;</p><p>―――荘園到着からここまでの期間をループし続ける―――</p><p>&nbsp;</p><p>6月15日(記憶の灰燼)、ループ上では？月？日にあたる</p><p>「6月15日」の日付で日記を書く<br>メリーとオルフェウスが荘園に到着<br>クレイバーグ場で襲撃される<br>夜間に出歩いてフールズゴールドに遭遇</p><p>↓</p><p>6月15日(記憶の灰燼)、ループ上では6月9日にあたる</p><p>ノートンが荘園に到着</p><p>招待状が届く(記憶の灰燼)<br>好感度システム</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>このように、アリスの体験がぴったり地続きになっているわけではなく、到着から15日までの間にループしていた期間が挟まるのではないかと考えている。</p><p>それぞれの発言から6月15日の朝食からクレイバーグ競馬場の出来事、探鉱者到着、招待状の受け取り、好感度システムまでは綺麗に繋がっていると思われる。</p><p>&nbsp;</p><p>・好感度システム開始時にオルフェウスがアリスに「昨日の競馬場のことの影響かも」と言う→クレイバーグ競馬場の翌日</p><p>・好感度システム開始時にアリスがメリーに「昨日はオルフェウスさんに関する秘密を見つけたみたい」と言う→地下室での出来事の翌日</p><p>・デルポイ(デルファイ)に関してメリーが「昨日朝食の時間にお話ししたように」と言う→メリーと初対面した翌日</p><p>・好感度MAXのメリーが「昨晩の執事さんの話を覚えています？道が塞がれているから、当分は誰も来られないはず…」と言う→オルフェウスやメリーと同盟を組んだ翌日</p><p>&nbsp;</p><p>これに加えてリサ(メイド)がノートン到着日の朝食後に「お体の具合とクレイバーグ様の行方不明の件で主人がこれからの計画を多少調整いたしました」と発言し、その直後にアリスがゲームの招待状を見つけることから記憶の灰燼での招待状はノートン到着日の朝に届いたもので間違いない。</p><p>招待状のタイミングに関する矛盾は、「主人がこれからの計画を多少調整いたしました」という発言から本来のタイミングよりも前倒しで招待状を送ったか、ループを抜けたことでゲームや実験そのものに変更があった等の可能性が考えられる。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;"><b style="font-weight:bold;">・もう一つの日記</b></span></p><p>&nbsp;</p><p>アリスの到着日が6月14日以前で、記憶の灰燼がループ脱出後であるという仮説には更なる裏付けがある。</p><p>記憶の灰燼実装と同時に第五人格のチュートリアルが新しくなったことでチュートリアルでしか見られないイベントムービーが追加されたのだが、その中にアリスが日記を落としてしまうシーンがある。</p><p>&nbsp;</p><div><iframe allowfullscreen frameborder="0" height="210" scrolling="no" src="https://static.blog-video.jp/?v=MCuz4VQX1i3YIScpSWDSQ9vgmQ" width="420"></iframe><p><span style="font-size:0.83em;">新チュートリアルより</span></p></div><div>&nbsp;</div><div>この日記はページめくりが非常に早くスロー再生や一時停止を使っても読みとるのが難しいが、唯一はっきりと見えるページに「June 11(6月11日)」の記載がある。</div><div>&nbsp;</div><div><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250621/01/xion-illumina/5d/0a/p/o2520108015620380817.png"><img alt="" contenteditable="inherit" height="180" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250621/01/xion-illumina/5d/0a/p/o2520108015620380817.png" width="420"></a></div><p><span style="font-size:0.83em;">拡大推奨。左ページに「June 11」と書かれている</span></p><p>&nbsp;</p><p>ページの文字全てが読めるわけではないのだが、再会の時の日記と照らし合わせてみると、日記の書き出しが「Upon returning」であることや、他にも「appeared」など特徴的な単語が共通して見られる。</p><p>アルファベットの形状の特徴から見比べてみると、二つの日記は改行位置などは異なるが、中身の文章は全く同じもののようだ。</p><p>この内容からも、再会の時の少女の日記はアリスが書いたものと見て間違いないだろう。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250621/01/xion-illumina/fa/4f/p/o2453108015620382018.png"><img alt="" height="185" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250621/01/xion-illumina/fa/4f/p/o2453108015620382018.png" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>そしてそれをふまえた上で見てほしいのが、一枚ページをめくった先にある右ページの内容だ。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250621/01/xion-illumina/46/38/p/o2520108015620380820.png"><img alt="" height="180" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250621/01/xion-illumina/46/38/p/o2520108015620380820.png" width="420"></a></p><p><span style="font-size:0.83em;">拡大推奨</span></p><p>&nbsp;</p><p>こちらもピントが合っている状態で撮影しても読みとるのは難しいのだが、日記の日付に注目してみてほしい。</p><p>このページは11日のページよりも右側にあるため普通に考えれば11日よりも後の日記だと思われるのだが、なぜか「June 6」と「June 7」になっている。</p><p>そして、これらの全てが6月14日よりも前の日付であり、11日に至っては少女の日記とも一致することから<b style="font-weight:bold;">アリスは6月14日よりも前の時点で荘園に来ていた</b>とみて間違いないだろう。そして少女の日記では越えられなかった6月14日の壁を乗り越えたアリスが記憶の灰燼での主人公となり、あたかも初めて荘園に訪れたようなふりをしてループからわずかに逸れた世界を過ごしているのではないだろうか。</p><p>彼女が度重なる記憶消去によって本来の日付がわからなくなっていたのだとしたら、ループ脱出の壁である6月14日を起点に翌日である15日の日付で日記を書いたとしてもおかしくはない。</p><p>そしてループを破ったことで新たにもう一冊日記を用意した、あるいはアリスがループを抜け出す前に一冊目の日記を使い果たしてしまったことで再会の時の無限ループの日記ができたものと思われる。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250604/02/xion-illumina/f8/ac/p/o2520108015609225725.png"><img alt="" height="180" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250604/02/xion-illumina/f8/ac/p/o2520108015609225725.png" width="420"></a></p><p><s style="text-decoration:line-through;">しかしこの二人、仮に互いに記憶保持者ならとんだ茶番である。</s></p><p>&nbsp;</p><p>少女の日記にオルフェウスやフレデリックに関して目立った記述がなかったことから、この二人はループ中の世界では特別警戒すべき存在ではなかったか、ループ脱出後に新たに加わったイレギュラー的存在という可能性もある。</p><p>ただし少女の日記ではメリーと同じ日に他にも招待客が来たような描写があったため、オルフェウスはループ中は大人しかっただけで記憶の灰燼から大暴走しているとも考えられる。</p>
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<link>https://ameblo.jp/xion-illumina/entry-12909216706.html</link>
<pubDate>Sat, 21 Jun 2025 02:43:27 +0900</pubDate>
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<title>時間がループしている？荘園の日記の謎</title>
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<![CDATA[ <div>第五人格には欠かせないサバイバーの日記。</div><div>旧ストーリーでは探偵のオルフェウスが荘園を訪れた後、かつて荘園にいたサバイバーたちの日記を頼りにその人柄やハンターについて推理をし、その推理において想像したものが普段私達が遊んでいるゲーム内での試合という設定になっていた。</div><div>現在のチュートリアルではその設定については触れられなくなってしまったが、今でも日記を使用することで試合を始めるという操作は変わっていない。</div><div>この日記を紐解くことで主人公は荘園の真相に近づいていくことができる一方、実はこの日記にはストーリー中で触れられていない奇妙な特徴がある。</div><div>&nbsp;</div><div>&nbsp;</div><div><span style="font-size:1.4em;"><b style="font-weight:bold;">・少女の日記</b></span></div><div>&nbsp;</div><div><p>再会の時では10年前の回想シーンにおいて、オルフェウスが少女の部屋を調査し彼女の日記を見つけるシーンがある。</p><p>オルフェウスはその内容から彼女が自身の娘であることを思い出し、彼女を守るためにラストゲームへと向かう。</p></div><div>&nbsp;</div><div><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250604/00/xion-illumina/53/a9/p/o1906108015609215569.png"><img alt="" contenteditable="inherit" height="125" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250604/00/xion-illumina/53/a9/p/o1906108015609215569.png" width="220"></a><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250604/00/xion-illumina/c0/43/p/o1912108015609215567.png"><img alt="" contenteditable="inherit" height="124" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250604/00/xion-illumina/c0/43/p/o1912108015609215567.png" width="220"></a></div><div>&nbsp;</div><div><i style="font-style:italic;">私はここで何に出会うか考えたことがあったけど、いざその全てに対峙した時、その恐怖は私の想像を遥かに超えていた。</i></div><div><i style="font-style:italic;">でも、まだ逃げるわけにはいかない。</i></div><div>―――「再会の時」少女の日記より</div><div>&nbsp;</div><div>この文章は翻訳後の言い回しが変わってはいるが記憶の灰燼のPVにてアリスの語りとしても使われており、英語版では以下のようになっている。</div><div>&nbsp;</div><div><i style="font-style:italic;">I have thought about what I might encounter here, but everything I've encountered so far, has still exceeded my expectations</i></div><div>&nbsp;</div><div>PVでは英語版と日本語版で共通して最後の「でも、まだ逃げるわけにはいかない」の部分はカットされている。</div><div>本編中ではこのセリフは登場しないが、二日目の朝にアリスが書いている日記の文章がこの文と一致するため、この日記はアリスが書いたものとして確定した。</div><div>ページの上部には「June 15」とあることから、日付が6月15日であることがわかる。</div><div>&nbsp;</div><div><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250604/00/xion-illumina/97/6d/p/o0784041015609215566.png"><img alt="" height="220" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250604/00/xion-illumina/97/6d/p/o0784041015609215566.png" width="420"></a></div><div><span style="font-size:0.83em;">アリスが日記を書いているシーンの角度を調整したもの</span></div><div>&nbsp;</div><div>&nbsp;</div><div><span style="font-size:1.4em;"><b style="font-weight:bold;">・存在しない記憶の日記</b></span></div><div>&nbsp;</div><div>オルフェウスが少女の記憶をめくるシーンはほんの一瞬なのだが、一時停止と拡大を併用することでギリギリその内容を解読することが可能だ。</div><div><a href="https://www.reddit.com/r/IdentityV/comments/soc0vr/the_little_girls_diary_suggests_that_she_was/?utm_source=share&amp;utm_medium=web3x&amp;utm_name=web3xcss&amp;utm_term=1&amp;utm_content=share_button" rel="noopener noreferrer" target="_blank">redditにて解読した内容をまとめているもの</a>があったため、それを私の方で日本語訳してみた。</div><div><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250604/01/xion-illumina/b3/4b/p/o0414052215609217262.png"><img alt="" height="522" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250604/01/xion-illumina/b3/4b/p/o0414052215609217262.png" width="414"></a></p><p>&nbsp;</p><p>たった一瞬映り込むだけとはいえど、その内容は非常によく作り込まれており、内容も「プリニウス夫人」や「顔に傷のある男性」など、メリーやノートンについての言及がある。</p><p>ただ、この内容を見ているとおかしな点があることにお気づきだろうか？</p><p>&nbsp;</p><p>先程の項目では少女の日記がアリスが書いたものであると説明したが、その文章がこの中にはない。そして、日記に書かれている文章はこれが全てで、「私はここで何に出会うか～」の文面はゲーム内での日記には存在しないのだ。</p><p>それもそのはず。そもそも少女の日記は6月14日までしかなく、記憶の灰燼でアリスが日記を書いたのは6月15日なのだ。</p><p>…ん？</p><p>&nbsp;</p><p>矛盾を解決した結果、もう一つの矛盾が生まれてしまった。</p><p>記憶の灰燼でアリスが日記を書いたのは二日目の朝で、まだメリーとは出会っていないタイミングなのだ。ノートンに至っては(正式には)荘園に訪れてすらいない。</p><p>再会の時での少女の日記は、<b style="font-weight:bold;">過去の日付なのにも関わらず未来の出来事について書かれている</b>。</p><p>&nbsp;</p><p>ただしこれはスタッフのミスだとは考えづらい。</p><p>第五人格のストーリー内ではプレイヤーに見られたくない情報は文字を潰したりにじませたりといった手法で隠したり、画面に映らないようにしたりといった手法が使われている。</p><p>日記についても同じ方法が使えたにも関わらず、あえて日記が丸ごと見えるような画面配置にした上で文字を読み取れる鮮明さにし、内容も荘園での出来事について書かれている以上、これはあえて読めるような文面と構図にしたと思っていいだろう。</p><p>そもそも日記の本文を見せたいのであれば、上記のアリスの日記の文をそのまま書いてページめくりをしない描写にすることだってできたはずなのだ。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250604/01/xion-illumina/6d/28/p/o1992083815609219108.png"><img alt="" height="177" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250604/01/xion-illumina/6d/28/p/o1992083815609219108.png" width="420"></a><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250604/01/xion-illumina/cc/8b/p/o1989083715609219109.png"><img alt="" contenteditable="inherit" height="177" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250604/01/xion-illumina/cc/8b/p/o1989083715609219109.png" width="420"></a></p><p><span style="font-size:0.83em;">他のシーンで映るノートは文字が小さく潰れていて読み取るのが難しい。</span></p><p>&nbsp;</p><p>そして6月15日という日付は再会の時の日記では存在していないため、「同じ日付で違う内容が書かれている」といった露骨な矛盾には陥っていない。</p><p>記憶の灰燼で日記を書いているのが6月15日で滞在二日目ということは、アリスが荘園を訪れたのは6月14日ということになる。再会の時ではその日に最後の日記が書かれているため、本当は14日に「彼」を見つけた後に記憶をリセットされ、まだ荘園に到着したばかりだと思い込んでいる可能性があるのではないだろうか？</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;"><b style="font-weight:bold;">・繰り返し続ける日記</b></span></p><p>&nbsp;</p><p>再会の時ではオルフェウスが荘園の薬で何度も記憶を消されて繰り返しゲームに参加させられたという回想をしているが、どうやらそれは私たちが想像するよりもより複雑かつ恐ろしいものである可能性がある。</p><p>その理由は少女の日記を見てもらえればわかるだろう。</p><p>&nbsp;</p><p>以下の動画では文字がはっきり見える箇所で一時停止し、目立つ単語に絞ってそれぞれのページを見比べてみた。</p><p>&nbsp;</p><iframe allowfullscreen frameborder="0" height="210" scrolling="no" src="https://static.blog-video.jp/?v=MCSsEBAvH5DlTgBgwUqLHI8zoi" width="420"></iframe><p><span style="font-size:0.83em;">少女の日記を見つけたシーン</span></p><p>&nbsp;</p><iframe allowfullscreen frameborder="0" height="210" scrolling="no" src="https://static.blog-video.jp/?v=MC87PSHQjYQwWVFsNDQkE4aVXz" width="420"></iframe><p><span style="font-size:0.83em;">少女の日記を読み終えたシーン</span></p><p>&nbsp;</p><p>じっくり見てみると、「He」「from the shadows」「Time is running out」「allow Orphy」「intelligent」といった特徴的な単語が全く同じ配置で繰り返し登場し、同じ日付の同じ内容の日記が繰り返されていることがわかる。</p><p>この日記では6月15日が存在しないどころか、6月14日の壁を超えることができないのだ。</p><p>&nbsp;</p><p>第五人格の舞台である1880年代～1900年代頃では手書きしたもののコピー技術は十分に発展しておらず、今でいう転写のような仕組みを使っていたため、一つの文面を大量に、しかも本人に気付かれずに複製することは難しかった。そのため、何回にもわたってループする日記をコピーで作り上げることは技術的に不可能だ。</p><p>これは恐らく、アリスが荘園に訪れてしばらく過ごした後に記憶を消され、到着した直後と錯覚した状態で最初と同じように過ごす過程をひたすら繰り返し、全く同じ出来事が起きて全く同じ日記を書く流れをループしていたのではないだろうか。</p><p>つまりアリスは自分自身がループの渦中にいるということすら気づいておらず、何度同じことを繰り返しても初めて荘園に訪れて初めてメリーやノートンと出会い、初めて「彼」を見つけたと思い込んでいたことになる。</p><p>&nbsp;</p><p>日記のループは記憶の灰燼にてアリスが庭師、エマ・ウッズの日記を見る際シーンにもあり、エマの日記では日記が繰り返す上で更に一部のページが鏡文字になる現象まで起きる。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250604/02/xion-illumina/67/e3/p/o2520108015609223276.png"><img alt="" height="180" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250604/02/xion-illumina/67/e3/p/o2520108015609223276.png" width="420"></a><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250604/02/xion-illumina/ac/e9/p/o2520108015609223280.png"><img alt="" height="180" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250604/02/xion-illumina/ac/e9/p/o2520108015609223280.png" width="420"></a></p><p><span style="font-size:0.83em;">一枚目の画像の右ページの内容が二枚目の画像ではそっくりそのまま鏡文字になっている</span></p><p>&nbsp;</p><p>念のため鏡文字のページはページの裏側の内容も確認してみたが、裏のページは全く違う内容が書かれていたのでこれは故意に鏡文字にされているとみられる。</p><p>また、鏡文字になるのはこの内容の部分だけで、他のページは左右がおかしくなることはなかった。その上で鏡文字になったページも含めて全てがループしている。</p><p>&nbsp;</p><p>ただこのシーンで妙なのは、日記を見たアリスがハンターのことだけを気にしており、日記がループすることや記述が鏡文字になっている点には触れていないことだ。</p><p>これについて仮説を立てるとするなら、この時点のアリスは既にループを抜け出しているため、エマが何度も同じ日記を書くのはループに閉じ込められているせいだと気付いていると考えられる。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;"><b style="font-weight:bold;">・記憶の保持者はいるのか</b></span></p><p>&nbsp;</p><p>もしもゲームだけでなく荘園に来てからの出来事が全て抜け落ちる形で記憶を失っているのだとすれば、ゲームの参加者たちは全く同じことを永遠に繰り返すことになる。</p><p>とはいえ、実際にはバタフライ・エフェクトというものもあるので言動の一言一句まで同じとはいかないだろうが、人間関係や力関係のようなものが大幅に変わることはないだろう。</p><p>その点において、アリスや過去にゲームに関わった参加者たちがこのループを抜け出せたとするのなら、荘園関係者による干渉があったか、参加者がループに気付く等のイレギュラーが発生したかのどちらかだろう。</p><p>&nbsp;</p><p>少女の日記ではメリーが荘園に来たことや二人での会話について全く同じ記述が繰り返されているため、メリーも記憶を奪われていると考えられる。もしも彼女が記憶を保っていたら最初にした会話を完全に暗記していない限り、二回目三回目とアリスに出会う度に会話の内容が少しずつ変化して最終的に大きなずれが発生することになってしまう。</p><p>ノートンについては同じように毎回後から荘園にやって来ているが、記憶の灰燼では地下室でヒュドラーを手にしているシーンがあることから、記憶を奪われていない、あるいはアリスよりも先にループを脱出している可能性がある。</p><p>オルフェウスについては少女の日記に情報がなく、今のところ不審な言動も見られないため判断が難しい。</p><p>それに対して記憶の保持者として一番可能性があるのはフレデリック・クレイバーグである。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250604/02/xion-illumina/ff/13/p/o2520108015609225723.png"><img alt="" contenteditable="inherit" height="94" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250604/02/xion-illumina/ff/13/p/o2520108015609225723.png" width="220"></a><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250604/02/xion-illumina/e7/d7/p/o2520108015609225724.png"><img alt="" contenteditable="inherit" height="94" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250604/02/xion-illumina/e7/d7/p/o2520108015609225724.png" width="220"></a><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250604/02/xion-illumina/f8/ac/p/o2520108015609225725.png"><img alt="" height="180" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250604/02/xion-illumina/f8/ac/p/o2520108015609225725.png" width="420"></a></p><p><span style="font-size: 13.28px;">記憶の灰燼前編より</span></p><p>&nbsp;</p><p>彼は初対面のアリスに対して何も聞かずに記者であることを当てている。</p><p>執事がアリスの来訪予定を知らなかったことから訪問のタイミングでアリスの身分を推測するのは不可能。また、アリスは匿名で活動しておりオルフェウスもそれを指摘しているため記者として名が知れているとも考えづらい。すると残された可能性は下記のような例がある。</p><p>・他の参加者と面識があり消去法で答えた</p><p>・アリスが記者として活動を始める前から知っていた</p><p>・フレデリックが荘園側の人間である、もしくは荘園側の人間と関わりがある</p><p>・荘園内で面識があったことをアリスが忘れてしまっている</p><p>&nbsp;</p><p>消去法で答えた可能性はなくもないが、推理力をひけらかす役割はオルフェウスにお任せしたいところである。また、フランスで活動していたフレデリックがイギリスを拠点にしていたであろうメリーと面識を持つ機会はそうそう考えられるものではなく、少女の日記であったように学術雑誌などで見たとしても、フランスのフレデリックの元に畑違いの生物学に関する学術雑誌が渡りその内容を覚えているとなったらかなりの確率の低さだ。</p><p>アリスのことを以前から知っていた可能性やフレデリックが荘園側の人間である可能性に関してはまだ判断材料に乏しいためどちらとも言えない。少なくとも記者の背景推理にてアリスの成年前の身分を調べるのが困難だったという内容があるため、よほどのことがない限りはアリスの過去を知っている可能性は低いだろう。</p><p>そうなると可能性として一番あり得るのは既に荘園で会っているのにも関わらずアリスがそのことを忘れてしまっているというもので、執事の会話を遮るようにして自己紹介を終わらせた行動にも納得ができる。</p><p>もしも記憶の保持が荘園にとって不都合なイレギュラーであったり、彼が荘園側から送り込まれたために記憶を消されていないといった状況なのであれば、早々に会話を切り上げて部屋に戻ってしまったのもボロを出さないようにと考えれば辻褄が合う。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://ameblo.jp/xion-illumina/entry-12904692279.html" rel="noopener noreferrer" target="_blank">以前の記事</a>でフレデリックが過去に荘園に来たことがあるという描写について触れたが、「リラックスした表情で、もうここには馴染んでいる様子」という言葉は「フレデリックは昨日荘園に来た」という前提の元での感想であるため、これが実際には「昨日」ではなく実際には何日も前から滞在しており落ち着きがあるように見えたとも考えられる。</p><p>加えてフレデリックは翌日の朝食の席でなぜか落ち込んでおり、この時点で既に何かしらの問題を抱えていることが露骨に描写されている。</p><p>この「落ち込んでいる」というのは英語だと「upset」と表現されており、単純な落ち込みや悲しみというよりも「動揺している」など何かを不快に感じて居心地悪そうにしているニュアンスに近い。</p><p><s style="text-decoration:line-through;">よく「しょんぼりバーグさん」とネタにされるシーンだが、実はモヤモヤバーグさんなのである。</s></p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250604/03/xion-illumina/40/49/p/o2520108015609228755.png"><img alt="" height="180" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250604/03/xion-illumina/40/49/p/o2520108015609228755.png" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p></div>
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</description>
<link>https://ameblo.jp/xion-illumina/entry-12908120654.html</link>
<pubDate>Sun, 08 Jun 2025 19:19:47 +0900</pubDate>
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<item>
<title>現実のブルー・ホープから読み解くクレイバーグ家</title>
<description>
<![CDATA[ <p>記憶の灰燼後編にて登場し、クレイバーグ競馬場のキーアイテムとなった「ブルー・ホープ」という名前の宝石。</p><p>これは良く似た特徴を持つ有名な特徴を持つ宝石が実在し、その背景は第五人格、特にクレイバーグ家のモデルとなっていると思われる。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;"><b style="font-weight:bold;">・「ホープ・ダイヤモンド」と「フレンチ・ブルー」</b></span></p><p>&nbsp;</p><p>現実世界でのブルーホープは、「ホープ・ダイヤモンド」「フレンチ・ブルー」といった複数の名前を持つ青色のダイヤモンド(ブルー・ダイヤモンド)がモデルになっていると思われる。</p><p>この宝石はインドのコルール鉱山で発掘され、最初は未加工の状態でフランスの商人の手に渡った。その後フランスの国王ルイ14世へと売却され、宝飾品として加工がされたことで「フレンチ・ブルー(フランスの青)」という名前がつけられた。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250528/23/xion-illumina/ce/2c/j/o2367219315605587751.jpg"><img alt="" contenteditable="inherit" height="389" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250528/23/xion-illumina/ce/2c/j/o2367219315605587751.jpg" width="420"></a></p><p><span style="font-size:0.83em;">英語版Wikipediaより</span></p><p>&nbsp;</p><p>フレンチフレンチブルーはその後ルイ15世を経てマリー・アントワネットの夫であるルイ16世が受け継ぐこにとなるが、フランス革命の際に盗賊が宝物庫に押し入り、盗難にあって行方不明になってしまう。</p><p>次に記録が残っているのは20年後のイギリスで、ロンドンのダイヤモンド商がフレンチブルーを所有していた。</p><p>20年間もの空白があった理由は、この宝石が盗まれた事件の時効が丁度20年後に成立したためだと考えている。</p><p>&nbsp;</p><p>フレンチブルーはこの後、ロンドンの富裕層であるトーマス・ホープという人物によって購入された後に彼の血縁者によって受け継がれ、ヘンリー・フランシス・ペルハム＝クリントンの手に渡る。</p><p>このとき、彼がフレンチブルーを含む遺産を相続する条件として「成人したら自身の姓に『ホープ』の名を冠する」とされ、この宝石は「ホープ・ダイヤモンド」と呼ばれるようになった。</p><p>これは偶然の一致なのか、彼が「フランシス・ホープ卿」としてホープダイヤモンドを正式に相続したのは1887年であり、エウリュディケ荘園の事件があった年と一致している。</p><p>&nbsp;</p><p>フランシス・ホープは1894年にアメリカのミュージカル女優メイ・ヨヘと結婚。</p><p>二人は贅沢な生活をしていたが最終的には破産。ホープダイヤモンドは相続時の条件として売却ができない決まりになっていた。</p><p>一方ヨヘは1900年に夫婦で世界旅行をした際に、帰国途中でブラッドリー・ストロング大尉に出会ったことで彼に心を奪われてしまう。彼女はフランシス卿と共にイギリスに変えることを拒否して駆け落ち。1901年にホープブルーの売却が裁判所に売却が認められた後、1902年に正式に離婚してサンフランシスコに戻ってストロング大尉と再婚した。</p><p>また、フランシス卿も1904年に再婚し、三人の子供をもうけた。</p><p>&nbsp;</p><p>最終的にホープブルーは様々な持ち主の手を渡って、2025年現在はスミソニアン博物館にある。</p><p>ただ、これまでフレンチブルーやホープブルーと形や名前を変えながら多くの手を渡って来た歴史の中で、所有者や関係者が不幸な目にあったり、悲劇的な死を迎えることがあったことから、この宝石を呪われたものとして噂する声もある。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;"><b style="font-weight:bold;">・フレンチブルーの「片割れ」</b></span></p><p>&nbsp;</p><p>この時点でもフレンチブルーが血の女王のモデルとなったマリー・アントワネットの手に渡っていたという関連性は見いだせるが、実はフレンチブルーにはもう一つの「物語」が存在する。</p><p>これはフレンチブルーが数々の所有者の手を渡ってきたことに関係しており、最初にルイ14世の元でカット加工された際は69カラット<span style="font-size:0.7em;">※</span>だったにも関わらず、行方不明になっていた20年の空白の後、ロンドンの宝石商人が持っていた際には44カラット<span style="font-size:0.7em;">※</span>と大幅に小さくなっていることに由来する。</p><p><span style="font-size:0.83em;">※サイズ表記は出展ごとに微妙な差があり、英語版Wikipediaでは上記のサイズに加え、ルイ14世の宝石が「67.125カラット」、ロンドン商人の宝石が「45.54カラット」とする記述もある。</span></p><p>&nbsp;</p><p>リチャード・クリンという歴史家によると、フランス革命の際に姿を消したフレンチブルーは、革命指導者のジョルジュ・ダントンによって敵対する軍司令官のブラウンシュヴァイク公爵に賄賂として贈られたのではないかと推測されている。</p><p>フレンチブルーは王室の宝物庫から盗まれた後、正体を隠すために再度加工され、二つに分けられたのではないかという説だ。</p><p>この説によると、カットされたフレンチブルーはブランシュヴァイク公爵の手に渡り、そこから彼の娘を経由して甥に渡ったのではないかと言われている。</p><p>この「娘の甥」である人物、ブラウンシュヴァイク公爵カール二世は13.75カラットのブルーダイヤモンドを所有しており、そのサイズはフレンチブルーが行方不明になってからロンドンで見つかった際に小さくなっていたサイズと非常に近いのだ。</p><p><span style="font-size:0.83em;">※ただし近代の科学的な分析では、フレンチブルーにこのサイズの片割れが存在する可能性は低いとされている。</span></p><p>&nbsp;</p><p>奇妙なのが、ブランシュヴァイク公爵とその宝石を受け取ったとされる人間、そしてその周囲の人物について調べていくと、クレイバーグ家と非常に似通った部分が浮かび上がって来る。</p><p>&nbsp;</p><p>フレンチブルーの片割れを受け継いだと推測されているブラウンシュヴァイク公爵の娘、カロリーヌだが、彼女は非常に厳しい環境で育てられ、異性との接触を避けるために私生活を厳しく制限されて社交の場に出ることも禁じられていたという。彼女に許された数少ない娯楽の一つが<b style="font-weight:bold;">乗馬</b>で、これが彼女の人生を形作る要素の一つにもなったと言われている。</p><p>この頃は貴族たちが権力や友好関係を築くために政略結婚をするのは珍しいことではなく、カロリーヌもその一人であった。彼女は「<b style="font-weight:bold;">ハンサムなアイルランド人</b>」と呼ばれていた将校に思いを寄せていたが、実際に結婚したのは全く違う人物だった。</p><p><b style="font-weight:bold;">彼女の結婚生活はうまくいかず</b>、ことあるごとに<b style="font-weight:bold;">愛人や不倫の噂</b>を立てられたり、報じられたりすることが多かったという。</p><p>&nbsp;</p><p>その後にフレンチブルーの所有者となったと推測されているブラウンシュヴァイク公爵カール二世はカロリーヌの甥であり、フルネームは<b style="font-weight:bold;">カール・フリードリヒ・アウグルト・ヴィルヘルム</b>という。</p><p>前述の通り彼はブルーダイヤモンドを所有しており、ブラウンシュヴァイク公爵は彼の父方の祖父にあたる。</p><p>このダイヤモンドは当時非常に有名だったようで、「<b style="font-weight:bold;">パリ</b>に住んだ者で、故ブラウンシュヴァイク公爵(カール二世)を覚えていない者はほとんどいないだろう。あの色っぽくてかつらをかぶった女たらしは、その愚行、奇行、そして<b style="font-weight:bold;">ダイヤモンド</b>でヨーロッパ中の話題をさらった」と報道されたことがある。</p><p>&nbsp;</p><p>カール二世の母親は<b style="font-weight:bold;">マリー・フォン・バーデン</b>といい、彼女はカール二世の妹にあたる<b style="font-weight:bold;">娘を死産</b>してしまい、更にその四日後に産後の経過が悪く亡くなってしまった。</p><p>これによって母親を失ったカール二世は、二歳年下の弟と共に母方祖母にあたる<b style="font-weight:bold;">アマーリエ・フォン・ヘッセン＝ダルムシュタット</b>の元で暮らすことになった。</p><p>&nbsp;</p><p>そして最後に、カール二世の父でありブラウンシュヴァイク公爵の息子にあたる、ブラウンシュヴァイク＝リューネブルク公爵だが、彼のフルネームは<b style="font-weight:bold;">フリードリヒ・ヴィルヘルム</b>といい、「<b style="font-weight:bold;">The Black Duke(黒公爵)</b>」の異名を持っている。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250531/18/xion-illumina/2d/3e/p/o1125100215607249741.png"><img alt="" height="374" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250531/18/xion-illumina/2d/3e/p/o1125100215607249741.png" width="420"></a></p><p><span style="font-size:0.83em;">ブラウンシュヴァイク公爵家の相関図と、推測されるフレンチ・ブルーの足取り</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;"><b style="font-weight:bold;">・クレイバーグ家と同じ名前を持つ一族</b></span></p><p>&nbsp;</p><p>ここまで複数の人間関係を紹介していたが、フランス語とドイツ語(そして英語)では彼らの名前は表記や発音が変わってくる。</p><p>親子で同じ名前を引き継いでいる等あってややこしかったため、一番わかりやすい名前で書いた故に表記の方法がばらけてしまっていたので、それを紹介しつつ彼らの名前についても解説していく。</p><p>&nbsp;</p><p>まず、ブラウンシュヴァイク公爵をはじめ男性全員に共通する「ヴィルヘルム」の名だが、これは「Wilhelm」の他に「<b style="font-weight:bold;">Vilhelm</b>」の表記がある。</p><p>これは第五人格で言うとメルボルン公爵の本名だと考えられているヴィルヘルム・ラムの英語版スペルと一致する。</p><p>なお、これは英語圏では「William(ウィリアム)」と呼ばれることが多い名前だが、それをわざわざ「Vilhelm」の表記にしていることから、彼がドイツ語やオランダ語圏にルーツを持っていると思われる。</p><p>現にイングランド出身のキャラクターであるオフェンスの名前「ウィリアム・エリス」は英語版では「William&nbsp; Ellis」の表記だ。</p><p>&nbsp;</p><p>そして「Frederich(フリードリヒ)」というのは「Frederick(フレデリック)」のドイツ語表記であり、ご存じの通り作曲家フレデリック・クレイバーグと同じ名前だ。</p><p>&nbsp;</p><p>加えてもう一つ。カール二世の祖母であり、彼が母親の死後に共に過ごした人物。アマーリエ。</p><p>何を隠そう、彼女の名前「Amalie」は「<b style="font-weight:bold;">Amalia(アマーリア)</b>」とも表記され、同じくカロリーヌもミドルネームに「アマーリエ」が含まれる。</p><p>作曲家の一年目の手紙では彼の母親と思わしき人物の名前が「アマーリア・クレイバーグ」だと判明しており、これもまた共通点になる。</p><p>&nbsp;</p><p>ここにカール二世の母親、「マリー」を加えれば、フレデリック、アマーリア、マリーというクレイバーグ家の三人に加え、ヴィルヘルムの名前が浮上する。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;"><b style="font-weight:bold;">・ヴィルヘルム・ラムとは何者なのか？</b></span></p><p>&nbsp;</p><p>「ヴィルヘルム・ラム」「メルボルン公爵」といった名前だけであれば時折見かける彼なのだが、その正体は依然謎に包まれている。</p><p>姿を見ることができるのは記憶の灰燼後編及びレディ・ファウロのキャラストーリーのたった二か所で、その他では一等航海士の誕生日の手紙に「ヴィルヘルム・ラム」の名前が出ている程度だ。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250529/02/xion-illumina/d5/d9/p/o1317087015605623577.png"><img alt="" height="277" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250529/02/xion-illumina/d5/d9/p/o1317087015605623577.png" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>現在の時点で分かっている人間関係は以下の三つのみ。</p><p>・孤児院に大金を寄付しアリスを引き取り、その後アリスに実験的な治療を行う</p><p>・レディ・ファウロの殺人の罪を帳消しにする代わりにその技術を空軍(You-Know-Who)など多くの女子に継承させようとする</p><p>・一等航海士の父、ホアキン・バーデンと地中海からの荷物輸送の取引をする</p><p>&nbsp;</p><p>大金を使ってアリスを引き取り医療系の治療に参加していること、そしてレディ・ファウロの罪を揉み消すだけの権力を持っていたことから彼が貴族、その中でもとりわけ地位の高い人物であることは想像に容易い。</p><p>アリスに対して薬品の実験を行っていたり、ホアキン・バーデンに輸送を依頼した荷物の保証品として骨董傘(おそらく白黒無常の傘)とサム・バーボンの署名があったことから彼が荘園の実験に関わっている可能性は非常に高く、今後もその出番が出て来るだろう。</p><p>&nbsp;</p><p>アリスは偽名として「Eury Lamb」や「Ollie Lamb」といった名義を使っているような描写があり(記憶の灰燼前編、記者2年目の手紙参照)、このどちらにも「Lamb」の名前がつくことから施設から逃げ出した後のアリスにもその影響は非常に大きい。</p><p>更にはアリスは荘園ではプレイヤー名を偽名として名乗っているため「Lamb」の名前や人間関係は隠しているはずなのにも関わらず、記憶の灰燼ではアリスの元に送られて来たゲームの招待状のキーワードが「LAMB」だったことからアリスの偽名やメルボルン公爵との関係は荘園に筒抜けになっていると考えていいだろう。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250601/00/xion-illumina/47/fe/p/o2520108015607383003.png"><img alt="" height="180" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250601/00/xion-illumina/47/fe/p/o2520108015607383003.png" width="420"></a></p><p><span style="font-size:0.83em;">ゲームの招待状。クロージングナイトと同じ方式なら暗号機解読のキーワードだと思われる。</span></p><p>&nbsp;</p><p>メルボルン公爵が率いるレディ・ファウロの技術を受け継いだグループには空軍に成りすましているYou-Know-Whoも所属しており、彼女が裏切ったことでレディ・ファウロはメルボルン公爵の指示を受けて荘園へと裏切者を探しに訪れることになった。</p><p>トレンチコートに帽子というこの特徴的な服装は記憶の灰燼前編にてアリスへ招待状を届けた「同僚」に酷似しており、レディ・ファウロのキャラストーリーにはアリスらしき人物の姿も写っていることから、アリスもこのグループの一員、もしくは元メンバーなのではないかと予想されている。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250601/00/xion-illumina/1c/59/p/o1477080115607386760.png"><img alt="" contenteditable="inherit" height="119" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250601/00/xion-illumina/1c/59/p/o1477080115607386760.png" width="220"></a><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250601/00/xion-illumina/f7/a1/p/o1199085815607387022.png"><img alt="" contenteditable="inherit" height="157" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250601/00/xion-illumina/f7/a1/p/o1199085815607387022.png" width="220"></a></p><p><span style="font-size:0.83em;">アリスの同僚。素顔は不明だが女性であることはわかる。</span></p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250601/00/xion-illumina/e5/eb/p/o1918081015607386753.png"><img alt="" height="177" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250601/00/xion-illumina/e5/eb/p/o1918081015607386753.png" width="420"></a></p><p><span style="font-size:0.83em;">レディ・ファウロの教え子は皆服装が同じ。</span></p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250601/00/xion-illumina/f9/6e/p/o1923081415607387769.png"><img alt="" contenteditable="inherit" height="93" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250601/00/xion-illumina/f9/6e/p/o1923081415607387769.png" width="220"></a><img alt="" contenteditable="inherit" height="201" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250601/00/xion-illumina/c6/a0/p/o0379034615607386756.png" width="220"></p><p><span style="font-size:0.83em;">レディファウロのキャラストーリーではラストの画面右上にアリスがいる。</span></p><p>&nbsp;</p><p>ヴィルヘルム・ラムという人物は「ウィリアム・ラム」という名前でなら史実にも存在しており、彼もまた「メルボルン卿」という肩書を持っている。</p><p>こちらのメルボルン卿は「子爵」であるため第五人格とは立場が僅かにことなるが、英語でのフルネームと爵位の名前が一緒であることからモデルになっている人物はこちらのウィリアム・ラムなのかもしれない。</p><p>&nbsp;</p><p>史実でのウィリアム・ラムはイギリスの内務大臣や首相を務めた政治家であり、強い権力を持つという点については第五人格のメルボルン公爵と同じだ。</p><p>だが第五人格では怪しげな取引や実験を行っているメルボルン公爵とは違い、実際のメルボルン子爵は不倫や、自身が引き取った孤児及び女性に対する体罰といったしょうもないスキャンダルばかりが見受けられる。</p><p>今のところ名前以外で大きな共通点を見出すのは難しいため、彼については今後の動向をよく確認していきたい。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;"><b style="font-weight:bold;">・黒鴉公爵と黒公爵の類似点</b></span></p><p>&nbsp;</p><p>一つ気になる点として、フリードリヒ・ヴィルヘルムの異名「The Black Duke(黒公爵)」というものがある。</p><p>この名前の由来は彼が「黒い軍勢」と呼ばれる軍を率いていたことによるもので、ナポレオンによる侵攻に対抗する軍団だった。</p><p>第五人格では小説家の衣装に「黒鴉公爵」、そして対となる悪夢に「白鴉公爵」というものがあるが、これを掘り下げていくとクレイバーグ家との類似点が見つかる。</p><p>&nbsp;</p><p>黒鴉公爵と白鴉公爵が登場したのはトゥルース&amp;リーズニングのクリスタルパレス編で、このシナリオでは黒鴉公爵はほとんど出番がなく、皇族の代表かつ白鴉公爵の代理として現れる詳細不明の人物だ。</p><p>それに対して白鴉公爵はストーリー中で重要な役割を担っており、アルビノであったことから<b style="font-weight:bold;">その外見により一族から差別を受け</b>、「クリスタルパレスの管理者」と体のいい理由をつけて追いやられて異動も許されなかった。彼はその恨みから皇室の「コ・イ・ヌール」という<b style="font-weight:bold;">貴重なダイヤモンドを盗んで</b>D.Mに売り、クリスタル・パレスに巨額の保険金をかけ破壊する犯行を企てる。</p><p>結局白鴉公爵のたくらみは失敗に終わるが、その後黒鴉公爵が現れて白鴉公爵の処分と行方不明になったままのコ・イ・ヌールの対処について言及した。</p><p>&nbsp;</p><p>この白鴉公爵の立ち位置はメインストーリーに当てはめると、体に痣があったことから一族から差別を受け、洗礼を受けることができなかったフレデリックによく似ている。また、一族に関わる貴重な宝石を盗み出そうとした点でも類似が見られ、行動にも共通点がある。</p><p>上のブラウンシュヴァイク家に当てはめるとフレデリックの人間関係はカール二世に似ていることから、その父親が「黒公爵」と呼ばれている点においても一族に「黒鴉公爵」という人物がいる白鴉公爵と人間関係が一致するのだ。</p><p>さらにクリスタルパレス編においてコ・イ・ヌールを管理していたのは血の女王扮するバロネス・ダイヤであり、メインストーリーでのブルー・ホープの所有者であるマリー・クレイバーグに繋がることから、クレイバーグ家を匂わせる印象はより深まっている。</p><p>&nbsp;</p><p>ただし黒鴉公爵と白鴉公爵の名前は英語ではそれぞれ「Duke Raven」「Duke White Raven」となっており、黒公爵の「The Black Duke」とは表記の順番が違っている。ニュアンスの違いとしては「Duke Raven」は「黒鴉という名前の公爵」であるのに対し、「The Black Duke」は「黒い公爵」といったイメージだ。</p><p>そしてトゥルース＆リーズニングはメインストーリーと異なるパラレルワールドであり、その人間関係やストーリーも大きく異なることから黒鴉公爵や白鴉公爵が本編でのクレイバーグ家にどの程度重なる存在なのかは現時点では断言できないことに注意したい。それぞれの世界に共通する特徴を持ったキャラクターがいたとしても、メインストーリーの考察を行うにあたってトゥルース＆リーズニングでの情報を逆輸入するのは難しいことを念頭に置いておくべきだろう。</p><p><s style="text-decoration:line-through;">そもそもあちらの世界でのフレデリックはピアノのピの字もないクラゲ毒オタクなので、ピアノ廃人の私としては彼らを同一人物だと認めたくない私怨もある。</s></p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;"><b style="font-weight:bold;">・ブルー・ホープは二つあるのか？</b></span></p><p>&nbsp;</p><p>現実でのホープ・ダイヤモンドはあくまで一つであり、片割れがあるかもしれないというのは推測である上、その片割れも仮に存在したとして「ホープ・ダイヤモンド」と名付けられる前の「フレンチ・ブルー」だった時代のものである。つまり、クレイバーグ家のモデルになったと思われるブラウンシュヴァイク公爵家が所有していたものは「ブルー・ホープ」のモデルになった宝石の欠片に過ぎない。</p><p>では、記憶の灰燼にて登場したブルーホープはどちらなのだろうか？</p><p>&nbsp;</p><p>マリー・クレイバーグが持っていたブルーホープはクレイバーグ家から受け継いだものであり、マヌス・デ・カペーから贈られたものではなかった。</p><p>フレンチ・ブルーの要素を濃く出したいのであればマリーは元ネタでいうルイ16世の家系、ストーリー内でいえば夫であるマヌスから宝石を贈られているべきなのだが、ここで登場したのはフランスとは一切関わりがないはずのクレイバーグ家であり、そのモデルもフレンチブルーの片割れと思われる「欠片」の持ち主だと考えられる。</p><p>つまり、マリーが持っていたのはフレンチブルーの欠片に過ぎず、カペー家、あるいは荘園の先代家主であるデロス家に本体となるもう一つのブルーホープが存在する可能性も考えられるのではないだろうか。</p><p>&nbsp;</p><p>記憶の灰燼からの新主人公となるアリス・デロスは青い石のついたネックレスを付けているのが印象的だが、先日公開されたメインストーリーの新章「昨日の檻」のイメージビジュアルではそのネックレスがなくなっている。</p><p>ストーリー上でのアリスは部屋着でない限りは常にこのネックレスをつけており、服装はそのままネックレスだけがなくなっているということはストーリー上でネックレスを外すイベントが発生し、記憶の灰燼で未解決のままだったブルーホープの謎に繋がってくるのではないかと思われる。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250531/19/xion-illumina/df/de/j/o0671052215607269943.jpg"><img alt="" height="327" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250531/19/xion-illumina/df/de/j/o0671052215607269943.jpg" width="420"></a></p><p><span style="font-size:0.83em;">「昨日の檻」メインビジュアルより</span></p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250531/19/xion-illumina/7e/b2/p/o1003081415607277359.png"><img alt="" height="341" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250531/19/xion-illumina/7e/b2/p/o1003081415607277359.png" width="420"></a></p><p><span style="font-size:0.83em;">キャラストーリーでは部屋着姿でもネックレスをつけており、彼女のアイデンティティを象徴する要素の一つであることが伺える。</span></p><p>&nbsp;</p><p>記憶の灰燼後編では一瞬だけブルーホープが映るシーンがあるが、その外見はアリスのつけているネックレスに似ているようにも見える。</p><p>ただしオルフェウスによる回想を除くとブルーホープを見ることができるのはこの一瞬のカットだけである上、アリスのネックレスは光の加減で水色に見えたり、カットが角のない丸みのある形状であることから比較は難しく、これがブルーホープの片割れであると断定はできない。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250531/19/xion-illumina/57/3a/p/o1512108015607279476.png"><img alt="" contenteditable="inherit" height="157" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250531/19/xion-illumina/57/3a/p/o1512108015607279476.png" width="220"></a><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250531/19/xion-illumina/b1/69/p/o1548108015607279766.png"><img alt="" contenteditable="inherit" height="153" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250531/19/xion-illumina/b1/69/p/o1548108015607279766.png" width="220"></a></p><p>&nbsp;</p><p>アリスの過去回想等ではこのネックレスと思わしきものは見受けられず、これが親から受け継がれたものなのか、はたまた自身で購入したものなのかは不明。その反面で同じように出所が不明でありながら、見るからに父親から受け継いだであろう懐中時計や手書きの地図、他にも幼い頃に持っていたぬいぐるみといった品々は残っていることから、このネックレスもまたデロスの家のものである可能性も捨てきれない。</p><p>&nbsp;</p><p>荘園の事件があった1887年はアリスが両親を亡くした年だが、それと同時に唯一の生存者であったアリスが両親の遺産を受け継いだ年であるともいえる。</p><p>ホープ・ダイヤモンドを受け継いだホープ家の最後の一人、フランシス・ホープが正式にホープダイヤモンドを正式に相続したのも1887年だったため、この数字の共通点を見るとどこか意図的なものがあるのではないかと想像を掻き立てられるのが考察好きの性だ。</p>
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<link>https://ameblo.jp/xion-illumina/entry-12906730802.html</link>
<pubDate>Sun, 01 Jun 2025 00:41:57 +0900</pubDate>
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<title>実在した荘園の薬</title>
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<![CDATA[ <p><a href="https://ameblo.jp/xion-illumina/entry-12904305452.html" rel="noopener noreferrer" target="_blank">以前の記事</a>で荘園の薬について解説したが、この薬の成分は実在する成分で構成されている。</p><p>さらに、オフラインパックの書体2で言及されている事柄についても、歴史上にそれと似た記録が残っている。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;"><b style="font-weight:bold;">・荘園の薬のレシピ</b></span></p><p>&nbsp;</p><p>メインストーリーで登場する薬剤リストを見ると、荘園の薬の材料らしき成分が書かれている。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250519/14/xion-illumina/f5/b4/p/o0652070315598587761.png"><img alt="" contenteditable="inherit" height="237" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250519/14/xion-illumina/f5/b4/p/o0652070315598587761.png" width="220"></a></p><p><span style="font-size:0.83em;">再会の時より、書斎にあった薬剤リスト</span></p><p>&nbsp;</p><p>内容は以下の通り</p><p>・Amanita muscaria(ベニテングダケ)</p><p>・Artemisia absinthium(ニガヨモギ)</p><p>・Atropine(アトロピン)</p><p>・Delphis(デルファイ)</p><p>・Hydrogen bromide(臭化水素)</p><p>・Lily of the valley(スズラン)</p><p>・Lophophora williamsii(ペヨーテ)</p><p>・Piper methysticum(カヴァ)</p><p>&nbsp;</p><p>ゲーム内でのキーアイテムDelphisを除き、その成分は実際に存在するものとなっている。</p><p>そしてそのほとんどが幻覚や酩酊などの麻薬成分や毒性を持っている。</p><p>&nbsp;</p><p>・ベニテングダケ</p><p>ベニテングダケは日本でも自生している有名な毒キノコで、イボテン酸とモッシモールを主な毒成分としている。</p><p>症状は多岐にわたり、腹痛、嘔吐、下痢の他にも発刊、心拍数増加、精神錯乱、幻覚、けいれんなど。食べ過ぎると呼吸困難や昏睡を引き起こす。</p><p>症状が現れると瞳孔が開き、酒に酔ったような酩酊状態になり、その幻覚作用から宗教儀式やシャーマンの道具として使われたり、向精神薬的な使い方をされることもあったとされる。</p><p>毒を持つ一方でイボテン酸がうまみ成分であることから、毒を無力化する調理法や少量だけ摂取する形で食べる愛好家もいる。</p><p>&nbsp;</p><p>・ニガヨモギ</p><p>ニガヨモギはヨーロッパなどに自生するヨモギの一種で古くから薬として利用されており、成分の一つであるツジョンは多量摂取することにより嘔吐や神経麻痺を引き起こす。</p><p>薬草系リキュール「アブサン」の材料としても使われており、この酒は安価で手に入るアルコールだったために多くの中毒者を出し、弓使いの真髄(S36真髄2)のモチーフにもなった有名な画家、ゴッホもその一人だった。</p><p>アブサンはニガヨモギの成分を含むことからアルコールの酩酊作用の他にも幻覚などの向精神作用を引き起こすとされ、後に複数の国で製造や流通・販売に制限がされた。現代ではツジョンの含有率に制限をかけることで一般での流通が管理されている。</p><p>&nbsp;</p><p>・アトロピン</p><p>アトロピンは抗コリン作用を持つ薬物で、副交感神経の作用を抑制することで胃腸管の運動抑制、心拍数の増大などを引き起こす。有機リン剤中毒の治療にも用いられ、サリンなどの神経ガスに曝露した際に注射される。</p><p>植物では第五人格でも登場するベラドンナやダチュラ(チョウセンアサガオ)などに含まれており、アトロピンを含む植物を食べると食中毒の原因になる。</p><p>ベラドンナは中毒になると嘔吐や散瞳、異常興奮を起こし、死の危険性もある。</p><p>ダチュラも同じく散瞳、強い興奮、精神錯乱を起こし、死に至る危険性を持つ。</p><p>&nbsp;</p><p>・臭化水素</p><p>臭化水素は水素と臭素の化合物。刺激臭を放つ気体で、劇物に該当する。</p><p>この気体は腐食性を持ち、吸い込むと激しい咳、喉や胸の痛みを引き起こすと同時に粘膜を壊死させてしまう。</p><p>水に溶けやすく、水溶液は臭化水素酸と呼ばれる強酸になる。</p><p>納棺師の背景推理には「水和臭化物」という薬品が登場するが、これは名前が似ているだけで別物だと思われる。</p><p>&nbsp;</p><p>・スズラン</p><p>スズランは美しい外見と良い香りを持つことから香水としても利用され、バラ、ジャスミン、ライラックと並んで四大フローラルと呼ばれる。バラ、ジャスミン、スズランの三つで三大フローラルともされる。</p><p>強心作用や利尿作用があり生薬にも利用されるが、同時に毒性も持つ。誤食すると嘔吐、頭痛、眩暈、血圧低下、心臓麻痺などを引き起こし、重傷になると心不全から死亡のおそれもある。</p><p>有毒成分はコンバラトキシン、コンバラマリン、コンバロシドなど。これらは植物全体に含まれるが、特に花や根に多く含まれる。</p><p>&nbsp;</p><p>・ペヨーテ</p><p>ペヨーテはサボテンの一種で、アメリカ南西部やメキシコ中部が原産。日本ではウバタマ(烏羽玉)とも呼ばれる。</p><p>成分に幻覚作用を持つメスカリンを含み、インディアン(ネイティブアメリカン)の治療薬やシャーマンの儀式に使われた。ただしペヨーテそのものは非常に苦く吐き気を催す。</p><p>メスカリンは日本を含め国際的に規制されている成分で幻覚や陶酔を起こし、特に視覚的幻覚が主な作用である。気分の良い浮遊感などをもたらす一方で不安や抑うつ状態になることもある。</p><p>&nbsp;</p><p>・カヴァ</p><p>カヴァはコショウ科の植物や、そこから作られた嗜好性飲料のことを指す。</p><p>飲料はオセアニアで宗教的・社会的な儀式に使われ、民間薬として鎮痛剤や呼吸器疾患の治療に用いられることもある。</p><p>穏やかな鎮静作用、抗不安作用、酩酊感などをもたらすとされ、成分はカヴァラクトン、メチスチシン、カバインなどを含むが、これらの成分と有効性及び毒性の関係はいまだにわかっていない。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;"><b style="font-weight:bold;">・原料から解釈する荘園の薬</b></span></p><p>&nbsp;</p><p>「荘園の薬」としてのインパクトが強いため原料については忘れがちだが、第五人格では原料の状態でこれらが登場することもある。</p><p>最近のものではクロージングナイトにおいてマルガレータが使用した香水にスズランが含まれていた。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250524/17/xion-illumina/2d/e8/p/o1720082215602406025.png"><img alt="" height="201" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250524/17/xion-illumina/2d/e8/p/o1720082215602406025.png" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>香水は左から順に、「スズランの香り」「日差しに焦がれる樹木の香り」「湿っぽい香り」と形容されており、ヴィオレッタに使用されたのもマルガレータが愛用しているのと同じ中央のピンクの瓶の香水だと思われる。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250524/17/xion-illumina/e7/28/p/o1504084015602431481.png"><img alt="" height="235" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250524/17/xion-illumina/e7/28/p/o1504084015602431481.png" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>マルガレータがピンクの香水を使用するシーンでは台座に「セイレーンの歌声」のシンボルが描かれている。</p><p>香水として加工する際に香り成分を後付けした可能性もあるが、セイレーンの歌声には「太陽を思わせる樹木の香り」を思わせる成分が含まれているとも考えられる。</p><p><s style="text-decoration:line-through;">逆に言うと右の瓶の薬はどうあがいても湿っぽい香りが消せなかったらしい。</s></p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250524/17/xion-illumina/cf/a8/p/o1433098315602430018.png"><img alt="" height="288" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250524/17/xion-illumina/cf/a8/p/o1433098315602430018.png" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>第4グループの実験では、弁護士のフレディ・ライリーが温室に植えてあった植物をベラドンナだとは知らずに触れ、葉についていた有毒成分を含む油によって手に水ぶくれができてしまう。<br>後日、食堂にブルーベリーパイに見せかけたベラドンナのパイが置かれていたことで参加者たちは互いに手を見せ合うことになる。手の水ぶくれが悪化し化膿してしまっていたフレディは窮地に追いやられるが、フレディがベラドンナを知らずに触れてしまった現場を見ていたエマの証言によって事なきを得た。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250525/06/xion-illumina/a6/1a/p/o1915108015602702117.png"><img alt="" contenteditable="inherit" height="124" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250525/06/xion-illumina/a6/1a/p/o1915108015602702117.png" width="220"></a><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250525/06/xion-illumina/14/4b/p/o1915108015602702120.png"><img alt="" contenteditable="inherit" height="124" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250525/06/xion-illumina/14/4b/p/o1915108015602702120.png" width="220"></a><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250525/06/xion-illumina/6e/28/p/o1921108015602702114.png"><img alt="" contenteditable="inherit" height="124" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250525/06/xion-illumina/6e/28/p/o1921108015602702114.png" width="220"></a><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250525/06/xion-illumina/63/d3/p/o1921108015602702112.png"><img alt="" contenteditable="inherit" height="236" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250525/06/xion-illumina/63/d3/p/o1921108015602702112.png" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>記憶の灰燼時点でもベラドンナは残っているが場所が少し変わっており、左側のカカシさんがいたスペースにベラドンナがずれこむように植え替えられ、右側のスペースには第4グループの日記時点ではなかったドーフィンが新たに植えられている。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250525/06/xion-illumina/e2/5f/p/o1705093215602704916.png"><img alt="" contenteditable="inherit" height="202" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250525/06/xion-illumina/e2/5f/p/o1705093215602704916.png" width="370"></a></p><p>&nbsp;</p><p>ただし第8グループであるクロージングナイトでは既に現在の配置になっているのに第9グループの日記ではカカシさんが撤去されていながらも古い配置のままになっていることから、「オルフェウスの推理」と「アリスの推理」で荘園の様子に誤差が生まれている可能性がある。</p><p>これらの差は温室の養蜂箱、食堂にある美智子の面、食堂の像などにおいても8、9グループ間での違いが見られる一方で白黒無常の傘はどの時期でも存在する。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250525/06/xion-illumina/de/8d/p/o1620108015602706816.png"><img alt="" contenteditable="inherit" height="153" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250525/06/xion-illumina/de/8d/p/o1620108015602706816.png" width="230"></a><img alt="" contenteditable="inherit" height="155" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250525/06/xion-illumina/45/83/p/o1537108015602706813.png" width="220"></p><p>&nbsp;</p><p>また、ベラドンナやダチュラといった名前は衣装の「ベラ・ドンナ」や「ダチュラ」及びそれに関連するイベントストーリーといった形でもゲーム内に登場しており、これらの毒性は第五人格でも印象的に描かれている。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;"><b style="font-weight:bold;">・「Delphis」の正体</b></span></p><p>&nbsp;</p><p>前述の通り、荘園のシダ植物「Delphis」には同名の植物は存在しない。</p><p>その一方で、荘園と非常に似通った性質を持つ「地域」が存在する。</p><p>Delphisにはデルポイ、デルファイ、デルフィといった様々な表記揺れが存在するため、この項目では「デルファイ」に統一して記述する。</p><p>&nbsp;</p><p>Delphi(都市)</p><p>デルファイはギリシャに位置する古代都市の一つで、古代ギリシャ人は世界の中心はデルファイにあると考えていた。</p><p>この地域にはPythia(ピュティア)やSibyl(シビュラ)といった名称で呼ばれる神託者が有名であり、一年のうちに決められた時期に神託を伺う文化があった。</p><p>ピュティアはアポロンの代弁者として予言を行う巫女で、年齢や地位、教養といった環境は関係なく、デルファイ出身の純潔の女性が訓練を受けることでこの役職に就く。</p><p>彼女らは地面の裂け目を見下ろす三脚座に座り、地面の裂け目から立ち上がる煙や「ローレル」と呼ばれる植物を利用してトランス状態に入ることで予言を行っていたとされる。</p><p>なお、この「ローレル」は現代で呼ばれる月桂冠とは厳密には異なるものと考えられており、「ローレル」の代替植物としてはカンナビス、ヒヨス、シャクナゲ、キョウチクトウなどが挙げられる。その中でもキョウチクトウが「ローレル」に含まれるとする文献もある。</p><p>&nbsp;</p><p>カンナビス</p><p>カンナビスはいわゆる大麻のことで、テトラヒドロカンナビノールやカンナビジオールにより酩酊や眠気を引き起こす。精神的・身体的な作用が認められるが幻覚作用については弱いとする意見もある。</p><p>古くから薬として使われた記録や、麻酔・鎮痛剤としての使用、宗教的な利用がされていたという記録が広い地域に渡って残されており、他の麻薬成分とは違い現代でも規制されていない地域も多い。※日本では違法</p><p>&nbsp;</p><p>ヒヨス</p><p>ヒヨスはヒヨスチアミン、スコポラミンなどの毒成分を含み、その危険さから「死」が語源になったのではないかとまで言われる植物である。<br>症状は幻覚、散瞳、上道不安、痙攣、嘔吐、高血圧など多岐にわたり、高精神作用としては幻視や浮遊感覚がある。</p><p>歴史的にはマンドレイク、ベラドンナ、ダチュラなどと組み合わせることで麻酔薬として使われることもあった。</p><p>&nbsp;</p><p>シャクナゲ</p><p>シャクナゲは葉にグラヤノトキシンなどの痙攣毒を含むツツジ科の有毒植物で、吐き気や下痢、呼吸困難を引き起こす。</p><p>分布はきわめて広く、亜寒帯から熱帯山地までに広がっており、世界各国で庭園植物としても愛されている。</p><p>葉をお茶にして飲むことで利尿作用や強壮作用を得る人もいるが、その毒性から草食性の動物も食べない植物である。</p><p>&nbsp;</p><p>キョウチクトウ</p><p>キョウチクトウはインド原産の低木で、園芸植物である一方強い経口毒性を持つ。</p><p>毒は植物全体だけでなく周辺の土壌にも影響を与える上、燃やした際の煙にも毒が含まれる。</p><p>中毒症状を起こすと吐き気や嘔吐を引き起こし、他には脱力、倦怠感、下痢、めまい、腹痛などの原因となる。</p><p>葉は強心剤や利尿剤に使える他麻酔にも利用できるが、古代のインドではこの毒性を利用として堕胎や自殺に用いられることもあった。</p><p>&nbsp;</p><p>第五人格オフラインパックの書体2ではデルファイと思わしき植物について、以下のように語られている。</p><p>&nbsp;</p><p><i style="font-style:italic;">試験者は軽度の眩暈、意識の混濁などの症状が現れる。</i></p><p><i style="font-style:italic;">(本人は全く覚えていないようだが、他人から見れば確実に分かる。この副作用は排除しなければ)</i></p><p><i style="font-style:italic;">その後やっと幻覚、つまり彼らが神のお告げと呼ぶものが見えるようになる。</i></p><p>(中略)</p><p><i style="font-style:italic;">幻覚が区別しづらい原因は、もっと模擬的な――試験者の全ての記憶知識(自身が忘れたものも含める)に基づいた、未来のシミュレーションのようだ。</i></p><p><i style="font-style:italic;">そしてシミュレーションの精度はその者の知力に基づいたわけではなく、もっと人の域を超えたものに見える。</i></p><p><i style="font-style:italic;">彼女が「神のお告げ」と呼ばれた理由は正しくこれかもしれない。</i></p><p>(中略)</p><p><i style="font-style:italic;">私の目的のためには何の意味もないが、「神のお告げ」の本質は理解できている。</i></p><p>―――オフラインパック書体2より</p><p>&nbsp;</p><p>書体2の筆者はこの植物に関して幻覚や記憶阻害といった作用が起こる記録と同時に、これがお告げや未来予知といった儀式的なものに使われていることについてふれている。</p><p>また、そのお告げに関して「彼女」と女性であることを示しており、これはピュティアが女性であったこととも一致する。</p><p>さらにピュティアは巫女になるために教養や地位は必要としておらず、「シミュレーションの精度はその者の知力に基づいたものではなく」という文面にもその意図が含まれるのではないだろうか。</p><p>上記の「ローレル」やその代替品となる植物にはシダ植物は含まれていないが、書体2によるとデルファイの薬効は茎や葉よりも胞子嚢に多いのではないかと予想されており、これは酩酊成分が苞葉(花芽を包む葉)に多く含まれるカンナビスの特徴ともよく似ている。</p><p>&nbsp;</p><p>これらの内容から、荘園のシダ植物「Delphis」はギリシャの古代都市デルファイと、その地で神託を行っていたピュティア及びその儀式をモチーフにしているのではないかと思われる。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;"><b style="font-weight:bold;">・「メリー・プリニウス」の毒</b></span></p><p>&nbsp;</p><p>幻覚作用があるのは荘園の薬だけではない。</p><p>メインストーリーでも登場する昆虫学者のメリー・プリニウスは蜂をはじめとした有翅亜綱の昆虫に詳しく、夫のジョシュア・プリニウスと共に蜂の研究を行っていた。</p><p>記憶の灰燼ではジョシュアは植物にも詳しく最終的には珍しい毒を持つ蜂によって命を落としたとメリーが語っているが、彼らもまた幻覚作用を有する実在する毒に縁があるのだ。</p><p>&nbsp;</p><p>まずはメリーの方から説明すると、彼女の名前「Melly」はギリシャ語でミツバチを指す「meli」が由来になっていると思われる。</p><p>蜂そのものはギリシャ語では「メリッサ」と呼ばれ、ギリシャ神話ではメリッサという名のニンフ(精霊)が蜂蜜を発見し、その使用法を伝えたとされている。</p><p>他にも古代ギリシャの哲学では女神デメテルに仕えるメリッサという名の巫女がいる。彼女が隣人から秘儀の入信者に関する秘密を守ろうとしたことで隣人たちに殺害されたことから、デメテルが彼らに疫病をもたらし、メリッサの死体から蜂が生まれた。</p><p>&nbsp;</p><p>次にジョシュアの方だが、古代ローマでは彼のファミリーネームである「プリニウス」と同じ名前を持つ学者が存在する。</p><p>プリニウスは政治家や軍人であるのと同時に博物学者として知られており、歴史上最古の百科事典「博物誌」の作者でもある。</p><p>彼の知識の幅は非常に広く、ゲームでのジョシュアのような昆虫や植物だけに留まらず自然界を網羅していた。</p><p>そしてそんな彼の発見の一つに「マッドハニー」と呼ばれる毒性や幻覚作用を持つ蜂蜜がある。</p><p>&nbsp;</p><p>マッドハニーの記録は古いものだと古代ギリシャに残っており、その蜂の巣を食べた兵士たちが方向感覚を失ったり、嘔吐や下痢、意識を失うといった状況に陥り立ち上がることすらもできなくなったとされる。少量しか口にしなかった者は泥酔し、大量に食べたものは狂人のようになり瀕死状態に陥る者もいた。</p><p>この毒性からマッドハニーは生物兵器として使われることになり、敵を蜂蜜中毒にして倒すという手段にも用いられるほどだった。</p><p>プリニウスはマッドハニーの毒性がキョウチクトウ、ツツジ、シャクナゲといった植物の毒に関連していることに最初に気付いた人物の一人で、彼はこの蜂蜜を「メリ・メノメノン(狂わせる蜂蜜)<span style="font-size:0.7em;">※注</span>」と呼んだという。</p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:0.83em;">※英語版Wikipediaより「meli mænomenon&nbsp;」の表記。プリニウスの使用していた言語などからラテン語やギリシャ語で翻訳機にかけてみたが翻訳できず。Reversoというサイトで検索してみたところ「ポントス・ギリシャ語」かと思われ、この言語だと「Meli=蜂蜜」mænomenon=狂わせる」で「狂わせる蜂蜜」という翻訳になる。</span></p><p>&nbsp;</p><p>マッドハニーは毒以外にも幻覚剤や娯楽目的、精力剤としての使用、薬としては喉の痛みや関節炎、糖尿病、高血圧といった症状に効くともされており、トルコでは他にも消化不良、腹痛、胃炎、消化性潰瘍、インフルエンザの治療にも使われている。</p><p>その成分は前述のツツジ科の有毒植物からミツバチが蜜を集めたことにより蜂蜜にグラヤノトキシンなどが含まれ、摂取すると低血圧や心拍数の低下によってふらつき、目のかすみ、めまい、呼吸困難を引き起こし意識を失うこともある。</p><p>これらの症状は摂取量やグラヤノトキシンの濃度によっても変わり、せん妄や幻覚、視覚の変化が起きることがある。</p><p>マッドハニーの中毒の治療方法はいくつかあるが、荘園の薬にも使用されている前述のアトロピンが使われることもある。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>メリーの四年目の手紙では「温室で育てられた「警告」を目にした」という言葉があり、荘園の温室で連想できるものといえばメリーが世話をしている養蜂箱やデルファイ、ベラドンナ等であるため、このマッドハニーや毒を持つ植物が関係してくるのではないかと私は予想している。</p><p>好感度システムではメリーが「この温室にいる生物の大半は無害ですが……棚の上の生物にはご注意くださいね」と言っており、これは蜂が毒針を持つことはもちろんだが、彼らが集めている蜜に毒性があることを示している可能性もある。</p><p>&nbsp;</p><p>また、メリッサの神話に毒は登場しないが、メリーがハンター化する際に蜂のモチーフとしてこれらの神話や毒に関わるものが取り入れられることもあるかもしれない。</p>
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<link>https://ameblo.jp/xion-illumina/entry-12906010141.html</link>
<pubDate>Mon, 26 May 2025 03:39:01 +0900</pubDate>
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<title>2年目の手紙から探る作曲家の背景推理と記憶の灰燼の謎</title>
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<![CDATA[ <p>二年目の誕生日を迎えたことで新たに多くの情報が判明した作曲家、フレデリック・クレイバーグについて、手紙の内容と過去に判明している情報を交えてまとめつつ、そこから導き出される新たな推理について書いていく。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">・「高貴なる女性」の正体</span></b></p><p>&nbsp;</p><p>作曲家の背景推理には不明な点がまだいくつも残っており、同様に血の女王の手紙にも意味深な部分がある。</p><p>&nbsp;</p><p><i>そして作中に登場した不気味なかの幽霊は、フランスから来た高貴なる女性の心をうちました。</i></p><p>(中略)</p><p><i>そこで、ぜひ彼女の芸術顧問(名前に線が引かれている)に一度お会いいただき、この作品をオペラに改変する可能性について話し合いがしたいそうです。この女性はヨーロッパで広く名が知られており、その芸術顧問も界隈ではかなりの名声を持った一族の者だとか。</i></p><p>―――血の女王3年目の手紙より</p><p>&nbsp;</p><p>フレデリックが活動していたのがパリであることと、この女性の出身であるフランスが一致する点。そして名前が伏せられている芸術顧問が「名声を持った一族」と書かれている点から、この芸術顧問がフレデリックなのではないかとする声は当時から多くあった。</p><p>そして今回の2年目の手紙により、これがフレデリック・クレイバーグ自身であることが確定すると同時に彼がフランスに向かった理由が判明した。</p><p>&nbsp;</p><p>まず、この「高貴なる女性」の正体は差出人名から「ニコラス・ドーソンヴィル夫人」だとわかる。</p><p>この人物は既にオペラ歌手の背景推理にて名前が登場していた「ニコラス」というカードの差出人や「マダム」というフランス語の敬称、オペラ歌手の紹介文にある「夫人に救済される」という文章からサングリアが心酔していた女性と見て間違いないだろう。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250521/18/xion-illumina/0c/cc/p/o1914108015600199447.png"><img alt="" contenteditable="inherit" height="124" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250521/18/xion-illumina/0c/cc/p/o1914108015600199447.png" width="220"></a><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250521/18/xion-illumina/68/a9/p/o1914108015600199471.png"><img alt="" contenteditable="inherit" height="124" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250521/18/xion-illumina/68/a9/p/o1914108015600199471.png" width="220"></a><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250521/18/xion-illumina/4d/82/p/o1920108015600199480.png"><img alt="" contenteditable="inherit" height="124" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250521/18/xion-illumina/4d/82/p/o1920108015600199480.png" width="220"></a><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250521/18/xion-illumina/0e/e1/p/o1926108015600199460.png"><img alt="" contenteditable="inherit" height="123" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250521/18/xion-illumina/0e/e1/p/o1926108015600199460.png" width="220"></a><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250521/18/xion-illumina/83/f4/p/o1920108015600199489.png"><img alt="" contenteditable="inherit" height="124" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250521/18/xion-illumina/83/f4/p/o1920108015600199489.png" width="220"></a></p><p><span style="font-size:0.83em;">オペラ歌手のキャラストーリーでは顔は見えないものの、サブキャラクターにしてはやけに登場シーンが多くサングリアにとって重要な人物だったことが伺える。</span></p><p>&nbsp;</p><p><i>私は昨年の秋、ウィーンのコーンブルメサロンであなたが演奏された『即興曲・夕立』を耳にして以来、未だにあの魂がこもった旋律と雄大な曲の構成に胸を打たれております。</i></p><p>―――作曲家二年目の手紙より</p><p>&nbsp;</p><p>ニコラスはウィーンでのフレデリックの演奏を聴き、その音楽の才能を見出したとしてスカウトの手紙を送っている。</p><p>この「即興曲・夕立」というのは彼の解読BGM「イ短調豪雨即興曲」の表記揺れであり、ついに<b>正真正銘のフレデリック・クレイバーグ作曲</b>の楽曲であることが明言された。</p><p>&nbsp;</p><p>手紙の内容はフレデリックを褒めたたえると同時に、新たなオペラ計画の芸術顧問としての報酬や屋敷の手配と至れり尽くせりなのだが、そこに「パリまでお越しいただけるなら」とあることから、フレデリックはまだウィーンで活動しているということがわかる。</p><p>ここで作曲家の背景推理6でパリに行くきっかけに繋がるのだが、これを血の女王の誕生日の手紙と比べると問題が発生する。</p><p>血の女王の手紙では本の試し読み会で本を気に入った女性がその作品をオペラ化したいという提案を行ったという内容だが、この書き方からしておそらくその場で感想と共に提案をしている。一方で、フレデリックへのスカウトの手紙は「新しいオペラ計画に携わっており」とあることから既に企画はスタートしているのだ。</p><p>これについては恐らく、夫人の手紙に「オペラ化」と書かれていなかったことから新しいオペラを作るという計画自体は既にあって、そのシナリオとして試し読み会が行われた本が後から選ばれたと考えるのが最もしっくりくるだろう。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;"><b style="font-weight:bold;">・「読書会」の謎</b></span></p><p>&nbsp;</p><p>試し読み会が行われた小説は、読者の感想からオルフェウスが書いた「死の白馬」のことだと思われる。また、ニコラスのことを「フランスから来た」と表現したことから試し読み会はフランス国外、オルフェウスが住むイギリスで行われた可能性が高い。</p><p>そして作曲家の背景推理には読書会に触れる内容が出て来るのだが、これを見るとその週の金曜日に突然誘う形で該当の読書会で誰かと会おうとしているような内容であることから、この時点で二人がいるのは「城内のとある読書会」で通じるほどの近場だということになる。</p><p>フレデリックとニコラスのやり取りだとすると互いの拠点はウィーンとフランスの距離感であり、試し読み会は恐らくイギリスと場所がバラバラになってしまう。この滅茶苦茶な状況を考えてみたところ、翻訳による表記揺れを正しく理解することとで解決の糸口が見えてきそうだ。</p><p>&nbsp;</p><p><i style="font-style:italic;">Mr. Kreiburg, I admire your suggestion and desperately hope to have a discussion with you in person. Yet, for obvious reasons, I can't invite you to my residence. However, I'll be attending a book club in the city on Friday. I hope you will meet me there.</i></p><p>―――作曲家背景推理(英語版)より</p><p>&nbsp;</p><p>私は中国語がわからないので英語からの引用で申し訳ないのだが、この文章を英語版で読むと、日本語版とはニュアンスが違ってくる。</p><p>これをゲーム内の日本語版の背景推理を無視して、英文のニュアンスを保ったまま日本語訳するとこうなる。</p><p>&nbsp;</p><p><i style="font-style:italic;">クレイバーグさん、あなたからの提案は大変光栄で、ぜひとも直接お話をさせていただきたいと思います。しかし、見ての通り私の住居にお招きすることができません。しかし、私は金曜日の町の読書会に参加します。ぜひそちらでお会いできれば幸いです。</i></p><p>&nbsp;</p><p>まず、「読書会」を指す「book club」なのだが、これは複数人で同じ本を読み、それについて意見交換をする集まりのことだ。</p><p>ぱっと見試し読み会を指すとも思えるが、試し読み会の内容を思い返すとここで一つ噛み合わなくなることがある。</p><p>&nbsp;</p><p><i style="font-style:italic;">先月に先生の現行を受け取った後、すぐご要望通りに小規模な試し読み会を再び開催しました。招待対象は慣例通り、あなたから提供されたリストをもとに指定しています。</i></p><p>―――血の女王三年目の手紙より</p><p>&nbsp;</p><p>このように試し読み会は著者が指定した客人を招いた招待制となっており、「そこでお会いできれば幸いです」のようなノリで無関係の第三者を招くのはたとえ芸術顧問であってもいただけない。</p><p>おそらく読書会というのは試し読み会のことではなく、それとは別に開かれた一般的な会合のことなのではないだろうか。</p><p>そして日本語では「アドバイス」と書かれていたのが英語では「suggestion(提案)」となっており、日本語では芸術顧問としてのアドバイスに見えていた部分が取引相手へのオファーのように見えて来る。</p><p>つまるところ、この手紙は最初にニコラスが試し読み会で死の白馬をオペラ化したいと要望し、フレデリックが芸術顧問として本の作者と面談を行いたいと「提案」したことへの返事なのではないだろうか。それならばすぐにでも直接会いたいという返事であることも、試し読み会とは別の読書会の話であることも納得がいく。</p><p>文面で「町の読書会」で場所が通じるような言い方をしていた理由だが、一つはオルフェウスがフレデリックの活動拠点であるウィーンもしくはフランスに来ていた可能性、そしてもう一つはフレデリックが元からオペラ化の話をするつもりでイギリスに来ていた可能性だ。</p><p>もし前者であれば、フレデリックを住居に招くことができない理由も現地の知人に泊めてもらっている等人を招くことができない環境にあることが容易に想像できる。後者については想像しづらいが、記憶の灰燼で「公の場ではペンネームのみを名乗っている」と発言していることから、本名などの正体を知られる可能性がある場所に招くことができないという意味合いとも考えられる。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;"><b style="font-weight:bold;">・記憶の灰燼での不自然な関係性</b></span></p><p>&nbsp;</p><p>フレデリックが死の白馬と思わしき作品のオペラ化に関わったことから、オルフェウスとは荘園に来る前から面識があったと見ていいだろう。記憶の灰燼前編でオルフェウスはフレデリックに対して初対面とは思えない無作法オンパレードをはたらいている(無視、親戚の噂を広める、出身をほのめかす等)。</p><p>オルフェウスはメリーに対しても挑発的な質問を投げかけたりする一方でアリスには誠実な態度であったが、好感度システムでは発言が鋭くなっていった様子を見るに、相手との関係性が構築されていくにつれてどんどん失礼になっていくタイプなのかもしれない。</p><p>&nbsp;</p><p>記憶の灰燼後編では反撃のごとく、フレデリックはブルーホープを見つけたアリスとそれを手引きしたオルフェウスに対して銃を突きつけ宝石を奪い取っている。</p><p>しかし、いくらマリーの宝石を取り戻すためとはいえ、過去に死の白馬のオペラ化にあたって面談したはずの原作者と芸術顧問がこのような民度の低い真似事をしても許されるのだろうか？</p><p>&nbsp;</p><p>考えられる理由はいくつかある</p><p>・オペラ化計画は軌道に乗り二人の手を離れた、もしくは既に終了している</p><p>・オペラ化計画が破談・中止になった</p><p>・オペラ化計画において仲違いした</p><p>・相手が荘園から生きて出られないから何をしても問題ないと思っている</p><p>・敵対行動そのものが演技である</p><p>&nbsp;</p><p>好感度システム冒頭ではオルフェウスが死の白馬について「既に完結していますよ」と発言していることから、オペラ化計画が既に終わっているとも考えられる。後々関わる予定がなければ荘園で不仲になる分には問題ないし、破談や中止、業務を進める上での仲違いならその軋轢を荘園に持ち込んでもおかしくはない。</p><p>オルフェウスがフレデリックの出身について知っていたにも関わらず荘園に着いて初めて嘘を指摘した点においても、まるでフレデリックが荘園を訪れることを知っていたかのような流れだ。</p><p>荘園に来る前から面識があったという点はオルフェウスとメリーについても同じだが、メリーが過去のオルフェウスと荘園でのオルフェウスを見て不信感を募らせている様子があることから、フレデリックもまた同じように彼に対して不信感を抱いているという可能性もあり得る。</p><p>&nbsp;</p><p>他にはオルフェウスやフレデリックの二人がどちらも荘園の危険性を理解しており、一度訪問すれば出ることができない場所だとわかった上で「どうせ相手は出られないから」と好き勝手に振舞っているとも考えることはできるが、このような場所であるからこそ考えなしに敵を作るような発言は慎むべきだというのは彼らも理解しているはずで、特に初日から飛ばし過ぎなオルフェウスについてはやりすぎである。</p><p>そう考えると荘園の危険性を分かった上での行動であるとするなら、ブルーホープを巡る取引に不自然な点があるようにオルフェウスとフレデリックの敵対行動自体もある程度の茶番を含んだ演技であるとする説も浮上する。</p><p>記憶の灰燼前編にてオルフェウスがフレデリックを無視して他の女性二人にのみ挨拶をしたシーンがあるが、これは無視ではなく、これよりも前に二人で会い何かを事前に示し合わせていた、あるいは既にオルフェウスから何からかの取引を持ち掛けられていたため挨拶する必要がなかった、という考え方もできる。</p>
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<link>https://ameblo.jp/xion-illumina/entry-12904889275.html</link>
<pubDate>Wed, 21 May 2025 19:47:14 +0900</pubDate>
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<title>メタ考察と仮説から読み解くフレデリック・クレイバーグ</title>
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<![CDATA[ <p><a href="https://ameblo.jp/xion-illumina/entry-12904691082.html" rel="noopener noreferrer" target="_blank">前の記事</a>では音楽的な観点からフレデリック・クレイバーグについて考察してみたが、今度はメタ的な観点から考察してみる。</p><div class="ogpCard_root">&nbsp;</div><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;"><b>・作曲家の実装時期の謎</b></span></p><p>&nbsp;</p><p>作曲家というキャラクターについては第五人格の初期の時点で既に案が出ていたという。</p><p>その一方で実装は2022年12月と旧バージョンで実装された最後のキャラクターであり、次に登場したのは新章の主人公である記者、アリス・デロスである。</p><p>これについては公式からコメントがされている。</p><p>&nbsp;</p><p><i>作曲家は早い段階でキャラクターの関係の中にデザインされていた人物だ。</i></p><p><i>しかし、彼の投入にはメインストーリーの推動段階のサポートが必要であるため、再会の時のストーリーが解放された後に彼の実装をスケジュールに上げた。</i></p><p>―――デザイン過程　プランナーの構想より</p><p>&nbsp;</p><p>このように、作曲家はあえてこのタイミングで実装されたことになり、明らかにメインストーリーに関わって来ることが意識されている。</p><p>一方で、当の再会の時には作曲家自身は登場しない。これはなぜなのか。</p><p>&nbsp;</p><p>おそらくこれは彼の背景推理が関係していて、「再会の時」という名前を出すのを後にしたかったのではないかと思われる。</p><p>&nbsp;</p><p><i>個人独奏会の番組リスト：目玉は『再会の時』という名の組曲。</i></p><p><i>演奏者は全員、フレデリック・クレイバーグである。</i></p><p>―――作曲家背景推理より</p><p>&nbsp;</p><p>このようにゲーム内では「再会の時」という言葉は楽曲の名前として扱われているが、我々プレイヤー目線ではこれはメインストーリーのシナリオタイトルであり、同シナリオのメインテーマともなっている。</p><p>当然ここまで目立つ方法でこの楽曲が作曲家によってつくられたものだと語られていると、メタ的にどうしても彼が登場しないシナリオの中にも作曲家の姿を探してしまいプレイヤーの意識がそれてしまう、それと同時に、もう一つ深刻なイメージの定着を起こしてしまう可能性がある。</p><p>彼がこの楽曲を作ったにも関わらずストーリー内に登場しないとなると、彼がこのシナリオの中で暗躍しているという推理に至ることは当然のことであり、それは荘園の謎を楽しむにあたって大きな影響を及ぼす。</p><p>再会の時はあくまでオルフェウス自身の物語であり、クライマックスで登場する「悪夢」も正体がオルフェウスだったという終わり方で幕引きになるため、ここに作曲家というノイズを紛れ込ませてしまうのは「悪夢」の恐ろしさや凶悪さをぼかしてしまうと判断されたのではないだろうか。</p><p>そしてここから、製作スタッフは初期のうちからシナリオやテーマ曲としての「再会の時」と作曲家の持ち曲としての「再会の時」を絡めることを予定したであろうことがわかる。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;"><b>・クレイバーグ家と荘園の関係</b></span></p><p>&nbsp;</p><p>ここで一つ気になるのは、「ニ短調5番前奏曲」「再会の時」どちらもクレイバーグ家の人間が作った楽曲だとして、「ナイチンゲールの歌声」は誰が作ったのだろうか。</p><p>作中ではまだその作者について触れられていないが、再会の時にて「これは鍵だ」と言われていたナイチンゲールの歌声が荘園の全ての扉を開ける鍵となっていることが記憶の灰燼前編で明確に説明された。</p><p>&nbsp;</p><p id="link-52af2f16-f56a-4f9b-adb4-71e4b2d58d67"><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250520/22/xion-illumina/29/1b/p/o1459082415599741149.png"><img alt="" height="237" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250520/22/xion-illumina/29/1b/p/o1459082415599741149.png" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>そしてこの荘園の仕掛けは「ラパドゥーラさん」、つまるところバルクが作ったものであり、このエウリュディケ荘園のために作られた仕組みだということも見て取れる。バルクが荘園で仕事をしていたのはアリスの父、デニス・デロスとの契約であるため、これは荘園設立時にはなく、荘園主がデニス・デロスの代になって初めて作られたものと見て間違いだろう。</p><p>このような手の込んだ仕掛けを作ることから鍵となる「ナイチンゲールの歌声」がこの仕掛けのため、あるいはデニス・デロスのために作られたものだと考えても不自然ではない。するとフレデリックが「ニ短調5番前奏曲」について「父がある友人のために作った曲」と説明したのがこのナイチンゲールの歌声のことを指す可能性も出て来る。</p><p>もしもこの楽曲がアリスが幼い頃に荘園で演奏されていたのだとしたら、過去に聞き覚えがあることの説明もつく。</p><p>&nbsp;</p><p>もう一つ、裏付けにまだ乏しいものはあるが、記憶の灰燼前編のフレデリック初登場シーンにて、アリスはフレデリックが荘園に慣れている様子を見抜いている。</p><p>&nbsp;</p><p><i>リラックスした表情で、もうここには馴染んでいる様子。初めてここに来た客人ではないらしい。</i></p><p>―――記憶の灰燼前編より</p><p>&nbsp;</p><p>後にデニス・デロスの次の荘園主、マヌス・デ・カペーが妻としてマリー・クレイバーグを迎え入れたことが判明するため、荘園を訪れたのがこの時代だとする可能性もあるが、アリスの発言からして現在の荘園はアリスが住んでいた頃の時代に近い雰囲気に修復されているらしく、ピアノも荘園の事件で破壊されはしたものの、当時はデニスお気に入りだったらしい。この古い荘園の姿にすんなりと馴染んでいることを考えると、デニス・デロスが主だった頃に幼い頃(アリスとの年齢差から10歳前後)のフレデリックが荘園を訪れていた可能性もゼロではない。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;"><b style="font-weight:bold;">・音楽要素が多すぎる荘園</b></span></p><p>&nbsp;</p><p>第五人格のゲームそのものの特徴として、何かと音楽に関連する言葉や要素が多く見られる。</p><p>ナイチンゲールの歌声もその一つではあるが、「再会の時」にて公開された映像「DA CAPO」もまた音楽に繋がっている。</p><p>これは音楽用語で「最初に戻る」を意味する「ダ・カーポ」そのものを指すと思われ、作曲家の最後の背景推理も略称の「D.C」と同じ名前になっている。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250521/14/xion-illumina/e2/a1/p/o1914108015599944060.png"><img alt="" contenteditable="inherit" height="124" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250521/14/xion-illumina/e2/a1/p/o1914108015599944060.png" width="220"></a><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250521/14/xion-illumina/48/1d/p/o1914108015599944056.png"><img alt="" contenteditable="inherit" height="124" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250521/14/xion-illumina/48/1d/p/o1914108015599944056.png" width="220"></a><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250521/14/xion-illumina/09/e9/p/o1902108015599944053.png"><img alt="" contenteditable="inherit" height="125" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250521/14/xion-illumina/09/e9/p/o1902108015599944053.png" width="220"></a></p><p>&nbsp;</p><p>この映像自体もダ・カーポにちなんでいるのか、ハープの飾りがついたオルゴールが鳴っているところに昆虫学者が現れてオルゴールを止めるシーンから始まり、最後はオルゴールが鳴っていることに気が付いたオルフェウスがオルゴールを手に取るが、結局鳴らしたままオルゴールを置いてその場を去るシーンで終わる。ループ再生しても冒頭にそのまま繋がる終わり方になっているのだ。</p><p>ちなみに関連性は不明だが、ハープは血の女王、マリーの得意な楽器でもある。</p><p>&nbsp;</p><p>音楽要素は居館システムにおいては特に顕著で、あらゆる場所で全面的に押し出されている。</p><p>メニュー画面のうち、「ホールを編集」はオルガン、「居館タスク」は譜面になっている。「居館訪問」では音符マークが居館を出入りしているようなアイコンになっており、居館そのものを音楽的な要素として扱っているように見える。</p><p>ホール内の編集を行うことは「旋律追加」「楽譜修正」「伴奏調整」「楽譜変更」と、どれも楽譜を書いたり編集したりするような、<b style="font-weight:bold;">まさに「作曲」を行う過程そのもの</b>になっている。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250521/14/xion-illumina/22/61/p/o0849049115599951839.png"><img alt="" contenteditable="inherit" height="226" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250521/14/xion-illumina/22/61/p/o0849049115599951839.png" width="390"></a></p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250521/14/xion-illumina/49/79/p/o1043028815599951840.png"><img alt="" contenteditable="inherit" height="108" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250521/14/xion-illumina/49/79/p/o1043028815599951840.png" width="390"></a></p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250521/14/xion-illumina/aa/c0/p/o2238108015599951847.png"><img alt="" contenteditable="inherit" height="188" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250521/14/xion-illumina/aa/c0/p/o2238108015599951847.png" width="390"></a></p><p><span style="font-size:0.83em;">居館の拡張も音楽になぞらえて「音符を使用して楽譜のページを増やす」という言葉選びになっている。</span></p><p>&nbsp;</p><p>高レアの居館を持っているユーザー向けのエコー限定家具販売のページトップでは、ト音記号や音符と共に「1800 Origin(1800年創業)」と書かれており、ここでも音楽要素が登場する。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250521/14/xion-illumina/9b/ef/p/o0896042315599951848.png"><img alt="" contenteditable="inherit" height="137" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250521/14/xion-illumina/9b/ef/p/o0896042315599951848.png" width="290"></a></p><p>&nbsp;</p><p>ゲーム内ショップである幻想ホールの画面に出入りする際には音符のエフェクトが現れ、ボタン選択時の効果音とは別にピアノの音色が鳴る特殊な演出も入る。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250521/14/xion-illumina/e6/e9/p/o1991097415599947639.png"><img alt="" contenteditable="inherit" height="161" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250521/14/xion-illumina/e6/e9/p/o1991097415599947639.png" width="330"></a></p><p><span style="font-size:0.83em;">音符のエフェクト配置は毎回ランダムになっている。</span></p><p>&nbsp;</p><p>他には悪夢の腕の楽譜はゲーム内だと「Frère Jacques(ブラザー・ジョン)」という有名な童謡のものだが、公式イラストでは意味を成さない譜面になっていることが多いため、この選曲自体には特に意味がないものと思われる。</p><p>ただ、再会の時にオルフェウスの腕に現れた「WAKE UP」とこのブラザー・ジョンの歌詞がどちらも眠っている人を起こすものであることから、そこに意味を見出す考え方もできる。</p><p>悪夢は背景推理がないため情報が少ないながらもキャラストーリーで「レクイエム(鎮魂歌)」という言葉を使っている他、演繹の星ではプレイヤーを見てレクイエムを歌う等、音楽(少なくともレクイエム)を好む人物だと思われる。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250521/14/xion-illumina/e5/43/j/o0891094615599947219.jpg"><img alt="" contenteditable="inherit" height="234" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250521/14/xion-illumina/e5/43/j/o0891094615599947219.jpg" width="220"></a></p><p>&nbsp;</p><p>ストリー関連だとクロージング・ナイト(サーカス編)の最後ではエピローグにあたる映像が追加されており、ゲームの主催者と思わしき人物が準備をしているような描写がある。</p><p>この場面で第8グループのゲームで使用された楽曲のレコードが再生されていることから、この楽曲はサバイバーの幻聴やメタ的なBGMではなく第五人格の世界でも存在するものだとわかる。</p><p>一方でこの曲は第8グループのために作られたもののはずで、歌詞が彼らの特徴をなぞっていたことからも既存の楽曲を使ったとは思えない。</p><p>そうなるとこの楽曲を作曲した人物が荘園の主催者側の中にいるはずで、作曲だけでなく演奏や歌唱、録音まで全て揃っていることから<b style="font-weight:bold;">プロ級の音楽関係者が協力していないとおかしい</b>のである。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250521/15/xion-illumina/79/80/p/o2520108015599964043.png"><img alt="" height="180" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250521/15/xion-illumina/79/80/p/o2520108015599964043.png" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>このように第五人格にはいたるところに音楽に関係する要素が散りばめられており、荘園関係者に音楽を作る人物がいるともとれる点も多い。</p><p>ここまで音楽にこだわるからには、作曲家であるフレデリック・クレイバーグは荘園において何か特別な立ち位置を持つというメタ的な推理もできるのではないだろうか。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;"><b style="font-weight:bold;">・「再会の時」からメタ推理した作曲家</b></span></p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://ameblo.jp/xion-illumina/entry-12904691082.html" rel="noopener noreferrer" target="_blank">前の記事</a>でも書いたように、フレデリック・クレイバーグは「再会の時」の楽曲を作った人物だと思われる。</p><p>一方でこの楽曲の独奏会を行ったのは背景推理の順番からパリに行った後かつ荘園に来る前だと推理でき、フレデリックが荘園を訪れる際には既に楽曲が完成していたことになる。</p><p>だがこの「再会の時」は第五人格のシナリオで言うと荘園で行われた最後のゲームのことを指しており、タイミングが明らかに不自然である。</p><p>&nbsp;</p><p>この時間差を説明できる情報はまだ公式からは出ていないが、私が考えた仮説をいくつか書いておく。</p><p>・メインストーリーの「再会の時」は同名の楽曲をテーマに行われた後付けのゲームである</p><p>　→「記憶の灰燼」と共に、楽曲そのものがゲームのシナリオとなっている可能性としてはしっくりくる</p><p>・この「独奏会」自体が荘園のゲームを示している</p><p>　→この後に場内の読書会に関する手紙があることから、背景推理が時系列通りなのだとすると考えづらい</p><p>・作曲家の背景推理の順番は時系列通りではない</p><p>　→上の説と組み合わせることができる。また、作曲家の背景推理ツリーの形状から9番が7や8よりも手前とも考えることもできる</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250521/16/xion-illumina/60/a6/p/o1116059015599985324.png"><img alt="" contenteditable="inherit" height="201" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250521/16/xion-illumina/60/a6/p/o1116059015599985324.png" width="380"></a></p><p><span style="font-size:0.83em;">作曲家の背景推理は音叉の形になっており、最後の背景推理9が左側に向かって伸びることで5や6と並んでいる。</span></p><p>&nbsp;</p><p>背景推理9が5や6と同時期のものとすると次点で最後になる8番が一番最後の時系列となり、最終的にフレデリックが「再会の時」の独奏会を企画することで終わる綺麗な終わり方になる。</p><p>&nbsp;</p><p>どのみち彼は最終的にエウリュディケ荘園を訪れるのだが、彼が「再会の時」のゲームに大きく関わってくるというのは前述の通りで、最初から荘園のラスゲを見据えていた存在だと思われることから彼は記憶の灰燼で姿をくらませてはいるものの、荘園に残っていると考えられる。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;"><b style="font-weight:bold;">・「ブルーホープ」からメタ推理した作曲家</b></span></p><p>&nbsp;</p><p>作曲家を語る上でもう一つ忘れてはならないのが、記憶の灰燼で登場したブルーホープである。</p><p>ストーリー上では彼が荘園を訪れた理由はこのブルーホープを取り戻すためだと思われる行動をとっていたものの、この言い分には不可解な点が残る。</p><p>&nbsp;</p><p>荘園でのゲームは通常、荘園の主であるデロス男爵が客人に対して何かしらの報酬や餌になるものを用意して招待し、その条件としてゲームの勝利を提示するという手法をとっている。</p><p>一方でフレデリックが持っていたのはマリーの父親に届いたというマヌスからの手紙であり、デロス男爵からのものではない。</p><p>そしてこの謎を更に加速させるのがフレデリックの失踪であり、彼はブルーホープを強奪したにも関わらず、宝石を自室に置いて蒸発してしまう。</p><p>荘園の人間やオルフェウスに襲われたのではないかという意見も散見されるが、私はそうではないと考えている。</p><p>というのも、ブルーホープを置いたままフレデリックを処分することに関しては誰にもメリットがないのである。</p><p>&nbsp;</p><p>まず荘園の主がブルーホープを残してフレデリックを処分する動機だが、荘園での出来事はゲームや彼らの生活も含めての実験であるため、それに従えば「ルール違反」「ブルーホープを盗もうとした」「制御不能になった」程度しかない。</p><p>ルール違反についてはフレデリック以外にもオルフェウスやアリスもクレイバーグ競馬場にいたことから、フレデリックが処罰されるのであれば他の二人も処罰されないとおかしいのである。オルフェウスとアリス、そしてメリーの三人は口裏を合わせて荘園側の人間に競馬場での出来事を隠そうとしているため、フレデリックを密告をすることもできない。</p><p>ブルーホープを盗んだことや制御不能になったという点だが、そもそもブルーホープを餌に埋葬場所のヒント付きで人を呼んだら競馬場を掘り返される程度のことを荘園主が想像できなかったとは思えない。</p><p>制御不能の例として、第9グループの傭兵は、野人、マジシャン、冒険家の三人をゲーム開始前に殺害しゲームを行えなくしてしまったことで「制御不能」と判断され処分を受けた。第10グループでは囚人や機械技師がボンボンの改造を試み、荘園の実験の脆弱性をつくようなことを行ったが罰則は受けておらず、囚人に至っては10グループのゲームを生き残っている。</p><p>他にも旧ストーリーでは規約違反をした参加者が「追放」された旨が他の参加者に告知されたと書かれている日記がある。一方フレデリックの失踪に関しては荘園の主に仕えている執事も知らないと言っており、他の好奇心旺盛な参加者への抑止力になることを考えれば見せしめにせず失踪として扱うのは詰めが甘い。</p><p>&nbsp;</p><p>次にオルフェウスなどの第三者による襲撃の可能性だが、これも考えづらい。</p><p>襲撃の目的がブルーホープであれば盗まないのはおかしいし、そうでなくてもブルーホープも合わせて処分しない限りフレデリックが荘園に戻って来た上で目的の品を置いて失踪する明らかに不自然な状況になるため、彼のことを誘拐や殺害するのであればブルーホープも持ち去ることでフレデリックがブルーホープを持って逃げたと思わせるのが一番安全なのである。</p><p>&nbsp;</p><p>最後にフレデリックがブルーホープを自ら置いて行った可能性。これが一番高い。</p><p>一つ目の仮説としてはフレデリックの本来の目的がブルーホープではなかった可能性だ。</p><p>たとえばブルーホープがフレデリックが求める何かしらのヒントや鍵になっていたのであれば、ブルーホープを一度手に入れてもあとは用済みになって置いて行ったとしてもおかしくない。</p><p>二つ目の仮説ではオルフェウスとの取引の条件という可能性だ。</p><p>競馬場のシーンでオルフェウスと何かしらの取引をしているが、その条件がオルフェウスに一時的にブルーホープを任せるものだとしたら、その後オルフェウスがブルーホープを持っていても説明がつく。</p><p>そして妙なことに、フレデリックが姿を消してブルーホープが残されるという状況で一番得をするのはオルフェウスなのである。</p><p>この状況が生まれたことでオルフェウスが行ったことといえば、アリスに周囲を警戒するように促し、互いの信頼を得るために過去の話を語るという「結束しなければならない環境」を生み出したということである。</p><p>これによりオルフェウスは危険から身を守るためという名目で自然に他の参加者たちを統率しやすい立場になった。</p><p>オルフェウスが襲撃によってブルーホープを得ることも不可能ではないが、それであればフレデリックを敵にまわすだけでなく、彼を誘拐や始末してしまえば証拠を隠さないと逆に周囲からの信頼を失ってしまう。それなら協力してこの環境を作った方が互いにとってメリットが大きいのだ。</p><p>&nbsp;</p><p>これらの内容から、記憶の灰燼時点でフレデリックを殺害した上でブルーホープを放置することは誰のメリットにもならない。つまり、フレデリックは生きていると考えられる。</p><p>その上、フレデリックに他の目的があったにせよオルフェウスとの取引だったにせよ、その周辺の謎が未解決であるため<b style="font-weight:bold;">フレデリックは後に再登場すると思っていい</b>だろう。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;"><b>・作曲家は双子なのか？</b></span></p><p>&nbsp;</p><p><i>1着の洗礼用ローブ：</i></p><p><i>使用された痕跡はなく、ヤグルマギクの精巧な刺繍が施されている。</i></p><p>―――作曲家背景推理より</p><p>&nbsp;</p><p>作曲家の背景推理は、洗礼用ローブが使われなかったという始まり方をする。これにより、生まれた直後に死に別れた双子の兄弟がいたのではないかという考察が一部で囁かれた。</p><p>後に公開された作曲家の誕生日が5月21日の「ふたご座」であることもそれ説を後押しすることになったが、この説に関しては斜め上の回収のされ方をすることになった。</p><p>&nbsp;</p><p><i>その光景は、出産の痛みと子を失った苦痛を味わったばかりの私を追い詰めた。</i></p><p>(中略)</p><p><i>1か月後、クレイバーグ家は彼が教会で洗礼を受けることを拒んだ。彼らはこの子が祝福を受けられない存在だと考えたのだろう。</i></p><p>―――作曲家1年目の手紙より</p><p>&nbsp;</p><p>この文章はアマーリア・クレイバーグという作曲家の母親と思われる人物によって書かれたものなのだが、この発言からフレデリックが生まれるのとほぼ同時に彼女が子供を失っている、つまり双子の片方がお産の際に亡くなったと解釈ができる。</p><p>ただここで驚くのが、それまで作曲家双子説のきっかけになった「洗礼用ローブ」が使われなかった原因が、子供が生まれる前に準備をしていたからではなく、子供が生まれた後に一族から洗礼を受けることを拒否されたからという全く別の理由であることが判明した。</p><p>&nbsp;</p><p>少し引っかかるのが「子を失った」という言葉選びと、メタ的な推理にはなるが「作曲家が双子である意味はあったのか」という点である。</p><p>揚げ足取りのようではあるが、「子を失った」という言い方は死んだという解釈ができるのと同時に、別の理由、例えば養子や誘拐等で会えなくなるという可能性も考えられる。</p><p>原文の中国語では「丧」という言葉を使っていることから「死」の要素が強い言葉選びではあるが、それでも「失う」同様、死とは限らない「なくす」の意味も含んでいる。</p><p>後者の作曲家が双子であることの意味についてだが、ご存じの通り第五人格は双子大好きなゲームである。</p><p>調香師、写真家、夜の番人、時空の影、騎士と双子であることを明確に描写しているキャラクターは多いが、その全員が双子の片割れを失う悲しみや、片割れと対立することで人生が大きく狂うような事柄に遭遇している。<s>約一名片割れのストーカーがいるが。</s></p><p>このように第五人格は「双子」という存在に重きを置いていて、作曲家が双子であること自体は何もおかしくはないのだが、その双子の片割れが生まれてすぐに亡くなってしまいそれ以降登場しないというのは創作的な観点だけでなく、これまでの傾向から見ても非常に味気ないものがある。</p><p>これは私の期待のようなものにはなるのだが、この言葉のあやを使って後にフレデリックの兄弟が生きていることが判明したり、あるいはこの片割れが亡くなったことによってフレデリックの人生が大きく変わって来るような事象が今後起きて来る可能性があると信じたい。</p><p>なお、舞台が昔のヨーロッパであることから、双子を権力争いの火種や不吉な存在として忌み嫌った一族によって片割れが生まれてすぐに殺されたという可能性もなくはない。</p><p>&nbsp;</p>
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<link>https://ameblo.jp/xion-illumina/entry-12904692279.html</link>
<pubDate>Wed, 21 May 2025 04:11:18 +0900</pubDate>
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